有川浩の名作小説のおすすめ人気ランキング25選【自衛隊が舞台の恋愛ストーリーも】

電撃文庫の作家陣によるアンソロジー。高校生を主人公にしたラブストーリー「恋愛のカミサマ」が、有川浩の作品です。

収録されているのはすべて、表紙のイラストから想起されるストーリー。ライトノベルが好きな方、他の作家の小説も楽しみたい方におすすめの1冊です。

こちらもアンソロジー。学校を舞台にした、ちょっと不思議な短編が詰まった1冊です。有川浩の作品は、ある都市伝説をテーマにした「S理論」。

有川浩の作品の中ではかなり短めなので、まずはサクッと読めるものを、という方にぴったり。最近の人気作家から、芥川龍之介まで入っているので、あれこれ読み比べてみたい方にもおすすめですよ。

もう1冊、アンソロジーをご紹介。こちらは、女性作家による、“失恋”をテーマにした作品ばかりが収録されています。

有川浩の作品は、手に入ってはいけない人に恋をしてしまう「失恋の演算」です。人の気持ちを丁寧に描く有川浩の世界が味わえる作品ですよ。

佐藤さとる氏が書いた、児童文学の名作、“コロボックル”シリーズ。その佐藤氏から有川浩がバトンを受け継いだ、新しいコロボックルシリーズです。

旧シリーズと同じく、挿絵は村上勉さん。現在2冊が出版されています。大人も子供もワクワクしながら楽しめる、幸せな気分になれる作品です。

こちらは中編小説。物語の主人公は、モノや場所に残された人間の記憶を見ることができる能力を持つ、出版社に勤める男性です。

こちらの本では、1つのあらすじから作られた、2つの異なるストーリーが1冊に収録されています。同じ設定でもまったく違った展開を見せるおもしろさが魅力ですよ。

物語の舞台は、解散の危機を迎える小劇団、“シアターフラッグ”。劇団を立て直すために奮闘して…というストーリーです。

劇団関係者を始めとした登場人物は、個性的なキャラクターばかり。どの人物も、それぞれ魅力的に描かれています。現在2冊が発行されていますが、劇団は生き残れるのか、まだまだ続きが気になる作品です。

沖縄を舞台にした、長編小説。休暇で久しぶりに沖縄に帰ったリョウは、“おかあさん”と一緒に3日間、島内のあちこちを観光します。ですが、何かがおかしいことに気が付いて…。

沖縄の美しい風景の中で、親子愛・家族愛がゆったりと描かれた作品。読み終えると、沖縄に旅行に行きたくなるかもしれませんよ。

こちらは、自衛隊員の恋愛・結婚をテーマにした6編が収録された、短編集。自衛隊員も他の人と同じように恋をする、人間らしさがいきいきと描かれています。

甘くてちょっとスパイスのきいた、有川浩らしいラブコメばかり。軽く読めて、胸キュンできる小説を探している方におすすめですよ。

2013年に錦戸亮さん主演で映画化された作品の原作です。舞台は、有川浩の出身地である高知県。地域振興を目的に県庁に設立された“おもてなし課”で奮闘する主人公を描いたストーリーです。

地方行政やビジネスの問題にも触れながら、得意のラブコメ要素もしっかり健在。故郷・高知の魅力もたっぷり感じられる1冊です。

クリスマスまでの数週間を描いた、ハートウォーミングストーリー。2014年には、三浦貴大さん主演でドラマ化しています。

倒産、離婚、借金といった問題に直面した登場人物たち。偶然出会った彼らが、悩みながら、クリスマスに奇跡を起こせるか…？というストーリーです。深刻になりがちなテーマですが重すぎず、温かい気持ちにさせてくれる作品です。

有川浩が初期に執筆した、“自衛隊3部作”の中の1作。謎の航空事故が相次ぎ、自衛隊パイロットとメーカー担当者は、航空で“あるもの”を発見します。

空の中の秘密と人類規模の危機というSF要素、子供たちの成長、そしてラブコメという複数の要素がバランスよく絡まりあうストーリー。ボリュームがありますが、一気に読み進められる面白さです。

記念すべき、有川浩のデビュー作。“空の中”と同じく、自衛隊3部作のうちの1つです。舞台は、人が塩になってしまう“塩害”が起こる東京の街。その片隅に暮らす少女と男性を巡って、世界の運命が大きく動くことになります。

こちらもSF色が強めですが、根本は有川浩らしいラブストーリー。どんな状況でも恋をする人間模様が描かれています。デビュー作とは思えない完成度で、読みごたえも十分ですよ。

