一般的なスリッパと比較して頑丈で、足元を保護する防災スリッパ。災害時や避難時に活躍するため、1つ持っておくと安心でしょう。しかし商品によって形状やサイズが異なるうえ、滑り止めの有無や耐熱性、防水性などが異なるので、どれを選ぶべきか迷いますよね。
そこで今回は、防災スリッパの選び方を解説。さらに、おすすめの防災スリッパをAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの売れ筋から人気ランキング形式でご紹介します。ぜひ購入の際の参考にしてください。
防犯・防災の総合危機管理専門家として活動しており、護身術や防災グッズなど防災・防犯対策や危機管理業務について、企業・自治体・大学向けに実技指導・講演会・セミナー・監修を行うほか、TVや雑誌などメディアにも出演。43歳で硬式空手のチャンピオンとなっており、引退後に危機管理のアドバイス活動を開始。防犯・防災対策を実技と知識両方で広めるべく、活動している。
防災スリッパは釘などの踏み抜きから足を守りつつ、濡れた床や不安定な足場での歩行をサポートします。避難時は破損したガラスや瓦礫で歩行が困難になり、足元も安全とはいえないため1つ持っておくと便利でしょう。とくに子どもや高齢者がいる家庭では、ケガすることなくスムーズに避難するためにも重要なアイテムといえます。
一般的なスリッパには踏み抜き耐性が備わっていないため、釘や破片などでケガをする可能性も。防災スリッパには固いガードや補強素材が使われていたり、散乱した物の上を歩きやすい滑り止め付きだったりと足を守る工夫がされています。なかには防水性や耐熱性の高いものもあり、一般的なスリッパと比較して安全性を確保しやすいでしょう。
防災スリッパは、就寝中の地震で物が倒れ、棚や家具が散乱している時に活躍します。さらに停電している場合は、足元が見えないため不安ですよね。災害対策に避難用のシューズを購入するのが少しハードルを高いと感じる人は、防災スリッパを近くに置いておくだけで就寝時も安心できますよ。
防災スリッパを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。
耐踏抜き性能がJIS規格(日本産業規格)に準じているか、必ずチェックしてください。耐踏抜き性がある商品を選べば、災害時にガレキや散乱したガラス片などの危険物から足を保護できます。
JIS規格における「耐踏抜き性能」とは、安全靴に求められる靴底の頑丈さのことです。JIS規格のひとつであるJIS T 8101規格は、1,100ニュートン以上の力がかかっても危険物が貫通しないかどうかが認定基準で、釘などの踏み抜きによるケガのリスクを軽減できますよ。
耐踏抜き性能のあるスリッパを選ぶためにも「JIS T8101における耐踏み抜き性試験に合格」などの記載があるかを確認しましょう。防災スリッパの多くは、ウレタンやEVAなどのクッション材と靴底の層の間に、規格に準じた特殊シートを内蔵しています。
災害時にはガラスや瓦礫などが散乱するなかを歩いて避難するような状況も珍しくありません。足場が悪いところでも歩きやすい形状やサイズの防災スリッパを選びましょう。
安全に素早く避難するために、脱げにくく歩きやすいかかと付き・ゴム付きに注目しましょう。バブーシュタイプなら普段はかかとをつぶしてサッと履きやすく、災害時にはかかとをしっかり収められて便利です。かかとがカバーされることで、散乱した瓦礫の破片の侵入も防げます。
日常での履きやすさを重視するなら、ゴム付きタイプをチェックしてください。普段はゴムを甲表やインソール内にセットしておき、非常時にはかかとに回せば脱げにくくなります。またつま先が上向きに設計されているものは足の振り抜きがよく、つまずきにくいのでおすすめです。
スリッパのサイズは通常の靴と同様、cm表記を目安にしてください。防災スリッパはサッと履けて、脱げにくいものを着用する必要があります。S・M・Lなどのサイズはメーカーによって分類が異なることがありますが、cmを基準にすればサイズ選びの失敗も防ぎやすくなりますよ。
ただしメーカーによってサイズ感などが異なることもあるので、口コミもあわせてチェックするのがおすすめです。なかには「普段は26cmの靴を履いているが、26cmのスリッパは少しきつかった」などの口コミもありました。
