自分がどれだけの力を出せているか確認できる、パワーメーター。実力を把握できるだけでなく、トレーニングの指標やペース配分の調整にも役立ちます。しかし、クランク型・ペダル型・ハブ型といった種類があり、ガーミン・シマノなど取り扱いメーカーも多いので、どれを選べばいいのか迷いますよね。
そこで今回は、ロードバイク用パワーメーターのおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介します。パワーメーターのメリットや、片足測定・両足測定の違いも解説。本コンテンツを参考に、自分に合ったロードバイク用パワーメーターを見つけてワンランク上の走りを目指してください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
ロードバイク用パワーメーターとは、ペダルを漕ぐ力を測定し、ロードバイクを走らせる能力(パワー:W)を数値化する道具。パワーが大きいほど速く走れ、サイクリストとしての強さや頑張りを可視化できます。
パワーメーターを使用するメリットは、効率的にトレーニングできる点です。パワーメーターを使えば自分の弱点や長所を把握でき、適度な負荷の効果的なメニューを作成できます。パワーは走行速度やタイムとは違い風や道路状況に影響されないので、常に狙い通りのトレーニングができる点も魅力です。トレーニングの成果も簡単に確認できるので、モチベーションUPにも繋がりますよ。
パワーメーターを活用すれば、体調管理やペース管理にも便利です。疲労度を把握して、大会やきついヒルクライムの日に備えられます。数値を見ながら一定のパワーでペダリングするとペース配分しやすくなり、ライド終盤にバテるリスクも軽減できるでしょう。
高性能なモデルなら、ペダリングのクセを改善するのにも効果的。左右のパワーバランスやペダルにかかるトルク分布を解析できます。パワーメーターを取り入れてペダリングを改善し、今よりも上の走りを目指しましょう!
パワーメーターと心拍計は、計測できる情報が異なります。心拍計は細かい数値変動ではなく、長時間での運動に対する体の反応の変化をみるもの。トレーニング時の平均的な心拍数を知ると、その日どの程度の負荷を体にかけたかがわかります。体調に合わせて調整するのにも役立ち、低強度の運動を長時間行う際に向いているアイテムです。
一方、パワーメーターは客観的に運動量を測るもの。リアルタイムにどの程度のパフォーマンスができているのかがわかります。心拍計とは異なり漕ぎ出したらすぐに数値が見られるので、短時間に高強度のトレーニングをする際に活躍。また、計測したパワーを用いて他のライダーと自分の強さを比較したり、予想タイムを計算したりできます。
良質なトレーニングを行うには、パワーメーターと心拍計を併用するのがおすすめです。パワーと心拍数の強弱から、パフォーマンスのよしあしを判断できます。同じパワーでも心拍数が高ければパフォーマンスが低いと推測可能。トレーニングに打ち込みたい人には、どちらも用意しておきましょう。
ロードバイク用パワーメーターを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。
実際のパワーに近い数値を計測したい人には、クランク型をおすすめします。パワーが発生する付近にセンサーがあり、精度の高いデータを把握可能です。クランク型は、取りつけ位置の違いにより、アームタイプとスパイダータイプに分かれます。
価格を重視するならアームタイプに注目しましょう。クランクのアームにセンサーがついているもので、パワーメーターの主流。スパイダータイプより10,000円以上安く購入できることもあります。ただし、フレームによってはセンサーが干渉するため、取りつけられるかを事前にチェックしましょう。
より精度の高い数値を把握したい人は、スパイダータイプがうってつけです。クランク軸とチェーンリングを繋ぐ、スパイダー(ギア)部分の負荷を測ります。左右のバランスを正確に測るのは苦手なので、バランス調整を重視する人はアームタイプやペダル型を選んでください。
複数台のロードバイクで使い回せるものがいいなら、取りつけが簡単なペダル型をチェック。ペダル型は、ペダル軸にセンサーを内蔵したタイプです。ペダルを交換すれば別の車体でも使用でき、さまざまなバイクでパワーを測定できます。
ペダル型はポジションが決まっていない人にもおすすめです。アームタイプのクランク型はクランクの長さを変更したいときに買い直す必要がありますが、ペダル型であれば気軽にアーム交換が可能。パワー発生源に近い場所で測定でき、正確性が高いのも魅力です。
しかし、落車やペダルヒットで衝撃が加わりやすく、故障のリスクが高い点がネック。通常のペダルより10~60gほど重いうえ、使いたいブランドのクリートに対応していな可能性もあります。ペダルにこだわりがある人には向かないでしょう。
使いたいクランクやペダルが決まっている人は、ハブ型を選びましょう。リアホイールのハブ軸に取りつけるセンサーで、スプロケットとフランジにかかる負荷を測ります。ホイールにセンサーがあるため、クランクやペダルを自由に選択できる点が魅力です。
