アウトドア用レインウェアのおすすめ人気ランキング【2025年】

登山での使用がメインの場合は、上下セパレートのレインスーツがぴったりです。全身を覆い、袖や裾からの雨の侵入を防ぐ設計のものが多いため、さまざまな方向からの雨を防げます。動きやすい点も大きなメリット。長時間快適に登山を楽しみたい人はぜひ注目してください。

一方、分かれているぶんかさばりやすく、リュックの中で場所をとるというデメリットも。できる限りコンパクトに折りたためるものや、収納袋が付属するものを選ぶとよいでしょう。キャンプなどであれば、状況に応じて上着だけ持参するのもひとつの方法です。

釣りやキャンプに使用する場合は、レインコートやレインポンチョも検討しましょう。コンパクトに収納でき、脱ぎ着をスムーズに行えるのが魅力。登山は長時間の歩行をともなうため動きやすさが重視されますが、釣りやキャンプでは手軽さも重要なポイントです。

ただし、磯など足場が悪く、濡れるリスクが大きい場所には向かないことも。レインコートやポンチョは足まで完全に覆われていません。ゆったりしたサイズのものが多いので、強風などの影響を受けやすい面もあります。使用する環境も考慮して選びましょう。

内部への浸水を防ぐために、防水・撥水性能を要チェック。防水性能の目安になるのが耐水圧で、どの程度の雨に耐えられるかの判断基準にできます。登山での使用を想定するなら耐水圧20,000mm、キャンプで急な雨に備える場合は10,000mm程度を目安にしてください。

また、撥水性の高いものは雨を弾き、より効率的に雨を防げます。撥水スプレーをかけるなど定期的なメンテナンスが必要ですが、水滴を払うだけで手入れが済むのもうれしいポイント。止水ファスナーつきや二重袖口のものはさらに効果的に雨を防げるのでおすすめです。

快適性を重視するなら、透湿度10,000g/m²・24hrs以上のものが適しています。透湿度はレインウェア内部の水分を外へ放出する指標。透湿度が低いと蒸れやすく、体温低下の原因になることもあるので注意しましょう。

透湿性能に優れた素材として、ゴア社のゴアテックスやザ・ノース・フェイスのフューチャーライトなどが挙げられます。高い通気性や防風性など、透湿性能以外にも優れた点があるので、機能を要確認。また、通気口として機能するベンチレーションつきのものは、より湿気を外に逃がしやすいのでおすすめです。

寒い時期に使用するなら防風性の高さも重要なポイント。防風性が高いものは冷気の侵入を防ぎ、体温低下を防止する効果があります。特に冬山など過酷な環境下で着用する場合は、ゴア社のゴアテックス製など防風性の高いものがおすすめです。

ただし、防風性能に優れたものは高価な傾向がある点は押さえておきましょう。ゴア社のゴアテックス製などは1万円以上することが多く、高価なものだと5万円を超えるものもあります。利用シーンを考慮し、オーバースペックではないものを探してみてください。

また、ゴアテックスは夏場に使用すると暑いのがデメリットです。夏場に使用する場合は、ミレーの「DRYEDGE™ TYPHON 50000」を使用したレインウェアを検討しましょう。高い透湿性とストレッチ性を兼ね備えているため、汗をかいても快適な着心地がかないます。