愛犬・愛猫のフードを2食分セットできる自動給餌器、ペットセーフ おるすばんフィーダー デジタル2食分 バージョン2。ネット上では「給餌時間が正確」と評判です。しかし、「フタが開く音が大きく怖がって食べない」という口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の自動給餌器とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、自動給餌器選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
ペットセーフ おるすばんフィーダー デジタル2食分 バージョン2は、楽に手入れできるものをお探しの人におすすめです。力いらずで受け皿を簡単に取り外せるのがポイント。比較した商品には両手を使わないと取り外せないものもあったのに対し、片手でさっと取ってすぐに洗えます。食洗機にも対応しており、頻繁に使う場合でも手間がかかりません。
ペットが自分でフタを開けられないように設計されているのも魅力。実際にフタを確認したところ、5秒以上長押ししないと開かない仕組みでした。給餌ボタンはむき出しですが、メーカーが謳うとおり盗み食いは難しいでしょう。
何時間後に給餌したいかを設定するだけなので、急いでいるときも簡単にセットできます。給餌時間も正確で、実際に3回試すと設定時間からわずか10秒の誤差にとどまりました。比較したほかの商品には10分以上遅れて給餌されるものもあったなか、かなり優秀です。「給餌時間が正確」という口コミにも頷けます。
しかし、フタが勢いよく開くのは気がかり。給餌時の騒音値は実測値で77.63dBとそれほど音は大きくなかったものの、「フタが開く音が大きく怖がって食べない」という口コミどおりの結果です。使いはじめる前に何度か音を聞かせ、慣らしてから留守番時に使いましょう。
値段は執筆時点で税込12,617円(※執筆時点)。比較したなかでは高価格帯ですが、正確に給餌できて健康管理にも使いやすい商品です。とはいえ、同じトレイタイプの商品のなかでは作動音が大きめで、ウェットフードにも対応していません。より使い勝手がよかった、ほかのトイレタイプの商品モチェックしてみてくださいね。
そもそも自動給餌器とは、飼い主さんが家にいなくても愛犬や愛猫にごはんをあげられる便利なアイテム。給餌する時間と量を設定するだけで、決まった時間に決まった量のフードを提供できます。
今回ご紹介するペットセーフ おるすばんフィーダー デジタル2食分 バージョン2は、2食分の給餌ができる中小型ペット向けの自動給餌器です。タイマーは99時間後(約4日後)まで1時間単位で、1食ずつ別々に設定できます。お留守番中はもちろん、早朝・深夜の給餌にも活躍しますよ。
1食最大190gのドライフードセットでき、設定した給餌時間になるとフタが開く仕組みです。フタはペットが自力で開けられないように設計されており、叩いても開かないと謳っています。
単三アルカリ電池4本で駆動し、電源を気にせずどこでも設置できるのも利点。災害や停電など、給電できない状況にも対応可能です。電池が切れない限り、ペットがごはんを食べ損ねません。
サイズは幅30×奥行21.5×高さ6.5cm。シンプルかつスタイリッシュなデザインが特徴で、どんなお部屋にも馴染みやすいでしょう。
今回はペットセーフ おるすばんフィーダー デジタル2食分 バージョン2を含む、自動給餌器全29商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、使いやすさの検証です。
設定できる給餌量や回数、設定方法・搭載している機能などをチェック。毎日ストレスなく給餌できるか、ペットに合わせて設定しやすいか評価しました。
給餌時間は、ボタンで今から何時間後にあげたいかを設定するタイプ。比較した商品にはスマホで簡単に設定できるものもありましたが、こちらは主流のデジタル式です。給餌時刻を設定する商品よりもボタンを押す回数が少なく、急いでいるときも設定しやすいでしょう。
設定できる給餌回数は1〜2回と少なめ。比較した同じトレイタイプには5回以上セットできるものもあったのに対し、1日間などの短いお留守番の際に向いています。なお、給餌容量は190gずつです。自分で給餌量を計量して入れる仕様のため、ストッカータイプの商品のようにg単位で給餌量の設定をする必要はありません。
ただし、入れられるフードは、ドライに限られます。比較したなかで本商品と同じトレイタイプはウェットフードに対応している商品が多く見られましたが、こちらはウェットフードや手作りごはんのような水分のあるものはセットできません。
電池残量が少なくなってきたら通知されるのもうれしいポイント。比較した商品にはバッテリー残量の通知機能がないものもあったなか、電池交換のタイミングを逃すことなく、電池切れで作動しなくなるのを防げます。
日本語の説明書が付属しているので、使い方に迷うこともないでしょう。1年間の保証もついていて、万が一の故障にも備えられます。
ただし、カメラや音声登録機能、乾燥剤ポケットといった便利な機能は搭載されていません。給餌機能のみで十分という人に向いている商品です。
次は、手入れのしやすさの検証です。受け皿やフードタンクの手入れ方法を確認し、手入れが楽にできるかチェックしました。
