CREAL(クリアル)は投資家として最初の一歩を踏み出す人におすすめです。直近10案件の平均募集口数は63,450口にのぼり、そのうち3案件は15万口以上の大型案件と十分な規模。比較した29社中募集口数の相場が1万口を超えていたのは6社だけで、そのなかでもトップクラスの規模を誇ります。公開される新規案件数は年間28件でした。比較したサイトの全体平均である年間12件を大きく上回り、案件数が多いといえます。月2〜3件ペースで新案件が追加されるため、新たな投資先に出会いやすいでしょう。公式サイトでは各物件の詳細な情報が確認でき、初心者も投資先を選びやすいですよ。運営元は東証上場企業で、運営年数も5年以上と長い点も安心材料。資本金が12億円以上である点も、比較したほかのクラウドファンディングサイトよりも信頼できる要素です。想定利回りは4%前後とおおむね平均的なので、リターン重視の人より堅実な投資を望む人向きです。劣後出資割合は非公開ですが、投資家登録をすれば確認できます。「当選しづらい」という口コミが存在するのも、人気案件が多く応募が殺到するがゆえ。そのぶん、高頻度で新たな案件が登場するので、常にウォッチしてチャンスを掴みましょう。不動産投資の道へ一歩を踏み出す人は、ぜひチェックしてみてください。<おすすめな人>常にアンテナをはって投資先を探せる人運営元の信頼性や安定性を重視する人<おすすめできない人>多少のリスクがあってもハイリターンを期待する人損失のリスクを登録前に確認しておきたい人
アットホーム不動産売却査定は、多くの不動産会社に一度に査定依頼したい人におすすめです。提携企業数は2,372社(※)、そのうち大手不動産会社は14社と比較したなかでもかなり多め。提携先が多いため、都市部はもちろん地方の幅広い物件に対応でき、条件にマッチした不動産会社との出会いが期待できます。2024年6月時点最大査定数に上限がないのも魅力です。比較したサイトの多くは最大査定数が6社程度だったのに対し、本サービスはエリアによっては20社以上の同時査定が可能。さらに事前の申し送り・連絡時間の指定・物件の写真が共有できるので、不動産会社とのやりとりもスムーズに済みますよ。また、比較したほかのサイトと同様、近隣の売却情報やスケジュールがチェックでき、自分が受けた査定が適切か比較できます。さらに、お役立ち情報として、基礎知識・ハウツー・用語集などがトピックごとに掲載。はじめての人でも利用しやすいでしょう。ただし、査定できる物件の種類は限られていました。戸建てやマンションなど居住用不動産は問題ないものの、農地・店舗・ビルなどの査定は不可。事業用不動産の査定を検討している人には不向きといえます。総合的にみてスペックが高く、多くの不動産会社と接点を持てる魅力的なサイトです。詳細な情報を幅広い会社に見てもらいたい人はぜひチェックしてみてください。<おすすめな人>地域を問わず、さまざまな不動産会社とつながりたい人できるだけ多くの査定先を確保したい人営業電話を避けたい人<おすすめではない人>事業用不動産の査定を検討している人
利回りくんは不動産投資デビューをしたい人におすすめです。募集口数3~5万口など大口の案件があるため、初心者でも投資できる確率は高め。比較した29社中、募集口数の相場が1万口を超えているのは6社だけだったことを思うと投資のチャンスに恵まれやすいといえます。先着順だけでなく抽選の案件もあり、投資判断に時間がかかる初心者も利用しやすいでしょう。年間の案件数の多さも魅力。検証当時は年間35件の案件があり、月に約3件のペースで公開されていました。比較したなかで、月2件以上の案件を公開しているサイトは全体の2割程度。利回りくんは案件の選択肢が多いため、自分にあった投資先を見つけやすいといえます。想定利回りが4%以上の案件が多く、なかには5~7%の案件も。リターンも期待できる案件が多いといえます。一方、直近10案件の劣後出資割合は5〜10%であったのは懸念点。1年以内の短期案件で運用するには十分ですが、1年以上の長期案件を運用するには少し物足りない印象といえるでしょう。加えて、運営母体である株式会社SYLA(シーラ)が非上場企業である点も気になりました。比較したなかには東証上場企業が運営するサイトもあったことを思うと、「運営会社が上場していないので信頼度が低い」との口コミどおりといえます。とはいえ、豊富な案件数と充実した応募口数は魅力。SYLAは上場していないものの、10年以上不動産事業を行っているためノウハウには期待が持てます。自分にあった投資先を幅広い選択肢から選びたい人は、ぜひチェックしてみてください。<おすすめな人>投資先の幅広い選択肢がほしい人高めのリターンを希望する人<おすすめできない人>長期案件でも損失のリスクを軽減したい人上場企業が運営するサイトを選びたい人
