気になる会社のオフィスを気軽に訪問できて「本当にやるべき仕事が見つかる」と謳うIT転職サイト、Wantedly。「社内の雰囲気を知れて、企業が身近に感じられた」と評判です。しかし、「検索がしにくい」「実務未経験者には向かない」など気になる口コミも存在するため、利用を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回は口コミや評判が本当かを確かめるために、以下の3つの観点から検証を行いました。
さらに、ほかの人気IT転職サイトとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。案件数・応募のしやすさ・福利厚生をはじめとする絞り込み機能についてなど詳細まで調査したので、IT転職サイト選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
脱毛・病院クリニック・サブスクリプション・レンタル・買取業者などのサービス分野において、幅広いジャンルのコンテンツ制作に5,000本以上携わる。自身のモットーとして「選ぶのが難しいジャンルだからこそ、実際の検証や調査でしかわからない情報を届けること」を心掛け、情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
Wantedlyは、ベンチャー・スタートアップ企業に転職したい人におすすめ。セールスフォースジャパン・LINEヤフー・楽天・サイボウズなどの掲載実績があり、規模・知名度を問わず多くの企業が募集をかけています。転職人気企業にランクインした42社のうち20社も掲載。20社を越すのは比較したなかで半数ほどしかなかったことを思うと、本サービスは大手企業に転職したい人にもおすすめです。
公開求人数約115,000件のうち、約66,700件とIT全体の求人数も非常に豊富。大手転職サイトのリクナビネクストやマイナビ転職を抑え、全体平均約34,100件の2倍近くの数値を記録しました。IT専門職から総合職まで幅広く掲載され、とくにWebデザイナー・Webディレクター・Webマーケターの求人数は、IT特化型のGreenをはるかに上回る結果です。
リモート可・副業可・未経験者歓迎といった条件での絞り込み結果も申し分ありません。全体平均に対し、リモート可は約6倍・副業可は約4倍・未経験歓迎は4倍以上あり、「未経験者には向かない」という口コミとは異なる結果に。中途採用・新卒採用・長期インターンの求人数も十分で、IT業界に興味があるすべての人にマッチしやすいでしょう。
応募前にカジュアル面談があるのもほかの転職サイトにない魅力です。求人や口コミだけではわからない企業の生の声を直接聞け、企業を深く知ることが可能。応募後に「思ったのと違う」と感じるミスマッチを減らすのに役立ちます。企業の日常を覗けるストーリー機能もあり、情報不足になりがちなベンチャー・スタートアップ企業に転職したい人も重宝しますよ。
「検索しにくい」という口コミどおり、年収・休日・福利厚生などで絞れず検索機能は物足りない印象。書類の自動入力機能も非搭載でした。とはいえ、Wantedlyはビジョンや価値観を軸にしたマッチングが叶うビジネスSNSです。年収や福利厚生などの条件で選ぶのではなく、自分が本気でやりたい仕事を見つける手助けをしてくれるでしょう。
<おすすめな人>
実際にWantedlyと比較検証を行ったサービスの中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
Wantedlyよりも高い評価を獲得したサービスも!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
今回ご紹介するのは「ビジネスSNS」を謳うWantedly。求職者・会社がそれぞれ登録し、情報交換を行えるのが特徴です。福利厚生や給与といった条件面より、企業の想い・事業内容に重きを置いて求人を掲載。実際に働いている人へのインタビューや社内イベント紹介などの掲載もあり、社風や文化が伝わるよう工夫されています。
求職者のプロフィールでは、動画や画像が利用可能。自分らしさ・この先やってみたいことを表現しやすい仕様がポイントです。
