CDを超える情報量で細かな音まで再現できることが魅力のハイレゾポータブルプレーヤー。スマホの音質に物足りなさを感じている人や、音楽専用機としてより高音質なものを探している人におすすめです。しかし、同じハイレゾ対応モデルでも音質や機能に違いがあるため、どれを選ぶか迷ってしまいますよね。
今回は、最新商品や売れ筋上位から人気のハイレゾポータブルプレーヤーを集め、選ぶ際に欠かせない点で比較して徹底検証。選び方とともに、おすすめのハイレゾポータブルプレーヤーをランキング形式でご紹介します。
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
ハイレゾポータブルプレーヤーとは、ハイレゾ音源を再生できるポータブルプレーヤーのこと。CDの約6.5倍の情報量で、高解像度・高音質なハイレゾ音源を再生できるのが魅力です。ライブ音源を再生すれば、臨場感や没入感のある音楽鑑賞を楽しめます。
近年はハイレゾ対応の音楽アプリも増え、iPhoneやAndroidスマホでもハイレゾ音源を再生可能。しかし、ハイレゾ音源はデータが大きく、スマホの容量を圧迫します。専用のプレーヤーは容量を心配せずハイレゾ音源を持ち歩けるのがメリット。着信や通知も気にすることなく音楽に没入できます。
なお、ハイレゾ関連の製品を選ぶ際は、「ハイレゾ相当」という表現に要注意。「CDなどをハイレゾ相当のクオリティで再生可能」とするアップスケーリング機能は便利ですが、それだけではハイレゾプレーヤーとはいえません。ハイレゾ音源を再生できるかどうかをしっかり確認しておきましょう。
また、「ニセレゾ」と呼ばれる音源にも注意してください。ニセレゾとは、データ量だけが水増しされた音源データで、音質はCD同等でしかない場合がほとんどです。ハイレゾ音源を選ぶときは、適切な配信サービスから入手しましょう。
ハイレゾポータブルプレーヤーを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。
ハイレゾ音源にはさまざまなフォーマットがあります。フォーマットによって音質やデータ容量が異なるため、重視するポイントに合わせて適切なフォーマットに対応したモデルを選択しましょう。
音質を重視する場合、非圧縮フォーマット対応のプレーヤーがベター。元のデータを圧縮していないため音質劣化しないのがメリットです。「リニアPCM」と呼ばれるWAV・AIFFなどが主流で、高音質なハイレゾ音源として流通しています。
とにかく音質にこだわりたいなら、ハイレゾを上回る周波数を収録しているDSDにも注目。デジタル音源でありながらアナログ音源に近い滑らかな音源で、繊細な音の再現性に長けています。まだ対応音源は少なめですが、気になる人はチェックしましょう。
一方、非圧縮フォーマットの難点は、データ容量の大きさです。たとえば同じ5分の楽曲でも、CD音源なら50MBですが、ハイレゾ音源では300MB以上。32GBメモリでも100曲程度しか保存できない計算です。多くの楽曲を持ち歩くなら、外部メモリの使用も検討しましょう。
楽曲を多く保存したいなら、可逆圧縮フォーマット対応モデルが適しています。ファイルサイズを60〜70%程度まで圧縮したフォーマットです。前述の非圧縮フォーマットに比べ、多くの楽曲を保存可能。圧縮とはいえほぼ音質の劣化はないとされています。
可逆圧縮方式のファイル形式は、FLACとALACの2種類。FLACは対応機器が幅広く、ALACはApple製品を中心に普及してきたフォーマットです。たくさんの楽曲を保存して持ち歩きたい人は、チェックしてください。
ハイレゾポータブルプレーヤーは、モデルによって本体の容量やOSの有無が異なります。ハイレゾ音源の入手・管理の方法に応じて、必要な仕様のモデルを選択しましょう。
多くの楽曲を保存したいなら、16GB以上の大容量モデルがうってつけです。非圧縮のWAV形式の場合、5分の楽曲が330MBとすると48曲前後の保存が可能。FLACやALAC形式なら同じく5分の楽曲が200MB程度なので、80曲前後は保存できます。
80曲程度だと足りない人は、microSDなどの外部メモリ対応モデルをチョイス。カードスロットの数や認識できるカードの上限容量はモデルによって違うため、使い方に合わせて仕様をチェックしておきましょう。
ストリーミングサービスを利用するなら、OS搭載モデルが必要です。たとえばAndroid搭載モデルは、YouTube・Amazon Music・Spotifyなどから楽曲を再生可能。ハイレゾ音質のまま、臨場感のあるサウンドが楽しめます。
