木製の立派な小屋から冬用にぴったりの布製ハウスまで、商品豊富なハムスター用巣箱。安心して過ごせる寝床として探している人も多いことでしょう。しかしいざ選ぼうと思っても、底のないものや屋根付きなどさまざまな形状があり、サイズもさまざまでどれにしようか迷いますよね。
そこで今回は、ハムスター用巣箱のおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介。巣箱に入らない、巣箱から出てこないときの対処法や、簡単に手作りする方法も解説します。ぜひハムスターが気に入る巣箱を見つけて、のんびり過ごすかわいい姿を楽しんでくださいね。
生体販売・トリマー・トレーナー・新規事業開発・成田空港内ペットホテル開業に伴うプロジェクトリーダー等を経験し、現在は大手ペット専門学校講師、海外製ペット用品の開発・販売、ペット関連プロモーション事業にも従事。トリマー兼トレーナーとして動物保護活動にも取り組む。
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監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。
ハムスターの飼育において、巣箱は必要性の高いアイテムです。元々ハムスターは敵から身を隠すために、巣穴を掘って暮らす習性があります。巣穴に似た暗く狭い環境を作れる巣箱は、ハムスターにとって安心して過ごすことのできる居場所だといえるでしょう。
巣箱の役割は、落ち着ける隠れ家・快適な寝床・体温調節をする場所・出産や子育てに使う部屋など多数。隠れる所があればいらないのではと思われがちですが、巣箱の有無はケージ内での過ごしやすさを大きく左右します。
すっぽり身を隠せるハウスや、やさしく体を包むベッド、屋根に登って遊べるスロープ付きなど、巣箱のバリエーションは豊富です。たくさんのデザインのなかから飼育するハムスターの体型・性格に合う快適な巣箱を用意してあげましょう。
ハムスター用巣箱を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「3つのポイント」をご紹介します。
巣箱の広さは、飼育するハムスターが3匹分入れるくらいが目安。高さは後ろ足2本で立って頭がぶつからないくらいが理想的です。大柄なゴールデンハムスターは体長18〜20cm、小柄なジャンガリアンハムスターは体長6〜12cmほどになるので、成長後のサイズを想定して選ぶのもよいでしょう。
成長には個体差があるので、定期的にサイズが適しているかチェックが必要です。広すぎる場合は、床材などでスペースを埋めましょう。スペースが余っているとトイレとして使ったり、食べものを持ち込んだりと不衛生になり、カビやいやなニオイが発生する場合があるので注意してください。
狭すぎる巣箱は居心地が悪いため、ストレスを感じて使わなくなります。広すぎず狭すぎずの動きやすいスペースを確保すれば、ハムスターも安心して過ごせるでしょう。大の字になって寝るハムスターや、巣箱の壁にくっついて寝るハムスターなど、さまざまな個体にも対応しやすくなります。
ハムスター用巣箱は、素材によって安定感・通気性・保温性などが異なります。普段の使いやすさに合わせて季節ごとにほしい機能を持つ素材をチェックしましょう。目立った汚れがなくても月に一度は掃除が必要なので、お手入れのしやすさも大切です。
巣箱によじ登ったりぶつかったりする活発なハムスターには、安定感のある陶器製の巣箱を検討しましょう。重量があるためハムスターの力ではひっくり返せないのが利点。巣箱がずれたり倒れたりして、ハムスターがケガをするリスクを軽減できます。
陶器製の巣箱は、ザラザラした素焼きタイプとツルツルした塗装タイプの2種類です。夏場に蒸れにくいものがほしい人は、素焼きタイプがベター。通気性がよく中で涼めるので、夏専用の巣箱としての使用もおすすめです。冬は床材を敷くことで暖かく過ごせます。
素焼きタイプは排泄物などの汚れが染み込みやすいため、清潔さを重視したい場合は塗装タイプを選びましょう。表面がツルツルとしていて汚れが染み込みにくく、洗浄後に短時間で乾燥できる点が魅力です。
掃除をするときはハムスターのニオイが完全に消えないように、洗剤は使わず水洗いしましょう。陶器製の巣箱は落とすと割れやすいため、お手入れなどの際は取り扱いに十分注意してください。
木製の巣箱は、遊び場としても使える一石二鳥のアイテムがほしい人にぴったりです。スロープ付きの2階建てなど、巣箱に登りやすい立体的なデザインが豊富。木製ならではの温もりがあるやさしい雰囲気もステキです。
木製品はかじり木の代わりにもなるので、噛むクセがあるハムスターに向いています。噛むことで、歯の伸びすぎの予防が可能です。ただし、頻繁に噛む・とぐ場合は劣化のスピードが早まるため、小まめに買い替える必要があります。
木製の巣箱は排泄物などの汚れやニオイが染み込みやすいので、巣箱でトイレをしてしまうハムスターには別の素材を検討してください。洗浄後にはしっかりと乾燥させるために天日干しが必要です。予備の巣箱を用意してケージ内に寝床がなくならないようにしましょう。
プラスチック・アクリル製は、巣箱でトイレをするハムスターや多頭飼育におすすめです。軽量で扱いやすく、サッと水洗いをして短時間で乾かせます。活発なハムスターはひっくり返す心配があるので、ケージの網などに取り付けられる巣箱に注目しましょう。
透明のアクリル製ボックスや、穴が空いた100均のクリアケースで代用する人もいますが、できるだけ不透明なものがベターです。透明の場合、ハムスターの様子を確認しやすいことはメリットですが、ハムスターにとっては視界を遮れずにストレスを溜める可能性があります。