一方、好きなホイールを選べないのがデメリット。パワーメーターが組み込まれた完組みホイールを購入するか、手組する必要があります。商品数が少ないため、多くの種類から見比べて選びたい人はほかのタイプを選びましょう。
より精度の高い数値を知りたい人は、両脚計測がぴったりです。パワーメーターには、両脚のパワーを計測できる両脚計測と、片脚のみ計測する片脚計測があります。
両脚計測ならより正確なパワー測定ができるうえ、左右のパワーバランスをチェックできる点が魅力。高機能なものが多く価格は片側より高くなりますが、予算が許すのであれば両側計測がおすすめです。
できるだけ低予算で手に入れたい人は、片脚計測を選択しましょう。両脚計測と比較すると40,000~60,000円ほど安価で購入できます。片脚計測でもトレーニングには十分活用できるので、両脚計測だと高くて手が出せない人は片脚計測を検討しましょう。
ロードバイク用パワーメーターの電池には、充電式と使い捨て電池式があります。それぞれのメリット・デメリットを解説するので、自分が使いやすいものを選択してください。
維持費を抑えたい人は充電式を検討しましょう。専用のケーブルを繋ぎ給電するので、電池を購入する費用を削減できます。主流の電源方式のため種類が多く、価格や取りつけ場所など好みに合わせて選択できるのも魅力です。
ただし、バッテリーがなくなると使用できないのでこまめに充電しましょう。充電の持ちがいいモデルだと、充電回数を減らせて便利です。ロードバイクの保管場所近くにコンセントがないときはモバイルバッテリーでも充電できます。
バッテリーが切れたときに対応しやすいものがいいなら、使い捨て電池式を選びましょう。バッテリーが切れても電池交換すればすぐに使用可能。ボタン電池を使用するものが多く、コンビニでも購入できるため、出先で手に入れやすいのもポイントです。
ただし、モデルによっては電池交換に工具を使用します。出先でも交換したい人は、必要な工具を持ち運びましょう。ボタン電池は1個260円~ほどとランニングコストがかかるので、費用を抑えたい人は充電式を選ぶことをおすすめします。
パワーメーターを購入するときは、サイコンの通信規格や表示内容に対応しているかを確認してください。通信規格にはAnt+とBluetoothがあり、規格が合っていないと使えません。多くの場合、両規格に対応していますが、規格が決まっているモデルがあるため確認が必要です。
計測したデータを、サイコンが表示できるかもチェックしましょう。パワーメーター未対応のサイコンでは、計測データを表示できません。持っているサイコンが対応しているかわからない人や初心者は、メーカーが推奨しているサイコンを購入するのが無難です。
計測精度の高さと価格の安さの両方を重視したい人には、4iiiiが向いています。4iiiiはクランク型を販売しており、片側計測のPRECISION 3は、40,000~60,000円台とリーズナブル(2023年7月時点)。重量が9gとパワーメーターのなかでも軽く、ロードバイクの軽量化を図りたい人にもおすすめします。
バッテリー持ちがいいモデルを求める人にも、うってつけです。800時間の稼働時間で、電池交換の頻度を減らせます。ただし、クランクからセンサーが飛び出しているので、フレームによっては干渉して使えません。乗っているロードバイクに使えるか、商品情報で必ず確認しましょう。
トレーニングの質を上げたい人は、SHIMANOをチェックしましょう。パイオニアのペダリングモニターを引き継いでいて、ペダリングの方向・強さなどを解析できる「フォースベクトル」はSHIMANOだけの魅力。力のかかり具合を把握し、ペダリング効率を向上させるのに役立ちます。
SHIMANOではクランク型のパワーメーターを展開しており、計測精度が高いのも魅力のひとつ。高性能な回路を採用するだけでなく、クランクとの同時開発による左右一体構造により、計測時間のズレを抑えて正確な数値を測定します。クランク型を探している人にうってつけです。
精度の高い両側計測を購入したい人は、イタリアメーカーのFaveroがうってつけです。Favero ASSIOMAの両側計測は100,000円前半と、有名メーカーより40,000円以上安いため導入しやすいでしょう(2023年7月時点)。リーズナブルでありながら、測定精度が+/-1.0%と高性能なのも魅力です。
両側計測のDUO・片側計測のUNOがあり、専用キットを使えばUNOからDUOにアップグレードできます。片側で試したあとに両側を検討したい人にも狙い目。重量がペアで総重量303gと、ペダル型パワーメーターのなかでは軽量な点も強みです。コスパ・性能・軽さのすべてにこだわりたい人は、チェックしましょう。
高精度のペダル型がほしいなら、GARMINのRallyシリーズを選択しましょう。測定精度が+/-1.0%と精密で、より正確な数値を把握できます。LOOK KEOのほかに、SHIMANOのSPD・SPD-SLなどさまざまなクリートに対応しているのもうれしいポイントです。
