電気モーターを搭載し自動で走行できる電動キックボード。バイクやスクーターとは異なり、一部の電動キックボードは16歳以上であれば免許なしで公道を走行できます。電動キックスケーターや電動機付きキックボードとも呼ばれ、長谷川工業・YADEA・swallowなど販売しているメーカーもさまざま。商品によって価格や特徴が異なるので、価格が安く、速度も速い電動キックボードはどれなのか迷いますよね。
今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気の電動キックボード7商品を集め、4個のポイントで比較して徹底検証。おすすめの電動キックボードをランキング形式でご紹介します。
マイベストが定義するベストな電動キックボードは「長距離でも安定して走れて坂道でもスムーズに走行でき、さらに保管が簡単な商品」。徹底検証してわかった電動キックボードの本当の選び方も解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。
自転車安全整備士・自転車技師の資格保持者。大手自転車店の販売員としてママチャリから子供車、スポーツ車にいたるまで幅広い車種の販売だけでなく、整備士として組立・修理を行っていた。さらに、CX・XCO全日本選手権のピットスタッフとしての経験を持ち、選手としても幅広く活動。ロードバイク・シクロクロス・マウンテンバイク・トライアスロンなど経験種目は多岐にわたる。現在はmybestにて、自転車に関わるジャンルのコンテンツを担当し、ユーザーに正確な情報を届けることを心がけている。
マイベストでは「ある程度の坂道でも速度を落とさずに乗れる商品」をユーザーが満足できる基準とし、その基準を斜度20%時のパワーウェイトレシオが4.5W/kg以上と定めて以下の方法で各商品の検証を行いました。
マイベストでは「キックボードに慣れていない人でも操作しやすく、恐怖感がない商品」をユーザーが満足できる商品とし、以下の方法で検証を行いました。
マイベストでは「通勤用途でも高頻度の充電は必要ない商品」をユーザーが満足できる基準とし、その基準を航続距離30km以上と定めて以下の方法で各商品の検証を行いました。
マイベストでは「玄関や車に置いても邪魔になりにくいうえ持ち運びやすい」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下のそれぞれの項目のスコアの加重平均でおすすめ度をスコア化しました。
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そもそも電動キックボードとは、エンジンではなく電動モーターで走るキックボードのこと。電動キックボードは法律上、原動機付自転車と特定小型原動機付自転車の2つに分類され、免許が必要かどうかは、この分類によって異なります。
原動機付自転車は運転するのに免許が必要かつ、ヘルメットの着用も義務付けられており、歩道走行はできません。一方で、特定小型原動機付自転車は16歳以上であれば免許不要で走行が可能です。また、特定小型原動機付自転車のなかには、特例特定小型原動機付自転車という区分もあります。こちらも同様に16歳以上なら免許不要で公道を走行可能で、ヘルメットの着用は努力義務と定められています。
特例特定小型原動機付自転車の大きな特徴は、6km/h以下の歩道走行モードに切り替えることで、一部の歩道を走行できる点です。交通量が多い・道が狭いなどで車道を走りづらいときや、駐輪場や目的地までに少し歩道を走りたいときに便利といえるでしょう。また、シェアリングサービス「Luup」も特例特定小型原動機付自転車に分類されます。
本コンテンツでは原動機付自転車・特例特定小型原動機付自転車の2種類より商品を選定して商品を比較。それぞれの違いを押さえたうえで商品を選ぶようにしましょう。
なお、本コンテンツで紹介する電動キックボードは、国土交通省の定める保安基準(参照:国土交通省)を満たしていることを保証するものではありません。購入や使用の際は、ご自身で最新の保安基準を確認することをおすすめします。また、法律が改正される可能性があるため、常に最新の情報をチェックしましょう。本コンテンツの検証は、現行のルールに則り、適法な形で実施しています。
電動キックボードに乗る前には、ナンバープレートの取得・取りつけと自賠責保険への加入が必要です。どちらも満たしていないと法令違反になるので注意してください。加えて、原動機付自転車に区分される電動キックボード扱いの電動キックボードに乗る場合はヘルメット着用が必須なので用意しましょう。
