複数の楽器の音や声を混ぜて出力できるアナログミキサー。ライブ・レコーディング・配信・DJなどの用途でよく使われる機材です。しかし、ヤマハ・ベリンガー・ローランドなどメーカーが多く、搭載機能・サイズ・価格帯などもさまざまで、どれが自分の使い方に合っているのか迷いますよね。
そこで今回は、アナログミキサーのおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介します。初心者向けにアナログミキサーの役割や、デジタルミキサーとの違いも解説。アナログミキサーのつなぎ方や中古で購入するときの注意点も説明します。本コンテンツを参考に、用途に適したアナログミキサーを手に入れてください。
ライブや全国ツアー・レコーディング等、10数年に渡るバンド活動を経て2016年よりフリーランスの作曲家・編曲家として活動を開始。ライブハウスシーンで長年培ってきた経験・技術をベースにエッジの効いたエモーショナルなロックサウンドと煌びやかでモダンなエレクトロサウンドをクロスオーバーさせることを得意とする。楽曲それぞれのもつ世界観や魅力を最大限に引き出し、情景が浮かぶようなソングライティングを目指す。DTM・DAWをテーマにしたブログもマイペースに執筆中。 SOSOUSO BLOG:https://www.sosouso.info/
徹底した自社検証と専門家の声をもとにした、商品比較サービス。 月間3,000万以上のユーザーに向けて「コスメ」から「日用品」「家電」「金融サービス」まで、ベストな商品を選んでもらうために、毎日コンテンツを制作中。
監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。
アナログミキサーとは、入力した楽器・音声の信号をアナログデータのまま処理するミキサーのことです。録音した音のミックスやエフェクトの追加などができ、動画配信・ライブ・レコーディングといった用途で活躍します。機能と操作用のつまみ・スイッチが一対の関係で操作がシンプルなため、初心者にもおすすめです。
音をデジタル処理するデジタルミキサーとは、機能性や操作性が違います。エフェクトの種類や各種調整機能などの性能は、デジタルミキサーのほうが優位。セッティングを登録しておけば、ボタンひとつですぐに呼び出せます。ノイズの影響を受けにくく拡張性が高いので、本格的なシステムを構築しやすいことも利点です。
一方、デジタルミキサーは多機能なぶん、操作が複雑で高価な傾向があります。チャンネル数が8つのモデルで比べると、デジタルミキサーは4~6万円台が多いのに対し、アナログミキサーは2~4万円台が多数。1万円以下でも手に入ります。コストを抑えて手軽にミキサーを使いたいなら、アナログミキサーを検討しましょう。
アナログミキサーを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「4つのポイント」をご紹介します。
ひとくちにアナログミキサーといっても、モデルによって機能性には差があります。入出力端子の種類や、オーディオインターフェース機能・エフェクト機能の有無など、必要な機能をチェックしておきましょう。
ゲーム実況などの配信や宅録で使うなら、GROUP OUT搭載モデルがおすすめです。GROUP OUTとは、ミキサーに入力された音のなかから特定の音だけをオーディオインターフェースなどに出力できる機能のこと。重ね録りや配信の際のハウリングを防止したい人にうってつけです。
ただし、GROUP OUT端子搭載モデルはやや高価な傾向があります。代表的なヤマハの「MG12XU」でも約40,000円弱で、アナログミキサーとしては高めです。コストを抑えてハウリング対策をしたいなら、TAPE IN/OUT搭載モデルを選ぶのもひとつの手。正しく接続すれば、TAPE IN/OUTでもハウリングを防げます。
パソコンで音楽制作・編集をするDTMに使いたいなら、オーディオインターフェース機能つきが便利。一般的に音響機材とパソコンとの接続には、オーディオインターフェースが必要です。オーディオインターフェース機能が搭載されていれば、ミキサーを直接パソコンとUSBで接続できます。
