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ETCコーポレートカードって?メリットや割引率を解説

ETCコーポレートカードって?メリットや割引率を解説

使い方によって、お得に高速道路を利用できるETCコーポレートカード。ほかのETCカードと何が違うのか、自分に合っているのか気になっている人も多いのではないでしょうか。


そこで今回は、ETCコーポレートカードの特徴や他のETCカードとの違いなどを詳しく解説します。申し込み方法も解説するので、ETCコーポレートカードを検討するときの参考にしてください。

2025年02月14日更新
大島凱斗
ガイド
元銀行員/マイベスト クレジットカード・ローン・証券・保険担当
大島凱斗

大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。

大島凱斗のプロフィール
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目次

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ETCコーポレートカードとは?

ETCカードは、ETCコーポレートカード以外にもいくつか種類があり、それぞれ特徴が異なります。用途に合わせて最適なETCカードを選びましょう。

毎月高速道路を頻繁に利用する事業者・個人事業主向けのカード

毎月高速道路を頻繁に利用する事業者・個人事業主向けのカード

ETCコーポレートカードは、毎月高速道路を頻繁に利用する事業者・個人事業主向けのカードです。東日本・中日本・西日本高速道路株式会社が発行しています。


ETCコーポレートカードは毎月5,000円を超えて利用額が大きくなればなるほど、割引率が高くなるので、タクシーや運送業など頻繁に高速道路を利用する事業者におすすめです


ETCコーポレートカードの手数料は629円で、ETC車両1台につき1枚の発行となります。クレジット機能はついていないので、審査不要で作成可能です。


ただし、ETCコーポレートカードを利用するにはETC車載器が搭載されている車両であることや、毎月の利用額が30,000円を超えるなどの条件を満たさなければなりません。細かい条件は申し込みをする協同組合によって変わるということも覚えておきましょう。

法人ETCカードやクレジットカード付帯のETCカードとの違いは?

次にETCコーポレートカードと比較できるように、法人ETCカードとクレジットカード付帯のETCカードの特徴をチェックしていきましょう。

法人ETCカード:ETCマイレージが貯まる

法人ETCカード:ETCマイレージが貯まる

法人ETCカードは、事業協同組合が発行する法人・個人事業主に向けたETCカードのことです。ETCコーポレートカードと同じくクレジット機能がついていないので、クレジット審査不要で発行できます。


ETCコーポレートカードと違い、ETCマイレージサービスのポイントが貯まるのが大きな特徴です。発行手数料は無料で、毎月の利用額が少なくても発行できます。


ETCコーポレートカードのように1枚につき1台といった限定はないので、複数の社用車やレンタカーでETCカードを使いたい場合におすすめです。

クレジットカード付帯のETCカード:様々な優待サービスを受けられる

クレジットカード付帯のETCカード:様々な優待サービスを受けられる

クレジットカード付帯のETCカードは、クレジット会社が発行するETCカードです。


法人ETCカードと同じようにマイレージサービスのポイントが貯まるだけでなく、旅行保険や提携会社の優待サービスなどお得な特典やポイント還元が受けられるのも大きなメリット。年会費はカード会社やカードの種類によって違いがあります。


ただし起業して間もない法人や個人事業主は、信用力の観点からクレジット審査に通らないことも。事業歴が浅い場合は、審査のない法人ETCカードを選ぶとよいでしょう。

ETCコーポレートカードのメリットは?

ETCコーポレートカードは事故のリスクを減らせる、経費削減などといったさまざまなメリットがあります。それぞれのメリットを十分理解したうえで、利用するか検討してみてください。

事故のリスクを減らせる

事故のリスクを減らせる

ETCコーポレートカードは、事故のリスクを減らせるメリットがあります。道路会社からETCレーン通過時に、速度超過の警告を受けられる唯一のカードだからです。


ETCコーポレートカードには、車番限定利用という特性があるため、誰がいつどこで違反走行をしたのかを明確にでき、重大な事故の防止につなげられます。

経費削減につながる

ETCコーポレートカードは大口・多頻度割引や時間帯・曜日による割引が用意されているため、計画的に利用すれば経費削減につながるのがメリットです。ここでは、それぞれの割引内容を詳しく説明します。