ナンバープレートの取得・取りつけには、市区町村への登録が必要です。役所申請時には、軽自動車税(種別割)申告(報告)書兼標識交付申請書・販売証明書・身分証明書・印鑑の4つを準備します。販売証明書がない場合、カタログなど特定小型原動機付自転車の要件を満たしていることが確認できる書類を持参してください。
自賠責保険へは、自動車やバイクの販売店・保険(共済)代理店・損害保険会社などを通じて加入します。インターネット上やコンビニでも手続きが可能です。
なお、特定小型原動機付自転車扱いの電動キックボードではヘルメットは努力義務ですが、安全対策として準備することをおすすめします。原動機付自転車・特定小型原動機付自転車ともに、プロテクター・グローブ・反射材付きの服を身に着けることで転倒時のケガ防止や夜間走行時の視認性向上につながるでしょう。
電動キックボードを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「4つのポイント」をご紹介します。
400Wのパワーが出ない電動キックボードは、上り坂でスピードが極端に落ちたり途中で止まったりする恐れがあります。また、無理にスロットルを開けることでモーターに負荷がかかり、バッテリーの消耗が早くなる可能性も。長く使うためにも、坂道の多い地域に住んでいる人はパワーの大きさに注目してください。
今回の検証では、パワーの大きさは価格に比例する結果となりました。坂をスムーズにのぼれるパワーを求めるなら、最低でも15万円以上の予算を見積もっておきましょう。
また、定格出力がパワーの指標として使われることがありますが、今回の検証では定格出力と実際のパワーは比例しませんでした。定格出力はあくまでも参考程度に留めておくことがおすすめです。
乗り心地のよさを重視する場合は、10インチ以上のエアタイヤ採用の電動キックボードがおすすめです。タイヤの種類には、エアタイヤとエアレスタイヤがあります。エアタイヤは自転車と同じように空気が入っているタイヤ、エアレスタイヤは空気が入っていないタイヤのことです。
エアタイヤは空気の力で衝撃を吸収するため、エアレスタイヤに比べて道路の凹凸や小さな段差もスムーズに走行できます。加えて、タイヤの直径が10インチ以上だとより安定した走行が可能。小さなタイヤでは引っ掛かりやすい段差でもハンドルを取られにくく、長距離を走っても疲れにくいでしょう。
タイヤ以外では、足を乗せるデッキの広さにも注目しましょう。広いデッキなら両足をしっかり乗せられ、バランスが取りやすく走行しやすい印象でした。踏ん張りやすいため、転倒リスクの軽減にもつながります。各商品のデッキの幅は、ランキングの「デッキ幅」で確認できるのでチェックしてください。
充電の手間を減らしたいなら、1回の充電で30km以上走行できるものがベターです。今回、1充電あたりの走行距離の長さを比較したところ、商品によって差があることがわかりました。
例えば、通勤距離が1日5kmなら、平日5日間充電せずに使えて、充電が週に1回で済むので管理も簡単です。
また、休日の外出やショッピングなど、不確定な距離の移動でもバッテリー残量を気にせず使いやすいといえます。充電が長く持たないものだとバッテリー残量を常に気にしながら走行する必要があり、移動の自由度も減るので、できるだけ長く走行できるものを選びましょう。
電動キックボードのバッテリーは、完全に使い切る前に充電しましょう。バッテリーを使い切ることを繰り返すと劣化が早まるため、残量20~30%を下回る前に充電することが理想です。
持ち運びやすさを重視するなら、重量は15kg未満のものを選びましょう。重量が重いと、車に載せたり、階段を上ったり、充電するためにコンセントがある場所まで持ち運んだりする際に大変です。
とくに充電場所までに段差がある場合や、階段の上り下りをする必要がある人は、できるだけ軽いものを選ぶことをおすすめします。
基本的に電動キックボードは折りたたんでもあまりコンパクトになりません。充電や収納のために、広いスペースや駐輪場を確保しておきましょう。
商品 | 画像 | おすすめ スコア | 最安価格 | ポイント | おすすめスコア | 詳細情報 | ||||||||||||||||||||||||||||
