20代・30代の若手を中心に2人に1人が経験している転職。仕事内容や給料、人間関係など働く環境に不満を感じ、転職を考えている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、転職する際におすすめの業界・職種を詳しく解説します。未経験者におすすめの業界や転職先を選ぶ際のポイントも紹介するので、参考にしてください。
脱毛・病院クリニック・サブスクリプション・レンタル・買取業者などのサービス分野において、幅広いジャンルのコンテンツ制作に5,000本以上携わる。自身のモットーとして「選ぶのが難しいジャンルだからこそ、実際の検証や調査でしかわからない情報を届けること」を心掛け、情報発信を行っている。
興味・関心のある分野や、得意なこと、キャリアプランなどによっておすすめの業界・職種は変わります。ここでは転職におすすめの業界や職種を紹介するので、自分に合った転職先を見つける際の参考にしてください。
スキルを磨くことで高収入を狙いやすいIT業界は転職先におすすめです。
インターネットの急速な拡大により、IT業界は常に人材が不足している状況です。経済産業省の「IT人材需給に関する調査」によると、2030年にはIT人材が79万人不足するとされています。
スキルを磨いたり、資格を獲得したりすることで価値の高い人材としてみなされる可能性が高いでしょう。伸びしろや将来性に期待し、新規採用を積極的に行う企業が多いこともおすすめできる理由の1つです。
dodaの「平均年収ランキング」によると、IT業界は金融・メーカー・総合商社に次ぐ平均年収の高さとなっています。
ただし、創業してから間もない企業は教育制度や福利厚生が整っていないケースがあるため、注意しましょう。高収入を得られる代わりに、休日出勤や残業が多くなるケースも少なくありません。
人のお世話をしたり、コミュニケーションをとったりするのが好きな人は介護職がおすすめです。
介護職は、日常生活を送るために必要な援助を提供する仕事です。直接からだに触れながら食事や入浴、排泄、着替のサポートをします。
直接利用者とコミュニケーションを取れるため、人と接することが好きな人にとっては大きなやりがいを感じられるでしょう。
介護職は高齢化が進んでいることもあり、求人数が多く転職のハードルが低いのが特徴。研修制度もしっかりしているため、未経験でもスムーズに業務に取り組めるはずです。
ただしハードな仕事内容に待遇が追いつかず、不満を抱えるケースは少なくありません。厚生労働省の「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、介護職員の月給は338,200円です。ボーナスの支給がない職場も多いため、年収に直すと日本全体の平均年収460万円(参照:国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査」)を下回ります。
金融業界は、お金に関する知識を学びながら安定した収入を得たい人におすすめです。
dodaの「平均年収ランキング」によると、金融業界の平均年収は約454万円と全職種でトップとなっています。
金融業界の代表的な業種は、銀行・保険会社・不動産など。専門的な知識が必要とされるため、業務に取り組む中でさまざまなスキルが身につきます。仕事で得た知識は自分の人生設計に活かすことも可能です。
いずれの業種でも顧客のお金や資産を預かることになるため、信頼関係の構築が欠かせません。また、高いノルマを課されることもあります。
コミュニケーション力や忍耐力に自信のある人に向いている職場といえるでしょう。
物をつくるのが好きな人やコツコツ単純作業をするのが好きな人は、製造業も転職先の候補に入れてみるのがおすすめです。
製造業は仕事内容によっては手に職をつけることもできます。教育に力を入れている企業が多いため、未経験でも転職しやすいでしょう。
工場勤務であれば自分のペースで働くことが可能です。近年は機械化が急速に進んでおり、危険度の高い工程は機械が担っているため、体力に自信がない人でも取り組みやすくなっています。
待遇面が充実しているのも魅力のひとつ。厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、製造業の年収は約460万円です。福利厚生が充実している企業も多い傾向があります。
ただし、繁忙期やトラブル発生時には休日出勤を求められる企業もあるため、注意しましょう。
ここでは未経験者でも比較的チャレンジしやすい業種・職種を紹介します。これまでの社会人生活で培ったビジネスマナーやビジネススキル、コミュニケーション力を活かして、即戦力になれる転職先を探しましょう。
営業職は特定の資格や技能がなくても挑戦しやすく、未経験者におすすめです。
