水彩画を描くときの必需品、水彩用パレット。絵の具をチューブから出して使用するときはもちろん、混色するときにも役立ちます。ホルベインなど有名メーカーの商品はもちろん、ダイソー・セリアなどの100均でも気軽に購入できるのもうれしいポイントです。しかし、さまざまな形状があるうえ、アルミ・陶器など素材も多彩なので、どれを選べばいいか悩みますよね。
そこで今回は、水彩用パレットの選び方を解説。さらに、おすすめの水彩用パレットをAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの売れ筋から人気ランキング形式でご紹介します。ぜひ購入の際の参考にしてください。
文具研究家、文筆家として文具についての情報や創作作品をさまざまなメディアで発信中。WEBメディアにて文具関連記事の監修を多数担当。オフィスや文房具屋に必ず置いてあるような定番文具を好む。得意ジャンルは文具、玩具、画材、図鑑などの書籍。ほかにもISOT (国際文具・紙製品展。国内外のメーカーが集う日本最大級の文具PR商談会)PRサポーター、文房具カフェ会員として活動。
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監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。
水彩用パレットを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「4つのポイント」をご紹介します。
水彩に使用できるパレットには、折りたたみパレット・デザインパレット・梅皿・使い捨てパレットの4種類があります。描き方や作業環境に合うぴったりのパレットを選びましょう。
持ち運びなどの便利さを重視したい人は、折りたためる角型パレットをチェックしましょう。絵の具の付いた面を内側にして折りたためるので、外出先や屋外で絵を描くことが多い人にぴったりです。小さく持ち運べて大きく使えることも、注目したいメリットといえます。
スペースを効率よく使えることも、折りたたみ式パレットのメリットです。チューブから絵の具を出す小さなスペースと、混色できる広いスペースに分かれているため、パレット内で絵の具の整頓ができます。片面ずつ仕切りのデザインが異なるものもあるので、好みに合わせて選びましょう。
なお、折りたたみ式のパレットでは、蝶番部分の強度や閉じた状態をしっかりキープできるかを確認することも大切です。移動中にパレットが勝手に開くとバッグの中が汚れるので、閉じた状態でロックできるかや蝶番の作りが丈夫かを、口コミなどを見て判断しましょう。
混色した色をたっぷりと使いたいときは、デザインパレットに注目しましょう。デザインパレットは、混色するためのスペースが多く確保されており、しっかりとした深さがあります。ほかのパレットよりも余裕を持って色作りを楽しめる形状です。
水彩画では混色して絵を描くため、慣れてくるほどチューブから出す絵の具の数が減ります。デザインパレットは単色を出しておくスペースが少なめなので、自分の色作りが定まってきた中級者以上におすすめ。パレットのスペースを、混色に無駄なく使いたい人にぴったりのパレットです。
ただし、デザインパレットはサイズが大きいものが多いので、収納場所に困ることや持ち運びに向かない場合があります。色をたっぷり作った場合、絵の具が完全に乾くまでに時間がかかるので、出先で使用するときには注意が必要です。
色の保管や補助パレットなど、そのときどきに合わせた使い方をしたい人には、梅皿もおすすめです。梅皿とは、その名のとおり梅の花のような形をしています。絵の具を色の種類や色調ごとに分けて保管したい場合にも活躍するパレットです。
梅皿は仕切りの数が7つのものが一般的ですが、サイズ展開がさまざまなので、1回に使用する絵の具の量や用途などを考慮して選びましょう。たとえば、8.5・12・15・16.5・18cmと、陶器の梅皿だけで5つのサイズ展開をしているメーカーもありますよ。
なお、梅皿はスペースが限られているため、小さな絵を描くときのパレットに使ったり、ほかのパレットと組み合わせて補助的に使用したりするのに向いています。スペースが限られているので、複数枚の梅皿やほかのパレットと組み合わせる補助パレットとして使用するのが一般的です。
皿状のパレットで統一したい場合は、区切りのない醤油皿のような形の絵皿があるので、併用を検討しましょう。
絵具をパレットにセットする前に試し塗りをしたい人は、使い捨てパレットを持っておくのもおすすめです。使い捨てパレットは主に紙製とプラスチック製のものがあります。
