約300ルーメンの明るさを謳う自転車ライト、キャットアイ AMPP300。「夜も十分明るい」「電池の持ちは申し分ない」と評判ですが、実際のところ口コミどおりなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のSERFASやOLIGHTなどの自転車ライトとも比較。 検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、自転車ライト選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
キャットアイ AMPP300は、毎日の通勤・通学で使いたい人におすすめ。バッテリーが切れるまでの時間を計測すると、7時間以上点灯し高評価を獲得しました。比較したなかには3.6時間で消灯したものもあるのに対し、かなり長め。「電池の持ちは申し分ない」との口コミどおり、毎日使っても充電頻度は少なくてすみそうです。
ライトを自転車に固定するマウントというパーツは、片手でさっと着脱できる構造で、取りつけは楽ちん。比較したほかの商品では、着脱や調整に工具が必要なものもありました。本品なら、盗難防止や充電で日常的にライトを着脱する場合も、ストレスが少ないでしょう。
明るさを測定したところ、公称値の300lmとほぼ同じ298lmを記録。「夜も十分に明るい」との口コミどおり、よほどの暗闇でなければ物足りなさは感じないといえます。加えて、バッテリーが切れるまでの明るさの差は0.95%とほぼ変化なし。比較したなかにはだんだん暗くなったものもあるのに対し、一定の明るさを維持できます。
点灯モードは、300lmのハイと100lmのローのほか、点灯と点滅・点滅の4つ。シーンに応じた使い分けが可能です。バッテリーが少なくなったことを知らせる通知機能も備わっており、充電のタイミングもわかりやすいですよ。IPX4の防水機能が備わっているため、少しの雨で壊れる心配はなさそうです。
重量は120.4gと重めですが、スポーツ自転車に乗っていて重量を気にする人以外は、それほど問題ではないでしょう。バッテリーの持ちがよく安定した明るさを維持できる本品。毎日の通勤・通学はもちろん、休日の軽いサイクリングなど幅広いシーンで活躍します。ぜひ購入を検討してみてください。
実際にキャットアイ AMPP300と比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
キャットアイ AMPP300よりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
そもそも自転車のライトには、充電池や乾電池で作動する電池式と、走行によって発電し作動するダイナモ式があります。電池式はとても明るく走りに抵抗がないうえ取りつけも簡単。最近では長寿命のライトも増え、以前のような充電が長く持たないというデメリットが解消されつつあります。
今回ご紹介するキャットアイ AMPP300は、microUSBで充電するバッテリー一体型の商品です。オプティキューブ™︎テクノロジーを採用し、最大約300lmのワイドな配光を実現。周りがよく見えるだけでなく、相手からも見えやすいとアピールしています。
販売元は、自転車用品やサイクルコンピューターを手がける、株式会社キャットアイ。自転車走行の安全と快適の向上を目指した製品を多く販売しています。
モードは、全部で4種類あります。デイタイムハイパーコンスタントでは、常時点灯に点滅機能を追加。照らすだけでなく自身の存在を相手に知らせられるとアピールしています。詳細は以下のとおりです。
<明るさと点灯時間>
Hi:300lm/3時間
LOW:100lm/8時間
デイタイムハイパーコンスタント:300lm・70lm/10時間
点滅:60lm/100時間
中央のボタンをダブルクリックするだけで、消灯を含むどのモードからでも簡単にハイモードに切り替え可能。操作も簡単です。
電池残量が20%以下になると赤色点灯する、バッテリーインジケータも搭載。点灯後も約30分間は明るさをキープできますよ。
サイズは100×34×37mm、重量は117g。独自のフレックスタイト™︎ブラケットで、手軽に固定できるとアピールしています。IPX4の防水性能が備わっているのもうれしいポイントです。
今回は、キャットアイ AMPP300を含む自転車ライト全17商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、明るさ・安定性の検証です。
外部の専門機関に依頼し、満充電にしたライトの明るさ(全光束:lm)を測定しました。なお、メーカー公称の明るさと実測の明るさの乖離も評価しています。
また、段ボールの中に点灯したライトを固定。照度計に向けて連続点灯させたときの明るさの変化を測定・グラフを作成し、明るさが安定しているかもチェックしました。
明るさを計測したところ、公称値300lmに対し、実測値は298lmとほとんど変わりませんでした。比較したほかの商品では100lm以下のものもあったなか、十分な明るさです。
山道などの真っ暗な場所ではやや明るさが足りないものの、「夜も十分明るい」との口コミどおり街頭のある街中から暗い道まで幅広く使えるでしょう。
照度計を用いて測定した明るさはほぼ一定で、バッテリーが切れるまで0.95%しか変化しませんでした。比較したなかには80%以上グラフが傾いたものも。
一定の明るさを保つ一定光量型のライトのため、どんどん暗くなる心配はなく安定した明るさを維持できますよ。
次は、バッテリーの持ちの検証です。最も長く点灯するモードで商品を使用し、7時間を上限にバッテリーが切れるまでの時間を測定しました。