運営元は、2010年設立のウォンテッドリー株式会社。2012年にサービスを開始し、求職者400万人・40,000社が登録していると謳います。利用者のうち20~39歳が74%を占めており、学生・社会人を中心とした若い世代が多く利用している点も特徴といえるでしょう。
ウォンテッドリー株式会社は、企業ミッションとして「究極の適材適所により、シゴトでココロオドル人を増やす」を掲げています。
東京都に本社を置き、2017年にはシンガポールでもサービスを開始。求職者が気軽に話を聞きに行ける会社訪問サービス「Wantedly Visit」や、名刺管理アプリ「Wantedly People」、採用後の従業員のモチベーションやチームの絆を深めることを目的としたサービス群「Engagement Suite」を提供しています。
<Wantedly Visit>
<Wantedly People>
<Engagement Suite>
今回はWantedlyを含む、人気のIT転職サイトを実際にリサーチして比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
Wantedlyの主なメリットは3つです。求人の数や種類が豊富で、幅広い選択肢から自分に合うものを選べるのが魅力。本格的に応募する前に、カジュアル面談で直接企業に話を聞けるのもほかにはない特徴です。
公開求人数約12万件のうち、IT業界の求人は約66,700件と非常に豊富。大手転職サイトのdodaが49,400件ほどにとどまるなか、全体平均値の2倍近い数値を記録しました。案件数が多ければ多いほど、よりよい求人に出会える可能性が高まります。
職種で絞り込んでも求人数が全体平均以上なのも利点。IT専門職から営業などの総合職まで非常に多く掲載されており、多くの選択肢から選べます。とくに、Webデザイナー・Webディレクター・Webマーケターの求人数は比較したなかで最多。IT特化型のGreenをはるかに上回りました。
リモート可・副業可・未経験者歓迎といった人気条件での絞り込み結果も申し分ありません。全体平均に対し、リモート可案件は約6倍・副業可案件は約4倍・未経験歓迎案件は4倍以上。「実務未経験者には向かない」との口コミとは異なる結果でした。郊外・地方の人も利用しやすいでしょう。
<IT業界全体>
<職種ごと>
<条件ごと>
実際にWantedlyを利用し、長期インターンで務めたマイベストのスタッフからは、「ほかの就活サイトではなかなか見つけづらいスタートアップやベンチャー企業の募集が見つかりやすい」というプラスの声があがりました。
ベンチャー・スタートアップ企業など、IT転職市場で人気が高い企業の求人も豊富です。セールスフォースジャパン・LINEヤフー・楽天・サイボウズなどの掲載実績があり、規模・知名度を問わず多くの企業が募集をかけています。スキルアップしたいIT実務経験者にとっても重宝するでしょう。
転職人気企業ランクインした42社のうち20社も掲載されていた点も要チェック。比較した転職サイトのなかで20社を越したのは半数ほどしかなく、大手転職サイトdodaやリクナビNEXTに追いつく勢いです。
Wantedlyは、ベンチャー企業・スタートアップ企業に勤めたい人はもちろん、大手に転職してキャリア・年収アップを目指す人にも向いています。
一般的な転職サイトやエージェントと大きく異なるのが、募集の前にカジュアル面談があること。求人や口コミだけではわからない企業の生の声を直接聞けるので、本格的に応募する前に企業を深く知れるのがメリットです。応募後に「思ったのと違う」と感じるミスマッチを減らせるでしょう。
カジュアル面談の流れは次のとおりです。
①興味のある募集の「話を聞きに行きたい」ボタンをクリック
②企業の担当者から返信が来る(必ずくるわけではない)
③日程の調整
④企業に訪問
また、企業と求職者双方のビジョンや価値観を共有する「ストーリー」という場が設けられているのもWantedlyならでは。企業の日常の様子など、募集だけではわからない情報を得られます。
求職者のプロフィールも価値観が伝わりやすい仕様なので、お互いを深く理解したうえでのマッチングが期待できますよ。企業情報の少なさがネックになりやすいベンチャー・スタートアップ企業への転職時にも重宝するでしょう。