ただし、オーディオインターフェースとして使うと、チャンネル数が制限されるモデルがある点には注意が必要です。チャンネル数とは楽器やマイクを接続できる数のこと。通常は10ch以上使えても、オーディオインターフェースとして使うと2chに制限されるモデルもあります。購入前によく確認しておきましょう。
ライブや配信で使う場合は、音にさまざまな変化をつけられるエフェクト機能も確認しましょう。パソコンや外付けのエフェクターのほうが高機能な傾向はありますが、ミキサーでエフェクトをかけられればより手軽に使えます。シンプルなエフェクトで済ませるなら、ミキサー搭載モデルがおすすめです。
エフェクト搭載のミキサーを選ぶなら、イコライザー・コンプレッサー・リバーブが搭載されているかチェックしてください。イコライザーは音域補正、コンプレッサーは音を圧縮でき、いずれも抜けのよい音にするために役立ちます。リバーブは、心地よい残響を付加したいときに使う機能です。
ミキサー搭載のイコライザーには、主に高域・低域のみを調整できる2バンドと、中域も調整可能な3バンドがあります。より細かく調整したいなら、3バンドのモデルがおすすめです。音に厚みを持たせたいときはコーラス、音を少し遅らせたい場合はやディレイなど、ほかのエフェクト機能にも注目して選びましょう。
配信時などに声と一緒に音楽を流したい場合は、Bluetooth接続ができるミキサーがよいでしょう。スマホや音楽プレーヤーと有線で接続しなくても、Bluetoothでミキサーと接続できるのでより手軽に音楽を流せます。曲を流しながら楽器を練習したい場合にも、Bluetoothで接続できると重宝するでしょう。
音の遅延を抑えたいなら、Bluetoothのバージョンが5.0以上のモデルがおすすめ。バーションの数値が大きいほど性能が高く、音声データをスムーズに転送できます。なお、ミキサーにレシーバーを挿してBluetooth化できるアイテムを使うのもひとつの手です。Bluetooth非対応のミキサーを検討中の人は参考にしてください。
路上ライブや野外での配信など屋外でも使用したいなら、USB給電や乾電池対応のモデルがベター。いずれも電源を確保しにくい屋外でも一定時間使用できるので便利です。発電機などが不要なので、大幅に使い勝手を向上できます。屋内外問わず活用したい人は、乾電池とAC電源の両方に対応するモデルが狙い目です。
なお、乾電池対応モデルの場合、使用する乾電池の種類や数を確認しておきましょう。単3・単4電池を使うモデルだと、コンビニなどでも手に入れやすく急なバッテリー切れにも対応できます。屋外で長時間使用する場合は、あらかじめ交換用の電池やモバイルバッテリーを用意しておくとよいでしょう。
使い方に合うモデルを選ぶためには、接続できる機器の数を示すチャンネル数にも注目しましょう。チャンネル数が多いほど、たくさんの楽器やマイクを接続できます。たとえば、配信や講演会など、接続するマイクの本数がさほど多くない場合は、4ch以下でも十分。BGM用の音声入力機器とマイク数本をつなげます。
バンド演奏で使う場合は、楽器やマイクの数に応じたチャンネル数が必要。ギター・ベース・キーボードなど、使用する楽器の数よりも少し余裕を持って選んでおくのがベターです。シンセサイザーやキーボードなどステレオ出力搭載機器をつなぐ場合は、ステレオ入力対応のチャンネル数も確認しておきましょう。
アナログミキサーの使い方に合わせて、サイズ・重量を確認しましょう。高機能でチャンネル数が多いモデルほど、サイズが大きめです。持ち出して気軽に使うなら、必要最低限の機能を備えたシンプルな小型モデルがおすすめ。チャンネル数5以下であれば、幅×奥行が20×20cm以内で1kg以下のモデルを入手できます。
移動させず据え置きで使う場合は、設置場所に収まるサイズかチェックしてください。たとえば、チャンネル数が20以上になると、幅×奥行が50×50cm前後のモデルがほとんど。チャンネル数が30を超えると幅が1m近くになり、10kgを超えるモデルもあります。ミキサーに接続する機器のサイズや配置も考えて検討しましょう。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
チャンネル数 | イコライザー | 電源 | |||||
1 | ヤマハ AG03 | ![]() | ネットライブ配信におすすめ!便利なループバック機能も | 3ch(1モノラル、1ステレオ) | PC上で設定可能 | USB | |
