温泉旅行先のおすすめ【2025年11月】

自噴泉としては日本一の湧出量で、毎分32,300Lの草津温泉。源泉掛け流しの天然温泉は強力な殺菌力を持ち、地元の人々は小さいころからその湯で傷を治してきたともいわれています。湯もみと湯もみ踊りが実演される熱の湯など、湯の町ならではの見どころが満載です。

夏目漱石の小説坊ちゃんの舞台として、またときを知らせる太鼓楼振鷺閣のある温泉として、全国に知られています。歴史は古く、伊予ノ湯や熟田津ノ湯と呼ばれ、日本書紀・万葉集・源氏物語などにも名湯として登場。近代的なホテルが並んでいますが、道後温泉本館のたたずまいはそのままですよ。

都心からのアクセスもよく、町中で源泉掛け流しを楽しめる人気の温泉地。泉質は塩化物温泉と硫酸塩温泉のどちらも肌にやさしい弱アルカリ性で、冷え性や神経痛への作用が期待できます。海にも山にも近く、見る・体験するスポットが豊富にあるので、1日中飽きずに楽しめるでしょう。

84℃という高い温度で湧く天然温泉。泉質は無色透明のアルカリ性単純泉で、ほのかな香りとまろやかなお湯で肌にやさしく絡みます。手形加盟旅館のなかから3軒のお風呂に入浴できる、湯めぐり手形もおすすめですよ。

太閤・秀吉も愛した関西の奥座敷有馬温泉は、日本三古泉のひとつ。褐色の名物湯金泉と、無色透明な銀泉の異なる泉質を持つ湯が楽しめるのが魅力です。数々の文豪や著名人に愛され、現在でも昔ながらの情緒あふれる温泉街が広がっていますよ。

奈良時代に開湯し1200年の歴史を持つ、箱根最古の温泉郷です。伝統ある宿・料理のおいしい宿・風呂自慢の宿などが軒を連ねており、その数40軒以上。立ち寄り湯の施設もたくさんあるため、日帰りでも楽しむことができます。

棒名山の中腹に位置し、万葉の時代から人々に親しまれてきた関東屈指の温泉地。シンボルである石段街の途中には与謝野晶子の伊香保の街が刻まれており、温泉情緒をいっそう盛り上げています。渋川市内だけでも単純温泉・塩化物泉・硫酸塩泉を楽しめ、泉質はさまざまです。

伊達家にゆかりの深い歴史ある温泉地で、仙台駅からのアクセスも良好。有名な大滝や磐司岩など、大自然が織りなすダイナミックな景観を楽しめます。美しいロケーションのなか釣りができるスポットや、BBQ・芋煮会・こけしの絵つけなど秋保ならではの遊び体験も盛りだくさんです。

日本三古湯に、また三大温泉地に数えられるお湯処。飛鳥・奈良朝の時代から牟婁の温湯・紀の温湯の名で知られ、多くの宮人たちが来泉された1300年余りの歴史を持つ由緒ある温泉観光地です。太平洋に面しリゾートムードにあふれ、国内有数のレジャー温泉地としてにぎわっていますよ。

緑ゆたかな山々に囲まれ、30軒の旅館が集まった黒川温泉郷。高速道路からも駅からも遠い田舎の温泉街で、季節ごとに美しく表情を変える自然と豊富なお湯を堪能できます。クリスマス頃からは、約300個手作りの竹の灯篭が温泉街にあかりを灯すのも魅力的です。

登別温泉は、1つの温泉に多彩な泉種を持つ大変珍しい場所。いたるところから源泉が沸いていますが、その多くは約1万年前の火山活動により生じた地獄谷からの湧出です。観光スポットもたくさんあるため、1年を通じて楽しむことができますよ。

島崎藤村・志賀直哉・司馬遼太郎など、多くの文人墨客に愛された文学の香り高い伝統の温泉街。大谿川の両岸に旅館やみやげ物屋が軒を連ね、温泉情緒を盛り上げています。趣の異なる7つの外湯があり、すべて巡れば、マイ・ベスト外湯がきっと見つかるでしょう。

