タイラバリールのおすすめ人気ランキング【2025年】

糸巻きパーツであるスプールと、糸を巻き取っていくレベルワインドという機構が連動し、糸をきれいに巻けるのが強み。常にまっすぐラインを放出でき、スムーズに仕掛けを落としこめます。真鯛とファイト中に、糸を送り出す機構のドラグが滑らかに作動するので、不意の大物がかかっても駆け引きしやすいでしょう。

2023年7月現在、炎月は全4種類のシリーズを展開し、価格帯は2～5万円ほどです。初心者は、エントリーシリーズのエンゲツ BBやエンゲツ CTに注目。より高品質なリールを求める中級者以上の人であれば、エンゲツ・エンゲツ プレミアムがよいでしょう。

タイラバをする際の仕掛けの巻き上げやすさを重視する人は、ダイワを検討してください。ダイワは、シマノと並び国内外で有力な釣り具メーカー。紅牙というタイラバ専用のブランドを手がけており、両軸リールの紅牙・紅牙 IC・紅牙 X ICを展開しています。

紅牙・紅牙 IC・紅牙 X ICに共通するのは、ロングハンドルを採用していること。ロングハンドルにすることにより、一定の速度で仕掛けを巻き上げやすくしているのが利点です。感度が上昇するため、潮流の変化もつかみやすいでしょう。

2023年7月現在、紅牙は全3種類のタイラバリールを展開し、価格帯は1.5～5万円ほどです。初心者は、エントリーモデルの紅牙 X ICが狙い目。耐久性や感度をより重視する人は、紅牙や紅牙 ICをチェックしましょう。なお、スピニングリールの紅牙MXは、仕掛けや釣り方の異なるテンヤ釣り向きです。

タイラバを長時間楽しみたい人には、ロープロ型のベイトリールがおすすめです。ベイトリールは、基本的に巻くだけで釣りを楽しめるのが魅力。そのなかでもロープロ型とは、ベイトリールを見下ろした際の形状が流線形のものを指します。

ロープロ型のベイトリールなら、タイラバの基本である仕掛けを着底させてからすぐに巻き上げる動作のコツを覚えやすく、手にフィットするので長時間使っても疲れにくいのがメリットです。2023年7月現在1～4万円台で、コスパを重視する人にも向いています。

タイラバに慣れてきて大型の真鯛を狙いたい人には、重い仕掛けを扱える丸型のベイトリールがうってつけです。そもそもベイトリールは太い糸を多く巻けるので、大物を狙って駆け引きしたい人にも適している種類。そのなかでも丸型なら、パワーが強い傾向があり重い仕掛けを扱いやすいのが特徴です。

高耐久なものが多く、壊れにくいのもメリット。ただし、価格帯は2023年7月現在3～6万円台とロープロ型よりも高価な傾向があります。まずはロープロ型を使用し、さらに大物を狙える技量がついてきたら丸型を購入するのもよいでしょう。

仕掛けを真下に落としこむだけでなく、仕掛けを周囲に投げて広範囲を探りたい人は、スピニングリールに着目しましょう。ベイトリールと比べるとスピニングリールはラインが絡まりにくく、キャスティングしやすいのが魅力。ロッドを振って仕掛けを飛ばすのに慣れていない初心者にもおすすめです。

スピニングリールは構造上、ほかのリールよりラインにテンションがかかりにくい傾向があります。ラインが不自然に引っ張られないため、魚に違和感を与えにくい自然な状態で、素早く仕掛けを落としこめるのがメリットです。テンポよくポイントを探りたい人にも向いています。

電動リールは常に一定の速度で巻き取りやすい点もメリット。等速で巻くのが重要であるタイラバでは大きな利点です。一方、電動リールは手動モデルに比べて高価な傾向があります。電動の主要モデルであるダイワのシーボーグ 300Jは9万円と、手動で高価な紅牙 ICとの価格差は5万円ほどです（2023年7月時点）。

とくに、魚群探知機でとらえた、真鯛がいる水深へアプローチしやすいのがメリット。真鯛がヒットした水深を仲間内で共有できます。海底の深さを把握できるため、着底のタイミングをとらえやすいのも利点です。海中の障害物へ仕掛けが引っ掛かりにくくなるでしょう。

真鯛とのファイトを楽しみたい人は、ドラグ音つきがベターです。ドラグとは、仕掛けにかかった真鯛が泳いだ際、ラインへの負担を軽減するために自動でラインを送り出す機構のこと。ドラグが作動することで、真鯛とのやりとりの最中に糸が切れる可能性が低下します。

真鯛とのファイト中にドラグを調節する場面では、ドラグ音を頼りにラインにかかる負担を修正できるのもメリット。タイラバの経験値が高い人なら、真鯛の大きさを予想できるのも利点のひとつです。ドラグ音が鳴るものだと、真鯛とのファイトがよりエキサイティングで楽しいものになるでしょう。

ポイントをテンポよく探りたい人は、ハイギアが狙い目です。ハンドルひと巻きあたりのラインの巻き取り量が多く、仕掛けを素早く回収できる点が魅力。真鯛が潜むポイントを次々に探れます。仕掛けを素早く回収できるため、深場に潜んでいる真鯛に積極的にアプローチしやすいのも利点です。

巻き速度に変化をつけやすいため、真鯛の活性や潮の状況に柔軟に対応。巻き速度に変化をつけることで、真鯛へ効果的にアプローチできるでしょう。一方、一度に巻き取れるラインの量が多いので、巻き心地が重い点には留意してください。

巻き心地の軽さを重視するなら、ローギアに注目です。ローギアの特徴は、巻き心地の軽快さ。ハイギアよりも抵抗が少なく、タイラバに慣れていない人でも巻きやすいでしょう。ハンドルひと巻きあたりのラインの巻き上げ量が少なく、スローなスピードで真鯛へアプローチしやすいのも強みです。

ローギアは巻き取りのパワーにも優れています。風や潮に乗せて船を流し、深場に潜む真鯛を狙うディープタイラバに挑戦してみたい初心者にぴったりです。一度で巻き取れるラインの量が少ない分、リールの力を利用して速度に変化をつけるのは難しいので注意しましょう。

タイラバ初心者もしくはタイラバの経験が浅い人は、ダブルハンドルに着目しましょう。ダブルハンドルとは、ハンドルのつまみが2つある仕様のこと。左右対称でバランスがよく、一定の速度で巻き上げやすいのが魅力です。手を離してタイラバをフォールさせている最中でも、ハンドルを掴みやすいでしょう。

タイラバに慣れている中上級者なら、ハンドルのつまみが1つのシングルハンドルがぴったり。より深場にいる大物を狙うときや、重い仕掛けを積極的に使う場面にうってつけです。力強く巻き上げられるので、大物がヒットした際のやりとりもスムーズ。とくに、つまみが大きくハンドルが長いリールがおすすめです。