結果、「電池の持ちは申し分ない」との口コミどおり、上限である7時間点灯し続け高評価を獲得。比較したなかには、約3時間半で消灯したものもあるのに対しかなり長持ちします。通勤・通学で毎日使う場合でも、充電の頻度を抑えられますよ。
次は、着脱のしやすさの検証です。
工具を使わずに着脱できるか・ライトの左右の角度を調整できるかなどをチェックし、ライトがスムーズに着脱できるかを確認しました。
着脱をしてみると、メーカーが謳うとおり簡単に着脱できる構造のマウントで、片手でサッと取り外せました。比較したなかには、工具がないとマウントの着脱ができないものもあったのに対し簡単です。
ライトの着脱も同様に工具は不要。盗難防止や充電などでライトを取りたいときも、手間はかかりません。
さらに、ライトの左右角度の調整も可能。比較したほかの商品は、一度取り外さなければ角度を調整できなかったものもあるなか、こちらは自由に変えられます。
最後は、使い勝手のよさの検証です。
機能を確認すると、ハイ・ローの点灯モードのほかに、点灯と点滅を合わせたモード・点滅モードの4つのモードが備わっており高評価に。シーンに合わせて使い分けられるのがメリットです。バッテリーの残量が少なくなると点灯する通知機能も装備されているため、充電のタイミングもわかりやすいですよ。
さらに、IPX4の防水性能も装備。雨が降ってきても慌てずにすみそうです。重量は120.4gと、比較したほかの商品は50g以下のものもあったなか重め。とはいえ、スポーツ自転車などで重さを気にしていないなら特段問題ないでしょう。
明るさと点灯時間 | 300lm(ハイ):約3時間/100lm(ロー):約8時間/300lm/70lm(デイタイムハイパーコンスタント):約10時間/60lm(点滅):約100時間 |
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最大の明るさ | 298lm(実測) |
明るさの安定性 | 99.1% |
重量(実測値) | 120.4g(マウント込み) |
電源方式 | microUSB |
良い
気になる
モード数 | 4種類 |
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重量(公称値) | 117g |
自動点灯機能 | |
工具不要 | |
付属品 | microUSBケーブル、ブラケット |
ソーラーパネル付き |
キャットアイ AMPP300は、現在は実店舗限定の販売(※執筆時点)です。取り扱い店舗は公式サイトに記載があります。
公式サイトでは自転車テールライトのRAPID microがついた、お得なセットの紹介も。気になる人は、お近くの店舗に問い合わせてみてください。
最後に、どんなシーンでも使いやすい明るさがあった商品をご紹介します。
自転車ライト選びに迷った人には、SERFASのUSL-450をチェック。公称値450lmのところを実測では537lmと、かなりの明るさを備えています。街灯が少ない真っ暗な道でもしっかりと照らせますよ。光量は一定で、バッテリーも7時間維持。通勤・通学やサイクリングなど、どんなシーンでも使いやすいでしょう。
街乗りがメインなら、OLIGHTの自転車ライト RN400をチェック。100lm・200lmなど街乗りで使いやすいモードを備えているのが特徴です。実測の明るさは最大454lmを記録し、真っ暗な道も明るく照らせますよ。眩しい光をカットする防眩機能が備わっている点もメリットです。
明るさと点灯時間 | 50lm(Low):14.5時間/100lm(Mid):7時間/100lm(点滅):20時間/200lm(Hi):3.5時間/450lm(Over):2.5時間/450lm(日中点滅):25時間 |
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最大の明るさ | 537lm(実測) |
明るさの安定性 | 96.2% |
重量(実測値) | 152g(マウント込み) |
電源方式 | microUSB |
良い
気になる
モード数 | 6種類 |
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重量(公称値) | 162g |
自動点灯機能 | |
工具不要 | |
付属品 | ブラケット、USB充電ケーブル、日本語取扱説明書 |
ソーラーパネル付き |
SERFAS USL-450をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
明るさと点灯時間 | 100lm(LOW):6時間30分/200lm(MID):3時間10分/400lm(HIGH):1時間40分/0~200lm(FLASH1):7時間/0~200lm(FLASH2):5時間30分 |
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最大の明るさ | 454lm(実測) |
明るさの安定性 | 98.6% |
重量(実測値) | 99.3g(マウント込み) |
電源方式 | USB Type-C |
良い
気になる
モード数 | 5種類 |
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重量(公称値) | 85g |
自動点灯機能 | |
工具不要 | |
付属品 | USB-TypeCケーブル、ブラケット |
ソーラーパネル付き |
OLIGHT RN400 自転車ライトをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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