前職で培ったコミュニケーション能力やビジネスマナーを活かして活躍できます。顧客を増やし、売り上げを確保する営業職はどの企業にも欠かせない存在です。そのため、業界や時期を問わず求人数は多い傾向があります。
顧客の信頼を得ながら、自社の商品やサービスを紹介する職種なので、コミュニケーション力に自信がある人にはとくにおすすめ。固定給に加えて、成績に応じた歩合給を取り入れている企業も多いため、明確な基準で評価されたい人にも向いているでしょう。
ただし、実力が給料に反映されやすい一方で、人によっては大きなプレッシャーを感じることもあります。顧客の都合にあわせて、残業や休日出勤が発生するケースも少なくないので注意しましょう。
人材業界は、前職の経験や知識を活かして働きたい人におすすめです。
人材業界の主な仕事は、優れた人材を求める企業と、自分に合った仕事を探す求職者をマッチングすること。さまざまな業界に携わるので、これまで自分が関わってきた業界であればより適切なサポートができるでしょう。
クライアントとなる企業や求職者と日々やりとりをするため、コミュニケーション能力は欠かせません。さまざまな求職者の適性を見極める必要があるため、人材採用の経験がある人はスムーズに業務に取り組めるでしょう。
ただし、電話や対面で多くの人とやりとりしなければならないので、人間関係にストレスを感じやすい人は注意したほうがよいかもしれません。
コンビニやスーパー、百貨店などで商品を扱う販売職は未経験でも転職しやすい職種です。
主な業務は接客・レジ打ち・品出し・売り場のレイアウトなど。特別なスキルを必要なく、年齢や学歴よりも人柄が重要視される傾向があります。
厚生労働省によると、接客業の有効求人率は約3倍。転職のハードルは比較的低いと言えるでしょう。
ただし、従業員が少ない職場ではシフトの希望がとおりにくく、休日出勤や残業時間が増える傾向にあるため注意してください。
働きやすい会社に転職するためには、給与以外の条件にも目を向けましょう。すぐに転職したい場合にチェックすべき項目についても解説します。
転職先を選ぶときには、教育制度の充実度にも注目してみるとよいでしょう。
充実した研修を受けられるため、早い段階でスキルアップを狙えます。能力が高まっている実感を得られれば、より仕事へのやりがいを感じやすくなるでしょう。
気になる企業が見つかったらまず公式サイトを確認し、教育制度の充実度や実際に働いている人のコメントをチェックしてみるとよいかもしれません。
新入社員だけでなく中途採用の社員への教育制度も充実している業界は、転職におすすめです。
転職先を選ぶときは、離職率の低さも注目すべきポイントのひとつです。
離職率が低いほど人材が定着しやすく、働きやすい企業である可能性が高まります。
厚生労働省が2021年に発表した「新規高卒就職者の離職状況(平成30年3月卒業者)」によると、離職率が低い業界は電気・ガス・熱供給・水道業(9.2%)や鉱業、採石業、砂利採取業(24.4%)、製造業(27.2%)などです。
企業ごとの離職率は、四季報や転職サイト、企業の公式サイトなどからも調べられます。
すぐに転職したい場合は、有効求人倍率を参考にして転職先の業界を決めるのも1つの手です。
有効求人倍率とは、仕事を求めている人1人に対して何件の求人があるかを示した数値のこと。有効求人倍率が高い業界はそれだけ多くの人材を必要としているため、求人を見つけやすく転職しやすい傾向です。
厚生労働省の「一般職業紹介状況(令和6年分)」によると、医療・福祉業界、小売・卸売業界、サービス業界などの分野で有効求人倍率が高くなっています。
ただし有効求人倍率が高い業界は転職のハードルが低い反面、人手不足に悩まされていることから労働環境がよくない可能性もあります。
転職を成功させるためには、幅広い求人を確認することが大切です。転職サイトを活用すると、自分に合った企業を見つけやすくなります。未経験の求人も確認することで、新たな可能性が見つかるかもしれませんよ。
以下の記事では、人気の転職サイトを比較・検証しています。特定の業界に強い転職サイトも紹介しているので、自分のニーズに合ったサイトを選び、転職活動を効率的に進めてくださいね。
マイベストは有料職業紹介事業の許認可を受けています。(13-ユ-315911)
会社を退職する際に提出する退職届・退職願。書く機会が少ないため、いざ書こうとしても書き方が分からない場合が多いのではないでしょうか。そこで今回は、退職届・退職願の違いや書き方、準備するものや提出時のマナーなどを徹底解説します。退職届・退職願の書き方を知りたい人、一連の手続きについて知りたい人は...
転職サイト・エージェント
38歳は大卒の人であれば社会人になってから15年が経過しており、20代や30代前半と比べると年収が大きく上がる年齢です。30代後半にもなると同年代がどれくらい稼いでいるのか気になる人もいるでしょう。そこで今回は、38歳の具体的な平均年収を解説します。ほかにも38歳の年収の中央値や、男女別や学歴...
