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推理小説のおすすめ人気ランキング50選【傑作のトリックを見破れ!】

数ある小説のジャンルの中でも、不動の人気を誇るのが推理小説です。文字だけで行われるマジックのような、不思議な魅力がたまらない推理小説。手に焦る展開、最後の最後まで誰が犯人かわからないドキドキ感、さらに思いもよらないどんでん返し…。推理小説には一度だけでなく、何度も何度も読み返したくなる名作が、たくさん存在しています。

今回はそんな魅力にあふれた推理小説の中から、これは確実に外すことができないという名作を作品のあらすじや特徴と共にまとめて紹介していきたいと思います。今回は比較的、推理小説をあまり読んだことがないという初心者の方も手に取りやすい作品を集めていますので、是非本を選ぶ時の参考になさってください。
  • 最終更新日:2018年11月08日
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目次

推理小説のおすすめ人気ランキング50選

それでは早速、おすすめ推理小説ランキング50選を、一挙に紹介していきたいと思います。本格ミステリからイヤミス、社会派など様々なジャンルの推理小説を紹介していきます。

50位:慟哭 貫井徳郎

慟哭 (創元推理文庫)
出典:amazon.co.jp
慟哭 (創元推理文庫)

802円 (税込)

詳細情報
・初版:1999年
・備考:-

心理描写が秀逸

連続少女誘拐殺人事件を追う捜査一課長を描いている、本格派推理小説です。

なんとなく途中から結末が読めてきますが、まさか、まさか…と思いページを捲る手が止まらなくなってしまいます。推理小説としてはやや消化不良な面が目立つものの、心理描写が非常に秀逸で読みごたえがあります。

49位:イニシエーション・ラブ 乾くるみ

イニシエーション・ラブ (文春文庫)
出典:amazon.co.jp
イニシエーション・ラブ (文春文庫)
詳細情報
・初版:2004年
・備考:実写映画化作品

必ず二回読みたくなる

ほろ苦い青春を描いた青春小説…と思いきや、まさにどんでん返し。

ベースは恋愛小説ですが、二回目はミステリーになる、そんな作品です。最後の最後がハマるかハマらないかで評価が大きく分かれる作品。

48位:葉桜の季節に君を想うということ 歌野晶午

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)
出典:amazon.co.jp
葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

650円 (税込)

詳細情報
・初版:2003年
・備考:-

2004年にあらゆるミステリー賞を総なめにした作品

保険金詐欺事件と将虎の恋、2つの交じり合うはずのない出来事が交錯した先にあるものとは…。

推理恋愛小説と呼ぶべき作品、二度三度と読みたくなるタイプのもので騙された!となる人が続出することでしょう。人によって合う、合わないが大きく分かれるタイプの作品のようです。

47位:私が殺した少女 原尞

私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)
出典:amazon.co.jp
私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)

799円 (税込)

詳細情報
・初版:1989年
・備考:私立探偵沢崎シリーズ

直木賞・ファルコン賞を受賞したハードボイルド系推理小説

私立探偵沢崎の事務所に舞い込んできた一本の電話…出かけて行った彼は思わぬ誘拐事件に巻き込まれていきます。

ミステリーよりはハードボイルドの側面が強い一冊。ハードボイルド系の独特の語り口調やきざったらしい描写はやや控えめで、初心者向けのように感じました。最後の大どんでん返しもなかなか…ですが、やや全体のインパクトには欠けます。

46位:ジョーカー・ゲーム 柳広司

ジョーカー・ゲーム 角川書店
出典:amazon.co.jp
ジョーカー・ゲーム 角川書店

1,620円 (税込)

詳細情報
・初版:2008年
・備考:実写映画、漫画、テレビアニメ化作品

アニメ化で話題となった作品

実写映画化、漫画、アニメ化で話題となった、短編ミステリー、スパイ小説です。

スパイ養成機関、通称「D機関」を舞台に、世界各地で行うスパイ活動をそれぞれ独立した短編で描いている作品です。オムニバス形式っぽい感じなので、普段小説を読まないという人でも読みやすいと思います。

やや時代考証が浅く、稚拙な面が目立つ文章なので若者向けでしょうか?世界観がハマれば非常に面白い作品です。

45位:砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 桜庭一樹

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 角川文庫
出典:amazon.co.jp
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 角川文庫