大口・多頻度割引

大口・多頻度割引

大口・多頻度割引は、毎月の高速道路の利用額に応じて受けられる割引です。車両単位の割引と契約者単位の割引があり、両方が適用される場合には大きな割引を受けられることもあります。


たとえばNEXCOの高速道路で、ETC1.0の車載器を使用したときの車両単位の割引率は、自動車1台に対して利用料金が5,000~10,000円以下は10%、10,000~30,000円以下が20%、30,000円超えで30%です。ETC2.0の車載器を使用した場合は、それぞれ10%ずつ割引率が増えます。


契約者単位でみると、1か月の利用額合計が500万円を超え、さらに契約者の自動車1台あたりの高速道路月間利用額の平均が3万円を超えている場合に、10%の割引を受けられます。


大口・多頻度割引は法人ETCカードやクレジットカード付帯のETCカードにはない仕組みなので、ETCコーポレートカードを利用する大きなメリットといえるでしょう。

時間帯・曜日による割引

時間帯・曜日による割引
時間帯や曜日による割引もメリットのひとつです。深夜割引・平日朝夕割引・休日割引があり、休日割引と深夜割引に関しては、大口多頻度割引との併用が可能です。

深夜割引は深夜0~4時のあいだに、高速道路を利用すると料金が30%割引になります。


平日朝夕割引は平日朝6~9時・夕方の17~20時のあいだの利用で最大50%割引です。割引率は月の利用回数によって異なり、月に5~9回の利用だと30%、10回以上の利用で50%が割引されます。


土曜日と日・祝日の休日割引は30%割引です。


なお深夜割引と平日朝夕割引は全車種が対象ですが、休日割引は軽・普通車限定なので注意しましょう。

クレジット審査が不要

クレジット審査が不要

ETCコーポレートカードは、クレジット審査不要で作成できるのもメリットです。


そもそもETCコーポレートカードにはクレジット機能がついていません。ETCコーポレートカードはクレジット審査が不要なので、開業したばかりの法人・個人事業主も申し込みやすいのが特徴です。


一般的なETCカードは、クレジットカードの付帯カードとして発行されるため、クレジット審査に通らなければETCカードも発行できない点に注意しましょう。


ただし、ETCコーポレートカードに申し込む際は、各事業協同組合によって独自の審査が行われるケースもあります。

経費の管理がスムーズにできる

経費の管理がスムーズにできる

ETCコーポレートカードの利用には、経費管理の効率化につながるメリットもあります。従業員や個人が通行料金を都度立て替える必要がなくなることによって、経費精算業務にかかる手間やコストが省けるからです。


ETCコーポレートカードの利用明細書には車両ごとの通行区間、通行料金内訳なども記載されています。それぞれの車両の利用状況を把握でき、会社の経費が明確になることで、税務署への申告もスムーズに進められるようになるでしょう。

ETCコーポレートカードのデメリットは?

ETCコーポレートカードには、使い方によってはさほど安くならない、保証金が必要となるなど、さまざまなデメリットがあります。利用する前にメリットだけではなく、デメリットも理解しておきましょう。

使い方によってはほかのETCカードと比べてもさほど安くならない

使い方によってはほかのETCカードと比べてもさほど安くならない
ETCコーポレートカードは、使い方によってはほかのETCカードと比較してもそこまで安くならない可能性があります。

高速道路の利用額が月に5,000円以下の場合、大口・多頻度割引は受けられません。月間の利用額が少ない場合は、マイレージポイントが貯まる法人ETCカードやクレジットカード付帯のETCカードを検討してよいかもしれません。


