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シマノ アルテグラ 4000XGをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

上位機種にしか搭載されていなかったマイクロモジュールギアⅡを採用し、巻き心地が飛躍的に向上したと謳うショアジギングリール、シマノ アルテグラ 4000XG。高評価の口コミが多い一方、「ザラザラした巻き心地が気になる」「ドラグ設定していてもラインがなめらかに出ない」との評判もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?


今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証・レビューを行いました。


  • 剛性の高さ
  • 巻きのなめらか
  • ドラグ性能


さらに、ダイワのカルディアSWや23 エアリティなどのショアジギングリールとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ショアジギングリール選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

2024年11月29日更新
石渡隆也
ガイド
アングラーズマイスター
石渡隆也

釣り歴は15年以上。投げ釣りやフカセなどの堤防からできる釣りをはじめ、ルアーフィッシングや船でのエサ釣りなどの幅広い釣りを経験してきた。釣りジャンルのYouTube出演や雑誌取材を多数経験後、自身も釣りに関するコンテンツのライターとして活動中。メインのカワハギ釣りでは、トーナメント大会に出場し決勝ステージ進出の経験もある。現在はmybestにて釣りジャンルのコンテンツ制作に注力し、ユーザーファーストを重視して正確で分かりやすい企画制作に日々努めている。

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本コンテンツに記載の検証結果は2023年11月までの情報です

目次

はじめに結論!剛性は十分とはいえないが、なめらかな巻き心地は魅力。ドラグ性能もなかなか

シマノ
アルテグラ4000XG

13,969円

アルテグラ
タイムセール

シマノ アルテグラ 4000XGは、手頃ながら巻き心地がなめらかな点が魅力です。実際に加速度センサーで手元の振動を確認したところ、比較した同価格~低価格帯の商品のなかでは振動が小さいとわかりました。「ザラザラした巻き心地が気になる」との口コミに反してノイズが少なく、小さなアタリも感じやすいといえます。とくに釣り初心者におすすめできますよ。


ドラグ性能も良好。おもりを使ったアワセの再現の衝撃をしっかりと抑えられ、一定の負荷でもスムーズにラインが出ました。なお比較した同価格帯の「ダイワ ブラスト LT4000-CH」は、ドラグが滑りすぎる結果に。ドラグ性能だけでいうなら、本商品のほうが大型青物と粘り強くやりとりできるでしょう。


一方、剛性はいまひとつです。5m先のおもりを巻き取るまでの時間は平均6.2秒と、比較した商品全体の平値である約5.5秒(※執筆時点)を上回りました。ややたわみもあり、大物を釣り上げるには力強さが足りないといえます。


比較したシマノの「ツインパワー」「ストラディック SW」といったモデルよりも安価なので、高性能かつ手頃なリールをはじめの1台に選びたい人にはよいでしょう。ただし、より大物を狙う中級者以上の人は、剛性が高くハンドルノブがラウンド型で力を入れやすいほかのリールも検討してみてください。

シマノ アルテグラ 4000XGとは?

シマノ アルテグラ 4000XGとは?

そもそもショアジギングとは、ショア(岸)からメタルジグと呼ばれる金属ルアーを遠投する釣り方。主にブリ・サワラ・真鯛など引きの強い魚を狙うため、大きくて丈夫なパワーがあるリールが必要です。


今回は、釣り用具の販売で有名なメーカー・シマノからアルテグラ 4000XGをご紹介します。アルテグラは上位機種から受け継いだ機構を惜しみなく搭載したリールとして、巻き・キャスト・耐久性などの基本性能を大幅に向上。今までの釣りを1つ上のステージへ引き上げると謳っています。

なめらかな巻き心地を追求した「マイクロモジュールギアⅡ」を搭載

なめらかな巻き心地を追求した「マイクロモジュールギアⅡ」を搭載
出典:fish.shimano.com

駆動方式には、負荷に強く軽快な巻き上げを得意とする「Xシップ」を採用しています。内部のギアには独自技術の精密冷間鍛造で生み出された「HAGANEギア」や、シマノの上位モデルに搭載されている「マイクロモジュールギアⅡ」を装備。音鳴りを抑えてなめらかな巻き心地を実現する設計です。


