外為オンラインFXは、無料セミナーや豊富なマーケット情報を活用しながらFXの基本を学びたい人におすすめ。「FXセミナーを無料で受講でき、初めてFX取引をする人におすすめ」との口コミでもあるとおり、初心者向けの学習環境が整っていました。比較したなかには情報収集ツールが少ないFX口座があったのに対し、利用できるニュースサイト・独自配信サービスも豊富です。一方、スプレッドが広めに設定されており、積極的に売買を繰り返したい人には不向き。小さな値動きで利益を確定させるとコストがかさむため、エントリーや決済のタイミングを慎重に見極める必要があります。短期売買のしやすさを重視するなら、スプレッドの狭いFX口座を選ぶほうがよいでしょう。スワップポイントも、比較した各FX口座の相場より低めでした。「スワップが少なく長く放置すればその差も歴然」と口コミにもあるとおり、長期保有でスワップ利益を狙う人には向いていません。スワップポイントを積み上げつつ利益を得る戦略を考えている場合は、別のFX口座を利用してください。自動売買の「iサイクル2取引」は、相場の変動に応じて自動的に売買を繰り返せる便利な機能。しかし、取引ごとに手数料が発生します。なお、「通貨ペアが豊富で使いやすい」という口コミでしたが、取扱通貨ペアの種類も比較したなかでは少なめ。とはいえ、初心者向きの通貨ペアはそろっています。初心者が知識を得やすい環境は魅力的。ただし、実践しつつ経験を積みたい人にはスプレッドが狭く、取引コストが小さいFX口座が向いています。「SBI FXTRADE」や「LION FX」が割安な水準だったため、検討してはいかがでしょうか。<おすすめな人>FXの基本を無料セミナーで学びたい人<おすすめできない人>積極的に売買を繰り返したい人長期保有でスワップポイントを稼ぎたい人コストを掛けずに自動売買を利用したい人
みんなのFXは、ある程度まとまった金額で長期投資したい人におすすめ。全主要通貨ペアのスワップポイントが比較した各社の相場以上で、「スワップポイントは高め」という口コミどおりでした。投資期間が長くなるほどスワップポイントの恩恵を受けられるため、長期投資したい人は検討する価値があるでしょう。ほかのユーザーと自動売買プログラムを共有できる、「みんなのシストレ」が便利な機能。事前に設定した条件どおりの売買を自動で繰り返す「みんなのリピート注文」や優秀なトレーダーの取引戦略を選んで活用できる機能もあり、自動売買機能が豊富。FX初心者も挑戦しやすい口座といえるでしょう。スプレッドの狭さは相場並みで、取引コストは気になりません。「主要通貨ペアのスプレッドは狭いほう」という口コミでしたが、検証の結果、スプレッドは比較したなかで平均的な数値でした。しかし、国内FX口座のスプレッドの相場自体が割安な水準であるため、あまり気にする必要はありません。最小取引単位は1,000通貨からで、少額から取引に慣れたい人には不向き。比較したなかには、1通貨から取引可能なFX口座もありました。1,000通貨に必要な資金は約6,000~150,000円なので、もっと少額から取引したい人は、最小取引単位が小さいFX口座を選んでみてください。とりあえず経験したい人は、デモトレードも試してみましょう。取引通貨ペアは33種と多く、主要通貨ペアで経験を積みたい初心者にもマイナー通貨ペアに挑戦したい上級者にもおすすめ。スワップポイントが高いので、長期投資したい人は有力な候補となるでしょう。反対に、短期売買がメインの人や少額から取引経験を積みたい初心者の人は、検証結果が上位のFX口座も検討してみてはいかがでしょうか。<おすすめできる人>ある程度まとまった金額で取引経験を積みたい人長期投資したい人<おすすめできない人>少額から始めたい人