検証の結果、手入れのしやすさは比較したなかでトップクラス。フードを入れるトレイの取り外しが片手で簡単にできるうえ、構造もシンプルでサッと洗えます。評価には含めていませんが、トレイを食洗機で洗えるのも便利なポイントです。
比較したところ、トレイタイプは洗うパーツが受け皿のみで手入れしやすい傾向がありました。本商品もトレイを洗うだけと手軽で、手入れに時間をかけたくない人におすすめです。
続いて、作動の正確性の検証です。
設定した時間どおりにフードをあげられるか確認したところ、設定時刻からわずか10秒しかずれませんでした。比較した商品には10分以上ずれが出たものがあったことをふまえると、口コミに「給餌時間が正確」とあったとおり、作動の正確性は高いといえるでしょう。
給電方式は電池式で、コードが抜けて作動しなくなる心配がありません。電源がないところでも使用できるため、災害や停電など緊急時にも役立ちますよ。
次は、盗み食いしにくさの検証です。
フタ部分をチェックしたところ、犬や猫が自力でフタを開けにくい構造でした。給餌ボタンがむき出しなのは気になりますが、フタを開けるにはボタンを5秒以上強く押し続ける必要があります。メーカーが謳うとおり、盗み食いの心配は少ないでしょう。
本体の重さは600gと、比較したなかで倒れにくい傾向があった2kg前後を大きく下回りました。しかし、滑り止めが4個ついており、押しても滑り止め効果が感じられたので、よほど強く押さない限り転倒することはなさそうです。
最後に、静音性の検証です。フードの吐出口から50cm離れた場所で、騒音計を使って給餌時の音を3回計測し、その平均から静音性を評価しました。
騒音値は77.63dBと、比較した全商品の平均75.25dB(※執筆時点)をわずかに上回る結果に。静かだとはいえませんが、特別うるさくもありません。
ストッカータイプの商品のようにステンレス製の受け皿にフードが落ちるような騒音は聞こえないものの、フタが勢いよく開くのは気がかりです。口コミにも「フタが開く音が大きく怖がって食べない」といった声があったので、まずは音に慣らせてあげてから留守番時に使いましょう。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
販売中のショップが見つかりません
ペットセーフ おるすばんフィーダー デジタル2食分 バージョン2は、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入できます。取扱店舗によって1,000~2,000円ほど値段が異なる場合があるので、安く買えるところを探してみてくださいね。
ペットセーフ おるすばんフィーダー デジタル2食分 バージョン2はトレイタイプのため、セットする際にフードをしっかり計量すれば、毎回正確な量を給餌できます。時間を決めて薬をあげたい場合にも使いやすいでしょう。
最後に、静かに給餌できる商品をご紹介します。
PETONEERのNutriSpin 6 Meal Pet Feeder PF001は、出先からスマホでいつでも給餌設定できるのが魅力。アプリから給餌ボタンのロックも可能で、盗み食いの心配はありません。給餌時の音をアプリでOFFにでき、作動音も静かですよ。ドライ・ウェットの両方に対応し、ペットの食事内容に合わせられます。
やんちゃなペットがいるなら、ジーフォースのWAGWAG オートフィーダーがおすすめ。給餌口の下のボタンを押さないと上のカバーは外れず、盗み食いが非常に難しい構造でした。ドライまたはウェットフードを最大5回までセットでき、給餌時の音も静かですよ。
タイプ | トレイ |
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対応フード | ドライ、ウェット |
スマホアプリ連携 | |
受け皿の取り外し可能 | |
遠隔給餌 |
良い
気になる
幅 | 32.0cm |
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奥行 | 32.0cm |
高さ | 8.3cm |
重量 | 1.134kg |
給電方式 | AC電源、電池 |
録音機能 | |
フード切れ警告機能 | |
乾燥剤設置 | |
電池残量の表示あり |
Petoneer NutriSpin 6 Meal Pet Feederをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | トレイ |
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対応フード | ドライ、ウェット |
スマホアプリ連携 | |
受け皿の取り外し可能 | |
遠隔給餌 |
幅 | 36.0cm |
---|---|
奥行 | 33.5cm |
高さ | 11.2cm |
重量 | 1.9kg |
給電方式 | AC電源、電池 |
録音機能 | |
フード切れ警告機能 | |
乾燥剤設置 | |
電池残量の表示あり | 不明 |
ジーフォース WAGWAGオートフィーダー WG500をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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