RE-Guide(リガイド)は、都市部の物件を査定してほしいならぜひ候補に入れてほしいサイトです。最大査定数は10社と多めで、査定先の選択も可能。比較したサイトには、6社程度にしか査定依頼ができないところもありました。こちらは「査定結果の数が多く、悩むことにもなりましたが比較しやすかった」との口コミどおり、多くの不動産会社と接点が持てますよ。大手不動産会社との提携数は、13社と比較したなかで一般的な水準です。独自審査を通過した会社のみと提携していることから総提携企業数は900社以下と平均以下でしたが、都内・県庁所在地といった都市部の物件であれば問題なく対応してもらえるでしょう。ユーザーの口コミ・売買事例が公開されているのも特徴。RE-Guideで査定依頼をした物件のある市区町村や、物件の面積・間取り・築年数・査定額・売買額などが確認できます。さらに、サイト内の「不動産売買ガイド」では、査定依頼から売買までの具体的な流れをチェック可能。はじめての不動産売買でも参考にできる情報が充実しています。一戸建て・マンション・土地・ビル・店舗など、査定依頼できる物件の幅は広めです。とくに一棟ビル・ビル一室・店舗は、扱っていないサイトも少なくありませんでした。査定依頼時には、物件の基本情報に加え、対応していないサイトもあった「希望売却金額」や「売却時期」も入力可能。条件に合う不動産会社を紹介してもらいやすいのもうれしいポイントです。査定を依頼する際、申し送り事項の入力・査定方法の指定も可能。「相場を知りたい」など先に伝えておくことで、余計なやりとりの手間を省けます。連絡時間の指定ができるのも利点。「電話対応やメールの返信がとにかく大変」との口コミはあったものの、やりとりの手間を減らせる機能が充実していました。総合してみると、最大査定数・対応できる物件の幅・依頼時の入力情報などが充実しており、サイトスペックは比較したなかでトップクラスといえます。ただし、提携企業数は比較したなかでやや少ないため、物件のあるエリア・物件の種類によっては注意が必要です。条件に合う不動産会社との出会いやすさを重視するなら、SUUMO売却査定など、提携企業数が1,500社以上のサイトをチェックしましょう。<おすすめな人>都市部の物件を査定してもらいたい人査定依頼の手間を減らしたい人<おすすめではない人>地方の物件を査定してもらいたい人
マンションナビは、マンションの売却・運用を考えているならまず候補に入れてほしいサービスです。提携企業数が2,500社と豊富。比較したサービス全体の平均2,071社を大きく上回っています。マンションを専門としており、極小タイプ・エリア限定などさまざまな特性を持つ会社と幅広く提携。「田舎に住んでいる人こそ使うべき」との口コミもあるとおり、住んでいる地域に関わらず不動産会社の紹介が受けられるでしょう。賃料調査も依頼が可能。最大査定数は9社と平均並みながら、売却6社に加えて賃貸3社に依頼できます。希望の売却時期・売却金額を入力できるので、入力項目が少ないサイトに比べて査定精度にも期待できるでしょう。近隣の売買事例・売買スケジュールの紹介があるため、査定結果が妥当か判断しやすいのもポイントです。一方で、査定方法の指定ができない点はデメリット。比較した他社のサイトでは、机上査定や訪問査定などを指定可能なサイトもありました。多くのサイトと同様に、電話やメールといった連絡方法の指定もできません。申し送りや連絡時間の指定は可能なので、知りたい内容や都合のよい時間帯を伝えておくとよいでしょう。「ほかの一括サイトとの違いがいまいちわからない」との口コミもありましたが、田舎を含めて不動産会社の紹介を受けやすく、運用を考えている人にとっても候補になる魅力的なサービスといえます。ただし、対象はマンションのみ。戸建て・ビル・土地の査定を依頼するなら、ほかのサイトをチェックしてみてください。<おすすめな人>マンションの売却・運用を考えている人投資情報がわかりやすいサイトを探している人<おすすめできない人>マンション以外の不動産を売却したい人
小田急不動産/住友不動産ステップ/東急リバブル/野村不動産ソリューションズ/三井不動産リアルティ/三菱地所ハウスネット
すまいValueは不動産売却の基礎知識をつけたい人にはよい一方、提携企業数の少なさがネック。提携先はサイトの運営会社である、小田急不動産・住友不動産ステップ・東急リバブル・野村不動産ソリューションズ・三井不動産リアルティ・三菱地所ハウスネットの6社のみです。6社の店舗で相談できますが、その数は835店舗と比較したなかでは少数でした。6社とも大手不動産会社であるため、人口の多いエリアの不動産売却に強いといえます。しかし、「自分の地域は対応していなかった」と口コミにあったように、人口の少ないエリアには対応していないことも。地域によっては、適した不動産会社が見つからない可能性がある点に注意してください。査定対象は、戸建て・マンション・ビル・土地です。工場・倉庫やビル一室、店舗・農地など特殊な物件には対応していません。サイトの使い勝手も平均的で、最大査定数は6社と比較した多くのサイトと同程度。入力できる情報も一般的でした。連絡時間も指定できないので、連絡を取れない時間帯がある人は申し送り欄に記載する必要があります。対して、公式サイトに役に立つ情報が豊富に載っている点はメリットです。悩み別によく読まれているコラムやユーザーの口コミも紹介されているので、参考になるでしょう。比較したなかには情報が少ないサイトもあったのに対し、利用者にやさしいサイト設計といえます。とはいえ、地方の物件を売るなら慎重な判断が必要なサイトです。比較したなかには提携企業数が2,000社以上と多いサイトもありました。幅広い地域に対応できる不動産一括査定サイトがよい人は、LIFULL HOME'S・スーモ売却査定なども検討しましょう。<おすすめな人>家やマンション売却の基礎知識をつけたい人<おすすめできない人>大手企業以外の査定額も見たい人人口が少ないエリアの物件を売りたい人