518円 (税込)

詳細情報
・初版:2004年
・備考:-

何とも言えない読後感が残る

山田なぎさと海野藻屑、二人の少女の出会いと交流。そしてなぎさが藻屑のばらばらの死体を発見してしまうまでの物語です。

ミステリー、サスペンス、青春小説、すべての要素があるような、そのどれにも当てはまらないような不思議なお話となっています。稚拙にも見える文体に反して内容は非常に衝撃的でグロテスク、どんどん世界観に引き込まれていきます。

44位:生ける屍の死 山口雅也

生ける屍の死 (創元推理文庫)
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生ける屍の死 (創元推理文庫)

1,296円 (税込)

詳細情報
・初版:1989年
・備考:-

死者が謎を解き明かす

ニューイングランドの片田舎で死者が相次いで蘇るという奇妙な現象が起こる中、別の場所では殺人劇が起きます。自らも死者となったことを隠しながら事件を追うパンク探偵グリンは、果たしてこの事件を解決することはできるのでしょうか。

死者が謎を解き明かす、そのタイムリミットは自身の肉体が崩壊するまで。

43位:模倣の殺意 中町信

模倣の殺意 (創元推理文庫)
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模倣の殺意 (創元推理文庫)

799円 (税込)

詳細情報
・初版:2004年(改題後)
・備考:-

デビュー長編の改稿版

1973年に書かれた筆者のデビュー作「新人賞殺人事件」の改稿版作品です。

七月七日午後七時に服毒死を遂げた新進作家。自殺として処理をされていく彼の死に疑問を持った数人が、真実に迫っていくまでの物語です。叙述トリックを使った作品の中でも、かなり初期頃に出た作品となります。

42位:神様ゲーム 麻耶雄嵩

神様ゲーム (講談社文庫)
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神様ゲーム (講談社文庫)

572円 (税込)

詳細情報
・初版:2005年
・備考:-

子供向けとは思えない衝撃作

子供向け推理小説のシリーズ「講談社ミステリーランド」の第7回に配本された本作、にもかかわらず子供には読ませてはいけないのではないかと物議を醸すほどの衝撃作です。

大人であれば数時間でさらっと読めるのではないでしょうか、ミステリーの常識を覆すギリギリのラインまでを攻めつつも面白い、子供向けながらも素晴らしい作品です。

41位:ハサミ男 殊能将之

ハサミ男 (講談社文庫)
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ハサミ男 (講談社文庫)

810円 (税込)

詳細情報
・初版:2002年
・備考:実写映画化作品

殺人鬼が模倣犯を追う

世を騒がせている猟奇殺人犯…通称「ハサミ男」しかし彼が新たに目を付けた女性は、自分の模倣犯に殺されてしまいます。

殺人鬼が模倣犯を追うという、なかなか変わった作品です。張り巡らされたミスリードがうまく、何度も読み返したくなります。オチがやや弱いところが玉に瑕でしょうか。

40位:満願 米澤穂信

6つの推理小説から成る短編集

短編ものの推理小説は、どこか物足りなさが残ったり展開が似たり寄ったりになりがちです。その中でも本作は、かなり面白いタイプの推理短編集だと思います。

謎解き要素やどんでん返し系ではなく、なぜ彼(彼女)はその時、そのような行動をとったのかということを淡々と明らかにしていくタイプの作品です。どこかホラータッチで後味はあまりよくないお話が多めとなっています。

39位:大誘拐 天藤真

大誘拐 天藤真推理小説全集
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大誘拐 天藤真推理小説全集
詳細情報
・初版:1978年
・備考:映画化作品

82歳の小柄な老婆の大立ち回り!

刑務所の雑居房で知り合った戸並健次、秋葉正義、三宅平太の3人が考えた大誘拐の計画。しかし82歳の小柄な老婆は慈悲深くも頭は冴え、味方も大勢…果たして大誘拐の行方は!?