Wi-Fi環境でストリーミング再生すれば、容量不足の心配もありません。なお、ストリーミング再生はWi-Fi環境でしかできないので、外出先で使う場合はサービス内でダウンロードしましょう。
スマホと同じ感覚でいろいろなアプリをダウンロードできるので、イコライザーアプリを活用して好みのサウンドにカスタマイズも可能。楽曲の楽しみ方が広がります。モデル専用アプリを利用し、スマホから操作できるモデルも便利です。
音質を追求したいなら、注目すべきポイントがいくつかあります。DACやバランス接続について解説するので、必要に応じてチェックしてください。
音質にこだわるなら搭載しているDACに注目。DAC(Digital to Analog Converter)とは、D/Aコンバーターとも呼ばれるデジタル信号をアナログ信号に変換するパーツです。DACはメーカー・型番によって音質を大きく左右するため、サウンドを追求するなら気に入るモデルを探しておきましょう。
たとえば「HiBy R3Pro」は、ESS社製DAC「ESS9028Q2M」を2基搭載したモデル。同メーカーの別機種のプレーヤーと比べて「ノイズ感が減少した」とのレビューもみられます。お気に入りのDACを搭載したプレーヤーを探すのもありです。
ちなみに、DACの型番の頭文字はメーカーごとに決まっているので覚えておきましょう。AKは旭化成エレクトロニクス、ESはESS Technology、CSはCirrus Logic、PCMはBurr-BrownのDACです。チェックするときの参考にしてください。
左右の音をクリアに楽しみたいなら、バランス接続対応モデルを選んでください。バランス接続は左右のサウンドを完全に分離する方式のことで、ステレオ感を際立たせられます。アンバランス接続と比較すると、ノイズに強いのもメリットです。
ただし、バランス接続で音楽を再生するには、イヤホン・ヘッドホンも同様にバランス接続対応でなければなりません。一般的なイヤホン・ヘッドホンはアンバランス接続のモデルが多く、バランス接続対応のモデルは高価なモデルが多いので注意しましょう。
リケーブル対応のイヤホンであれば、ケーブルをバランス接続対応のものに交換することでバランス接続化できます。なお、バランス接続の端子は4.4mmや2.5mm、アンバランス接続は3.5mmが一般的です。
ハイレゾ音源以外を高い解像度で楽しみたいなら、アップスケーリング機能を要チェック。データ圧縮時に失われやすい高音域やかすかな音などを効果的に補う技術で、CDなどの音源もできるだけ生音に近づけて聴けます。ハイレゾ音源でなくても高音質なサウンドを楽しめる魅力的な機能です。
アップスケーリング機能は、ソニー製品に搭載されているDSEEが代表的。たとえば「NW-ZX507」には「DSEE HX」が搭載されており、一般的なストリーミング音源をまるでハイレゾ音源のような臨場感で再生できます。
ワイヤレスイヤホン・ヘッドホンを接続してハイレゾ音源を楽しみたいなら、Bluetoothのコーデックをチェックしましょう。ハイレゾ対応コーデックは、ソニーの開発したLDACが代表的で、ファーウェイ発のHWAなども選択肢として挙げられます。
ワイヤレスで再生する場合、ハイレゾ対応のBluetoothコーデックが使えるイヤホン・ヘッドホンが必要です。プレーヤーがLDAC対応でもイヤホンが非対応の場合、楽曲再生時はスペックが低いほうのコーデックが採用されます。ハイレゾ音源の音質を活かせるよう、事前に確認しておきましょう。
ハイレゾポータブルプレーヤーを選ぶときは、音質だけでなく使いやすさも重要なポイントです。連続再生時間や操作性をチェックして、使いやすいものを選びましょう。
外出先でのバッテリー切れを避けたいなら、連続再生時間の長いモデルがベター。ハイレゾ音源を再生する場合、MP3などと比較して多くのバッテリーを消費します。メーカー表記を目安に、できるだけ長時間再生できるモデルを選択しましょう。
代表的なハイレゾポータブルプレーヤーの連続再生時間は、12時間以上のモデルが多い傾向があります。長いものでは最大30時間以上持続するため、毎日充電するのがわずらわしい人はチェックしてみてください。
直感的に操作したいなら、タッチパネルがおすすめです。ハイレゾポータブルプレーヤーの操作方式には、タッチパネルと物理ボタンの2種類ありますが、近年主流なのはタッチパネル。日頃から使っているスマホと同様の操作性のよさがポイントです。
一方、物理ボタンで操作するタイプは誤操作が起こりにくいのがメリット。手袋をつけたままでも操作できます。特有のクリック感や操作性が好きな人にもおすすめです。
商品 | 画像 | おすすめ スコア | 最安価格 | 人気順 | ポイント | おすすめスコア | 詳細情報 | |||||||||||||||||||||||||||||