CREAL(クリアル)は投資家として最初の一歩を踏み出す人におすすめです。直近10案件の平均募集口数は63,450口にのぼり、そのうち3案件は15万口以上の大型案件と十分な規模。比較した29社中募集口数の相場が1万口を超えていたのは6社だけで、そのなかでもトップクラスの規模を誇ります。公開される新規案件数は年間28件でした。比較したサイトの全体平均である年間12件を大きく上回り、案件数が多いといえます。月2〜3件ペースで新案件が追加されるため、新たな投資先に出会いやすいでしょう。公式サイトでは各物件の詳細な情報が確認でき、初心者も投資先を選びやすいですよ。運営元は東証上場企業で、運営年数も5年以上と長い点も安心材料。資本金が12億円以上である点も、比較したほかのクラウドファンディングサイトよりも信頼できる要素です。想定利回りは4%前後とおおむね平均的なので、リターン重視の人より堅実な投資を望む人向きです。劣後出資割合は非公開ですが、投資家登録をすれば確認できます。「当選しづらい」という口コミが存在するのも、人気案件が多く応募が殺到するがゆえ。そのぶん、高頻度で新たな案件が登場するので、常にウォッチしてチャンスを掴みましょう。不動産投資の道へ一歩を踏み出す人は、ぜひチェックしてみてください。<おすすめな人>常にアンテナをはって投資先を探せる人運営元の信頼性や安定性を重視する人<おすすめできない人>多少のリスクがあってもハイリターンを期待する人損失のリスクを登録前に確認しておきたい人
アットホーム不動産売却査定は、多くの不動産会社に一度に査定依頼したい人におすすめです。提携企業数は2,372社(※)、そのうち大手不動産会社は14社と比較したなかでもかなり多め。提携先が多いため、都市部はもちろん地方の幅広い物件に対応でき、条件にマッチした不動産会社との出会いが期待できます。2024年6月時点最大査定数に上限がないのも魅力です。比較したサイトの多くは最大査定数が6社程度だったのに対し、本サービスはエリアによっては20社以上の同時査定が可能。さらに事前の申し送り・連絡時間の指定・物件の写真が共有できるので、不動産会社とのやりとりもスムーズに済みますよ。また、比較したほかのサイトと同様、近隣の売却情報やスケジュールがチェックでき、自分が受けた査定が適切か比較できます。さらに、お役立ち情報として、基礎知識・ハウツー・用語集などがトピックごとに掲載。はじめての人でも利用しやすいでしょう。ただし、査定できる物件の種類は限られていました。戸建てやマンションなど居住用不動産は問題ないものの、農地・店舗・ビルなどの査定は不可。事業用不動産の査定を検討している人には不向きといえます。総合的にみてスペックが高く、多くの不動産会社と接点を持てる魅力的なサイトです。詳細な情報を幅広い会社に見てもらいたい人はぜひチェックしてみてください。<おすすめな人>地域を問わず、さまざまな不動産会社とつながりたい人できるだけ多くの査定先を確保したい人営業電話を避けたい人<おすすめではない人>事業用不動産の査定を検討している人
利回りくんは不動産投資デビューをしたい人におすすめです。募集口数3~5万口など大口の案件があるため、初心者でも投資できる確率は高め。比較した29社中、募集口数の相場が1万口を超えているのは6社だけだったことを思うと投資のチャンスに恵まれやすいといえます。先着順だけでなく抽選の案件もあり、投資判断に時間がかかる初心者も利用しやすいでしょう。年間の案件数の多さも魅力。検証当時は年間35件の案件があり、月に約3件のペースで公開されていました。比較したなかで、月2件以上の案件を公開しているサイトは全体の2割程度。利回りくんは案件の選択肢が多いため、自分にあった投資先を見つけやすいといえます。想定利回りが4%以上の案件が多く、なかには5~7%の案件も。リターンも期待できる案件が多いといえます。一方、直近10案件の劣後出資割合は5〜10%であったのは懸念点。1年以内の短期案件で運用するには十分ですが、1年以上の長期案件を運用するには少し物足りない印象といえるでしょう。加えて、運営母体である株式会社SYLA(シーラ)が非上場企業である点も気になりました。比較したなかには東証上場企業が運営するサイトもあったことを思うと、「運営会社が上場していないので信頼度が低い」との口コミどおりといえます。とはいえ、豊富な案件数と充実した応募口数は魅力。SYLAは上場していないものの、10年以上不動産事業を行っているためノウハウには期待が持てます。自分にあった投資先を幅広い選択肢から選びたい人は、ぜひチェックしてみてください。<おすすめな人>投資先の幅広い選択肢がほしい人高めのリターンを希望する人<おすすめできない人>長期案件でも損失のリスクを軽減したい人上場企業が運営するサイトを選びたい人