ビジネス書コンシェルジュおすすめ!新社会人向けの本10選【2018年版】

ビジネス書コンシェルジュおすすめ!新社会人向けの本10選【2018年版】

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書評系ブロガー/税理士
新たな社会人としての仕事や生活を学ぶのに、コストパフォーマンスが高い方法の1つが読書。とはいえどんな本を読んだらいいのか分からない、という方も多いと思います。

そこで今回は、比較的最近発売されたビジネス書や実用書の中から、新社会人向けに10冊選んでみました。

もちろん2年目~3年目の方にとっても役立つ作品ばかりですから、気になる作品がありましたら、ぜひチェックしてみてください。
  • 古川 武士
    成果を増やす 働く時間は減らす 高密度仕事術
    1,512円


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    キャッチコピーでは「時短術系」と申し上げましたが、本書が目指すのは、「時短(単なる残業削減)」ではなく、本のタイトルにもあるように「高密度化(日常的な生産性向上)」です。

    著者である古川武士さんの大人気の法人研修を書籍化したものが本書になります。登場するのは、メール術からテンプレート、チェックリスト、PDCA、時間簿などなど。

    さすがに法人研修をベースにしているだけに、奇をてらわず、初心者からでも実践できますから、まさに新社会人向けの仕事術本、と言って良いと思います。
  • 安井 元康
    会社では教えてもらえない 一気に伸びる人の自己投資のキホン
    1,512円


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    社会人になると投資対象は色々ありますが、まず行うべきは「自己投資」。本書は「学歴もコネもお金もない」状態から、30代で社長にまで上りつめた安井元康さんが、いかに自分に磨きをかけてきたかを明かした1冊です。

    たとえ転職や起業をしないにしても、それが可能なくらいに自己投資をすることが、人生設計においても余裕を生み出すという指摘は、なるほど確かに。もちろん社内で出世を目指す方にとっても、有意義な内容となっています。

    早いうちから始めた方が効果が大きい、という意味でも、新社会人にとっては一読の価値があるでしょう!
  • 西岡 壱誠
    「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書
    1,512円


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    巷に読書術本は多いですが、特に東大生の間で普通に行われている読書法を解説したのが本書。著者の西岡さんは、「知識量だけでは太刀打ちできない」東大の入試問題に対処するため、2浪後、「考える力」を身に付ける読書法をあみだし、見事に東大合格を果たします。

    ところがいざ東大に入ると、周りの学生も皆、同じような読書法をしていたとのこと。本書はそんな東大流の読書法「東大読書」を、5ステップで指南してくれます。

    さらには章ごとの終わりに付されたお薦め本も見逃せないところ。新社会人となって、ビジネス書や実用書を読むなら、ぜひこの読書法に挑戦してみてください!
  • 桑野 麻衣
    好かれる人の話し方、信頼される言葉づかい
    1,490円


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    著者の桑野さんが女性ということで、マインド中心のコミュニケーション本だと思ったら、意外にも男性顔負けのテクニカルなお話が連発されていて、この手の本を読み慣れた私でも少々驚きました。

    たとえば相手を真似る「ミラーリング」にしても、類書が「グラスを持つ」「足を組む」といった「しぐさ」をまねることを主張しているのに対して、桑野さんは「表情」のミラーリングを推奨。

    また、接客中などで「馴れ馴れしく」ならずに「親しみやすく」するには、言葉遣いは崩さずに、声や表情を崩すべし、という指摘も非常に鋭いと感じました。若いうちからこういった優れたTIPS(秘訣)を身につけておくと、活躍の場も広がると思います。
  • 秋山 ゆかり
    自由に働くための仕事のルール 父がわたしに教えてくれなかったこと
    1,620円


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    ボストン・コンサルティング・グループ、GE、日本IBMといった企業で活躍されてきた、秋山ゆかりさんのスキルアップ本。本書では主に、業種や職種を問わず持ち運びできる「ポータブル・スキル」について掘り下げています。

    とりわけ「根回しの仕方」や「社内情報収集力」のような明文化されていないスキルは、なかなか類書ではお目にかかれないモノ。

    秋山さん自身も、出産や育児によって働き方を見直されたこともあり、若い方はもちろん、女性の方にとって得るべき点が、本書には多々あると思います。
  • 秋元 祥治
    20代に伝えたい50のこと
    1,404円


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    タイトル通り、まさに「20代」に向けて書かれた作品。何でも本書は、著者の秋元さんが38歳の今、「20代の自分自身に伝えたいことをまとめたもの」なのだそう。

