バイオリンの音色を美しく奏でるために、なくてはならない弓。ヤマハをはじめとする多くのメーカーで販売されています。しかし、フェルナンブーコやブラジルウッドなどの天然木や、カーボンなどの工業製品など、スティックの素材はさまざま。重さや長さなども商品によって異なるので、どれが自分に合うのか迷いますよね。
そこで今回は、バイオリン弓の選び方を解説。さらに、おすすめのバイオリン弓をAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの売れ筋から人気ランキング形式でご紹介します。ぜひ購入の際の参考にしてください。
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バイオリン弓を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「4つのポイント」をご紹介します。
バイオリン弓のスティックは、さまざまな素材で作られています。それぞれに特徴があるので、自分が重視するポイントに合わせて選びましょう。
質の高い演奏を目指すなら、硬くて強いフェルナンブーコ製の弓をチェックしましょう。良質な弓には腰があって強いことが求められますが、それを満たしている素材がフェルナンブーコです。腰のない弓では迫力のある音が出ず、練習しても上達しにくい可能性もあります。
フェルナンブーコは、長く使えるメインの弓を探している人にもぴったり。強度の高い良質な製品が多く、プロにも愛用者の多い素材です。バイオリン弓に必要な反りをつけやすく、つけた反りが戻りにくいため、長期間使用しても安定した性能が得られます。
なお、良質なフェルナンブーコ弓は高級ラインが多いため、価格が高くなる場合がほとんどです。現在、産地であるブラジルからの輸出入はワシントン条約により規制されており、価格の高騰を招いています。素材の質によって価格が変動するので、予算に合うものを吟味してください。
フェルナンブーコよりも手頃な価格帯が多いブラジルウッドは、気軽に木製の弓を持ちたい初心者にぴったりです。ブラジルウッドは、ブラジルローズウッドなどを含む、ブラジル産木材の総称。見た目はフェルナンブーコと変わらず、天然木のぬくもりある雰囲気が楽しめます。
上達を目指すバイオリン奏者も使用可能な、質の高い弓があることも魅力です。なかには、フェルナンブーコの代替品としても使用できる、良質な弓を作るメーカーもあります。ブラジルウッドはフェルナンブーコほど厳しい規制は受けていないため、気軽に購入しやすいこともメリットです。
しかし、ブラジルウッド弓は、フェルナンブーコに比べると曲げや反りに対する耐性が劣ります。長期使用で反りが維持されにくくなる可能性もあるので、練習用やエントリーモデルとしての使用がおすすめです。
天然木の代わりになる気軽に使える弓がほしい人は、カーボン製をチェックしましょう。炭素繊維を重ねたカーボンファイバーで作られた人工素材で、環境の変化に強いことが特徴です。エントリーモデルから高級ラインまで、価格帯や素材に応じたさまざまな選択肢があり、奏者のレベルや用途に合わせやすい点もメリットです。
メイン弓の毛替え中や現代音楽などにも、カーボン製の弓がおすすめです。現代音楽では弓で楽器を叩く楽曲などもあるので、高価な木製弓の使用を躊躇することもあるでしょう。いざというときに代わりに使えるサブポジションの弓があれば、どのような場面にも対応できます。
カーボン製の弓は、中級者以上が予備の弓として持つのにもぴったりです。ただし、予備弓として使用する場合でも、低価格帯の商品は避け、良質なものを選びましょう。木製の弓に近いしなり感を再現できているかなど、使用感に注目して選ぶと、メインの弓から持ち替えたときに演奏の質が落ちにくくなります。
弓毛の張力を調整する機構であるフロッグには、丈夫なエボニー素材が向いています。フロッグは、カエルに形状が似ていることから名付けられており、かつては象牙などで作られていました。規制が厳しくなった今では、象牙と比べても機能性の劣らない、密度が高くて硬い木材であるエボニーを多く採用しています。
持ったときの快適さを重視する人にも、エボニー製のフロッグがおすすめです。手の汗などの水分をしっかりと吸い取るので、手で触れる部分にぴったりの素材。丈夫でありながら重すぎず軽すぎないので、長時間の演奏でも手に負担がかかりにくく、演奏を楽しめます。
なお、いくら丈夫な素材とはいえ、落としたりぶつけたりすると角欠けする可能性があるので大切に扱いましょう。プラスチック製のフロッグもありますが、エボニーに比べて耐久性が低いため、長期使用には向きません。特に弓の力を受ける部分なので、丈夫な素材を選ぶことが重要です。
バイオリンを演奏する際は、自分に合う重さの弓を選ぶことが大切です。重すぎず軽すぎない弓を選ぶことで、手が疲れにくく快適に演奏できます。4/4サイズの弓なら60g前後が一般的ですが、同じ重さでも弓によって感じる重さが異なることもあるので注意しましょう。
総重量だけでなく、重さのバランスに注目することが重要です。例えば、先が重い弓は重く感じやすいなど、重さのバランスが変わると弾き心地が大きく変わります。弓の飛び跳ねなどの演奏中のトラブルを回避するためにも、右手が疲れにくく自分の奏法に合った重量バランスの弓を吟味しましょう。