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音質のよさ | 携帯性の高さ | 操作性のよさ | 対応OS | Wi-Fi対応 | Bluetooth対応 | Bluetooth規格 | 記憶容量 | 記憶媒体 | 対応 microSD 最大容量 | 対応フォーマット | DACチップ | 帯域バランス | トーン | 質感 | 取り込み方法 | 最大再生時間 | 充電端子 | 液晶サイズ | 重量 | ハイレゾ対応 | イコライザー機能 | バランス接続対応 | Bluetoothレシーバー機能 | USB DAC機能 | Bluetoothコーデック | ストリーミング再生対応 | スピーカー内蔵 | ラジオ受信機能 | クリップ付き | |||||||
1 | ソニー ウォークマン|ウォークマンZXシリーズ メモリータイプ|NW-ZX707 | ![]() | 4.68 | 2位 | フラグシップの技術を継承したウォークマン!音質重視ならこれ | 4.71 | 3.89 | 5.00 | Android | Bluetooth5.0 | 64GB | 内蔵メモリ、microSDカード | 1TB | MP3、WAV、FLAC、AAC、WMA、DSD、APE、ALAC、MQA、AIFF、HE-AAC | S-Master HX(※正確にはフルデジタルアンプ) | フラット | ニュートラル | ニュートラル | パソコン、ダウンロード | MP3 (128kbps): 最大 約25時間 、FLAC (96kHz/24bit)、最大約23時間 、DSD (2.8MHz/1bit): 最大約21時間 | USB Type-C | 5インチ | 223g | LDAC、aptX、aptX HD、AAC、SBC | ||||||||||||
2 | ソニー ウォークマン|ウォークマンAシリーズ メモリータイプ NW-A300シリーズ|NW-A307 | ![]() | 4.53 | 1位 | 軽量でバッテリーも長持ち!日常生活に馴染むウォークマン | 4.42 | 4.41 | 4.90 | Android | Bluetooth5.0 | 64GB | 内蔵メモリ、microSDカード | 1TB | MP3、WAV、FLAC、AAC、WMA、DSD、APE、ALAC、HE-AAC、AIFF、MQA | S-Master HX(※正確にはフルデジタルアンプ) | フラット | 明るめ | クール寄り | パソコン、ダウンロード | MP3 (128kbps): 最大約36時間 、FLAC (96kHz/24bit): 最大約32時間 | USB Type-C | 3.6インチ | 108g | LDAC、aptX、AAC、SBC、aptX HD | ||||||||||||
2 | iBasso Audio iBasso|DX180 | ![]() | 4.53 | リズム感のある高解像サウンド!ややずっしりした重さは気になる | 4.46 | 3.98 | 5.00 | Android | Bluetooth5.0 | 128GB | 内蔵メモリ、microSDカード | 2TB | MP3、WAV、FLAC、AAC、WMA、DSD、ALAC、AIFF、Ogg Vorbis、APE、DXD、DST | Cirrus Logic「CS43131」 | フラット | 明るめ | ニュートラル | パソコン、ダウンロード | 4.4mm バランス (Low Gain): 最大 約15.5時間 、4.4mm バランス (High Gain): 最大約13時間 、ラインアウト出力: 最大約30時間 | USB Type-C | 5インチ | 201g | aptX、aptX HD、AAC、SBC | |||||||||||||
4 | エミライ FiiO|M21|FIO-M21-G | ![]() | 4.52 | 3位 | 高解像で明瞭!価格以上の音質が楽しめる音楽プレーヤー | 4.46 | 3.94 | 4.98 | Android | Bluetooth5.0 | 64GB | 内蔵メモリ、microSDカード | 2TB | MP3、WAV、FLAC、AAC、WMA、DSD、ALAC、APE、DXD、AIFF、DTS、MQA、OGG | Cirrus Logic「CS43198」 | カマボコ | 明るめ | ニュートラル | パソコン、ダウンロード | バランス:最大約12.5時間、シングル:最大約15時間 | USB Type-C | 4.7インチ | 203g | LDAC、aptX、aptX HD、AAC、SBC、LHDC | ||||||||||||