GARMINのペダル型は、片側から両側計測にアップグレードできるのも魅力。はじめは片側計測で試し、パフォーマンスが上がってきたら両側計測に変更できます。パワーだけでなく踏み位置のズレや力の入り始め・終わりなども解析できるため、ペダリング技術向上に有効です。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
種類 | バッテリータイプ | 出力値の誤差 | |||||
1 | ファベロ Favero ASSIOMA DUO | ![]() | 正確性と精密度の高さが魅力。左右のペダルに簡単に装着できる | ペダル | 充電式 | 不明 | |
2 | Favero Electronics Assioma DUO-Shi | ![]() | イタリアで製造されたFavero社のペダル型パワーメーター | ペダルタイプ | 充電式 | ±1.5%以内 | |
3 | シマノ アルテグラ パワーセンサー付クランク|FC-R8100-P | ![]() | アルテグラ初のパワーセンサー内蔵で高精度測定 | クランクタイプ | 充電式 | ±2.0% | |
4 | QUARQ DZERO DUB POWER METER | ![]() | 多くのチェーンリングに対応。防水性と耐久性が良好 | クランク | 電池式(ボタン電池CR2032) | 不明 | |
5 | Sram ロードパワーメーター クランクセット | ![]() | カーボンファイバー製クランクアーム | ペダルタイプ | 充電式 | 不明 | |
6 | ガーミンジャパン Garmin|Garmin Rally RS200 デュアルセンサー|010-02388-22 | ![]() | パフォーマンス向上のためのデータ解析に活躍 | ペダル | 電池式 | 不明 | |
7 | 4iiii Generic PRECISION 3+ | ![]() | Dura-Ace R9200に対応の左クランク | クランクタイプ | 電池式 | ±1.5%以内 | |
8 | 4iiii PRECISION|R7000 | ![]() | 左クランク用のコインバッテリー仕様モデル | クランク | 電池式(ボタン電池CR2032) | 不明 | |
9 | シマノ DURA-ACE FC-R9100-P|FC-R9100-P | ![]() | 300時間のライディングが可能。防水システムも搭載 | クランク | 充電式 | 不明 | |
10 | Velocomp PowerPod Lite パワーメーター | ![]() | シンプルなデザインで、取り付けとセットアップが簡単 | ハンドルバー | 充電式 | 不明 |
両側センサーを搭載したSHIMANO SPD-SL対応のペダル型パワーメーターです。高度なサイクリングダイナミクスによって、左右のバランスなど、多くのライディングデータを計測できます。アプリと同期すればデータの分析や共有が可能で、日頃のトレーニングやレース本番に生かせますよ。
種類 | ペダル |
---|---|
バッテリータイプ | 電池式 |
出力値の誤差 | 不明 |
ロードバイク用パワーメーターの取りつけは、お店に依頼するのが確実です。パワーメーターは精密機器なので、取りつけを失敗したら精度が悪くなるだけでなく、故障の原因に繋がることも少なくありません。工賃は4,000円ほど必要ですが、お店で購入すると無料で取りつけてもらえる場合があります。
モデルによっては自分で取りつけが可能です。とはいえ、商品によって取りつけ難易度が変わるので、故障・不具合が不安な人はお店に相談したほうがいいでしょう。自分のロードバイクに取りつけられるかわからない場合も、まずはお店に相談することをおすすめします。
1位: ファベロ|Favero ASSIOMA DUO
2位: Favero Electronics|Assioma DUO-Shi
3位: シマノ|アルテグラ パワーセンサー付クランク|FC-R8100-P
4位: QUARQ|DZERO DUB POWER METER
5位: Sram|ロードパワーメーター クランクセット
ランキングはこちらコンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
各商品の紹介文は、メーカー・ECサイト等の内容を参照しております。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
家電
パソコン・周辺機器
コスメ・化粧品
ビューティー・ヘルス
生活雑貨
キッチン用品
格安SIM
インターネット回線
クレジットカード・キャッシュレス決済
ローン・借入
脱毛
サービス
就職・転職
投資・資産運用
保険
ウォーターサーバー
ベビー・キッズ・マタニティ
食品
ドリンク・お酒
アウトドア・キャンプ
DIY・工具・エクステリア
住宅設備・リフォーム
インテリア・家具
ペットフード ・ ペット用品
カメラ
スマホ・携帯電話・モバイル端末
車・バイク
釣具・釣り用品
スポーツ用品
趣味・ホビー
アプリ
テレビゲーム・周辺機器
本・音楽・動画
ファッション
靴・シューズ
コンタクトレンズ
腕時計・アクセサリー
ギフト・プレゼント
旅行・宿泊
その他