外貨ネクストネオは、旬な情報をキャッチして取引に臨みたい人におすすめ。初心者から上級者まで役立つコンテンツが豊富で、「マネ育チャンネル」では経験値に応じた多彩なコンテンツを配信しています。「セミナーなども充実しており、初心者におすすめ」という口コミは本当ですね。プロ向けの情報ツールであるロイター赤文字ニュースもチェックでき、上級者も使いやすそうです。主要通貨ペアのスワップポイントの高さは、比較したFX口座の相場と同程度か相場以上。一定の水準を維持しており、ゆっくり取引を楽しみつつ利益を積み上げできます。比較したほとんどのFX口座と同様に、スプレッドも狭めでした。小さな値動きで利確しても、コストがかさみにくいでしょう。取扱通貨ペアは30種類。比較した各社の取扱通貨ペア数は31種類が相場でしたが、こちらも幅広い通貨ペアで取引したい人に向いています。最初は主要な通貨ペアで始め、ゆくゆくはマイナーな通貨ペアを取引したい人にも向いているでしょう。最小取引単位は1,000通貨で、他社より小さいわけではありません。ある程度の額を動かせるので、緊張感を保ちつつ取引できるのはよい点ですが、他社のなかには1通貨から取引できるものも。リスクを極力回避したい初心者は、1通貨単位で取引できるSBI FXTRADEやMATSUI FXを選んでもよいでしょう。<おすすめな人>スピーディに情報を得たい人FXの基本を学びたい初心者スプレッドの狭さ・スワップポイントの高さも気になる人<おすすめできない人>1~100通貨単位で取引を試したい人
FXネオ(GMOクリック証券)は、主要通貨ペアをじっくり持ちたい人に向いています。スワップポイントが比較したなかでも高く、比較検証でわかったFX口座の相場を上回る結果に。検証した主要通貨ペアのすべてが政策金利差を超えていたため、長期投資を考えている人にとってメリットが大きいでしょう。FXだけでなく、CFD・バイナリーオプション・国内株・投資信託なども取引が可能。投資初心者を含め、FX以外にも興味がある人にぴったりです。比較した18社のうち、株式や投資信託を含めてサービスを提供しているのは楽天証券・松井証券・auカブコム証券を含む4社のみでした。GMOクリック証券以外の3社は株式・投資信託メインの人向きな設計だったため、FXメインで考えるならGMOクリック証券がおすすめですよ。米ドル/円ペアの原則固定スプレッド(例外あり)は0.2銭と狭く、ほかの通貨ペアも相場と同水準。取扱通貨ペア数は24種と多くないものの、主要通貨ペアで取引するには不自由を感じることは少ないでしょう。比較した多くのFX口座と同じくデモトレードができて使用感を試せるうえ、コミュニティサービス「トレードアイランド」でほかのトレーダーの取引を分析できるのも魅力。ほかのユーザーと交流したい人・取引のモチベを保ちたい人にとくに向いているサービスといえます。口コミでは「最低取引通貨が10,000通貨と大きい」と指摘されていましたが、実際の最小取引単位は1,000通貨と相場並みです。ただし、南アフリカランド/円とメキシコペソ/円、ハンガリーフォリント/円の取引単位は、例外的に10,000通貨と大きめに設定されています。他社を見るとすべて1,000通貨で取引できるところが複数あり、なかにはより小さい単位から対応しているところも。コストを抑えつつ少額からFX取引を始めたいなら、1通貨から取引できるSBI FXTRADEを検討してみてください。自動ロスカットになると手数料が発生する点にも注意が必要です。他社はほとんどがロスカット手数料がかからないのに対し、FXネオ(GMOクリック証券)では1取引単位(10,000通貨)あたり500円、0.1取引単位(1,000通貨)あたり50円がかかります。コストが気になる人は、自動ロスカットにならないよう気をつけましょう。<おすすめな人>主要通貨ペアをじっくり持って長期的に投資したい人FXをメインに株式・投資信託にも取り組みたい人ほかのユーザーと交流したい人・取引のモチベを保ちたい人<おすすめできない人>幅広い銘柄で少額から取引したい人