Wantedlyについて調べた結果、見つかったデメリットは1つです。検索機能が少なく、希望条件に合わせて求人を絞りにくいのが気になります。
転職サイトとは役割が違う「ビジネスSNS」という形態なため、検索・転職サポート機能は少なめ。土日休み・年間休日120日以上といった項目は指定できません。調査した17項目のうち5項目しか検索指定できず、いまひとつの結果に。比較した転職サイトの約半数が10項目以上指定できたことをふまえると、「検索しにくい」という口コミにも納得です。
フリーワードで検索はできますが、似たような文字列や関係のない情報を含む求人が表示されることも。必要ない求人も一緒にピックアップしてしまい、煩わしく感じる可能性があります。
サポート機能では、企業からスカウトを受け取った際、メールの送り主がわかりやすいのが利点。ただし、履歴書や職務経歴書を自動作成する機能はありません。dodaやIT転職ナビなど比較した転職サイトの半数以上が自動作成機能を搭載していたため、組み合わせて利用するとよいでしょう。
公開求人数 | 151,532件 |
---|---|
IT業界の求人数 | 64,520件 |
良い
気になる
webデザイナーの求人数 | 12,369件 |
---|---|
webライターの求人数 | |
webディレクターの求人数 | 7,967件 |
webマーケターの求人数 | 20,087件 |
リモートワーク可能の求人数 | |
副業可能の求人数 | 27,601件 |
ITエンジニアの求人数 | 47,329件 |
未経験の求人数 | |
IT×営業の求人数 | |
アプリ対応 | |
スカウト機能 | |
主な検索条件 | 勤務地、職種、年収、業種 |
タイプ | 総合型 |
転職成功率を上げるのにおすすめなのが、転職サイトを複数登録することです。各転職サイトには、その転職サイトにしかない独占求人があります。複数登録することで、それぞれ違う求人を確認でき、希望に合った求人を見つけやすいでしょう。
豊富な選択肢から手間なく希望の求人を見つけたいなら、dodaがおすすめです。大手転職エージェントで求人数が多く、IT業界の求人数を49,400件近く公開。全体平均約34,100件を上回り、ほかの転職サイトを圧倒する件数を誇ります。
職種の幅も広く、転職人気企業の求人も豊富です。専門職の求人も平均以上あり、総合職も充実。楽天・ソフトバンクなどの有名企業やサイバーエージェントのようなIT業界で人気の高い企業まで掲載されていました。さまざまな人の希望に合いやすく、転職を考えたらまず登録したいサービスといえます。
選択できる項目が多く、検索のしやすさも申し分ありません。勤務地・年収などの基本的な条件はもちろん、完全週休2日・フレックス勤務可能などのこだわり条件を指定できます。条件保存機能もあり、検索のたびに条件を設定し直す手間を省けるのも利点。休憩時間や通勤時間にサッと求人検索できますよ。
転職サイトとエージェント両方の機能を使用できるのも特徴。業界に精通した転職のプロによる応募書類や添削や面接対策といった選考通過のサポートを受けられます。Wantedlyにはなかった職務経歴書の自動作成などの便利機能もあり、はじめて転職する人も利用しやすいでしょう。
業界未経験者には、IT業界に特化したIT転職がおすすめです。ITの求人だけで約117,700件も公開。なかでも営業(約14,300件)・初心者歓迎(約21,200件)は全体平均を大きく上回りました。即戦力となる経験者を募集している傾向が強いIT転職サイトですが、IT転職ナビなら未経験者も応募しやすいといえます。
転職人気企業の掲載も豊富。ソフトバンク・日本マイクロソフトといった大手企業の求人が掲載されていました。ほかにも調査した42社のうち23社の掲載実績があり、比較したなかでトップクラスの充実度。dodaに次ぐ求人数の多さで、キャリアアップ・収入アップを目的に転職したい人にもおすすめです。
一方、Webデザイナー・Webディレクターといった専門職の求人数は、どれも平均並かそれ以下でした。実務経験が豊富な人や専門職の人は、物足りなく感じることもあるでしょう。