5 | エミライ FiiO|JM21|FIO-JM21-L | ![]() | 4.50 | 4位 | 高解像で聴きやすい!入門向け高コスパDAP | 4.38 | 4.23 | 4.98 | Android | Bluetooth5.0 | 32GB | 内蔵メモリ、microSDカード | 2TB | MP3、WAV、FLAC、AAC、WMA、DSD、APE、ALAC、AIFA、WMA LOSSLESS、DXD、MQA | Cirrus Logic「CS43198」 | フラット | 明るい | クール寄り | パソコン、ダウンロード | シングルエンド:最大約12.5時間、バランス:最大約9.5時間 | USB Type-C | 4.7インチ | 148g | LDAC、aptX、aptX HD、AAC、SBC、LHDC | ||||||||||||
6 | SHANLING M0 Pro | ![]() | 4.35 | 5位 | 胸ポケットに収まる小型サイズが魅力。音質も良好 | 4.17 | 4.69 | 4.74 | MTouch OS | Bluetooth5.0 | microSDカード | 2TB | MP3、MP2、WAV、FLAC、AAC、WMA、DSD、ALAC、APE、DXD、AIFF、M4A、AC3、CUE、M3U | ESS Technology「ES9219C」 | フラット | 明るめ | ニュートラル | パソコン | 3.5mm シングルエンド: 最大約14.5時間 、バランス接続: 最大約10時間 | USB Type-C | 1.54インチ | 37g | LDAC、aptX、AAC、SBC | |||||||||||||
7 | HiBy Digital|M300 | ![]() | 4.33 | 解像感のよい入門機。電池持ちがよく実用的 | 4.17 | 4.12 | 4.93 | Android | Bluetooth5.0 | 35GB | 内蔵メモリ、microSDカード | 2TB | MP3、WAV、FLAC、WMA、DSD、ALAC、APE、DXD | Cirrus Logic「CS43131」 | フラット | 暗め | ウォーム寄り | パソコン、ダウンロード | 最大約29時間 | USB Type-C | 4インチ | 135g | LDAC、AAC、SBC(aptXはアップデートで対応予定) | |||||||||||||
8 | ミックスウェーブ HiBy R1 | ![]() | 4.28 | 6位 | 片手サイズで手軽に持ち運べる!音質は標準的 | 4.13 | 4.50 | 4.65 | HiBy OS | Bluetooth5.1 | microSDカード | 2TB | MP3、WAV、FLAC、AAC、WMA、DSD、APE、ALAC、DXD、MQA、AIFF、Ogg Vorbis | Cirrus Logic「CS43131」 | カマボコ | 明るめ | ニュートラル | パソコン、ダウンロード | 最大約15時間 | USB Type-C | 3インチ | 76g | LDAC、aptX、AAC、SBC |
対応OS | Android |
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重量 | 223g |
ソニー「NW-ZX707」はウォークマンのZXシリーズのモデルで、Android OSを搭載し、SpotifyやApple Musicなどのストリーミング再生に対応。4.4mmバランス出力を備え、ハイレゾ音源も再生可能です。
音質に関しては高評価。音の解像度が非常に高く、楽器やボーカルの細部までクリアに聴こえます。音の広がりや定位感も豊かで、ライブのような臨場感を感じられるサウンド。静かな音から大音量まで自然に表現するほか、音の立ち上がりも速く、リズム感にも優れていました。
音の傾向はフラット寄りで、楽曲のニュアンスを忠実に再現する傾向です。223gと重めな点はやや気になるものの、タッチパネルで操作は快適で、スマートフォンのように直感的に操作できます。
高音質な音楽プレーヤーが欲しい人、とくにフラットな音質を好む人におすすめしたい商品です。
オーディオ評論家/音楽家 生形三郎氏のコメント
良い
気になる
Bluetooth規格 | Bluetooth5.0 |