推理小説ですが陰惨な事件や物凄い極悪人がいる作品ではありません。楽しく最後まで読むことができます。

38位:絆 小杉健治

絆 (集英社文庫)
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絆 (集英社文庫)

583円 (税込)

詳細情報
・初版:1987年
・備考:テレビドラマ化作品

彼女の夫殺しは真実か、嘘か

夫殺しの罪に問われている弓丘奈緒子。最初は否認していた彼女はやがて罪を認めるも、弁護人だけがそれに抗う姿勢を見せます。裁判が進むにつれ明らかになっていく真実とは…。

推理小説ではありますが、人間ドラマの側面もかなり強くなっている作品です。

37位:カラスの親指 by rule of CROW’s thumb 道尾秀介

カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)
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カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)

929円 (税込)

詳細情報
・初版:2008年
・備考:映画化作品

奇妙な共同生活の行く末は

真っ当な道から弾き出された男女5人の奇妙な共同生活。各々の人生を懸け、彼らはヤクザ相手に壮大な詐欺計画を実行に移しますが…。

登場人物たちが社会の爪弾き者ばかりだったので、惨い終わり方をしそうだなぁと思いながら読みました。大どんでん返し系の作品で、終盤一気に伏線が回収されていきます。結末はぜひ読んで確かめてみてください。

36位:噂 荻原浩

噂 (新潮文庫)
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噂 (新潮文庫)

767円 (税込)

詳細情報
・初版:2001年
・備考:-

嘘が真実になる

「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」

香水の新ブランドを売り出すための子供じみた噂話。目論見通り香水は大ヒットすることになりますが、ある日本当に足首のない少女の遺体が発見されてしまいます。余計な予備知識なしに読んだ方が楽しめるかと思います。

35位:乱反射 貫井徳郎

乱反射 朝日文庫
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乱反射 朝日文庫

886円 (税込)

詳細情報
・初版:2009年
・備考:-

小さな悪意の乱反射が悲劇を招く

強風で街路樹が倒れ、女性が押していたベビーカーに直撃してしまいます。一人一人の小さな悪意から起こってしまった事件、人の悪意が乱反射し生まれた悲劇の結末は…。

憎むべき明確な対象がぼんやりとした状態で、しかしだからこそ痛烈に私たちの心に突き刺さってくる小説です。なぜ事件が起こってしまったのかを答え合わせしていくような感じなので、推理感はあまりないです。

34位:ユージニア 恩田陸

ユージニア (角川文庫)
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ユージニア (角川文庫)

679円 (税込)

詳細情報
・初版:2005年
・備考:-

大量毒殺事件の真相へ迫る

北陸のとある名家で起きた大量毒殺事件。17名もの命が奪われたその事件、現場にはユージニアという謎の言葉が出てくる一通の手紙が残されていました。

インタビューと記録の断片を示しながら、事件の真相に迫っていきます。推理小説というより反推理小説な気もします。

33位:空飛ぶ馬 北村薫

空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
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空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

734円 (税込)

詳細情報
・初版:1989年
・備考:円紫さんシリーズ

日常に潜む不思議と謎

大学で日本文学を学ぶ「私」と、落語家・春桜亭円紫が、日常の不思議や謎を解き明かしていく、人が死なない推理小説です。

解き明かすべき事柄を殺人ではなく、ありふれた日常に潜む不思議で奇妙な出来事に置き換え解決していくという変わった、しかし間違いなく推理小説である本作。人が死なない推理小説で成長物語としての面も強いため、あまり心に重たく残る話は苦手だという人にも是非読んでほしいです。

32位:白ゆき姫殺人事件 湊かなえ

白ゆき姫殺人事件 集英社
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白ゆき姫殺人事件 集英社

1,512円 (税込)

詳細情報
・初版:2012年
・備考:映画化作品

報道の闇に切り込んだイヤミス小説

イヤミス小説を書かせたらこの人、湊かなえが書く推理小説。

最後の一章を除いた全てが、とある殺人事件の容疑者に関する周囲の人間の証言や取材、発言録という形で構成されており、近年問題になっているマスコミ、報道の闇が描かれています。純粋な推理小説というよりは最後の最後でどんでん返しがあるため、その結末までを楽しむ感じです。

電子書籍版にはなかなか面白いギミックが仕込んであるので、そちらで読んでみるのもオススメ。

31位:ラットマン 道尾秀介

ラットマン (光文社文庫)
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ラットマン (光文社文庫)