防水機構には、経路が入り組んだ「ラビリンス構造」を取り入れ水の侵入をガード。ボディには新カーボン素材「CI4+」を採用し、軽さと耐久性にもこだわっています。

ライトショアジギングにも対応する4000番手。素早く巻けるエクストラギア

ライトショアジギングにも対応する4000番手。素早く巻けるエクストラギア

リールの大きさは、ライトショアジギングにも対応する4000番手。サイズ展開は1000・2000・2500・3000・4000・5000番の6種類から選べます。


重量は270gあり、そのうちハンドルが33g・糸を巻く部分のスプールが54g。糸の巻き上げ量を表すギア比は6.2で、素早く巻けるエクストラハイギアに分類されます。巻き取り長さはハンドル1回転で101cmです。


シーバス・ヒラメ・ヒラスズキ・ハタ類(ライトショアジギング)・ブリ・サワラ・真鯛(ショアジギング)などの魚に対応していますよ。

実際に使ってみてわかったシマノ アルテグラ 4000XGの本当の実力!

今回はシマノ アルテグラ 4000XGを含むショアジギングリール全15商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。なお、リールの大きさ(番手)は、すべて4000番に統一しています。


具体的な検証内容は以下のとおりです。

  1. 剛性の高さ
  2. 巻きのなめらかさ
  3. ドラグ性能

剛性はそれほど高くない。おもりの巻き取りに時間がかかった

剛性はそれほど高くない。おもりの巻き取りに時間がかかった

まずは剛性の検証です。リールの直線上にある3.75kgのおもりを、ロッドを曲げずにリールの力だけで5m巻き取り、かかった時間を測定。3回ずつ測定し、平均時間が短いものほど高評価としました。なお、PEラインは1.5号に統一しています。


検証の結果、おもりの巻き取りにかかった時間は平均6.2秒。比較した商品全体の平均時間が約5.5秒(※執筆時点)、ダイワの「23エアリティ LT4000-XH」はわずか約3.2秒で巻き終えたことを考えると、評価は伸び悩みました。


各商品を見比べた結果、ボディやローターがアルミニウムでできていると剛性が高い傾向が。本商品はローターに高強度樹脂、ボディにシマノの独自素材「CI4+」を使用しており、金属のものと比べると力強さはいま一歩。実際に使ったときに大きくたわむわけではありませんが、障害物に潜り込もうとする魚を強引に引き寄せてるシーンにはやや力不足といえます。

機敏なアクションを加えやすい、T字ハンドルを採用

機敏なアクションを加えやすい、T字ハンドルを採用

一方、ハンドルノブが力を入れずに持てるT字型なのはメリット。魚とのやりとりには不安が残るものの、メタルジグにアクションを加えやすい構造です。力を入れずにキビキビした動きをプラスできますよ。


なお比較したシマノの商品のなかでは、ツインパワー・ツインパワーXD・ストラディック SWなどは剛性があり高評価でした。大物狙いにチャレンジするなら、高価格帯のモデルを検討してもよいでしょう。

ザラつきのないなめらかな巻き心地。釣り初心者のはじめの1台に

ザラつきのないなめらかな巻き心地。釣り初心者のはじめの1台に

次に、巻きのなめらかさの検証です。手元に感じる振動を、加速度センサーを用いて数値化。センサーが感知した振動が小さいものほど高評価としました。


なお、比較する条件は以下に統一しています。


  • 30秒間の1キロヘルツまでの各周波数を測り、x,y,z軸の変位量のoverall値を合成ベクトルで評価。低いものほど高評価とする
  • 内部のグリスをなじませるため、新品状態から1000回転以上回した状態で測定
  • ハンドルの回転をできる限り等速にするため、メトロノームを使い50BPMに合わせる
  • 加速度センサーの取りつけ位置は、リールフットのフロント側

振動が少なく巻き上げがスムーズ。価格と性能のバランスがよい

振動が少なく巻き上げがスムーズ。価格と性能のバランスがよい

「ザラザラした巻き心地が気になる」との口コミに反し、巻き心地はなめらか。手元に感じる振動は361(10⁻³m/s²r)と、執筆時点の全体平均340(10⁻³m/s²r)を上回りました。比較した30,000円を超える上位機種を除けば高評価です。


本商品はECサイト経由であれば15,000円以下で購入でき(※執筆時点)、価格と性能のバランスがよいのが特徴。できるだけ高性能なモデルを安く購入したい釣り初心者には選択肢になるでしょう。

ノイズが気にならず、小さなアタリを感知しやすい

ノイズが気にならず、小さなアタリを感知しやすい

比較した結果、回転をなめらかにするベアリング数が多いものや、ギアが超々ジュラルミン素材でできているものが高評価を得る傾向がありました。本商品のベアリング数はボール5・ローラー1と少ないものの、ドライブギア材質に超々ジュラルミンを使用しています。