    さらにはご自身が大学の非常勤講師も勤めていて、学生に向かって語った台詞も収録されていますから、社会人になる前からでも読むことは可能です。

    とにかく秋元さんの物事に対する姿勢や考え方、さらには生き方など、その「アツさ」に心を揺り動かされることうけあい。私も20代のうちに本書に巡り会いたかったと思わせられました。
  • 鳥原 隆志
    仕事のスピードと質が同時に上がる33の習慣
    1,404円


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    一般的に仕事は、「スピード」を求めれば「質」がおろそかになり、逆に「質」を極めようとすると「スピード」が犠牲になるもの。ところが本書はその「スピード」と「質」の双方を追求しようとする意欲的な作品です。

    そしてそのキモとなるのが「取捨選択」。「やるべきこと」と「しなくてもよいこと」を分けるのが、「仕事のスピードと質を同時に上げる」には大事なわけで、本書はそのコツを指南してくれています。

    さらには「仕事の優先順位の付け方」なども、「重要度」「緊急度」の2軸でしか考えたことのなかった私には、目からウロコでした。
  • 塩野 誠 /佐々木 紀彦
    ポスト平成のキャリア戦略 (NewsPicks Book)
    1,620円


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    経営共創基盤(IGPI)取締役の塩野 誠さんと「NewsPicks」編集長の佐々木紀彦さんによる、「これからのキャリア」に関する対談本。

    もちろん、どの世代であっても「キャリア戦略」は考えなくてはいけないテーマですが、若いうちから意識しておくのとそうでないのとでは、後になってから大きな違いになると思います。

    特に第4章は学生さんから20代にかけての世代の方なら必読! 「20代前半で失敗を経験しないで、根拠のないプライドを持ったまま30代で挫折すると心が折れる」という指摘は、心しておいて頂ければと思います。
  • 苅野 進
    10歳でもわかる問題解決の授業
    1,512円


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    タイトルだけ見て「子どもじゃないんで…」とパスをしたアナタ。甘い! 甘すぎます!私自身、今まで問題解決本はそれなりに読んでいますが、それらと比較しても遜色がないどころか、むしろ「腑に落ち具合」からいったら上位3冊に入るという、おすすめの作品。

    中でも留意すべきは「『仮説』をしっかり立てること」。そうすることによって、たとえ失敗したとしても次につながりますし、「良い仮説は具体的なアクションを含む」という指摘は、個人的には目からウロコでした。

    なお、収録された事例に小学生の勉強方法が数多く登場するため、むしろ子育て本として使える点も2児の父としてありがたかったです。
  • 平野 友朗
    仕事が速い人はどんなメールを書いているのか
    1,458円


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    社会人にとって、ビジネスメールは必須のアイテム。それと同時にそのメール作法が社会人としての評価も左右してしまいます。かといってじっくり書いていたら、それこそ時間が足りません。

    そこで著者の平野さんいわく、意識すべきなのは「目的」「ビジュアル」「返信しやすさ」「言葉」「処理時間の削減」の5つのポイント。さすがにこれまで1万通以上のメールを添削してきただけあって、その内容には納得しきりです。

    もちろん、「テンプレの活用」や「辞書登録」といった小技も充実。これらは早いうちにマスターしておけば、一生分の生産性が違いますから、まさに新社会人向けと言える1冊でしょう。

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ビジネス書コンシェルジュがおすすめする翻訳本12選
ビジネス書コンシェルジュがおすすめする翻訳本12選
毎年ビジネス書は大量に出版されますが、良書を見つける1つの方法に「翻訳本を選ぶ」というものがあります。なぜなら翻訳本は、本国で評価の高いものが日本で出版され、内容も原書の時点で外国の編集者のフィルターを通してしっかり精査されているから。

今回は、ビジネス書コンシェルジュである私が選んだ翻訳本をご紹介します。自己啓発・コミュニケーション・スキルアップとさまざまなジャンルから選んでいるので、興味のある作品がありましたら、ぜひお読みになってみてください。
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書評系ブロガー/税理士
ビジネス書コンシェルジュおすすめ!旅行や出張に持っていきたい新書10選【2018年版】
ビジネス書コンシェルジュおすすめ!旅行や出張に持っていきたい新書10選【2018年版】
夏真っ盛りの今日この頃、皆さま、もう夏休みはお取りになりましたでしょうか?

ところで、夏休みと言えばやはり「旅行」。そして旅行のお供といえば「新書」ということで、今回は過去1年に発売された新書の中から、私のおすすめする作品を10冊ご紹介したいと思います。ビジネス書から婚活本までテーマもさまざまですから、気になる作品をお選びください。

もちろん夏休みそっちのけで、「出張」なさっている方にも納得してもらえるラインナップですから、ビジネスパーソンの皆さんも、ぜひご確認くださいませ!
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書評系ブロガー/税理士