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坂の上りやすさ | 走行のしやすさ | 1充電あたりの走行距離の長さ | 収納のしやすさ | 車両区分 | 免許不要 | ブレーキ | タイヤタイプ | 展開時幅 | 展開時奥行 | 展開時高さ | 収納時幅 | 収納時奥行 | 収納時高さ | 重量 | 耐荷重 | 最高時速 | 充電時間 | 走行距離(満タン時) | ライト付き | 椅子付き | サスペンション付き | スタンド付き | 折りたたみ式 | パワー(斜度20%時) | デッキ幅 | タイヤ径(実測値) | 性能等確認取得済み(特定小型原動機自転車) | 型式認定取得済み(原動機付自転車) | ||||||
1 | 長谷川工業 特定小型原付 電動キックボード|KS6 PRO | ![]() | 4.65 | 坂道もスイスイ!免許不要で万人におすすめできる | 4.97 | 4.65 | 4.80 | 4.00 | 特例特定小型原動機付自転車 | ハンドルブレーキ | エアタイヤ | 56cm | 121cm | 125.8cm | 56cm | 121cm | 55cm | 22.4kg | 110kg | 20km/h | 5~6時間 | 60km | 475W | 16cm | 約10インチ(250mm) | |||||||||
2 | YADEA 特定小型原付 電動キックボード|YDX3-JP | ![]() | 4.46 | 予算を抑えたい人に。坂の上りやすさと走行距離が魅力 | 4.85 | 4.27 | 4.50 | 4.10 | 特例特定小型原動機付自転車 | ハンドルブレーキ | エアタイヤ | 57.5cm | 119cm | 120cm | 57.5cm | 119cm | 54cm | 18.8kg | 100kg | 20km/h | 4.5~5.5時間 | 約30km | 435W | 14.2cm | 約9インチ(225mm) | |||||||||
3 | メイフェア ZERO9 | ![]() | 4.30 | 特定小型じゃ物足りない人に。コンパクトに収納できるのも魅力 | 4.35 | 4.07 | 4.60 | 4.53 | 原動機付自転車 | ハンドルブレーキ | エアタイヤ | 20cm | 111cm | 113cm | 20cm | 111cm | 39.5cm | 20.2kg | 100kg | 40km/h | 4~5時間 | 40km | 370W | 18.1cm | 約9インチ(225m) | |||||||||
4 | FUGU INNOVATIONS JAPAN Meister.F|MF-EKRSA01RW-SB | ![]() | 4.28 | 坂道が少ない街乗り向き。組み立てはやや面倒 | 4.08 | 4.42 | 4.50 | 4.26 | 特例特定小型原動機付自転車 | ハンドルブレーキ | エアレスタイヤ | 59cm | 114cm | 143cm | 59cm | 114cm | 49cm | 16kg | 90kg | 19km/h | 5.5時間 | 30km | 330W | 16.5cm | 約9インチ(225mm) | |||||||||
5 | サンパーシー 電動キックボード | ![]() | 4.07 | 私有地で遊ぶならあり。公道走行はおすすめしない | 3.84 | 4.11 | 4.55 | 4.16 | 原動機付自転車 | ハンドルブレーキ、フットブレーキ | エアタイヤ | 51cm | 118cm | 100cm | 51cm | 118cm | 50cm | 19.6kg | 約100kg | 25km/h | 5~6時間 | 35km | 325W | 15.2cm | 約10インチ(250mm) | |||||||||
6 | Acalie RICHBIT ES1 Pro | ![]() | 3.76 | 走行はしやすいが、パワー不足で坂を上り切れない可能性あり | 3.11 | 4.54 | 4.00 | 4.32 | 特例特定小型原動機付自転車 | ハンドルブレーキ | エアタイヤ | 53cm | 115cm | 114cm | 53cm | 115cm | 55cm | 13.8kg | 100kg | 20km/h(車道モード)、6km/h(歩道モード) | 4時間 | 20~25km | 245W | 13.3cm | 約9インチ(235mm) | |||||||||
7 | Fkstyle 電動キックボード | ![]() | 3.70 | 収納しやすいが公道走行には不向き。パワー不足で走行性も低い | 3.33 | 3.70 | 4.25 | 4.50 | 原動機付自転車 | ハンドルブレーキ、フットブレーキ | エアレスタイヤ | 51cm | 115cm | 96cm | 51cm | 110cm | 42cm | 13.2kg | 約110kg | 25km/h | 不明 | 25km | 260W | 12.6cm | 約8インチ(200mm) |