体格や手の大きさに合わせて弓を選ぶことで、さらに弾きやすさが向上します。手や体が小さい人は、少し軽めの弓を選ぶと手に負担がかかりにくいのでおすすめです。可能であれば、さまざまなメーカーやモデルの弓を実際に持って、手に馴染むと感じる重さとバランスを探しましょう。
バイオリンと同じく弓にもサイズがあるので、自分の体に合うものを選びましょう。バイオリンは正しい姿勢で演奏することが大切なので、美しい構えをキープできる長さの弓を選ぶことが重要です。一般的なサイズの4/4は長さ73〜74.5cm程度、ほかにも子ども用の分数弓も販売されています。
基本的には、バイオリンと同じサイズの弓を選べば問題ありません。しかし、4/4サイズでもメーカーによって長さに若干のばらつきがあり、少しの違いでも弾き心地が変わる可能性があります。使いやすさにこだわりたい人は、サイズだけでなく長さの実測も確認しましょう。
なお、子ども用の分数弓は、長さとともに品質にも注意が必要です。成長に合わせてすぐに買い替えるからといって、長さや品質が適切ではないものを選ぶと、上達にも影響することがあります。良質な分数弓は4/4と同じく硬くて腰の強いものがあるので、選ぶ際には気を配りましょう。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
重量 | スティック素材 | フロッグ素材 | サイズ | |||||
1 | キョーリツコーポレーション Hallstatt Violin BOW 4/4|VB40 | ![]() | 大人用のフルサイズ。ブラジルウッドのバイオリン弓 | 不明 | ブラジルウッド | プレミアムエボニー | 4/4 | |
2 | マックコーポレーション BV-101 | ![]() | 腰が強く、弓材に適したブラジルウッドを選定して使用 | 60g | ブラジルウッド | プレミアムエボニー | 4/4 | |
3 | VINGOBOW カーボンファイバー ヴァイオリンボウ | ![]() | 明るくワイルドな音色に。約60gの軽量な弓 | 約60g | カーボン | 黒檀 | 4/4 | |
4 | VINGOBOW バイオリン弓 | ![]() | 経験豊富な職人が作っていて、強くて深い音が印象 | 約81g | Pernambuco | 黒檀 | 3/4 | |
5 | VINGOBOW バイオリン弓 | ![]() | 職人による手作り。柔軟性のあるモンゴル産の天然馬毛を使用 | 約60g | カーボン | 不明 | 4/4 | |
6 | キョーリツコーポレーション Hallstatt Violin BOW|VB25 | ![]() | ブラジルウッドを使用。お手入れの簡単さも魅力 | 60g | ブラジルウッド | プラスチック | 4/4 | |
7 | ヤマハ バイオリン用カーボン弓|CBB101 | ![]() | 木弓としなり感が変わらずコントロールしやすい設計 | 不明 | カーボン | プレミアムエボニー | 4/4 | |
8 | VINGOBOW カーボン バイオリン弓 | ![]() | カーボン弓でありながら、見た目はフェルナンブーコそのもの | 60g | カーボン | プレミアムエボニー | 4/4 | |
9 | SM SunniMix バイオリン チェロ 弓 | ![]() | 4/4サイズのバイオリンやチェロに適した弓 | 不明 | カーボンファイバー | 不明 | 4/4 | |
10 | T TOOYFUL バイオリン弓 | ![]() | 調整なしでどこでもバイオリンを弾ける | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 |
スティック素材 | カーボン |
---|---|
フロッグ素材 | プレミアムエボニー |
重量 | 約60g |
---|---|
サイズ | 4/4 |
バイオリン本体と同様に、弓も適切にケアすることで長くきれいな状態をキープできます。弓に付いている毛は、弾くときだけ張り、弾き終わったら必ず緩めましょう。弓毛を張ったまま保管すると、スティックの反りが維持できず、音の響きが悪くなる原因になります。
演奏後は、弓をクロスできれいに拭き取ることを習慣にしてください。演奏するとスティックに松脂が付着しますが、特に弓毛部分に松脂が残りやすいので、クロスを内側に入れ込んでしっかりと拭いてください。また、手で持つ部分など汚れが付きやすいパーツも、丁寧に掃除することが大切です。
また、拭き取る際に、毛に直接手を触れないように注意しましょう。手の脂や汚れが付着すると、次回の演奏時に松脂が乗りにくくなります。特にスティックの弓毛側を拭くときは、手が触れないように慎重に行ってください。
以下のコンテンツでは、バイオリン演奏に欠かせないアイテムを紹介しています。自分にぴったりのものを選んで、演奏の質を高めましょう。
1位: キョーリツコーポレーション|Hallstatt Violin BOW 4/4|VB40
2位: マックコーポレーション|BV-101
3位: VINGOBOW|カーボンファイバー ヴァイオリンボウ
4位: VINGOBOW|バイオリン弓
5位: VINGOBOW|バイオリン弓
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