江戸時代に発見され、当時は日光詣の僧侶や大名のみが入ることを許されたという由緒正しき温泉です。明治以降に一般開放されてからは多くの観光客が訪れ、鬼怒川渓谷沿いに旅館やホテルが並ぶ関東有数の大型温泉地として発展。泉質はアルカリ性単純温泉で、神経痛や五十肩・疲労回復や健康増進に良いとされています。

背景に田園が広がり、特に初秋から冬にかけては朝霧に包まれる幻想的な景色が見られる由布院盆地です。豊富に湧く温泉とともにさまざまな文化イベントの開催で注目を浴び、日本屈指の一大温泉郷として人気。街を見下ろすシンボル湯布岳など、観光スポットもありますよ。

豪華な名旅館が林立する、福井県内随一の大温泉郷。加賀温泉郷とともに北陸観光の拠点として発展しており、27件の旅館が温泉を引いています。74もの源泉があり、宿ごとに泉質・効能が少しずつ異なるのが特徴です。

松前藩4代藩主・松前高広が1653年に湯治に訪れたという記録もある、道内屈指の古湯。函館市の郊外に位置しており、観光の拠点にも便利です。温泉に入るサル・熱帯植物園・松倉川など、 温泉だけでなく散策や行楽もたっぷりと楽しめますよ。

定山渓エリアは豊平川の渓流沿いに位置し、札幌から南に約30km・車で約1時間ほどにある北海道を代表する温泉地です。エリア内には、無意根山や空沼岳のほか札幌岳など火山による山岳地形があり、山には高山植物が生育するなど豊かな自然があるのが魅力。入浴すると汗の蒸発を防ぎ、体の芯からポカポカ温まりますよ。

伊予国風土記に速見の湯と記され、江戸時代以降には本格的な温泉地となった別府温泉。市街地の海岸通りと流川通りの周辺にホテル旅館街があり、流川通りには銀天街などの繁華街がにぎわっているのが魅力です。市営の共同浴場・竹瓦温泉は唐破風造りの趣きがあり、古くから砂湯で知られています。

那須連峰のふもとに点在する、避暑地としても名高い温泉地。100以上の源泉を持ち、鹿の湯を拠点に周囲は旅館や民宿が林立しています。那須ワールドモンキーパークではいろいろなサルと触れ合えるほか、ゾウライドなど一般的な動物園とは違う魅力もいっぱいですよ。

同じ渋温泉内の源泉でも、源泉ごとに成分が異なるので様々なお湯を楽しむことができます。豊富な湯量と泉質が特徴で、渋のすべての旅館と外湯は100％源泉掛け流し。大正から昭和初期に建てられ、増築と改築を繰り返した複雑な木造建築が多数残るレトロな街並みも魅力です。

天水の湯・霊水の湯・芙蓉の湯・麗峰の湯の4つの源泉からなる、富士山と湖を眺めながら楽しめる温泉地です。露天風呂や展望風呂を備えた旅館・ホテルが点在。春は桜と富士山、夏は夕闇に浮かぶ山小屋の灯火、秋は紅葉の山並みと初雪、冬は雪景色を眺めることができますよ。

美しい地質遺産として、2018年にユネスコ世界ジオパーク認定を受けた自然が魅力の温泉地です。海も近いため、新鮮な魚介グルメが味わえるのも人気の秘密。伊東から少し離れたところには、海上の体験型アトラクション・遊園地を併設した伊豆アニマルキングダムもあり、お子さん連れでも楽しめますよ。

砂むしで有名な指宿は、市内の泉源1000か所以上を数える湯が豊富な一大温泉郷です。温泉地に植栽されたハイビスカスなどが、南国ムードを高めているのも魅力。自炊専門の宿もあり、湯治場的な側面もありますよ。

香川県琴平町の中心に位置する、華やかな温泉郷。石段の参道を挟むように数多くの旅館や土産物店が建ち並び、周辺には金刀比羅宮や金丸座はもちろん、酒造庫を利用した酒の博物館や海の科学館などがあります。本宮まで785段の石段を上り、下ったあとに入る温泉はまた格別です。