車両区分 | 特例特定小型原動機付自転車 |
---|---|
タイヤタイプ | エアタイヤ |
走行距離(満タン時) | 60km |
パワー(斜度20%時) | 475W |
タイヤ径(実測値) | 約10インチ(250mm) |
良い
気になる
長谷川工業の「特定小型原付 電動キックボード KS6 PRO」は、電動キックボードがほしいすべての人におすすめです。特例特定小型原付自転車なので免許不要で乗れるうえ、歩道走行モードを使用すれば一部の歩道も走行可能。坂を上りやすいのが特徴で、検証では傾斜20%の坂を上る際のパワーは475Wを記録し、シェアリングサービスのLuupの電動キックボードよりパワフルでした。坂でもスイスイ進むでしょう。
走行しやすいのもメリットです。エアタイヤであるため衝撃を吸収しやすく、凸凹道や小さな段差もスムーズに走れるのが魅力。タイヤ径も実測で約10インチ(250mm)と十分に大きく、デッキの幅も16cmと広いので安定した走りが期待できます。
1充電あたりの走行距離もおすすめの目安である30kmを優に超し、60kmと長い点もメリット。日々の通勤から週末のお出かけまで、1回の充電でしっかりカバーできるでしょう。
収納時のサイズは121×56×55cmと電動キックボードとしては一般的な大きさですが、重量が22.4kgと重い点には注意が必要です。充電時に家の中へ持ち運んだり、収納したりするには少し手間取る可能性があります。
収納しやすいとはいえない重さですが、免許不要でパワフルに走れる電動キックボードで使用感もよいベストバイ。電動キックボード選びに迷ったらぜひ最初に検討してみてください。
ブレーキ | ハンドルブレーキ |
---|---|
展開時幅 | 56cm |
展開時奥行 | 121cm |
展開時高さ | 125.8cm |
収納時幅 | 56cm |
収納時奥行 | 121cm |
収納時高さ | 55cm |
耐荷重 | 110kg |
最高時速 | 20km/h |
ライト付き | |
椅子付き | |
サスペンション付き | |
スタンド付き | |
折りたたみ式 |
車両区分 | 特例特定小型原動機付自転車 |
---|---|
タイヤタイプ | エアタイヤ |
走行距離(満タン時) | 約30km |
パワー(斜度20%時) | 435W |
タイヤ径(実測値) | 約9インチ(225mm) |
良い
気になる
YADEAの「特定小型原付 電動キックボード YDX3-JP」は、できるだけ出費を抑えて性能が良いものがほしいという人におすすめです。上位商品より5万円近くコストを抑えられるうえ(2025年2月時点)、走行のしやすさ以外はほとんど上位商品と変わりません。特例特定小型原付自転車なので、歩行走行モードを使えば歩道を走行できる点も魅力です。
傾斜20%の坂を上る際のパワーは435Wと優秀。通常の坂道なら速度を落とさず上れるでしょう。走行のしやすさも良好で、エアタイヤで凸凹に強く、タイヤ径は実測で約9インチ(225mm)を記録。比較的走りやすい印象です。ただし、急旋回・急ハンドルの際にハンドルが大きく切れ込んでしまい、転倒しそうになる傾向があったため、運転時に注意しましょう。
1回の充電で約30km走行できる設計で、1日に5km程度の走行であれば週に1回の充電で済むため、充電の手間を減らしたい人におすすめです。
収納時のサイズは119×57.5×54cmで、電動キックボードとしては一般的な大きさ。ただし、重量は18.8kgとやや重いため、コンセントまでの道のりに段差がある場合には注意が必要です。
パワフルで坂が上りやすく、必要十分な性能を備えているコスパのよい電動キックボードといえます。走行性能には多少の妥協が必要ですが、予算重視の人にはぴったりですよ。
ブレーキ | ハンドルブレーキ |
---|---|
展開時幅 | 57.5cm |
展開時奥行 | 119cm |
展開時高さ | 120cm |
収納時幅 | 57.5cm |
収納時奥行 | 119cm |
収納時高さ | 54cm |
耐荷重 | 100kg |
最高時速 | 20km/h |
ライト付き | |
椅子付き | |
サスペンション付き | |
スタンド付き | |
折りたたみ式 |
車両区分 | 原動機付自転車 |
---|---|
タイヤタイプ | エアタイヤ |