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記憶容量 | 64GB |
記憶媒体 | 内蔵メモリ、microSDカード |
対応 microSD 最大容量 | 1TB |
対応フォーマット | MP3、WAV、FLAC、AAC、WMA、DSD、APE、ALAC、MQA、AIFF、HE-AAC |
DACチップ | S-Master HX(※正確にはフルデジタルアンプ) |
トーン | ニュートラル |
質感 | ニュートラル |
最大再生時間 | MP3 (128kbps): 最大 約25時間 、FLAC (96kHz/24bit)、最大約23時間 、DSD (2.8MHz/1bit): 最大約21時間 |
充電端子 | USB Type-C |
液晶サイズ | 5インチ |
イコライザー機能 | |
バランス接続対応 | |
Bluetoothレシーバー機能 | |
USB DAC機能 | |
Bluetoothコーデック | LDAC、aptX、aptX HD、AAC、SBC |
スピーカー内蔵 | |
ラジオ受信機能 | |
クリップ付き |
対応OS | Android |
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重量 | 108g |
ソニー「NW-A307」は、ウォークマンシリーズのミドルクラスにあたるモデル。価格は約5万円前後と上位モデルよりも手に取りやすく、108gと軽量な筐体に最大36時間のロングバッテリーを搭載しています。
音質は解像度が高く、ボーカルや楽器の粒立ちがよく明瞭に聴こえることがメリットです。ノイズも少なく、静かなパートから大きな音まで自然に表現できます。一方、音の広がりは豊かというほどではなく、やや平面的に感じられました。
音のキャラクターについては評価が分かれ、フラットに近いとする声もあれば、中域に厚みを感じたという声も。しかし、トーンが明るめという点では一致し、楽曲全体を爽やかに聴かせる傾向があります。
総合すると、NW-A307は、軽さ・音質・バッテリー持ちをバランスよく兼ね備えたモデル。スマホ以上の高音質を手軽に持ち運びたい人にとくにおすすめです。
オーディオ評論家/音楽家 生形三郎氏のコメント
良い
気になる
Bluetooth規格 | Bluetooth5.0 |
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記憶容量 | 64GB |
記憶媒体 | 内蔵メモリ、microSDカード |
対応 microSD 最大容量 | 1TB |
対応フォーマット | MP3、WAV、FLAC、AAC、WMA、DSD、APE、ALAC、HE-AAC、AIFF、MQA |
DACチップ | S-Master HX(※正確にはフルデジタルアンプ) |
トーン | 明るめ |
質感 | クール寄り |
最大再生時間 | MP3 (128kbps): 最大約36時間 、FLAC (96kHz/24bit): 最大約32時間 |
充電端子 | USB Type-C |
液晶サイズ | 3.6インチ |
イコライザー機能 | |
バランス接続対応 | |
Bluetoothレシーバー機能 | |
USB DAC機能 | |
Bluetoothコーデック | LDAC、aptX、AAC、SBC、aptX HD |
スピーカー内蔵 | |
ラジオ受信機能 | |
クリップ付き |
対応OS | Android |
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重量 | 201g |
iBasso「DX180」は、中国ブランドiBasso Audioの中堅クラスにあたるデジタルオーディオプレーヤーです。Android OSを搭載し、ストリーミングアプリを快適に利用できることが特徴。4.4mmバランス出力やハイレゾ再生にも対応しており、幅広い使い方に対応するモデルです。
音質は全体に解像度が高く、歌声や楽器の細かい部分までクリアに聴き取れます。小さな音から大きな音まで自然に表現でき、音の立ち上がりが速いことで、音にキレもありました。
音のキャラクターは、ややドンシャリに近いフラット傾向です。高域が明るく伸び、爽やかな聴き心地を楽しめます。画面サイズは大きくタッチ操作や物理ボタンによる操作性は良好ですが、筐体が大きめで重量もそこそこあるため、持ち運びやすさはいまひとつといえるでしょう。
総合すると、DX180は過度な色付けを避けつつも明るく爽やかな音を楽しみたい人におすすめのプレーヤーです。
オーディオ評論家/音楽家 生形三郎氏のコメント
良い
気になる
