エギングリールのおすすめ人気ランキング【2025年】

エギングでは基本的にノーマルギアやローギアといった、ハンドル1回転あたりの巻き取り量が多すぎないリールを選びましょう。

エギは「ワンピッチジャーク」と呼ばれる、ロッドをしゃくる度にハンドルを1回転させる方法で動かします。巻き取り量が少ないリールでないとすぐ手前にエギが寄ってきてしまい、イカがエギを抱くチャンスが減ってしまいます。そのため、ギア比の低いリールがおすすめです。

巻き取り量が多いハイギアも、シーンに合わせて使用すれば頼もしいギア比です。

強風時のエギングは、エギをキャスト後やしゃくったときのラインが風に流されてしまい、やりづらさを感じることも。その点、ハイギアのリールなら素早くラインが回収できるため、エギングがしやすくなりますよ。

また、ティップランエギング（船でのエギング）で深場にエギを落として釣るシチュエーションでも、一度に多くのラインを巻けるハイギアが活躍します。ハイギアは基本的にはエギング向けではありませんが、上級者の人は回収速度を活かしたハイレベルな釣りができます。

持ち手が2つあるダブルハンドルはラインの微調節がしやすく、張らず緩めずの状態でラインのテンションを保つエギングにマッチします。2つのハンドルの重さが釣り合っているため、手で回さない限りは回転しません。そのため、エギを意図せず動かしてイカを警戒させてしまうのを防げます。

また、ハンドルノブが2つあることで、イカのアタリに気づいたときすぐにラインを巻いて合わせを入れられます。デメリットとしては、シングルハンドルと比べると重たくなってしまう点があげられます。

シングルハンドルは標準的なリールのハンドル。ハンドル自体の重量が軽いため、ボディやベール部の軽量設計を損なわない点が魅力です。

しかし、惰性でハンドルが回りラインを巻きすぎてしまった際、ダブルハンドルに比べてハンドルを止めにくい点はデメリットといえます。

釣り具・自転車部品を販売し、2021年に創業100周年を迎えたシマノ。世界一の自転車部品販売から受け継がれたギア技術で、高い評価を得ています。エギングではセフィアシリーズや、各汎用リールの2500番・3000番を選ぶとよいでしょう。

駆動方式は「X-SHIP」とよばれるクロスギア方式を採用しており、スプールの等速上下運動を得意とします。

内部のギアは、約200トンの圧力で精密冷間鍛造する「HAGANEギア」と、歯面設計「マイクロモジュールギアⅡ」などが代表的な技術。丈夫でなめらかな巻き心地を謳っています。

防水機構は、撥水と防水を組み合わせたラビリンス（迷宮）構造。撥水で水切れ向上を図り、さらに水の進入路を迷路のような構造にすることで水を内部に到達させにくくしてあります。ボディ構造は2つの部品を張り合わせた「HAGANEボディ」仕様。金属素材あるいは金属とカーボン樹脂「CI4+」などをかけ合わせ、剛性と軽さの両立を図っています。

グローブライド社の釣り具専門ブランド、ダイワ。現在、釣り具・釣りアパレル市場で世界トップシェアを誇る人気メーカーです。エギングにはエメラルダスシリーズや各汎用リールの2500番・3000番を選びましょう。

中上位モデルのボディ構造は、モノコック（一体構造）ボディ仕様。ボディのつなぎ目やネジ穴がないため、防水性と剛性で高く評価されています。内部スペースを広くとれるので、大口径なギアを搭載しているのも特徴です。

ダイワのリールは駆動方式にS字カム方式を採用。巻きの軽さを得意とする駆動方式です。ギアは冷間鍛造したあと、マシンカットで整える「タフデジギア」。鍛造後に丁寧な処理加工をすることでなめらかな巻き心地を謳います。

ダイワリールの代名詞ともいえる防水機構「マグシールド」は、磁性を持つオイルと磁石でオイルの壁を作ることで水を弾き、侵入を防ぐ仕組みです。

アブガルシアはロッドやリールを販売する、世界的に有名なスウェーデンのメーカー。戦前からの歴史を有し、ビンテージ愛好家からも人気が厚いメーカーです。エギングでは各汎用リールの2500番・3000番がおすすめです。最新モデルではダブルハンドルモデルも多くラインナップされています。

アブガルシアのリールの駆動方式はS字カム方式で、ボディ構造はリール側面をボディと一体化させた「DURAMETAL一体ボディ」。多くのモデルがアルミニウムボディとなっています。

目立った防水機構はありませんが、随所のボールベアリングが撥水性と耐食性を備えており、海での使用も可能にしています。