cm表記を目安にしつつ、口コミもチェックすることで、しっかりとフィットするサイズを選べるでしょう。また、形状によるフィット感や履き心地なども、口コミを参照すればより詳細に知ることができますよ。
より高いクッション性を求めるなら、クッションの層が厚いものを選ぶとよいでしょう。防災スリッパのインソールは「吸湿消臭シート+クッション材+耐踏み抜き芯材2枚」や「ウレタンクッション+耐踏み抜き芯材1枚+EVAクッション」のように、商品によって構造が異なります。
避難時には長時間歩く可能性があるので、インソールのクッション性も確認しておくとよいでしょう。インソールにクッション性があるものなら、足の底面にかかる圧力を分散させて衝撃を吸収、疲労を軽減できます。
散乱した食器類や壊れた家具の瓦礫、水漏れなどで歩きにくいなかをスムーズに避難するため、役立つ付属性能をご紹介します。
災害後の屋内外を安全に歩くために、底面には滑り止めがついているものを選びましょう。濡れて滑りやすくなった床や道路、破損した家具や瓦礫が散乱するなかで転倒を予防し、より安全に歩行できます。
とくに高層ビルやオフィスで働く人は滑り止めのある商品を選ぶことが重要です。災害時にはエレベーターやエレベーターは止まり、階段での避難になることも多くあります。階段やオフィスの床は滑りやすいので、滑り止め付きの防災スリッパを1つ準備しておくとよいでしょう。
底面がポリウレタンやEVA素材で作られていたり、滑り止めパッチが付いていたりと商品によって異なるので、口コミや商品の詳細情報などを参考に自分に合う商品を選んでください。
災害直後の出火が心配な人は、耐熱性にも注目しましょう。火事が起こり床が熱くなっても、耐熱素材を使用した防災スリッパであれば歩行をサポートします。
耐熱性をアップさせる素材として、防弾ベストにも使用されるアラミド繊維を採用したものがおすすめです。アラミド繊維はナイロンなどと同じ合成繊維ですが、耐踏み抜き性能とともに耐熱性・強度・難燃性・衝撃吸収性に優れています。また耐薬品性もあるので、薬品が飛散した場所でも使えるのもうれしいポイントです。
水道管の破裂などによる浸水や水漏れに備え、防水性もチェックしてください。屋内だけでなく、避難時に濡れた土砂の上を歩くような状況でも水が染み込みにくく、歩行が楽になるでしょう。
布製のものよりも、水を弾く人工皮革がおすすめです。サッと拭くだけで汚れを落とせるのもメリットのひとつに挙げられます。通気性には劣るため、蒸れが気になる人は吸湿消臭シートが内蔵されているものをチェックしてください。
普段から防災スリッパを使用したいなら、部屋にマッチした色やデザインのものがおすすめです。シンプルなデザインなら、通常のスリッパと見た目に大きな違いがなく自宅でも使いやすいでしょう。
普段使いを考えているのなら、洗濯できるかどうかは要チェックです。洗濯できる商品であれば毎日履いても清潔に保てます。商品によって洗濯機で丸洗いできたり、手洗いのみ可能だったりと違いがあるので購入前に確認してください。また、踏み抜き耐性インソールは洗濯時取り外しが必要なものもあるので注意しましょう。
一方で、災害時のみに使用したいのであれば、目立つカラーの商品を選ぶのもおすすめです。パニック状態でもすぐにスリッパを見つけやすいでしょう。
日常的に着用するのではなく非常時のみに使う予定なら、軽量で折りたためるものがおすすめです。コンパクトな商品なら、非常用持ち出しバッグに収まりやすくスペースをとりません。ほかの防災アイテムと一緒に持ち運べるので、災害時に探す手間も省けるでしょう。
ただし、折りたたみ式のなかにはJIS規格などには触れず「丈夫な作り」とのみ謳っているものもあります。購入時は必ず耐踏抜き性能のある商品を購入しましょう。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
耐踏抜き性 | 折りたたみ可能 | 表素材 | 中素材 | 底素材 | |||||
1 | キングジム 日常で使える防災スリッパ|SLP30-M | ![]() | 普段使いもできる防災スリッパ。フェーズフリー認証 | 綿、レーヨン | ウレタン、EVA、アラミド繊維(ポリエステル100%) | EVA | |||