大同2年の開湯以来1200年を超す歴史をもち、いまなお湯治場的風情を色濃く残した温泉地です。春から秋に毎朝5時半頃から始まる朝市では、地元のおかあさんたちが新鮮な野菜や山菜、手作りの総菜をずらりと並べ、温泉街は大変な賑わいになります。浴衣に下駄履きの買い物客との明るいやりとりの声が響き渡るのが特徴です。

太平洋に面した街で、海辺に広がる9つの湯処がある温泉地です。各宿泊施設ごとに泉質・効能が異なるのでさまざまな楽しみ方ができ、特に海が見える絶景露天風呂がおすすめ。温泉のほかにも、新鮮でおいしい海の幸や開放感あふれるロケーションがあります。

七尾湾と能登島を望む景勝の地で、海岸沿いを中心に発展した能登半島最大を誇る湯処。開湯は約1200年前で、今では個性を競う豪勢な温泉旅館がひしめき、能登の一大温泉地となっています。約80度の高温の源泉は無色透明で、海の温泉ならではの豊富な塩分が特徴ですよ。

穂高連峰の西側に広がる奥飛騨温泉郷は、平湯・福地・新平湯・栃尾・新穂高の5つの温泉の総称。それぞれに風情が異なるなかに豊かな自然と個性を生かした、約1400の宿が点在しています。自然が織り成す安らぎが、心も体も癒してくれることでしょう。

島根を代表する温泉街のひとつである玉造温泉。古くから美肌の湯として全国にその名を馳せており、潤い成分を多く含んだ化粧水のような泉質が特徴です。玉湯川沿いにはずらりと宿が立ち並び、どれも魅力的でそれぞれに趣の異なるお風呂を楽しめます。

大正～昭和初期の洋風木造旅館が多数残る大正ロマンの風情溢れる温泉郷で、ノスタルジックな雰囲気が味わえます。冬の雪化粧をした町並みは、夜になるとガス灯のやわらかい光に包まれて息をのむほどの美しさ。冷えた体を温泉と鍋料理で温めるのもよいでしょう。

春と秋に行われる絢爛豪華な高山祭りがあるなど、城下町の風情が残る町で名高い飛騨高山に湧く新興の湯泉です。泉質の異なる七つの源泉が湧き、趣向を凝らした浴場を持つ宿が点在。国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている「古い町並み」で、ノスタルジックな雰囲気を味わいながら散策も楽しめますよ。

石油を採掘しているときに偶然温泉が出てきたことから湯治場として始まった、大正4年に開湯した月岡温泉です。硫黄の香りに包まれた温泉街には、旅館や飲食店・お土産屋が建ち並んでいるのが特徴。夕暮れになると艶やかな着物姿の芸妓たちが行き交い、情緒を感じる街並みが旅人を出迎えてくれますよ。

藤木川の渓流に沿い、数多くの温泉宿が建ち並ぶ温泉地です。古くは万葉集にも詠まれた由緒ある温泉地で、明治以降は文人墨客が訪問。首都圏からも近く､春は新緑・夏は海水浴・秋は紅葉やみかん狩り・1月下旬からは梅と、年間を通じて楽しむことができますよ｡

十和田・八幡平国立公園内の乳頭温泉郷には、独自の源泉をもつ7つの温泉宿が点在しています。周囲にはブナの原生林が広がり、秘境の趣たっぷり。どの宿にも温泉入浴指導員の資格保持者がいるので、正しい入り方についてアドバイスしてもらえるのもうれしいポイントです。

東北屈指の規模と歴史を誇る温泉地で、泉質も似ているのため東北の草津と称されています。日帰り専門の露天風呂が多いのが特徴で、温泉街の一番奥に造られている大露天風呂は4段からなる階段式で、すべてを合わせると100畳もの広さ。中心部は坂道が多く迷路のように小路が四方八方に延びているのが特徴です。

十勝川の流れのほとりに形づくられた、文字どおり平原の中の静かな温泉郷です。平成16年に植物性モール温泉が北海道遺産に選定。大平原の彼方に日高山脈を望み、近郊には千代田えん堤や十勝牧場などがありますよ。