637円 (税込)

詳細情報
・初版:2008年
・備考:-

タイトルの意味が最後にしっくりくる作品

アマチュアロックバンドのギタリスト・姫川亮が、練習中のスタジオで遭遇した不可解な事件。そこからバンド仲間の素顔や自身の過去などが解き明かされていく推理小説です。

タイトルの意味が最後にぴったりハマってくる作品です。読後感は悪くないですが、どこか切なさも残す不思議な推理小説となっています。

30位:儚い羊たちの祝宴 米澤穂信

儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)
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儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)

594円 (税込)

詳細情報
・初版:2008年
・備考:-

奇妙な動機が詰まった短編推理小説

ブラックユーモアが効いたミステリーの傑作を集めた短編推理小説です。どの話も奇妙で、背徳的な動機で事件が起こります。

猟奇殺人やシリアルキラーによる殺人というわけではなく、どこまでも歪み切った動機で起こる事件の数々。推理小説というよりは、乙一や星新一の作品に近いような気がします。

29位:探偵はバーにいる 東直己

探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)
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探偵はバーにいる (ハヤカワ文庫JA)

821円 (税込)

詳細情報
・初版:1992年
・備考:映画化作品、ススキノ探偵シリーズ

ちょっと癖のあるハードボイルド・ミステリ

札幌の歓楽街ススキノで便利屋を営む主人公こと「俺」が繰り広げる、新感覚のハードボイルドミステリー。

ややクセのある文体とキャラクター、セリフ運びが特徴で人を選びますが、ハマる人にはハマるかと思います。コミカルなテイストなので、あまり重ための推理小説は苦手だという人にもおすすめ。

28位:戻り川心中 連城三紀彦

戻り川心中 光文社文庫
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戻り川心中 光文社文庫

576円 (税込)

詳細情報
・初版:1980年
・備考:-

美しき傑作ミステリー

「恋文」など、どちらかといえば恋愛小説や大衆小説で有名となっている作者の連城三紀彦。しかし実は日本を代表するミステリー作家でもあるんです。

その手腕がいかんなく発揮されている作品が、この短編推理小説となっています。作者が得意とする詩情とロマンに満ちた世界観と推理小説要素が見事に融合している一作です。

27位:アヒルと鴨のコインロッカー 伊坂幸太郎

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)
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アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

700円 (税込)

詳細情報
・初版:2003年
・備考:映画化作品

待てども待てども殺人が起こらず…そしてどんでん返し

様々な賞を受賞しているミステリー小説と紹介されていますが、読み進めていくと待てども待てども殺人が起こりません。そうして一気に終盤の怒涛の展開、序盤の何気ない伏線がすべてラストに集約されていきます。

伊坂作品の特徴ですが、物語の8割が序章、残り2割で一気に展開が動くという手法です。独特な文体と作品展開が受け入れられれば、がっちりハマるかと思います。

26位:七回死んだ男 西澤保彦

七回死んだ男 (講談社文庫)
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七回死んだ男 (講談社文庫)

679円 (税込)

詳細情報
・初版:1995年
・備考:-

ループものの推理小説

最近はやりのループものをいち早く、なおかつ推理小説に取り入れている斬新な作品です。

繰り返しタイムスリップして、何度も祖父の死に立ち会ってしまう少年。なんとかそれを止めようと奔走するも、彼は必ず死んでしまいます。

一見相容れなさそうなSFと本格ミステリーという題材を見事に融合させてある作品ですが、正統派推理小説とは言い難いのであえてこの順位にさせていただきました。作品としてはとても面白いです。

25位:ロートレック荘事件 筒井康隆

ロートレック荘事件 (新潮文庫)
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ロートレック荘事件 (新潮文庫)

637円 (税込)

詳細情報
・初版:1990年
・備考:-

SF作家であった筒井康隆が描く本格推理小説

優雅なバカンスを楽しむはずだった洋館・ロートレック荘で殺人事件が起こります。一人、また一人殺されていく美女…真犯人は一体…?

