フランス革命がよくわかる本のおすすめ人気ランキング

フランス革命の流れが時系列でコンパクトにまとめられた1冊。内容は市民によるバスチーユの襲撃で幕を開け、ナポレオンが皇帝に即位するまでが描かれています。激動の時代に翻弄されていく人々の姿にも触れ、物語というタイトルにふさわしく、小説のような感覚ですらすらと読み進められるのが魅力です。

自由・平等・友愛を合言葉にした革命であったにもかかわらず、多くの血を流したフランス革命。何人もの人々を断頭台に送ることになった革命の全てを、わかりやすい文体で書いています。ジュニア文庫のため、若い読者がフランス革命を短い時間で概観できる内容ですが、大人でも充分な読み応えがあるでしょう。

フランス革命に関するこれまでの研究と近年の研究成果を、バランスよくまとめた1冊です。暴動・陰謀・虐殺など、さまざまな事件がおこったフランス革命で人々がどのように生き抜いたのかをわかりやすく綴っています。図説がふんだんに盛り込まれており、図を見ているだけでも興味深く読めるでしょう。

名門ハプスブルク家に生まれフランス王妃になり、華麗な日々を過ごしていたマリー・アントワネット。断罪された王妃でありながらも、現代に至るまで高い人気を得ているマリー・アントワネットの栄光と悲劇の人生を描いた1冊です。人物像だけでなく時代背景を知ることで、より深く彼女の人生を探れますよ。

ベルサイユのばらの作者・池田理代子さんの著書です。ロココの薔薇マリー・アントワネット、美貌の画家ヴィジェ=ルブランなど、才気と知性によって歴史の表舞台へと躍り出た女たちに寄り添い、その激しい人生を活写します。マンガでは語り尽くせなかったフランス革命をめぐる真実の物語です。

なぜ革命が起きたのか、また革命は誰にとってのものだったのか、そして革命が残した遺産はなにかを描き切った全史です。これまでの革命史は、パリが革命を起こし、地方がそれに反応したと描かれてきました。本書は対照的に、パリ対地方という図式を超えて、人々の主体的選択という側面を重視しています。

革命の四半世紀がフランス社会にもたらしたプラスとマイナスを収支決算し、バラ色の革命像を覆して真実に迫る1冊です。人口動態・領土・法制などの各分野について、大革命前夜とナポレオン帝政崩壊直後を比較し、革命がもたらしたものを検証。革命の負をあぶり出す斬新な切り口で、より正確な革命像を描き出しています。

18世紀に自由と秩序のバランスを求めて華麗な弁舌をふるった、イギリスの政治家・文人エドマンド・バークが書いた1冊です。保守主義のバイブルと呼ばれる代表作について刊行当時のインパクトを甦らせるべく、最先端・最高峰の名訳で再構成。気鋭の評論家である、中野剛志氏の解説付きです。

1787年に始まったフランス革命の前夜から、革命の終焉まで時系列でまとめた一冊です。バスティーユ事件や国王の処刑など、重要な事件もしっかり網羅。詳しい年表や参考文献・索引ページなどもあるため、百科事典のようにサッと調べられます。

反革命・亡命文学をも含む、まさしく「革命の」文学を扱った一冊です。これまでの文学史の重大な欠落を埋めるだけでなく、個人的天才と傑作に偏した近代文学史観に修正を迫ります。近代文学の幕開けを告げるものとして一時代を画す、革命期10年の文学に注目です。

フランス革命からあまり離れていない時代を生きた、1798年生まれの作者が描いた小説。人民たちを主人公に、フランス革命当時の様子を臨場感たっぷりに描いています。下巻には図版や人名解説の索引なども付いており、革命について詳細に学べますよ。

近代以降のフランスの作家たちは大革命をどのように眼差し、描いてきたのかを問う1冊です。取り上げる作家は、スタール夫人・バルザック・ユゴーなど7人。18世紀から20世紀を専門とする7名の仏文学者たちが、7人の作家の作品を通し、この問いに鮮やかに答えます。

理想主義者・日和見・煽動者・実務家・英雄。真に世界を変えるのはどんな人物なのか、フランス革命の志士の生き様から、混迷と変革の時代をいかに生きるかを考えた1冊です。

フランス革命に直面した農民たちの手紙などをもとに、18世紀の光と影の世界を新鮮な視点で描いています。物語は農民が奴隷のような生活を強いられている、フランス革命以前の旧体制からスタート。貧農の子を取り巻く社会や人びとのあいだに繰り広げられる人生模様を通じて、フランス革命の時代を活写しています。

パリで代々処刑人を務めていたサンソン家の4代目、シャルル─アンリ・サンソン。彼が革命の時代をどのように生き抜いたかを、サンソン家に残る資料や取材から解き明かします。フランスを代表する文豪のバルザックが、どのようにサンソンを描いているのかにも注目です。

「第三身分とは何か」で革命に火をつけ、その後政治の第一線に立ち続け、ナポレオンを呼び込んで自ら革命に終止符を打ったシィエス。彼の視点から激動の十年間を簡潔に描くことで、革命の全体像と注目されてこなかった歴史的意義を見出します。憲法と議会を軸に展開する、新しいフランス革命史です。

大量殺戮をもって弾圧された、革命政府に対するヴァンデ地方の民衆蜂起。ヴァンデの人々はフランス革命をどう捉え、何を目的に行動したのでしょうか。史料に基づいて、後進地域の狂信的民衆による反革命蜂起とみなされてきた戦争の実態を克明に描いています。

現代風の漫画家による、新しい知見をもとにした世界の歴史の学習まんがです。時代の中心となる人物を軸にしたドラマチックなストーリーで、名誉革命やフランス革命などの歴史を描きます。巻頭と巻末には学習に役立つ解説ページを設けているのもポイントです。

革命の最前線を彩った人物たちの逸話や、テルミドールのクーデターなどの真相を軽妙に語った1冊。ロペスピエールやミラボーたちの秘話や、ルイ十六世の最期が描かれています。

図らずもフランス革命に対する反政府的立場に立たされたリヨンの革命。なぜ抵抗運動であり、どんな思想のもとに展開されて挫折したのかについて執筆しています。ジャコバンに対する恐怖の心性を引き出すとともに、反乱鎮圧後のリヨンにおける政治の実態をアナール学派の手法を用いて数量的に測定し論究した1冊です。

フランス革命固有の成果は、レトリックやシンボルによる政治言語と文化の創造であるとし、政治文化とそれを生み出した人々の社会的出自を考察した1冊です。「権力の詩学」「政治の社会学」の2部構成に、序説と結論を加えて書かれています。

フランス革命の特徴を啓蒙の哲学から説明することを主眼に置いたシリーズの7冊目です。カント・フィヒテ・ヘーゲル・マルクスなど、19世紀の広義の歴史家の革命論や政治哲学をとりあげて17の論考を収録しています。近代を問う全7冊の最終巻です。