また、ハムスターが噛むと壊れやすい素材なので、噛むクセがひどい個体には避けたほうが無難です。噛んだ破片を誤飲するとお腹にたまる恐れも。変色・ヒビ割れも起きやすいため、定期的な買い替えをおすすめします。
プラスチックはハムスターの毛が擦れると静電気が発生し、痛い思いをさせたり、埃が体に付着したりするため要注意。静電気の起きやすい冬場には陶器・木製など別の素材を検討しましょう。
ハムスターが心地よく眠れる寝床として巣箱を選びたいなら、布・繊維製がおすすめです。布製はふわふわの毛布に包まれるような、やさしい触り心地が魅力的。冬場も暖かく、ハムスターが気持ちよく眠れるでしょう。
ヤシ・ジュートなどの天然繊維を使った巣箱は、通気性・保温性のバランスがよく1年中使いやすい点がメリット。夏は涼しく・冬は暖かく過ごせます。
ただし、どちらの素材も取り扱いには要注意。布をかじって中の綿を誤飲したり、ヤシ・ジュートの繊維が体に巻き付いたりする事故の心配があります。定期的に劣化具合を確認しながら使用してください。
清潔を保つために布製は丸洗いできるものに注目。天然繊維を使ったものは丸洗い・乾燥が難しいので、底のない巣箱を選んで排泄物・餌による汚れを防ぎましょう。なお、ファスナーやボタンは誤飲の危険性が高く、使用されている製品はハムスターには不適切です。
巣箱の形状は、お手入れのしやすさやハムスターのストレスを考慮して選ぶのがポイントです。使い方の注意点もチェックしましょう。
巣箱はお手入れのしやすさを考慮して、底材の上にかぶせるだけで使える、底のないアイテムがベター。巣箱の中で排泄・食事をしても、汚れた床材を交換するだけできれいにできます。内側まで手を入れて洗ったり拭いたりする作業がしやすく、清潔な状態を保ちやすいことも利点です。
巣箱の底がないのでハムスターが床材を自分好みに掘り、お気に入りのスペースを作れることもメリット。ただし、底がなく不安定なので、陶器製・木製などある程度重さのある素材を選び、ズレや転倒を防ぎましょう。
巣箱をケージに入れたまま楽にお手入れしたい人は、屋根の取り外しが可能なアイテムを要チェック。巣箱の汚れた部分だけを小まめに掃除したい場合にも便利です。丸洗いするときも分解して隅々まで洗え、拭き取りも楽に行えます。
ただし、頻繁に屋根だけを外して、ハムスターを覗かないようにしてください。ハムスターが警戒し、せっかくの巣箱が休まらない場所になります。ストレスを感じる恐れがあるので、屋根を外すのは掃除が必要なときや、体調を崩していて心配なときにとどめましょう。
屋根の上に登ることが好きなハムスターもいるので、できるだけ天井が平らで滑りにくい形状のものを探してください。急な傾斜付きだと、滑り落ちてケガをする危険性があります。
ハムスターにより安心できる場所を与えたいなら、地下型の巣箱も検討してください。ケージの下に設置して使う巣箱で、自然界での暗い巣穴に近い状態を再現できます。
本来の巣穴に近い環境を作れるため、ハムスターがゆったり過ごしやすいことが利点。迷路のような形状が多く、ハムスターが遊びながら過ごせる点もメリットです。
木製が多いので巣箱で排泄した場合に手入れがしにくく、予備が必要な場合があることは覚えておきましょう。温度・湿度管理が難しいため、ハムスターの飼育や体調管理に慣れていない初心者は避けるのがベターです。
ハムスターの巣箱は、空になったティッシュ箱を利用して簡単に手作りできます。まずはティッシュを取り出す部分のビニールを外し、はさみを使って横半分に箱を切りましょう。切った片方の箱をもう一方の箱にスライドさせてはめ込み、小さなティッシュ箱のような形状を作ります。
上部の穴の大きさと箱の幅は、ハムスターの体格に合わせて使いやすい大きさに切ってください。ゴールデンハムスターなど体の大きい個体の巣箱は、分厚めのティッシュ箱を選んで高さを出しましょう。ティッシュ箱は断熱性が低いため、冬場は布・天然繊維など保温性の高い巣箱に切り替えてください。
ハムスター用の巣箱を手作りするメリットは、汚れたりハムスターが成長したりしたら、すぐに作り替えられること。ケージの形状やサイズに合わせて調節できる点もうれしいポイントです。ティッシュ箱は手に入りやすくコストがかからないので、節約も兼ねてぜひ手作りに挑戦してくださいね。
ハムスターが巣箱に入らなかったり、巣箱で寝なかったりする原因は複数考えられます。思い当たることがないなら、原因を探ることからはじめてみましょう。暑くて使いたくない、サイズが小さくて動きにくいなど、何か気に入らないことがあって巣箱を使わない可能性があります。
まずは、巣箱の外が暑すぎる・寒すぎる状態ではないか、室温を見直してください。暑さは空調の温度調節や、ハムスター用ひんやりシートの使用などで見直しできます。対策しても使わないなら、素材・形状・サイズも含めて適切なものを考え、買い替えを検討しましょう。
逆にずっと巣箱にいる場合もありますが、食事・トイレ時に出てくるなら、それほど心配はいりません。巣箱でぐっすり寝たり隠れたりするのが好きな性格など、問題視する必要のない理由も考えられます。
ただし、食事・トイレ時にも出てこないままずっと巣箱にいる場合は、病気などで体調が悪い可能性も排除できません。普段から様子を観察し、気になる点があればすぐに動物病院を受診してください。
ハムスター用巣箱以外にも、ケージに設置するアイテムをそろえて快適な飼育環境を作りましょう。以下のコンテンツでは、ヒーター・床材・かじり木・回し車を紹介しているので、あわせてチェックしてください。
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