やや盛り上がりに欠けますが、叙述トリックは秀逸。我々の持つ無意識的な差別を突きつけられ、読んだ後はしばらく呆然とさせられます。

24位:殺戮にいたる病 我孫子武丸

殺戮にいたる病 (講談社文庫)
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殺戮にいたる病 (講談社文庫)

637円 (税込)

詳細情報
・初版:1992年
・備考:-

かまいたちの夜のシナリオライターが送るホラー推理小説

東京の繁華街で猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラー蒲生稔。恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡を描いたホラー推理小説。

緻密に張り巡らされた伏線が、最後の最後に一気に回収される爽快感。文章自体は読みやすくどんどん読めますが、描写がかなりグロい部分が多く気持ち悪くなってしまう人もいるかもしれません。

23位:扉は閉ざされたまま 石持浅海

扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫)
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扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫)

648円 (税込)

詳細情報
・初版:2005年
・備考:テレビドラマ化作品、碓氷優佳シリーズ

犯人の視点で紡がれる推理小説

最初から犯人がわかったいる倒叙モノであり、主人公は碓氷優佳ですが犯人の視点で描かれる部分が多い、ちょっと変わった手法で書かれています。

イメージとしては古畑任三郎シリーズのような感じですので、謎解きを楽しみたい人には不向きかもしれません。一見感情移入しにくい犯人の心理描写やキャラクター性が絶妙で、読みながらドキドキさせられます。

22位:星降り山荘の殺人 倉知淳

星降り山荘の殺人 (講談社文庫)
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星降り山荘の殺人 (講談社文庫)

812円 (税込)

詳細情報
・初版:1996年
・備考:-

本格的なクローズドサークル推理小説

雪に閉ざされた山荘で起きる殺人事件、果たして犯人は…。

読者にもフェアな手がかりを提示されるため、犯人当てを一緒に楽しむことができるタイプの正統派な推理小説です。作者からのヒントが比較的大盤振る舞いされており、それを深読みし犯人の検討がなかなかつかなかったりします。予備知識なしで読む方が楽しめます。

21位:マリオネットの罠 赤川次郎

マリオネットの罠 (文春文庫)
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マリオネットの罠 (文春文庫)

637円 (税込)

詳細情報
・初版:1977年
・備考:-

赤川次郎の長編処女作

三毛猫ホームズシリーズや三姉妹探偵団などのシリーズで有名な、赤川次郎の長編処女作です。

軽快で読みやすいものも多い赤川次郎作品ですが、本作はかなり重ための設定となっています。作品としては面白いですが、推理の要素は薄くどちらかといえばサスペンスやホラーの側面が強くなっているため、この順位にさせていただきました。

20位:天使のナイフ 薬丸岳

天使のナイフ (講談社文庫)
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天使のナイフ (講談社文庫)

720円 (税込)

詳細情報
・初版:2005年
・備考:テレビドラマ化作品

天罰なのか、罠なのか

生後5ヵ月の娘の目の前で殺された貴志の妻、その犯人は13歳の少年たちだった…。時は過ぎ、娘と二人幸せに暮らしていた貴志でしたが、その少年が殺され自分が容疑者になっていることを告げられます。

昨今度々話題となっている、少年の凶悪犯罪と少年法をテーマに扱っている作品です。入念な下調べや勉強をしたうえで書かれている作品とあって、ストーリー自体は面白いです。しかしやや登場人物のキャラクターを濃くしすぎて、食塩気味感は否めません。

19位:卒業 東野圭吾

卒業 (講談社文庫)
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卒業 (講談社文庫)

637円 (税込)

詳細情報
・初版:1986年
・備考:ドラマ、映画化作品、加賀恭一郎シリーズ

加賀恭一郎シリーズ一作目

東野圭吾の本格派推理小説の人気シリーズである「加賀恭一郎シリーズ」その一作目に当たる作品です。

東野圭吾のデビュー第2作、シリーズ最初の作品ということでややぎこちなさやトリックのわかりづらさはありましたが、それを補って余りあるストーリーと登場人物たちの心理描写が魅力です。加賀恭一郎シリーズは他のものが有名で、人気があるものも多いですが、せっかくなのでシリーズ第一作目を紹介いたしました。

18位:果つる底なき 池井戸潤

果つる底なき (講談社文庫)
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果つる底なき (講談社文庫)

713円 (税込)