COZUCHIは、投資の初心者からベテランまですべての人におすすめです。年間の案件数は、比較した全体の平均12件(※執筆時点)を大きく上回る26件。平均的な募集口数は6万口以上あり、応募機会を十分確保できるといえます。豊富な案件から自分にあった投資先を探せるうえ、応募機会も多いため投資デビューにぴったりです。加えて、想定利回りの高い案件が豊富な点も見逃せません。直近10案件の想定利回りを見ると、4.0%から9.0%までと幅広く、平均値は5.60%。想定利回りの目安が4%であることをふまえると、魅力的な水準。リターン重視の投資ベテラン勢にもおすすめです。事業者が損失を負担する劣後出資割合を調べると、直近10案件の平均は14.09%とやや低めでした。ただし、劣後出資割合が平均20%以上だったのは29社中13社と少なめ。COZUCHIには案件によっては劣後出資割合が30%以上の案件もあるので、リスクの低い案件が皆無なわけではありません。運営企業であるLAETOLIは上場企業ではないものの、不動産業において20年以上の実績があります。資本金も1億円と比較的多めです。実質、運営母体の安定性という面においてもさほど懸念はないといえます。年間の案件数の豊富さ・募集口数の充実度・高い想定利回りなど、初心者にとってもベテランにとっても多くのメリットが得られるサイト。不動産クラウドファンディングをはじめる際の最有力候補といえるので、ぜひ利用してみてください。<おすすめな人>応募機会を増やしたい人多少リスクがあっても、高いリターンを重視する人<おすすめできない人>できるだけ損失のリスクを軽減したい人安定した上場企業の運営サイトを選びたい人
LIFULL HOME'S 不動産一括査定は、地方でも多くの不動産会社に査定を依頼したい人におすすめ。提携企業数は4,614社以上(※)と比較したなかではトップクラスの多さで、うち大手不動産会社も15社含まれています。対応エリアは北海道から沖縄までと広く、戸建て・マンション・土地・倉庫など取り扱っている不動産の種類も豊富。エリアや物件の種類を問わず、多くの会社に査定してもらいたい場合にぴったりです。2024年6月時点最大査定数も10社とかなり多めです。比較したなかには6社以下の少ないサイトも複数ありましたが、こちらは一度に多くの不動産会社に査定してもらえます。公式サイトには不動産会社の特色が豊富に掲載されているうえ、希望の会社を選べるため、被りを避けて査定依頼できますよ。査定前の入力項目も細かく、比較したサイトには少なかった希望金額や住宅ローン残債・物件の写真も載せられます。家族や近所に知られたくない場合の連絡方法にも配慮されており、連絡時間も指定可能です。匿名査定にも対応しているので、不動産会社からの営業電話を避けたい人にも気軽に使いやすいでしょう。査定対象は、一戸建て・マンション・土地などの住居用不動産となり、ビル・店舗・農地などの事業用不動産の査定には対応していません。とはいえ、選べる不動産会社が非常に多く、細かな条件から適正価格を把握しやすい魅力的なサイトです。不動産査定サイト選びで迷ったら、ぜひ利用を検討してみてください。<おすすめの人>地方でもできるだけ多くの不動産会社に査定依頼したい人依頼前に希望売却時期や物件写真など細かく共有したい人しつこい営業電話を回避したい人<おすすめではない人>ビル・店舗・農地の査定を検討中の人
SUUMOの売却査定は、エリアを問わず大手不動産会社を中心に査定を依頼したい人におすすめです。公表されている提携企業数は、全体では2,000社以上、うち大手不動産会社は18社。比較したサービスのボリュームゾーンを1,500社以上上回り(※執筆時点)、トップクラスの多さでした。人口が少ないエリアの不動産でも、査定できる会社を紹介してくれる可能性が高いサービスといえます。最大査定数は10社と、こちらも比較したサービスの中央値6社(※執筆時点)を大きく上回りました。依頼する不動産会社は自分で選べるので、複数の一括査定サイトを利用する際にも被りを防げますよ。サイトには不動産会社選びに役立つガイドが載っており、希望に合う多くの不動産会社と接点を持ちやすいでしょう。入力できる項目も充実していました。間取りや築年数などの必須項目に加え、希望売却時期や売却金額なども共有できます。比較したなかでは時期や金額を入力できるところは少なく、しっかり希望を伝えられるのはメリットです。査定方法も、机上査定・訪問査定から選べますよ。また、査定前の申し送りや連絡時間の指定も可能。比較したなかには連絡時間の指定ができないサービスが半数近くありましたが、こちらは仕事中や家族といる時間を避けて電話をかけてもらうことができます。できるだけ周囲にバレたくない人にもよいでしょう。ただし、査定対象は一戸建て・マンション・アパートなどの住居用不動産のみ。店舗・ビル・農地といった事業用不動産は対象外となります。とはいえ、紹介してもらえる不動産会社が多く、サイトのスペックも優秀。お住まいのマンションや戸建ての売却を検討している人は、ぜひ利用を検討してみてください。<おすすめの人>地方でも複数社に査定を依頼したい人査定先に大手の不動産会社を選びたい人家族に査定依頼を知られたくない人<おすすめではない人>ビル・店舗・農地などを査定したい