就職や転職を検討する際に、月給21万円ではどんな暮らしができるのか知りたい人も多いのではないでしょうか?車やマイホームの購入が可能かどうかも気になるポイントですよね。
そこで今回は、月給21万円の手取り額や生活レベルを解説。最後まで読めば、今よりもっと月収21万円の暮らしがイメージできるようになります。手取り額をアップさせる方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
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月収21万円の場合、額面から控除された残りの手取り額は17万円前後です。
毎月の給与からは税金や保険料などが控除され、残った金額が手取り額として支給されます。年齢や世帯状況などによって控除される金額は異なるため、一概にはいえませんが、手取り額は給与額面のおよそ8割が目安だと考えておけばよいでしょう。
なお、介護保険料の支払いが発生する40歳からは控除される金額が多くなります。また、家族が増えて扶養する人数が増えると、所得税控除などの優遇が受けられ手取りが上がります。
ここからは家計における生活費の平均値を参考に、月収21万円での生活レベルを考えていきましょう。なお、紹介する生活費の平均値は、総務省統計局による家計調査(2021年)の数字を参考にしています。
月収21万円で一人暮らしをする場合、余裕はありませんが生活は可能といえます。
家計調査によると、単身世帯の支出の平均はおよそ13万円。内訳をみていくと、食費が約3.8万円、光熱・水道費が約1.1万円、交通・通信費が約1.9万円、そのほか雑費などが約6.4万円となっています。
月収21万円の手取りは17万円なので、残り4万円が住居にかけられる金額です。家賃をこの範囲に抑えたうえで、きちんとやりくりすれば一人暮らしはなんとかできるでしょう。外食を減らすことで食費を減らしたり、水道光熱費を節約すれば、そのぶんを娯楽費や貯金へ回すことも可能です。
ただし、家賃が高いところに住んだ場合や無駄遣いが多い場合は収支がマイナスになる可能性が高いため、家計簿をつけるなどして収支を細かく把握しておくようにしてください。
月収21万円で二人暮らしをするのは、難しいといえます。
家計調査によると、2人以上世帯の支出の平均は、住居費を除いておよそ20万円です。その主な内訳は、食費が約6.6万円、光熱・水道費が約1.9万円、交通・通信費が約3.5万円、教養娯楽費が約2.1万円、そのほか雑費などが5.4万円となっています。
月収21万円の手取りはおよそ17万円で、住居費以外でもすでに赤字になるので、二人暮らしの支出を自身の収入だけで賄うのはかなり難しいといえるでしょう。共働きで収入を補う必要があるでしょう。
さらに、出産や子育てを予定している場合は、養育費や教育費などが必要となり生活に余裕がなくなってしまいます。0歳~6歳時において保育所・幼稚園に通わせた場合の年間の子育て費用は約120万円といわれており、月10万円程度のお金が必要です。
また、大学入学までに貯めておくべき学費の貯金額は一般的に400万円ともいわれています。それもふまえて考えると、早いうちから収入アップの道を検討しておくことが重要です。
ここでは、月収21万円で車や住宅の購入は可能なのか解説していきます。
月収21万円の場合、車を購入するなら100~150万円程度を目安にしましょう。
月収21万円を年収換算すると250~300万円程度。一般的に、車を購入する際の車両代金の目安は年収の半分までといわれており、これに当てはめて考えると100~150万円あたりの車両が適切といえます。
ただし、車両代金に加えて駐車場代やガソリン代などの維持費も考慮に入れなければいけません。一般的に、車の維持費で必要な金額は月々2~3万円といわれており、家計をやりくりをしないと月収21万で車を購入するのは難しいと思っておいたほうがよいでしょう。
月収21万の場合、マイホームの購入は難しいといえます。
試しに月収21万円、年収252万円で住宅ローンを組んだ場合を想定してみましょう。金利1.110%の35年ローンで考えた場合、購入可能な物件の目安はおよそ1,700万円、毎月の返済額は約5.2万円となります。
月収21万円の手取りはおよそ17万円前後であり、この収入で月々5万2千円の返済を35年間続けるのは現実的ではないといえるでしょう。マイホームを購入したいのであれば、まずは月収21万円より給料をアップさせる方法を考えるべきです。
ここからは、今より給料をアップさせる方法を解説します。
着実に収入を増やすには、今の会社で昇給・昇格を目指すのがおすすめです。
今の会社で実績を積み重ね、設定されている昇給・昇格の条件を達成することで給料アップが期待できます。会社によっては保有資格に対して手当てをつける場合もあるため、給料アップを目指しスキルアップに励むのも方法のひとつです。
ただし、資格手当などの制度がなく、年功序列でのみ給料が上がる仕組みを採用している職場も存在します。その場合はすぐに給料を上げるのは難しいため、自身の職場の昇給・昇格の条件をしっかりチェックしておきましょう。
今の会社で給料アップが見込めなければ、より好条件の会社へ転職するのもひとつの方法です。
月収21万円は平均的にみても少ない収入であるため、より条件のよい転職先が見つかる可能性は高いといえます。これまでのキャリアや経験を活かせる職場であれば、より給料アップにつながりやすいでしょう。
給料だけでなく、ボーナスや各種手当など、細かいところまでしっかりリサーチしたうえで現在の会社と比較し検討することが重要です。
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