走行距離(満タン時) | 40km |
パワー(斜度20%時) | 370W |
タイヤ径(実測値) | 約9インチ(225m) |
良い
気になる
メイフェアの「ZERO9」は、最高時速40kmで走行可能な原動機付自転車のタイプです。型式認定を取得していることを示す型式認定シールが本体に貼られておらず、型式認定を取得していない可能性があります。
検証したなかでは珍しくハンドルの折りたたみが可能です。重量は20.2kgあって重いものの、収納時のサイズは111×20×39.5cmで、三辺合計はわずか170.5cm。広めの玄関なら置いておいても邪魔になりにくいでしょう。
上位モデルにはやや劣りますが、傾斜20%の坂を上る際のパワーは370Wで、傾斜が低めの坂道であれば問題なく走れるレベルです。
エアタイヤで小さな段差は楽に越えられる点もうれしいポイント。タイヤ径も実測で約9インチ(225mm)あり、それほど小さくはありません。しかし、ハンドリングが鈍くなりやすい設計で、転倒しそうになる点には注意が必要です。
1充電あたりの走行距離の長さは40kmで、1週間毎日5km走行する場合でも1週間に1回の充電で済み、休日にも使えますよ。
パワーや走行性能で妥協点はあるものの、収納時のサイズはトップクラスにコンパクト。収納性を重視する人に向いている電動キックボードといえます。
ブレーキ | ハンドルブレーキ |
---|---|
展開時幅 | 20cm |
展開時奥行 | 111cm |
展開時高さ | 113cm |
収納時幅 | 20cm |
収納時奥行 | 111cm |
収納時高さ | 39.5cm |
耐荷重 | 100kg |
最高時速 | 40km/h |
ライト付き | |
椅子付き | |
サスペンション付き | |
スタンド付き | |
折りたたみ式 |
車両区分 | 特例特定小型原動機付自転車 |
---|---|
タイヤタイプ | エアレスタイヤ |
走行距離(満タン時) | 30km |
パワー(斜度20%時) | 330W |
タイヤ径(実測値) | 約9インチ(225mm) |
良い
気になる
FUGU INNOVATIONS JAPANの「Meister.F MF-EKRSA01RW-SB」は、平坦な道が多いエリアで乗るなら候補になる特例特定小型原付自転車。傾斜20%の坂を上る際のパワーは330Wで、坂道を上るパワーは不足気味でした。とはいえそれ以外の性能は良好で、坂道が少ない場所ならよいでしょう。
タイヤ径が実測で約9インチ(225mm)と標準的な大きさで、ハンドリングもしやすい設計なので、比較的走行はしやすい印象。ただし、エアレスタイヤであるため凸凹道や段差が気になりやすく、疲れやすい点には注意が必要です。
1充電あたりの走行距離が30kmと長く、通勤にも使いやすいのはメリット。たとえば平日に1日5km走行する場合、1週間に1回で済みます。
重量は16.0kg、三辺合計の長さは222cmです。折りたためますが、コンパクトではなく、持ち運びや収納場所には配慮が必要です。
また、検証とは別に使用してみるとほかの商品と比べて組み立てがやや面倒な点や、ウインカーを押しにくい点が気になりました。とはいえ、走行性能と1充電あたりの走行距離の長さは魅力なので、平坦な道を走るなら検討してもよいでしょう。
ブレーキ | ハンドルブレーキ |
---|---|
展開時幅 | 59cm |
展開時奥行 | 114cm |
展開時高さ | 143cm |
収納時幅 | 59cm |
収納時奥行 | 114cm |
収納時高さ | 49cm |
耐荷重 | 90kg |
最高時速 | 19km/h |
ライト付き | |
椅子付き | |
サスペンション付き | |
スタンド付き | |
折りたたみ式 |
車両区分 | 原動機付自転車 |
---|---|
タイヤタイプ | エアタイヤ |
走行距離(満タン時) | 35km |
パワー(斜度20%時) | 325W |
タイヤ径(実測値) | 約10インチ(250mm) |
良い
気になる
サンパーシーの「電動キックボード」は、公道ではなく、私有地で玩具として楽しみたい人なら候補になります。原動機付自転車のタイプですが、ブレーキレバーが1つしかないため、保安基準を満たしていない可能性があり、公道走行はすすめられません。また、型式認定を取得していることを示す型式認定シールが本体に貼られておらず、型式認定も取得していない可能性があります。
坂道の上りやすさも不満を抱く可能性が高いでしょう。傾斜20%の坂を上る際のパワーは325Wしかなく、坂道だと速度の低下を感じそうです。