詳細情報
・初版:1998年
・備考:テレビドラマ化作品

銀行員が主人公の推理小説

半沢直樹シリーズや下町ロケットなどが有名な作者の池井戸潤。本作も半沢直樹シリーズと同様に銀行員が主人公ではありますが、こちらは殺人事件からすべてが始まるミステリーとなっています。

組織のコマであることを強要されながらも、亡き友のために真実を追い求める主人公。リアリティがありつつも手に汗握る展開で、最後までドキドキしながら読むことができます。強いて言えば、ちょっと人が死にすぎですかね。

17位:46番目の密室 有栖川有栖

新装版 46番目の密室 (講談社文庫)
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新装版 46番目の密室 (講談社文庫)

788円 (税込)

詳細情報
・初版:1992年
・備考:テレビドラマ化作品、作家アリスシリーズ

癖がない正統派推理小説

臨床犯罪学者・火村英生と、その助手で作家の有栖川有栖が様々な事件に挑む、作家アリスシリーズの第一作目です。

「臨床犯罪学者 火村英生の推理」のタイトルで、ドラマ化もされていましたね。大分昔の作品になりますが古臭さがなく、火村とアリスの掛け合いが軽やかで非常に読みやすい作品です。

推理小説としても大どんでん返しなどはない、正統派なので一緒に犯人を考えながらすらすらと読んでいけます。ややインパクトに欠けるところが欠点でしょうが、長いシリーズものとしてはこのくらいライトな方が読みやすいのかもしれません。いろいろな意味で女性向けの推理小説です。

16位:乱れからくり 泡坂妻夫

乱れからくり (角川文庫)
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乱れからくり (角川文庫)
詳細情報
・初版:1977年
・備考:映画、テレビドラマ化作品

古典的な本格探偵小説

馬割一族が経営する玩具会社の製作部長馬割朋浩は、旅行に出発する直前、隕石に当たり急死した…。

怪しげな屋敷での連続殺人、探偵の名推理、奇抜なトリック、意外な犯人…古典的な推理小説愛好家であれば読んで損はない作品だと思います。

15位:連続殺人鬼カエル男 中山七里

連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)
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連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)

628円 (税込)

詳細情報
・初版:2011年
・備考:-

B級映画のようなタイトルに騙される

B級映画のようなタイトルと表紙…しかし中身は無秩序な猟奇殺人犯カエル男にまつわる異色の社会派ミステリーとなっています。

ミスリードの張り方が絶妙で、何度も何度も犯人か?と思う人物が変わっていきます。ただしグロテスクな描写なども多めのため、苦手な人は苦手かもしれません。

第8回「このミステリーがすごい!」大賞の最終選考に、同作者の「さよならドビュッシー」と共にダブルエントリーされる快挙を成し遂げた作品でもあります。

14位:テロリストのパラソル 藤原伊織

テロリストのパラソル (角川文庫)
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テロリストのパラソル (角川文庫)
詳細情報
・初版:1995年
・備考:テレビドラマ化作品

こてこてのハードボイルドが癖になる

数あるハードボイルド系の推理小説の中でも、非常に評価が高い作品です。江戸川乱歩賞と直木賞をダブル受賞した作品であり、どこか懐かしい雰囲気のある作品です。

ややリアリティに欠ける展開が目立ちますが、非常に読みやすく、そして読んでいて気持ちがいい作品です。一回目、二回目と繰り返し読むことで、何度も楽しめる作品となっています。

13位:罪の声 塩田武士

罪の声 講談社
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罪の声 講談社

1,782円

詳細情報
・初版:2016年
・備考:-

グリコ・森永事件をフィクションで推理する衝撃作

かなり最近の作品で、作者も若い方です。今更グリコ・森永事件のフィクションもの…?と感じられるかもしれませんが、とにかく最初から最後まで息もつかない展開が続きます。

一体どこまでが実話でどこからが創作なのか、筆者は事件に関する真相に実はたどり着いているのではないか…読んでいるとそう思えるほど、非常に巧みに色々な物が組み上げられています。

12位:クラインの壺 岡嶋二人

クラインの壷 (新潮文庫)
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クラインの壷 (新潮文庫)

680円 (税込)

