児童書のおすすめ人気ランキング【2025年】

幼いときから自分の「からだ」を知れる絵本です。口や胸・性器のプライベートパーツや、自分も他人も大切な存在だと認識できるのが魅力。また子どもへの性暴力の加害や被害を防ぐためにも理解することが重要ですよ。

子どもが出会う世の中のさまざまな大ピンチが図鑑になっています。なりやすさを5段階に分類して小さいものから順番に紹介。期待を裏切らない「のりたけワールド」炸裂で、思わずふき出すユーモアにあふれた1冊ですよ。

おいしいパンを探し求めるどろぼうのお話。パンを全身にかぶって手足だけ出ているどろぼうが、急いでお店から逃げていく絵にインパクトがあります。お店にまぎれ込んで隠れている姿や憎めない表情に、子どもたちも笑ってしまうことでしょう。

齋藤孝先生が教えてくれる、ことばをえらぶチカラが身につくえほんです。よかったね・だいじょうぶなど、相手の心が元気になったり楽しくなったりするふわふわことばとうるさい・あっちいっなど、相手の心が痛くなったり悲しくなったりするちくちくことば。普段話す言葉の使い方に気づかせてくれる1冊です。

身も蓋もない言葉の中にだけ、希望を見出せるときもある。ヨシタケシンスケが描く「人は何のために生きてるの？」をテーマにした3つのお話を収載しています。生きる意味や生きる目的について考えたい人へおすすめです。

ここは小さな動物たちが暮らす森。「かなしいきもちはね、ふたをしなくていいんだよ」など辛いときや心細いときに心にそっと寄り添ってくれるのが魅力。心温まる絵とたくさんの愛を伝えられるメッセージ絵本ですよ。

出版以来、世界中で愛されるミヒャエル・エンデの代表作です。話を聞くだけで、相手を幸せな気持ちにできる不思議な少女・モモ。ある日町はずれにある円形劇場跡に迷いこんだ彼女は、人々の時間を盗む時間どろぼうと呼ばれる男たちに出会ってしまいます。

学校・友だち・生活・安全など、楽しい小学校生活を送るために、小学校入学前後に身につけたい42の習慣を紹介しています。小学校という小さな世の中に出ていくわが子に、どんなことをどう伝えたらいいかが詰まった1冊。お父さん・お母さんを応援する、入学準備の絵本です。

兵十が病気の母親のためにとったウナギを、いたずら心から奪ってしまった狐のごん。新美南吉が書いた作品を、イラストレーターの黒井健が格調高い絵画で再現しました。日本図書館協会選定図書にもなった一冊です。

ポーランドで人気の絵本作家夫妻が世界の国々をすみからすみまで調べあげ、まる3年かけて地図とイラストをかきました。食べ物・歴史的な建物・偉大な人物・ 動物・植物を掲載。すべてのページに、数えきれないほどのイラストがぎっしりつまっています。

死んだおじいちゃんが書いた「このあと どうしちゃおう」ノートが出てきて、「じぶんが しょうらい しんだら どうなりたいか」が書いてあります。発想えほん第3弾です。ヨシタケシンスケが、死をテーマに挑んでいます。

大人も子どもも読んでいる、絵本の本質をとらえた佐野洋子の代表作です。読むたびにちがう気持ちになるりっぱなとらねこの、ふしぎな物語。子どもが成長してからも繰り返し読める絵本を探している人にぴったりです。

どうぶつ島に捕まって逃げられないりゅうの子どもの話を野良猫から聞き、助けに行く決心をした9歳のエルマー少年。恐ろしい動物が待ち受ける島で、準備した輪ゴム・チューインガム・歯ブラシなどを使って知恵と勇気で立ち向かいます。出版から半世紀以上たつ今なお世界中で愛され続ける、エルマーシリーズ最初の1冊です。

時間どろぼうと、ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語。時間に追われ、人間本来の生き方を忘れてしまっている現代の人々に、風変りな少女モモが時間の真の意味を気づかせます。子どもだけでなく、忙しい大人たちにも夢を見ることの大切さを教えられる本です。

「星の王子さま」のスタンダード。サハラ砂漠に不時着した孤独な飛行士と、「ほんとうのこと」しか知りたがらない純粋な星の王子さまとのふれあいを描いた、永遠の名作です。内藤濯氏による歴史的名訳で、1953年以来、日本じゅうの読者を魅了してきました。

仲よしのがまくんとかえるくんを主人公にしたユーモラスな友情物語を5編収録。多くの児童書を世の中に送り出したアーノルド・ローベル氏の作品で、読み聞かせにも向いており、「ふたりはいつも」「ふたりはきょうも」と物語は続いていきます。小学校の教科書にも採用されているお話です。

アニメ化されているかいけつゾロリシリーズです。1人修業の旅にでたゾロリは、お姫様の花婿に立候補することにして、そのためにすばらしい計画を立てます。いたずら大好きなゾロリがどうなるのか目が離せませんよ。

淡い、水彩のような絵で描かれた、モンゴルの民話。馬と少年スーホの叙情的なストーリーと、モンゴルに伝わる楽器「馬頭琴」の由来が描かれ、感情を揺さぶられるでしょう。横長の画面でモンゴルの大平原を舞台に雄大に描いたこの絵本は、国際的評価を受けています。

わかったさんはクリーニング屋さん。ある日、洗たくものに入っていたカギを返しに行ったマンションで、クッキー作りのカギをマスターする話です。ファンタジーの世界で不思議なカギが教えてくれる、おかし作りのレッスンができます。

ひとり立ちするために知らない街にやってきた魔女のキキがはじめた仕事は、ほうきで空を飛んで荷物を届ける宅急便屋。ミスして落ち込んだりしながらも元気に生きるキキは、大事なことを発見していきます。相棒の黒猫ジジと喜びや悲しみを共にしながら、町の人たちに受け入れられるようになるまでの1年を描いた物語です。

知り合いの家に預けられ友だちもなく退屈していたトムは、真夜中に古時計が13もときを打つのをきき、昼間はなかった庭園に誘い出され、ヴィクトリア時代のふしぎな少女と友だちになります。「時間」という抽象的な問題ながら、理屈っぽさを感じさせない物語。カーネギー賞受賞の傑作です。