走行のしやすさも同様に、上位商品には劣ります。エアタイヤが採用されていて、タイヤ径は実測で約10インチ(250mm)と十分ですが、前後に衝撃吸収のためのサスペンションがありません。振動が軽減されにくく、乗ると疲れやすいでしょう。
1充電あたりの走行距離の長さは高評価。35kmの走行が可能なので、たっぷり遊べるでしょう。収納時の三辺合計が219cmなので、電動キックボードとしては一般的な大きさ。しかし重量が19.6kgと重いので、充電のためにコンセントの近くまで持ち運ぶ必要がある場合は大変です。
公道走行を考えている人には向きませんが、坂道の上りやすさ以外は悪くない結果なので、私有地で遊ぶ用途なら検討の余地がありますよ。
ブレーキ | ハンドルブレーキ、フットブレーキ |
---|---|
展開時幅 | 51cm |
展開時奥行 | 118cm |
展開時高さ | 100cm |
収納時幅 | 51cm |
収納時奥行 | 118cm |
収納時高さ | 50cm |
耐荷重 | 約100kg |
最高時速 | 25km/h |
ライト付き | |
椅子付き | |
サスペンション付き | |
スタンド付き | |
折りたたみ式 |
車両区分 | 特例特定小型原動機付自転車 |
---|---|
タイヤタイプ | エアタイヤ |
走行距離(満タン時) | 20~25km |
パワー(斜度20%時) | 245W |
タイヤ径(実測値) | 約9インチ(235mm) |
良い
気になる
Acalieの「RICHBIT ES1 Pro」は、平坦路での走行性に優れていますが、坂道を上るパワーが不足している商品。検証では、傾斜20%の坂を上る際のパワーが245Wしか出ませんでした。坂道では明確にスピードが落ち、上り切れない可能性もあります。
一方で走行のしやすさでは、タイヤ径が実測で約9インチ(235mm)と標準的な大きさ。一方でエアタイヤを採用しているので、乗り心地はよいでしょう。また、収納時の3辺合計は223cmと大きすぎず、重量も13.8kgと軽量な点も魅力。コンセントの近くに持ち運ぶまでに階段や段差がある場合でもそれほど苦労しないでしょう。
しかし、1充電あたりの走行距離は20~25kmと長くなく、頻繁に乗る人は手間に感じるかもしれません。たとえば5kmの通勤に使用するなら、場合によっては1週間に2回充電が必要です。
平坦路での走りやすさは魅力ですが、パワー不足で1充電あたりの走行距離も長いとはいえません。坂道の走行が少ない場合や、どうしても軽量なものがほしい場合は候補になり得ますが、ほかもあわせて検討するのがよさそうです。
ブレーキ | ハンドルブレーキ |
---|---|
展開時幅 | 53cm |
展開時奥行 | 115cm |
展開時高さ | 114cm |
収納時幅 | 53cm |
収納時奥行 | 115cm |
収納時高さ | 55cm |
耐荷重 | 100kg |
最高時速 | 20km/h(車道モード)、6km/h(歩道モード) |
ライト付き | |
椅子付き | |
サスペンション付き | |
スタンド付き | |
折りたたみ式 |
車両区分 | 原動機付自転車 |
---|---|
タイヤタイプ | エアレスタイヤ |
走行距離(満タン時) | 25km |
パワー(斜度20%時) | 260W |
タイヤ径(実測値) | 約8インチ(200mm) |
良い
気になる
Fkstyleの「電動キックボード」は、原動機付自転車のタイプ。ブレーキレバーが1つしかないため保安基準を満たしていない可能性があり、公道走行を考えている人には不向きです。また、型式認定を取得していることを示す型式認定シールが本体に貼られておらず、型式認定も取得していない可能性があります。
坂を上りにくいのもネック。検証では傾斜20%の坂を上る際のパワーが260Wしかなく、坂では明確に速度の低下を感じるでしょう。エアレスタイヤかつタイヤ径が実測で約8インチ(200mm)と小さめなので、走行時の安定感にも欠ける印象です。
1充電あたりの走行距離は25km。短距離移動であればよいものの、長い距離を遊びたい場合は物足りない可能性があります。唯一収納がしやすいのはメリットで、収納時の三辺合計は203cmとコンパクト。重量も13.2kgと軽く、コンセントの近くまで段差がある場合でも持ち運びもしやすいでしょう。
とはいえ、公道走行を想定しているユーザーには向いていません。パワー不足や走行性能の低さも目立つため、ほかの商品も検討してみてください。