複雑な思考をすると脳が劣化し、死に至る不治の病にかかった、女性小説家。それを支える夫との夫婦愛が描かれた、感動のラブストーリーです。

立場を逆にして書かれた、“sideA”・“sideB”の2部構成。悲しくて切ない、でもどこか幸せを感じられるような、有川浩らしい恋愛小説です。

テレビドラマが第3シリーズまで放送された、人気の作品。還暦を過ぎた3人の“おっさん”たちが、身近な悪を成敗する、痛快コメディです。

社会問題に切り込みつつ、軽く読めるので、気分は爽快。おっさんの孫と娘、高校生カップルの恋愛も描かれています。難しく考えず、気持ちよく読めるエンタテイメント小説を探している方におすすめです。

こちらも、二宮和也主演でドラマ化された、人気作。主人公は、甘ったれなフリーター。ですが、母の病をきっかけに一念発起し、“家を買う”ことを目標に仕事を探して…というストーリーです。

主人公が決意して成長する姿、働くことの意味、壊れかけた家族の再生など、考えさせられる要素も満載。主人公を応援しながら、自分も頑張ろうと思える作品です。

有川浩の代表作と言えばこちら。メディアが厳しく取り締まられる世界で、本を守る組織、“図書隊”で戦う人々を描いたストーリーです。

甘いラブコメに、本格的な戦闘シーン、“表現の自由”という問題など要素も盛りだくさんで、読みごたえは◎。実写映画、コミカライズ、アニメなど広くメディアミックスされた、多くのファンに支持されているシリーズ作品です。

18位でご紹介した「ラブコメ今昔」と同じく、自衛官の恋愛を描いた作品が6編収録された短編集。有川浩らしい“ベタ甘”で、誰かを好きになりたくなるような作品ばかりです。

15位の“空の中”や、この後ご紹介する“海の底”の番外編も収録。これらをチェックしてから読むと、さらに楽しめますよ。

「キケン」とは、「機械制御研究部」の略。とある工科大学にあるサークルの理系男子たちが、馬鹿馬鹿しいことを全力で楽しむ、青春ストーリーです。

登場人物のほとんどが男子大学生なので、他に比べると恋愛要素は低め。もう一度学生時代に戻りたくなるような、ワクワクする気分を思い出させてくれる作品です。

10位でご紹介した「図書館戦争」シリーズの作中に登場した小説を、改めて書き下ろした恋愛小説。2015年には、玉森裕太主演で映画化もされています。

ヒロインは、聴覚障害のある女性。障害があることで何事にも消極的になっている彼女との恋はどうなるのか…？胸キュンだけでなく、相手の立場に立って思いやる気持ちにも気付かされる、心温まるラブストーリーです。

新垣結衣さん・綾野剛さん主演の連続ドラマにもなった、長編小説です。舞台は、自衛隊の広報室。元パイロットの主人公の、広報官としての奮闘や成長を描きます。

普段あまり知ることのない、自衛隊という組織の描写もリアル。自衛隊の存在やあり方、仕事をすること、生きることの意味まで、深く考えさせられる作品です。

“自衛隊3部作”のうちの“海”にあたるのがこちら。横須賀の街が、突然巨大な甲殻類に襲われます。2人の自衛隊員と13人の少年少女は、災禍から逃れるために、潜水艦の中に取り残されることに。

潜水艦内の子供たちの歪んだ人間関係や、そこで起こる恋愛、そして人類と甲殻類の戦いが、テンポよく描かれます。何度読み返しても、スリルとドキドキを味わえるような作品です。

こちらも映画にもなった人気作。ある日、家の前で行き倒れていた男性、イツキを“拾った”、主人公のさやか。そのまま二人は同居生活を始めることになります。

イツキは野草採集が趣味。週末ごとに食べられる野草狩りを楽しむうちに、二人の関係性も変わってきて…。初々しく、ピュアな気持ちになれるような、純愛ストーリーが好きな方におすすめです。

この物語の舞台は、児童養護施設。事情があって親と暮らせない子供たちと、そこで働く職員の日常が描かれています。

あまり知られていない施設の実情について、取材に基づいて丁寧に描かれている作品。それだけに、“かわいそうな子供ではない”という子供たちの訴えは、心に刺さるものがあります。子を持つ親から、これから社会に出る子供たちまで、幅広い層におすすめしたい作品です。

兵庫県に実際にある、片道15分のローカル線、“阪急電車”を舞台にした物語。電車で乗り合わせる乗客たちの、小さなドラマをつないでいく、オムニバス形式です。

出会いや別れ、恋など、電車の中には小さな奇跡がいっぱい。映画にもなった人気作で、軽く読めるので、初めて有川浩の小説を読む方にもおすすめですよ。

2018年に福士蒼汰さん主演で映画が公開されているので、記憶に新しいという方も多いのではないでしょうか。猫のナナと、青年サトルが旅をする姿が描かれた作品です。

物語は猫の視点から描かれていて、猫好きにはたまらない構成。猫と人との絆に涙したという声が多く見られます。猫好きでない方にもぜひ読んでもらいたい、感動の名作です。