2 | ヤマハ ミキシングコンソール MG10XU | ![]() | D-PREプリアンプを採用。表現力を高められる機能が満載 | 10ch(4モノラル、3ステレオ) | 3バンド(モノch)、2バンド(ステレオch) | ACアダプター | |
3 | ローランド GO:MIXER PRO-X | ![]() | 投稿動画の音質向上に。手のひらサイズのオーディオミキサー | 11ch(入力11/出力3) | 不明 | USB/電池 | |
4 | LOUD Audio Mackie MIX12FX | ![]() | スタジオレベルのクオリティを実現 | 12ch(4モノラル、4ステレオ) | 3バンド(モノch) | ACアダプター | |
5 | BEHRINGER 502 XENYX | ![]() | 高品位マイクプリアンプを搭載 | 5ch(1モノラル、2ステレオ) | 2バンド(モノch) | ACアダプター | |
6 | HARMAN International SoundCraft EPM6 | ![]() | 原音を忠実に再生する高音質。コンパクトで持ち運びもしやすい | 6ch(6モノラル、2ステレオ) | 3バンド(モノch)、2バンド(ステレオch) | ACアダプター | |
7 | Solid State Logic SiX | ![]() | あらゆる場面で使用できる、プロフェッショナルなコンソール | 6ch(2モノラル、2ステレオ) | 2バンド | ACアダプター | |
8 | エムアイセブンジャパン StudioLive AR8C | ![]() | DAWソフトStudio Oneとの併用ならコレ | 8ch | 3バンド | USB | |
9 | ammoon ミキシングコンソール | ![]() | スマホ接続もサポートする、12チャンネルコンソール | 12ch | 3バンド | ACアダプター | |
10 | サウンドハウス CLASSIC PRO アナログミキサー | ![]() | コンパクトで場所を選ばない。優れた視認性も魅力 | 4ch(2モノラル、1ステレオ) | 2バンド(モノch) | ACアダプター |
モバイル・デバイス環境でのミュージック・ビデオや動画の制作、ライブ・ストリーミングを行うのに適したオーディオ・ミキサーです。モバイル・デバイスとのシンプルな接続により、スタジオ・クオリティのオーディオ入力を最大7系統分ミックスすることができます。手のひらサイズで持ち運びに優れているのも魅力です。
チャンネル数 | 11ch(入力11/出力3) |
---|---|
イコライザー | 不明 |
電源 | USB/電池 |
実績のあるハイヘッドルーム、低ノイズを実現したエフェクター内蔵12チャンネルコンパクトミキサーです。スタジオレベルのクオリティを実現したマイク・ライン入力を4つ搭載。さまざまな現場で対応可能な設計・頑丈な金属製の筐体・高品位なパーツを採用しています。
チャンネル数 | 12ch(4モノラル、4ステレオ) |
---|---|
イコライザー | 3バンド(モノch) |
電源 | ACアダプター |
モノラル入力には高精度ヘッドアンプを搭載し、クラスを超える高音質を獲得、広いヘッドルームと低ノイズを実現し、原音を忠実に再生します。電源を本体に内蔵し、可搬性に優れた軽量・コンパクト設計も便利なポイント。入力チャンネルに搭載したイコライザーは、正確で緻密なコントロールが可能です。
チャンネル数 | 6ch(6モノラル、2ステレオ) |
---|---|
イコライザー | 3バンド(モノch)、2バンド(ステレオch) |
電源 | ACアダプター |
スタジオ・ポストプロダクション・オンステージ・ポッドキャスティングなどに使用できる、プロフェッショナルなコンソール。クリエイティブなスタジオのワークフローを熟知したSSLの40年に及ぶDNAを継承した、小さくともクラシックなSSLのデザインです。力強く直感的で、刺激的かつ満足のいくソニックパフォーマンスを体験できます。
チャンネル数 | 6ch(2モノラル、2ステレオ) |
---|---|
イコライザー | 2バンド |
電源 | ACアダプター |