中級者以上には物足りない可能性がありますが、ノイズが少なく小さなアタリも感じやすいので、釣り初心者には十分でしょう。


なお、シマノのより安価なモデル「ナスキー 4000XG」の振動値を測定したところ、251(10⁻³m/s²r)と比較したなかでもトップクラスの少なさでした。しかしナスキー 4000XGは、巻き心地が少し重く感じた点が気になります。


長時間釣りを楽しむ場合は、巻き心地の軽さも重要な要素のひとつ。悩む場合は、実際に店舗で比較して好みの巻き心地のものを選ぶのがベターです。

ドラグ性能はまずまず。一定の負荷でもラインがスムーズに出る

ドラグ性能はまずまず。一定の負荷でもラインがスムーズに出る

最後はドラグ性能の検証です。逆さに固定したリールから、おもりをたらします。アワセの動作や魚が走ったときの衝撃を再現するために、ラインローラーを起点として15cmラインを出し、起点の位置までおもりを持ち上げ手を離しました。


3回行い、おもりの落下の衝撃を抑えられ、衝撃を抑えたあとのドラグの出方がなめらかなものを高評価としています。参考値として落下にかかった時間も計測しました。


検証条件

  • ドラグ設定値は1.5kgに統一
  • PEライン1.5号を使用
  • 使用するおもりは1.5kgで、起点となるラインローラー位置も統一

衝撃をしっかり抑えられた。抑えたあとのドラグの出方もなめらか

衝撃をしっかり抑えられた。抑えたあとのドラグの出方もなめらか

おもりが落下するまでにかかった時間は平均3.5秒。比較したなかには1~2秒で落下したものがあったのに対し、アワセの再現の衝撃をしっかり抑えられていました。比較した結果、ドラグ性能は価格差が如実に反映されましたが、比較的手頃な本商品の評価も悪くありません。不意に大物がかかったときにも粘り強く対応できそうです。


「ドラグ設定していてもラインがなめらかに出ない」という口コミのようなことはなく、衝撃を抑えたあとのラインの出方もスムーズ。比較した同価格帯の「ダイワ ブラスト LT LT4000-CH」はラインが滑りすぎており、魚の動きを制御するには物足りない結果でした。


一方「シマノ ナスキー 4000XG」は、安定したラインの出方で本商品よりも高評価を獲得。リーズナブルなものがほしい釣り初心者には、こちらも選択肢になるでしょう。

シマノ アルテグラ 4000XGの価格比較

※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。

  1. 1

    13,842円

    (最安)

    販売価格:13,969円

    ポイント:127円相当

    送料別

  2. 1

    13,842円

    (最安)

    販売価格:13,969円

    ポイント:127円相当

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  3. 3

    13,843円

    (+1円)

    販売価格:13,983円

    ポイント:140円相当

    送料無料

  4. 4

    13,969円

    (+127円)

    販売価格:13,969円

    ポイント:0円相当

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    4.41

    (145,640件)

  5. 5

    15,043円

    (+1,201円)

    販売価格:15,043円

    ポイント:0円相当

    送料別

シマノ アルテグラ 4000XGはどこで買える?

シマノ アルテグラ 4000XGはどこで買える?
シマノ アルテグラ 4000XGは、Yahoo!ショッピング・楽天市場・Amazonのほかに実店舗でも購入可能。実物を確認したい人は、公式サイトからお店をチェックしてください。

ECサイトの値段は取扱店舗によって異なるので、お得に買えるようリサーチしてみてくださいね。

剛性や軽さを重視するなら、こちらの商品がおすすめ

最後に、力強く巻ける商品や軽くて強い商品をご紹介します。


剛性の高さにこだわるなら、ダイワ カルディア SW 4000-CXHがぴったり。力を込めやすいラウンドノブとアルミニウム製のボディで力強く巻けます。おもりを巻き上げるまでの時間は平均3.9秒とかなりスピーディ。大物を強引に引き寄せるダイナミックなファイトを楽しみたい人に適しています。


軽量特化のリールを求めるなら、ダイワ 23 エアリティ LT4000-XHがおすすめです。重さは200gと比較した商品のなかでもトップクラスに軽いうえ、おもりを平均3.19秒で引き上げる剛性の高さを発揮。軽量リールでは不向きとされるショアジギングでも活躍する強さを備えた一品です。

グローブライド
DAIWAカルディア SW4000-CXH

カルディア SW 1
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ダイワ カルディアSW 4000-CXHをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

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