詳細情報
・初版:1989年
・備考:テレビドラマ化作品

ミステリーとSFの融合作品の先駆け

バーチャルリアリティを取り入れたSFの側面も強いミステリー小説です。

今でこそ題材として取り入れられることが多くなってきていますが、注目してほしいのは本作は1980年代に書かれた小説だということです。まるで現代を予測したような作風と展開が素晴らしく、古臭さを感じません。

11位:硝子のハンマー 貴志祐介

硝子のハンマー (角川文庫)
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硝子のハンマー (角川文庫)

802円 (税込)

詳細情報
・初版:2004年初版
・備考:テレビドラマ化作品、防犯探偵・榎本シリーズ

密室殺人の謎を追う探偵・榎本

「鍵のかかった部屋」のタイトルで、テレビドラマ化もされた防犯探偵・榎本シリーズの第一作目にあたる作品です。

全シリーズを通して密室殺人のみを取り扱っており、本作は情報量や人間模様、トリックも含め非常に読みごたえがあります。コミカルな雰囲気で話が進んでいくため、読みやすい小説になっています。

10位:ある閉ざされた雪の山荘で 東野圭吾

ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)
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ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)

605円 (税込)

詳細情報
・初版:1992年
・備考:-

東野圭吾によるクローズドサークルもの

東野圭吾としては非常に珍しい、叙述トリックものになります。東野圭吾作品を読んでいる人ほど、騙されるかもしれませんね。

ストーリー自体が芝居なのか、現実なのか、それすらもわからないまま話が進んでいくという、かなり変わった手法を用いた作品となっています。正統派の推理小説とはちょっと言い難いかな?と思ったのでこの順位にしました。

9位:蒲生邸事件 宮部みゆき

蒲生邸事件 (文春文庫)
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蒲生邸事件 (文春文庫)

994円 (税込)

詳細情報
・初版:1996年
・備考:ドラマ化作品

SFと推理小説の融合

長編にはいつもちょっと変わったテイストを盛り込んでくる宮部みゆき。蒲生邸事件もSFと推理小説の融合という、ちょっと変わった題材同士が融合されています。

大学受験に失敗した主人公が火事に巻き込まれ、気が付くと昭和12年の2月15日、二・二六事件の起こった日にタイムスリップをしていたというところから物語は始まります。読後感が非常に良く、青年の成長物語としてもなかなか。

ただ終盤まではかなり青年の立ち振る舞いにイラッとさせられるため、そこを耐える必要があります。読み切ってしまえば、そこも含めて面白くなる作品なのですが。

8位:火の粉 雫井脩介

火の粉 (幻冬舎文庫)
出典:amazon.co.jp
火の粉 (幻冬舎文庫)

823円 (税込)

詳細情報
・初版:2003年
・備考:テレビドラマ化作品

日常に潜む恐怖

元裁判官・梶間勲の隣家に、かつて無罪判決を下した男・武内真伍が引っ越してきます。巧みに梶間家に近づいてくる武内、しかし彼の善意とは裏腹に周囲では不吉な事件が頻発して起こり始めて…。

サスペンスミステリーの側面が強い推理小説です。日常生活をじわじわ浸食されていく恐怖、現実でも起こりそうな描写の数々にはぞわりとさせられます。登場人物が揃いも揃って間抜けなところが、個人的にはまたリアルだと思いました。

7位:占星術殺人事件 島田荘司

占星術殺人事件 南雲堂
出典:amazon.co.jp
占星術殺人事件 南雲堂

1,188円 (税込)

詳細情報
・初版:1981年初版
・備考:テレビドラマ化作品、御手洗潔シリーズ

本格派ミステリムーブメントを作った立役者

本格派ミステリー小説の中でも任意シリーズの一つに数えられる、御手洗潔シリーズの第一作目です。

初版は今から30年以上前の作品になりますが、未だに色あせない面白さがあります。トリックと犯人が何年経っても思い出せる程、鮮やかで印象に深く残る作品です。

6位:13階段 高野和明

13階段 (講談社文庫)
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13階段 (講談社文庫)

700円 (税込)