TASCAMアナログミキサーのフラグシップであるModel 24の、パワフルなレコーディングエンジンとミキシングの機能性を踏襲。ラックマウント可能なコンパクトなボディを実現しています。アナログサウンドのあたたかさとデジタルワークフローの機能がベストマッチした、ハイブリッドミキシングコンソールです。
チャンネル数 | 14ch(10MIC/14LINE/2INST) |
---|---|
イコライザー | 4バンド(マスターセクション)、3バンド(1-8ch) |
電源 | ACアダプター |
アナログミキサーを使う際は、各チャンネルのINPUTにマイクや楽器、音楽プレーヤーなどの音声入力機器を接続します。XLR端子/MIC INにマイク、フォーン端子/Line INにキーボードなどの楽器を接続するのが一般的。XLR端子とフォーン端子が組み合わさったコンボ端子がある場合は、どちらも接続が可能です。
基本的にMAIN OUTからスピーカーやオーディオインターフェースに接続すると、ミキサーの音を出力できます。アンプを介する場合は、MAIN OUTからアンプにつないでスピーカーに接続しましょう。ヘッドホン用端子とMAIN OUTの両方を備えたモデルなら、ヘッドホンとスピーカーから同時に出力が可能です。
配信時のハウリング対策には、GROUP OUTやTAPE IN/OUTといった端子を使用する場合もあります。TAPE IN/OUTを使う場合は、まず録音したい音をミキサーのMAIN OUTからパソコンに入力しましょう。パソコン側の音をパソコンからミキサーのTAPE INに入力し、ミキサーのCR/PHONESから出力すればOKです。
アナログミキサーは、中古でも購入できます。中古なら、現在は販売されていないマッキーの 「CR-1604」などの名機も狙えるのが魅力です。主に、イシバシ楽器・デジマートといった楽器店やハードオフなどのリサイクルショップ、メルカリ・ヤフオクなどのフリマサイトで流通しています。
中古品は、新品より安く入手できる点が大きなメリット。たとえば、ヤマハの「MG12XU」は新品だと約40,000円ですが、中古なら約30,000円で購入できます。ただし、中古モデルは前の持ち主がどの程度使い込んでいたか把握できなかったり、保証が受けられなかったりする点がデメリットです。
万が一に備えたい場合は、中古品にも保証をつけている楽器専門店で探すのもひとつの手。新品よりは対象期間が短いものの、購入後に修理やメンテナンスが必要になったときに対応してもらえます。保証内容は製品によって異なるので、購入前によく確認しておきましょう。
アナログミキサーをパソコンやスマホに接続するには、オーディオインターフェースが必要。ノイズの少ないよい音でミキサーからの音を聴くには、モニターヘッドホンも重要です。それぞれ以下のコンテンツで紹介しているので、ぜひチェックしてください。
1位: ヤマハ|AG03
2位: ヤマハ|ミキシングコンソール MG10XU
3位: ローランド|GO:MIXER PRO-X
4位: LOUD Audio|Mackie MIX12FX
5位: BEHRINGER|502 XENYX
ランキングはこちらコンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
各商品の紹介文は、メーカー・ECサイト等の内容を参照しております。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
家電
パソコン・周辺機器
コスメ・化粧品
ビューティー・ヘルス
生活雑貨
キッチン用品
格安SIM
インターネット回線
クレジットカード・キャッシュレス決済
ローン・借入
脱毛
サービス
就職・転職
投資・資産運用
保険
ウォーターサーバー
ベビー・キッズ・マタニティ
食品
ドリンク・お酒
アウトドア・キャンプ
DIY・工具・エクステリア
住宅設備・リフォーム
インテリア・家具
ペットフード ・ ペット用品
カメラ
スマホ・携帯電話・モバイル端末
車・バイク
釣具・釣り用品
スポーツ用品
趣味・ホビー
アプリ
テレビゲーム・周辺機器
本・音楽・動画
ファッション
靴・シューズ
コンタクトレンズ
腕時計・アクセサリー
ギフト・プレゼント
旅行・宿泊
その他