三菱UFJ eスマート証券 FXは取扱通貨ペアは十分そろっているものの、積極的に取引をしたい人には不向き。取引コストにあたるスプレッドを確認したところ、米ドル/円ペア以外は相場より広めでした。「基本的な主要通貨のスプレッドはかなり狭い」という口コミに反し、ユーロ/円・英ポンド/円・豪ドル/円などを積極的に取引すると、他社よりコスト負担が重くなる可能性があります。最低取引単位は10,000通貨と大きめ。1~1,000単位で取引できるFX口座と比べると、1回の注文で必要な金額が大きいことがネックです。たとえば1米ドル=150円で米ドル/円ペアを取引するなら、最低150万円が必要。少額取引でFXに慣れていきたい人も、ほかを検討してみてください。スワップポイントを積み上げにくい点もデメリット。検証したどの主要通貨ペアの買いスワップポイントも全体平均以下で、「スワップポイントはほかのFX会社に比べて総じて低い」との口コミどおりでした。貰える利息が少ないため、中~長期でポジションを持つならスワップポイントが高いFX口座を選びましょう。一方、取扱通貨ペア数は豊富で、ラインナップが充実しているのはよい点。主要通貨ペアはもちろん、マイナーな通貨ペアまで取引できるでしょう。しかし、初心者ならまずは値動きが安定している主要通貨ペアから取引に慣れるのがおすすめです。取り扱い通貨ペア数を気にするのは、中~上級者のみでよいでしょう。三菱UFJのeスマート証券の口座があれば、FX以外の取引も可能。株だけでなく、投資信託もFXの証拠金にできるのがほかのネット証券にはないメリットです。しかし、スプレッドの広さや最低取引単位を考えると、これからどんどん取引をして経験を積みたい初心者向きとはいえません。FX初心者は、まずは検証上位のFX口座から検討してくださいね。<おすすめではない人>いろいろな通貨ペア・取引方法を試して経験を積みたい人スワップポイントで利息を稼ぎたい人<おすすめな人>主要~マイナーな通貨ペアまで幅広く試したい人株や投資信託への投資も検討している人
ヒロセ通商のLION FXは、マイナー通貨の取引にも積極的に挑戦したい人におすすめです。取引通貨ペア数は集計対象外の通貨ペアを除いて54種と、比較したFX口座のなかではトップクラス。マイナーな通貨ペアは主要通貨ペアよりも価格変動が大きく、不安定な傾向があります。リスクがあるぶん短期間で大きな利益を狙えるため、FX上級者にはよい選択肢になるでしょう。スワップポイントも比較的高めです。主要通貨ペアの買いスワップポイントを調査した結果、多くのペアで比較したFX口座の相場と同等、もしくはそれ以上でした。ポジションを持っている限り利益をコツコツ積み上げられるので、中長期取引をする人にも向いています。スプレッドの狭さも、他社に引けを取らない水準。主要通貨ペアのスプレッドは、すべて比較したFX口座の相場と同等でした。そもそも国内のFX業者はスプレッドを狭く設定しているところが多く、相場と同等のLION FXも「スプレッドが十分に狭い」という口コミのとおり。取引コストの負担を抑えられるため、初心者にもおすすめです。「情報が充実している」との口コミどおり、情報収集の手段も豊富さも目を惹きます。複数のニュースサイトから配信される為替ニュースは1日約570本。経済指標の発表や値段が狙った水準まできたことをメールで通知する機能を搭載しているうえ、動画セミナーも受講できます。グルメキャンペーンをはじめとした、独自の取り組みも魅力のひとつです。比較したほとんどのFX口座と同じく、最小取引単位は1,000通貨から。標準的な取引規模ではありますが、比較したなかにはパートナーズFX nanoやSBI FXTRADEのように100通貨以下から取引できる口座もありました。最小取引単位が小さいほど損失も抑えられるため、気軽に取引をしたい人はより最小取引単位の小さいFX口座も検討してくださいね。<おすすめな人>メジャーな通貨ペアからマイナーな通貨ペアまで取引したい人取引に役立つ情報・知識をまんべんなくキャッチしたい人<おすすめできない人>最小取引単位の小ささを重視する人