Bluetooth規格 | Bluetooth5.0 |
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記憶容量 | 128GB |
記憶媒体 | 内蔵メモリ、microSDカード |
対応 microSD 最大容量 | 2TB |
対応フォーマット | MP3、WAV、FLAC、AAC、WMA、DSD、ALAC、AIFF、Ogg Vorbis、APE、DXD、DST |
DACチップ | Cirrus Logic「CS43131」 |
トーン | 明るめ |
質感 | ニュートラル |
最大再生時間 | 4.4mm バランス (Low Gain): 最大 約15.5時間 、4.4mm バランス (High Gain): 最大約13時間 、ラインアウト出力: 最大約30時間 |
充電端子 | USB Type-C |
液晶サイズ | 5インチ |
イコライザー機能 | |
バランス接続対応 | |
Bluetoothレシーバー機能 | |
USB DAC機能 | |
Bluetoothコーデック | aptX、aptX HD、AAC、SBC |
スピーカー内蔵 | |
ラジオ受信機能 | |
クリップ付き |
対応OS | Android |
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重量 | 203g |
FiiO「M21」は、2025年に登場した中堅クラスのデジタルオーディオプレーヤー。Android OSを搭載し、4.4mmバランス出力やハイレゾ再生に対応します。さらにシリーズで初めてデスクトップモードを備え、外部電源駆動でバッテリーを消耗せずに長時間使用できるのも特徴です。
音質は全体に解像度が高く、音楽を構成する各要素を明瞭に聴き取れます。小さな音から大きな音まで細やかに表現でき、音の立ち上がりも速いためリズム感にも優れていました。広がりや定位も十分でライブ感があり、価格に対しては良好な音質といえるでしょう。
音のキャラクターは人によって評価が分かれ、フラット寄りと感じる意見と、中域の厚みを持つかまぼこ寄りとする声がありました。一方、同メーカーのJM21と比べて厚みと重量は増しており、持ち運びはしにくい印象。携帯性に不満を感じる人もいるでしょう。
携帯性を求める人には向きませんが、コスパがいい音楽プレーヤーを求める人にはおすすめしたい商品です。
オーディオ評論家/音楽家 生形三郎氏のコメント
良い
気になる
Bluetooth規格 | Bluetooth5.0 |
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記憶容量 | 64GB |
記憶媒体 | 内蔵メモリ、microSDカード |
対応 microSD 最大容量 | 2TB |
対応フォーマット | MP3、WAV、FLAC、AAC、WMA、DSD、ALAC、APE、DXD、AIFF、DTS、MQA、OGG |
DACチップ | Cirrus Logic「CS43198」 |
トーン | 明るめ |
質感 | ニュートラル |
最大再生時間 | バランス:最大約12.5時間、シングル:最大約15時間 |
充電端子 | USB Type-C |
液晶サイズ | 4.7インチ |
イコライザー機能 | |
バランス接続対応 | |
Bluetoothレシーバー機能 | |
USB DAC機能 | |
Bluetoothコーデック | LDAC、aptX、aptX HD、AAC、SBC、LHDC |
スピーカー内蔵 | |
ラジオ受信機能 | |
クリップ付き |
対応OS | Android |
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重量 | 148g |
FiiO「JM21」は、同社のエントリークラスに位置づけられるポータブルオーディオプレーヤー。日本市場では中華メーカーDAPの先駆け的な存在で、コストパフォーマンスの高さで注目を集めているモデルです。
音質は解像度が比較的高く、ボーカルや楽器の輪郭を明瞭に描きます。大きな音でも崩れにくく、キックや中高域の帯域表現がわかりやすいことが特徴。レンジは狭めながら、立ち上がりは速く、クリアでまとまりのあるサウンドに仕上がっています。
音のキャラクターは意見が分かれましたが、フラット寄りで癖が少なく、幅広いジャンルを自然に楽しめます。中高域から高域にかけてはやや明るさがあり、楽曲に爽やかさを与える傾向です。重量は148gと軽めで、物理ボタンによる操作性も良好なため、携帯プレーヤーとしての使いやすさも魅力です。