なお、大口・多頻度割引の割引率はETC1.0と2.0でも10%変わるので、自分のETC車載器がどちらなのかも確認しておきましょう。

あらかじめ登録した車でしか使えない

あらかじめ登録した車でしか使えない

ETCコーポレートカードは、事前に登録した車両以外には使えないと決まっているので、レンタカーや従業員個人の車には使えません。


登録した以外の車で使用すると報告書の提出・カードの利用停止・割引停止・退会勧告・違反企業として公表といった、重いペナルティを受けることになります。


レンタカーを使うことが多い企業や、途中で車両が変更になる可能性のある企業などは、利用車両が限定されない法人ETCカードがおすすめです。

各車両ごとに登録が必要なので手続きに手間がかかる

各車両ごとに登録が必要なので手続きに手間がかかる
ETCコーポレートカードは、登録の手続きが面倒なのもデメリットといえます。カードは1枚につき車1台までと決まっているため、各車両ごとに登録が必要だからです。

運送業やタクシー会社など複数の車がある場合は、車ごとに登録が必要。申し込みで必要な書類も多く、申込者の法人登記簿・申込者の印鑑証明・自動車検査証・事業免許証

などたくさんあります。


さらに複数の書類を何回かやりとりする必要があるので、申し込んですぐにカードを使えるとは限りません。余裕をもって事前に申し込まないと使いたいときに使えないので注意しましょう。

申し込み時に保証金が必要

申し込み時に保証金が必要

ETCコーポレートカードは、申し込み時に保証金が必要となるのもデメリットのひとつです。一般的なクレジットカードのような審査がない代わりに、未払いのリスクを防ぐために保証金が求められます。


申し込みの際は、4か月分の利用金額に応じた保証金を支払うか、銀行や信用金庫などの金融機関に連帯保証を引き受けてもらうことによって支払いの保証を受けなければなりません。


たとえば月の利用額が10万円であれば、4か月分で40万円の保証金を支払う必要があります。もし利用額が少ない場合でも最低10万円は必要とされているので、申し込む際の負担は少なくないでしょう。


なお事業協同組合で申し込む際は、組合が保証してくれるため、保証金は必要ありません

ETCコーポレートカードの申し込み方法

ETCコーポレートカードには、NEXCOに直接申し込むか、事業協同組合で申し込むという2つの方法があります。それぞれの申し込み手順や注意点をチェックしておきましょう。

NEXCOに直接申し込む

NEXCOに直接申し込む

NEXCOに直接申し込むことで、ETCコーポレートカードを発行できます。


申し込む際は、利用申込書をダウンロード・記入し、添付資料と合わせて近くの窓口に送付。申込受付結果が送られてきたら、支払い保証書を提出し、ETCコーポレートカードを受け取るといった流れです。


なお直接NEXCOに申し込む際は、1か月の利用額の4倍にあたる保証金、もしくは銀行や信用金庫による機関保証が必要となります。

事業協同組合で申し込む

事業協同組合で申し込む

ETCコーポレートカードの申し込み方法には、事業協同組合経由で申し込む方法もあります。


事業協同組合で申し込むメリットは、保証金や機関保証が必要ないことです。さらに、大口・多頻度割引の適用条件が契約者単位ではなく、事業協同組合単位で判定されるので、自分の会社だけでは条件をクリアしていなくても割引を受けられる可能性があります。


事業協同組合で申し込めば組合が代理でNEXCOへの申込申請書類を作成してくれるので、NEXCOに直接申し込む方法と比較すると手続きが簡単になるでしょう。


なお組合に加入する際に、組合によっては10,000円程度の加入出資金を求められる場合があることを覚えておきましょう。出資金は退会するときに返金されます。

ETCコーポレートカードが合わないなら法人カードも検討しよう

ETCコーポレートカードが合わないなら法人カードも検討しよう

ETCコーポレートカードは、大口・多頻度割引を受けられることが大きなメリットです。ただし月の利用額や車両限定などの条件があるので、もし自分に合わないと感じたらほかのETCカードも検討してみましょう。


とくにクレジット付帯のETCカードは、ETCマイレージサービスのポイントが貯まる点やお得な特典を受け取れるのもうれしいポイントですよね。


以下の記事では、おすすめの法人向け・個人事業主向けのクレジットカードを紹介しています。ポイント還元率やカードの選び方も詳しく解説しているので、ETCカードを選ぶときの参考にしてください。

法人カード・ビジネスカードおすすめTOP5

1

バクラク

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バクラクユーザーの法人におすすめ!経理管理しやすく還元率も高い

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