2 | オクムラ 防活スリッパ | ![]() | もしもの時に足を守れるバブーシュタイプ | 甲:ポリウレタン、かかと:ポリエステル、ポリウレタン | ポリエステル | ポリウレタン | |||
3 | ニーズ 防災スリッパ まもれ〜る | ![]() | 普段履きスリッパが防災スリッパに早変わり | ポリエステル、レーヨン | ポリエチレン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル | ポリエステル | |||
4 | アルファックス 防災ルームシューズ ITSUMO | ![]() | もしものときに備えて普段から使える防災スリッパ | 不明 | ポリウレタン | ポリエステル、ポリエチレン | ポリエステル 、ゴム | ||
5 | くらし企画 踏み抜き防止ルームシューズ | ![]() | 軽くて柔らかい中敷きを採用。耐踏抜き試験クリア | ポリエステル、ポリウレタン | ポリエステル | 不明 | |||
6 | コジット 足まもりっぱ | ![]() | 耐踏抜き性試験もクリアした、特殊シート内蔵 | 綿、ポリエステル、ポリウレタン | ポリエステル、ウレタンフォーム、EVA樹脂、アルミシート | 不明 | |||
7 | ドリーム PROIDEA|SONAENO 防災ライトルームシューズ | ![]() | 体圧点灯モードつき。踏み抜き防止 | ポリエステル | 不明 | ゴム底 | |||
8 | ユーダブルワン 防災スリッパ | ![]() | 普段使いもできる耐踏み抜き性の防災スリッパ! | 不明 | 不明 | 不明 | |||
9 | ニーズ 防災スリッパ まもれ〜る | ![]() | 普段履きに使えて4層構造で足を守る防災スリッパ | ポリエステル、レーヨン | ポリエチレン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル | ポリエステル | |||
10 | ビスク Tehtava+|防災ルームシューズ | ![]() | 普段履きがいざというときの頼もしい味方 | ポリエステル、ポリウレタン | ポリエステル、ポリウレタン | ポリエステル |
普段使いと非常時の両方に対応するフェーズフリー認証品です。JIS T8101の耐踏抜き性試験に合格したインソールが、災害時のガラス片などから足を守ります。また、かかと2Way仕様で、非常時には脱げにくく歩きやすいのがポイントです。
耐踏抜き性 | |
---|---|
折りたたみ可能 | |
表素材 | 綿、レーヨン |
中素材 | ウレタン、EVA、アラミド繊維(ポリエステル100%) |
底素材 | EVA |
防災スリッパと日常用のスリッパは兼用するのがおすすめです。災害は思いもよらないときに突然起こるもの。普段から防災スリッパを身近に置いておけば、緊急時に靴を探す時間を短縮でき、スムーズに避難を開始できます。
防災スリッパは安全に避難するために1つは持っておきたいアイテムです。日常で使用しない場合も非常用持ち出しバッグなどに入れて、すぐに持ち歩けるように準備しておきましょう。日常から使用しない場合は、コンパクトなものや折りたためるものを購入しておくと持ち運ぶ際もかさばりにくいですよ。
以下のコンテンツでは災害時に欠かせないアイテムについて紹介しています。これから防災セットをそろえる人や防災セットをさらに充実させたい人はチェックしてみてください。
防災用スリッパを用意することももちろん大切ですが、あらかじめ家具を守る防災グッズを使用しておけば被害を最小限に抑えられ、身を守ることにつながります。以下のコンテンツでは屋内の被害を軽減するグッズについて詳しく解説しています。ぜひ、合わせてチェックしてみてください。
1位: キングジム|日常で使える防災スリッパ|SLP30-M
2位: オクムラ|防活スリッパ
3位: ニーズ|防災スリッパ まもれ〜る
4位: アルファックス|防災ルームシューズ ITSUMO
5位: くらし企画|踏み抜き防止ルームシューズ
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