Wantedlyにはない書類の自動入力機能があるのは利点ですが、検索しやすいとはいえない結果に。設定できる条件が少なく、検索条件保存機能にも非対応でした。条件を絞りにくいうえ、検索のたびに条件を設定する必要があるため、手間なく検索したい人には不向きです。
Wantedlyを登録する前に気になるのが、利用の流れ。登録から内定、退会までの流れを詳しく説明しますね。また、それぞれの段階で意識すべきことも解説します。
Wantedlyは、公式サイト・アプリから個人情報を入力するだけで簡単に登録が可能。公式アプリ「Wantedly Visit」はGooglePlay・Apple Storeのどちらでもダウンロード可能です。また、Googleアカウント・Facebookアカウント・Appleアカウントと連携してログインすることもできますよ。
登録後は、興味のある業界や職種を入力しましょう。表示される企業が入力した内容に合わせてカスタマイズされます。
登録が完了したら、次はプロフィールを作成します。Wantedlyでのプロフィールの書き方のポイントは、自分の価値観やビジョンを記入すること。経歴だけでなく、キャッチコピーや好きな言葉、今後挑戦してみたいことを入力して自分をアピールしましょう。
プロフィール画像に加え、ウォール画像も自分の好きな写真に設定できます。画像も埋め込めるので、自分が手掛けた作品も掲載できますよ。求職者の個性や魅力を表現しやすい仕様です。
スカウトや企業からのメッセージが来るようになったら、Wantedlyの大きな特徴であるカジュアル面談をしましょう。カジュアル面談とは、企業の人事から直接会社のことや働いている人のことを聞けるシステムです。気になった求人の「話を聞きに行きたい」というボタンをクリックすると応募できます。
カジュアル面談は、相互理解を深めるために設けられた機会で、選考ではありません。自分のやりたいことと、企業のビジョンや価値観をすり合わせられるでしょう。明確に選考を希望していない限り、履歴書等の書類提出や適性検査等の受験を求められることもありません。
カジュアル面談が終わり選考に進む場合は、年収レンジやボジション、福利厚生などの労働条件が提示されます。Wantedlyは、やりがいや共感を軸に仕事を探すサービスです。ほかの転職サイトと違ってカジュアル面談後にはじめて条件がわかるため、希望と一致しているか確認してから選考に進みましょう。
もし、本格的な選考に入る前に労働条件が提示されなかった場合は、問い合わせフォームで相談してくださいね。
面接で企業・求職者の両方が納得できたら、いよいよ内定です。Wantedlyは転職活動終了後も、SNSとしてビジネス上のつながりを形成する機能を備えています。相手が承認すれば相互フォローできる「つながり」を搭載。相互フォローになると、設定した公開範囲に応じてプロフィールが閲覧できます。
また、転職が完了したら設定画面から「転職・副業意欲」を設定しなおすと、現在の転職状況のアピールが可能です。
退会する場合は、マイページの「設定」から「個人アカウントの管理」を選択すれば、退会の案内があります。
Wantedlyの利用は基本無料ですが、受け取れるスカウトが約10倍になるなどさまざまな特典がある有料プラン「Premiumメンバーシップ」が用意されています。Premiumメンバーシップで受けられる特典は以下のとおりです。
<Premiumメンバーシップ>
Premiumメンバーシップの料金は、1か月3,300円です。登録した日を起点として、解約するまで毎月請求されます。支払い方法は、クレジットカードとAppleID決済の2種類。プリペイドカードやダイナースカードは利用できません。利用できるクレジットカードは以下のとおりです。
<利用できるクレジットカード>
Premiumメンバーシップには、お試し期間が設けられています。初回7日間は無料で利用できるので、特典に魅力を感じた人はお試しからはじめてみてくださいね。
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
マイベストは有料職業紹介事業の許認可を受けています。(13-ユ-315911)