ブレーキ | ハンドルブレーキ、フットブレーキ |
---|---|
展開時幅 | 51cm |
展開時奥行 | 115cm |
展開時高さ | 96cm |
収納時幅 | 51cm |
収納時奥行 | 110cm |
収納時高さ | 42cm |
耐荷重 | 約110kg |
最高時速 | 25km/h |
ライト付き | |
椅子付き | |
サスペンション付き | |
スタンド付き | |
折りたたみ式 |
マイベストではベストな電動キックボードを「長距離でも安定して走れて坂道でもスムーズに走行でき、さらに保管が簡単な商品」と定義。
ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位の電動キックボード7商品を集め、以下の4個のポイントで徹底検証しました。
検証①:坂の上りやすさ
検証②:走行のしやすさ
検証③:1充電あたりの走行距離の長さ
検証④:収納のしやすさ
今回検証した商品
マイベストでは「ある程度の坂道でも速度を落とさずに乗れる商品」をユーザーが満足できる基準とし、その基準を斜度20%時のパワーウェイトレシオが4.5W/kg以上と定めて以下の方法で各商品の検証を行いました。
1.電動キックボードを自転車用のスマートトレーナーにセット
2.スマートトレーナーで斜度20%相当の負荷を再現し、電動キックボードのタイヤを回転させ、パワー[W]を計測
3.電動キックボードの車重と乗員体重(65kg)でパワーを割り、パワーウェイトレシオ[W/kg](重さあたりのパワー)を算出
5.5W/kg以上は最高スコアとし、パワーウェイトレシオが高いものほどおすすめとしておすすめ度をスコア化しました。
マイベストでは「キックボードに慣れていない人でも操作しやすく、恐怖感がない商品」をユーザーが満足できる商品とし、以下の方法で検証を行いました。
各商品をチェックし、以下のポイントごとに点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
マイベストでは「通勤用途でも高頻度の充電は必要ない商品」をユーザーが満足できる基準とし、その基準を航続距離30km以上と定めて以下の方法で各商品の検証を行いました。
各商品の航続距離の公称値をチェック。80km以上は最高スコアとし、航続距離が長いものほどおすすめとしておすすめ度をスコア化しました。
マイベストでは「玄関や車に置いても邪魔になりにくいうえ持ち運びやすい」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下のそれぞれの項目のスコアの加重平均でおすすめ度をスコア化しました。
折りたたみ時の三辺合計長さ
1.車体を最も小さい状態まで折りたたむ
2.縦・横・高さそれぞれの最も長い部分の長さを計測する
150cm以下は最高スコアとし、三辺の合計が短いものほどおすすめとしておすすめ度をスコア化しました。
車重
1.ナンバープレートをとりつける
2.ナンバープレートを含めた車重を計測する
10㎏以下は最高スコアとし、車重が軽いものほどおすすめとしておすすめ度をスコア化しました。
【電動キックボードに乗る際の注意点】
また、16歳未満は電動キックボードは運転禁止なので気をつけてください(参照:東京都生活文化スポーツ局)。
1位: 長谷川工業|特定小型原付 電動キックボード|KS6 PRO
2位: YADEA|特定小型原付 電動キックボード|YDX3-JP
3位: メイフェア|ZERO9
4位: FUGU INNOVATIONS JAPAN|Meister.F|MF-EKRSA01RW-SB
5位: サンパーシー|電動キックボード
ランキングはこちらコンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
家電
パソコン・周辺機器
コスメ・化粧品
ビューティー・ヘルス
生活雑貨
キッチン用品
格安SIM
インターネット回線
クレジットカード・キャッシュレス決済
ローン・借入
脱毛
サービス
就職・転職
投資・資産運用
保険
ウォーターサーバー
ベビー・キッズ・マタニティ
食品
ドリンク・お酒
アウトドア・キャンプ
DIY・工具・エクステリア
住宅設備・リフォーム
インテリア・家具
ペットフード ・ ペット用品
カメラ
スマホ・携帯電話・モバイル端末
車・バイク
釣具・釣り用品
スポーツ用品
趣味・ホビー
アプリ
テレビゲーム・周辺機器
本・音楽・動画
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