転職サイト・エージェント
転職サイトに登録にすると転職活動を必ずしなければいけないと勘違いしている人が多いようです。転職の情報収集として、とりあえず転職サイトに登録だけしたいという人もいるでしょう。そこで今回は、転職サイトは登録だけしておいても問題がないか解説します。登録することでできることや登録時の注意点も解説するの...
転職サイト・エージェント
新卒時だけでなく、転職の際にも適性検査として利用されるSPI。転職時のSPIで落ちるのかどうか不安な人や、中途採用時の具体的なSPI対策方法を知りたい人も多いのではないでしょうか。今回は転職時のSPIが合否に影響するかや、新卒向けSPIと転職者用SPIの違い、具体的な対策方法などを詳しく解説し...
転職サイト・エージェント
現職ではやりたい仕事ができない、別の仕事にチャレンジしてみたいと思っても、すぐに転職するのではなく事前に重要な注意点を理解することが大切です。ただしどのような点に気をつければいいのかわからずに、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。本記事では、転職時に意識したい注意点15選と転職を成功させる...
転職サイト・エージェント
35歳は、社会人経験が10年を超える人も多い年齢です。今後のキャリアを考えるなかで、35歳の平均年収を知りたいと思っている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、35歳の平均年収を紹介します。35歳から年収をアップする方法も紹介しているので、今後のキャリアプランを考える際の参考にしてみてく...
転職サイト・エージェント
会社を退職した際に利用できるのが、健康保険の任意継続制度。国民健康保険とどちらの保険料が安いかは、退職時の収入や世帯人数によって異なります。どちらを選ぶべきかわからず、悩んでしまう人も多いでしょう。そこで今回は、国民健康保険と任意継続ではどちらが安いのかを条件別に解説します。それぞれの特徴や手...
転職サイト・エージェント
健康保険と年金の切り替え、失業保険の申請、住民税の支払い方法の変更など、退職後には多くの手続きが必要です。具体的な手続きの内容や順番がわからず、困っている人も多いのではないでしょうか。本記事では退職後の公的な手続きの内容や順番、必要書類などの準備するものを解説します。退職後の手続きを期日までに...
転職サイト・エージェント
派遣会社を利用する際、複数の派遣会社に登録してよいか気になるところでしょう。興味のある派遣会社が複数あっても、念のため1社だけの登録にとどめている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、派遣会社に複数登録しても問題ないか解説します。派遣会社に複数登録するメリットも紹介しているので、派遣会社...
転職サイト・エージェント
医療系の国家資格である薬剤師。薬剤師の資格を持つ人のなかには、免許の更新が必要なのかわからない人もいるのではないでしょうか。今回は薬剤師免許の更新の有無を解説します。免許保有者の義務である届け出のやり方や、届け出を忘れたときの対処法も紹介するので、薬剤師免許を保有する人は参考にしてみてください。
薬剤師向け転職サイト・エージェント
日本で働く正社員の平均年収に近い年収400万円。年収400万の手取り額はいくらになるのか、一人暮らしではどれくらいの生活レベルを送れるのか、と不安を抱えている人も数多くいるのではないでしょうか。ここでは、年収400万円の手取り額や引かれる税金、年収アップを目指す方法を詳しく解説します。具体的な...
転職サイト・エージェント
収入アップを考えるとき、チェックすべき手取り額。月給24万円もらった場合は、手取り額がいくらになるか気になる人もいるのではないでしょうか。そこで今回は、月給24万円の手取り額や生活レベルについて解説します。月給24万円から収入を増やす方法も紹介するので、参考にしてくださいね。
転職サイト・エージェント
就職や転職を考えるときに、気になるのが給料。手取り15万円だと生活レベルはどのくらいなのか、一人暮らしや貯金はできるのかなど、気になる人もいるのではないでしょうかそこで今回は、手取り15万円での生活について詳しく解説します。一人暮らしが可能かや適切な家賃の目安のほか、理想的な貯金額も紹介するの...
転職サイト・エージェント
責任あるポジションに就くことも多い44歳は、20~30代に比べて高い年収にも期待できる年齢。同世代の平均年収と比べて、自分の年収が低いのか高いのかが気になる人もいるでしょう。本コンテンツでは、44歳の平均年収を男女別・学歴別・業種別などの項目に分けて解説します。収入アップを目指す方法も紹介する...
転職サイト
「派遣はやめたほうがいい」と人からいわれたり、ネットで見たりした経験がある人もいるでしょう。しかし、何をもって「やめたほうがいい」といわれているのか、わからない人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、派遣のメリット・デメリットを紹介します。派遣で働くことを検討している人は参考にしてみてください。
転職サイト・エージェント