音質に強いこだわりを持つ人には物足りなさがあるかもしれませんが、初めて音楽プレーヤーを試したい人や、コスパ重視でシンプルに音楽を楽しみたい人にはおすすめできるモデルです。
オーディオ評論家/音楽家 生形三郎氏のコメント
良い
気になる
Bluetooth規格 | Bluetooth5.0 |
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記憶容量 | 32GB |
記憶媒体 | 内蔵メモリ、microSDカード |
対応 microSD 最大容量 | 2TB |
対応フォーマット | MP3、WAV、FLAC、AAC、WMA、DSD、APE、ALAC、AIFA、WMA LOSSLESS、DXD、MQA |
DACチップ | Cirrus Logic「CS43198」 |
トーン | 明るい |
質感 | クール寄り |
最大再生時間 | シングルエンド:最大約12.5時間、バランス:最大約9.5時間 |
充電端子 | USB Type-C |
液晶サイズ | 4.7インチ |
イコライザー機能 | |
バランス接続対応 | |
Bluetoothレシーバー機能 | |
USB DAC機能 | |
Bluetoothコーデック | LDAC、aptX、aptX HD、AAC、SBC、LHDC |
スピーカー内蔵 | |
ラジオ受信機能 | |
クリップ付き |
対応OS | MTouch OS |
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重量 | 37g |
SHANLING「M0 Pro」は、胸ポケットに収まるコンパクトサイズが魅力の音楽プレーヤーです。
音質は全体的にタイトでまとまりがあり、解像度も十分。広がりや定位も自然で音の方向性がわかりやすい反面、レンジはやや狭く、細やかな表現や余韻までは鳴らしづらい印象です。
キャラクターはフラット寄りでクセが少なく、トーンや質感も中庸。重量37gと非常に軽く厚みも抑えられているため、携帯性は優秀です。また、BluetoothレシーバーやUSB DAC機能にも対応しており、機能性も高め。物理ボタンは1つですが、曲送りや曲戻しなど操作を割り当てられるのも便利なポイントといえます。
小型で扱いやすいDAPを求める人や、バランスの取れたクリアな音を気軽に楽しみたい人におすすめの音楽プレーヤーです。
オーディオ評論家/音楽家 生形三郎氏のコメント
良い
気になる
Bluetooth規格 | Bluetooth5.0 |
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記憶容量 | |
記憶媒体 | microSDカード |
対応 microSD 最大容量 | 2TB |
対応フォーマット | MP3、MP2、WAV、FLAC、AAC、WMA、DSD、ALAC、APE、DXD、AIFF、M4A、AC3、CUE、M3U |
DACチップ | ESS Technology「ES9219C」 |
トーン | 明るめ |
質感 | ニュートラル |
最大再生時間 | 3.5mm シングルエンド: 最大約14.5時間 、バランス接続: 最大約10時間 |
充電端子 | USB Type-C |
液晶サイズ | 1.54インチ |
イコライザー機能 | |
バランス接続対応 | |
Bluetoothレシーバー機能 | |
USB DAC機能 | |
Bluetoothコーデック | LDAC、aptX、AAC、SBC |
スピーカー内蔵 | |
ラジオ受信機能 | |
クリップ付き |
対応OS | Android |
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重量 | 135g |
HiBy「M300」は、同社のエントリークラスにあたる小型デジタルオーディオプレーヤー。2000mAhの大容量バッテリーを搭載し、最大約29時間の連続再生と15日間のスタンバイを実現したと謳っています。
音質は解像感がよく、ボーカルやキックの輪郭をしっかりと描き出します。しかし、音場は広大ではなく、音がやや中央にまとまって聴こえる傾向があり、奥行きのある表現は控えめといえるでしょう。
音のキャラクターについては意見が分かれましたが、全体的には中庸寄りでフラットに近い傾向です。携帯性は重量自体は重くないものの、厚みがあるためポケットに入れるとややかさばります。操作面ではAndroid OSを搭載しており、ストリーミング再生やラジオの受信にも対応。エントリーモデルとしては機能性が高く、気軽に音楽を楽しめる点が魅力です。