詳細情報
・初版:2001年
・備考:映画化作品

面白さと同時に考えさせられる推理小説

高野和明のデビュー作であり、江戸川乱歩賞を選考委員の満場一致で受賞したことで大きな話題を集めた本作。

冤罪かもしれない死刑囚を救うべく、奔走する二人の男。推理小説としてもエンタメ小説としても素晴らしく、最後まで休む暇なく一気に読めてしまいます。

死刑制度について鋭く切り込んだ作品でもあり、固く重たいテーマに思えますが、一度読み始めるとその手は止まることはないはずです。

5位:容疑者Xの献身 東野圭吾

容疑者Xの献身 (文春文庫)
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容疑者Xの献身 (文春文庫)

680円 (税込)

詳細情報
・初版:2005年
・備考:映画化作品、ガリレオシリーズ

容疑者の献身の行方

ドラマ化もされたガリレオシリーズの第三弾に当たる作品です。

ガリレオシリーズはどれも非常に良くできていますが、本作の魅力は語り切れません。サスペンス性もしっかりとありながら、叙情性も併せ持つ魅力にあふれた作品。これほどまでに容疑者に感情移入してしまう作品は、なかなかないのではないでしょうか。

4位:姑獲鳥の夏 京極夏彦

姑獲鳥の夏 (講談社文庫)
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姑獲鳥の夏 (講談社文庫)

933円 (税込)

詳細情報
・初版:1994年
・備考:漫画、映画化作品、百鬼夜行シリーズ

百鬼夜行シリーズの第一弾作品

京極夏彦の作品の中でも高い人気を誇る、百鬼夜行シリーズの第一弾です。古本屋兼陰陽師である中禅寺秋彦が、憑物を落とし事件を解決していくという一見すると不思議なテイストの作品。

とにかく本が分厚く文章が長い、独特な雰囲気の表紙も相まって手が出しにくいですが、いったん本を手に取ってしまえば一気に京極ワールドに引き込まれます。

3位:ルパンの消息 横山秀夫

ルパンの消息 (光文社文庫)
出典:amazon.co.jp
ルパンの消息 (光文社文庫)

761円 (税込)

詳細情報
・初版:2005年
・備考:テレビドラマ化作品

時効まで24時間、手に汗握る展開の連続

推理小説かとして有名な、横山秀夫のデビュー作です。

15年前にあった一人の女教師の自殺。しかしその事件は、実は殺人だったといいうタレ込みが舞い込んできたことにより、事態は大きく動き始めます。公訴時効までは24時間、手に汗握る緊迫した情景が鮮やかに描かれています。

2位:十角館の殺人 綾辻行人

十角館の殺人 (講談社文庫)
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十角館の殺人 (講談社文庫)

810円 (税込)

詳細情報
・初版:1987年初版
・備考:館シリーズ

新本格ブームを巻き起こした一冊

昨今の新本格派ミステリーと呼ばれるジャンルを確立させたといっても過言ではない一冊。代表的な新本格派ミステリー作家の一人、綾辻行人のデビュー作品です。

大分県の孤島で繰り広げられる連続殺人事件、余計な予備知識やネタバレはない状態で読んでいただきたいです。初心者でも読みやすいミステリー小説ですが、かといって稚拙な雰囲気はなく、いろいろな小説を読み込んだ人でも十分楽しむことができます。

1位:そして誰もいなくなった アガサ・クリスティー

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
出典:amazon.co.jp
そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

821円 (税込)

詳細情報
・初版:1939年
・備考:テレビドラマ化作品

あらゆるクローズドサークル作品のパイオニア

全世界で1億部以上を売り上げる、クローズドサークルものの不朽の名作。本作から着想を得ている推理小説家も数多く存在しています。

孤島から出られなくなった一人、また一人と殺されていく典型的なクローズドサークルの手法ながらも、登場人物たちの疑心暗鬼と秘められた過去の過ちに対する葛藤が、見事に表現されています。読めば読むほど引き込まれる、何年たっても色あせない推理小説の名作です。

まとめ

おすすめ推理小説を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。叙述トリック、ハードボイルド、本格派ミステリ―、サスペンス系…様々なジャンルの推理小説を紹介してきました。

どの作品にも好みはあるかと思いますが、是非本記事を参考にしてお気に入りの一冊を見つけてみてください。自分の趣向にハマる推理小説を見つけた時、どっぷりとその世界から抜け出せなくなるはずです。

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