総じて、価格を抑えつつも一定の音質と機能性を両立したモデルといえ、初めてDAPを試したい人の入門機としておすすめできます。
オーディオ評論家/音楽家 生形三郎氏のコメント
良い
気になる
Bluetooth規格 | Bluetooth5.0 |
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記憶容量 | 35GB |
記憶媒体 | 内蔵メモリ、microSDカード |
対応 microSD 最大容量 | 2TB |
対応フォーマット | MP3、WAV、FLAC、WMA、DSD、ALAC、APE、DXD |
DACチップ | Cirrus Logic「CS43131」 |
トーン | 暗め |
質感 | ウォーム寄り |
最大再生時間 | 最大約29時間 |
充電端子 | USB Type-C |
液晶サイズ | 4インチ |
イコライザー機能 | |
バランス接続対応 | |
Bluetoothレシーバー機能 | |
USB DAC機能 | |
Bluetoothコーデック | LDAC、AAC、SBC(aptXはアップデートで対応予定) |
スピーカー内蔵 | |
ラジオ受信機能 | |
クリップ付き |
対応OS | HiBy OS |
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重量 | 76g |
HiBy「R1」は、エントリー向けの小型デジタルオーディオプレーヤー。手のひらサイズながらAirPlayやBluetoothにも対応し、ストリーミング再生やワイヤレス利用も可能です。
音質は全体的に標準的で、音数が増えても大きく崩れることはなく、全体としてはクリアにまとまっています。しかし、音の広がりや厚みは控えめで、細かな響きや余韻の再現性は低め。楽曲によっては平板に感じられることもあります。
音のキャラクターは中域や中高域が少し前に出る、かまぼこ寄りの傾向。高域は穏やかに抑えられているため聴きやすく、ボーカルやメロディを中心に楽しみたい人に向いています。重量は76gと軽くコンパクトで、携帯性にも優れている点もメリット。操作性については、曲戻しには対応していませんが、それ以外の基本操作には対応しています。
突出した音質ではないものの、クセのないバランスでジャンルを問わず楽しめる点が魅力。手軽に音楽を楽しみたい人におすすめできます。
オーディオ評論家/音楽家 生形三郎氏のコメント
良い
気になる
Bluetooth規格 | Bluetooth5.1 |
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記憶容量 | |
記憶媒体 | microSDカード |
対応 microSD 最大容量 | 2TB |
対応フォーマット | MP3、WAV、FLAC、AAC、WMA、DSD、APE、ALAC、DXD、MQA、AIFF、Ogg Vorbis |
DACチップ | Cirrus Logic「CS43131」 |
トーン | 明るめ |
質感 | ニュートラル |
最大再生時間 | 最大約15時間 |
充電端子 | USB Type-C |
液晶サイズ | 3インチ |
イコライザー機能 | |
バランス接続対応 | |
Bluetoothレシーバー機能 | |
USB DAC機能 | |
Bluetoothコーデック | LDAC、aptX、AAC、SBC |
スピーカー内蔵 | |
ラジオ受信機能 | |
クリップ付き |
ハイレゾ音源を聴くためには、プレーヤーだけでなくスピーカー・イヤホン・ヘッドホンもハイレゾ対応モデルを選ぶ必要があります。プレーヤーを便利に持ち運べる携帯用ケースもあるため、あわせてチェックしてみてください。
e-onkyoをはじめとするハイレゾ音源のサブスクサービスや音楽アプリを活用すれば、ストリーミングからダウンロードまでライブ感に満ちたサウンドを楽しめます。以下のコンテンツで紹介しているので、ぜひチェックしてください。
1位: ソニー|ウォークマン|ウォークマンZXシリーズ メモリータイプ|NW-ZX707
2位: ソニー|ウォークマン|ウォークマンAシリーズ メモリータイプ NW-A300シリーズ|NW-A307
2位: iBasso Audio|iBasso|DX180
4位: エミライ|FiiO|M21|FIO-M21-G
5位: エミライ|FiiO|JM21|FIO-JM21-L
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