紙製のものは使用ごとに台紙から切り離して使えるのが特徴。プラスチック製のパレットは100円ショップなどでも簡単に入手できて、ワークショップやイベントなどで使うときにも便利です。
水彩画では、パレットを洗わずに繰り返し使用することがあります。その場合、新しい色を試し塗りをせずにパレットに出すと、その色が気に入らなくてもすぐに洗えません。スペースを有効利用するためにも、使い捨てのパレットで絵の具を試して使用するか判断しましょう。
ただし、使い捨てパレットは一度出した絵の具の保管には向かないので、水彩画のメインパレットとしては使いにくい場合があります。仕切りのないものでは、絵の具が流れてほかの色と混ざることも。使い捨てパレットをメインで使いたい人は、仕切り付きのものも販売されているのでチェックしましょう。
水彩用パレットには、プラスチック・アルミ・陶器などさまざまな素材があります。制作をより快適にするために、描く場所に応じて適した素材を選びましょう。
屋外や絵画教室などに持ち運ぶ機会が多い人は、軽量なプラスチック製やアルミ製のパレットが便利です。プラスチック製のパレットは価格も手頃なので、はじめてのパレットとしてもおすすめ。種類も豊富で、折りたたみ式・デザインパレット・梅皿などから選べます。
アルミ製パレットは、絵の具や汚れが落ちやすいことが特徴です。とくに表面に焼付塗装をするホーロー加工が施されているものは、より汚れを落としやすいので掃除を楽にしたい人にもぴったり。強い力が加わると変形することもありますが、基本的にはプラスチックよりも丈夫です。
なお、アルミ製パレットは折りたたみ式が主流であるため、ほかのタイプのパレットを検討している人には向きません。プラスチック製に比べると選択肢が限られますが、持ち運びにも便利で初心者にも使いやすい形状なので、はじめての道具を大切に愛用したい人はチェックしましょう。
家やアトリエで使用するなら、陶器製のパレットも候補に入れましょう。温かみのある質感や重厚感が特徴で、テーブルなどに置いて使用するのに向いています。梅皿や絵皿など、皿状のパレットに多く用いられる素材です。
陶器製のパレットは色素沈着しにくく、水洗いだけで簡単に掃除できます。とくに絵皿は仕切りがないシンプルな形状なので、お皿を洗う感覚でお手入れが楽であることも注目したいポイントです。
ただし、陶器製は割れやすいので持ち運びには向きません。バッグのなかでほかの道具とぶつかるなどの刺激が加わると、目的地に着く前に破損する可能性があります。屋外ではパレットを置く場所が安定しないことも考えられるため、家やアトリエなど使い慣れた場所で使用しましょう。
描きたい絵の規模や自分の創作スタイルに合わせて、パレットのサイズや仕切りの数を選びましょう。水彩画では混色で絵に深みを出すため、色を混ぜるスペースが多く必要です。はじめてパレットを購入する場合は、パレット1枚で絵を完成させられるかを考えてサイズや仕切りのデザインをチェックします。
初心者は、チューブから出した絵の具を保管する小さいスペースの数にも注目しましょう。はじめたばかりのときは、自分がどのような色を使うかなどの創作スタイルが定まっていません。絵の具セットは12〜24色が主流なので、最初はそれが収まる数を目安に考えるとよいでしょう。
サイズは、持ち運ぶかどうかや収納場所を考慮すると使い勝手が向上しますよ。幅30cmなどという商品もあり、サイズが大きすぎると、持ち運びしにくくなったり片づけるときに置き場所に困ったりすることも。混色が十分にできて、なおかつ邪魔になりにくい自分にぴったりのサイズを見極めましょう。
創作スタイルに合わせて、手持ち用の穴の有無を選びましょう。指を通せる穴があればしっかりと持ちやすく、パレットを置くスペースがない場所でも気軽に絵が描けます。穴の有無は、イーゼルなどを使用して立ちながら描くスタイルの人にも注目してほしいポイントです。
穴のないパレットでも持って描けますが、長時間持ち続ける作業には向きません。ただし、パレットを台に置いて制作する場合は、穴のないものの方が混色スペースをより広く取れます。絵を描く場所や用途に合わせてチョイスすることで、使い勝手のいい道具を購入しましょう。
なお、パレットのなかに大小さまざまな正円の穴がある場合は、絵の具のキャップを開けたり筆を刺したりするために使用します。キャップを開けるための穴がある商品は、力が弱く上手にキャップを開けられない子ども向けに開発されたものです。子ども用のパレットを探している人はぜひチェックしてください。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | ||||||||
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種類 | 幅 | 奥行 | 高さ | 重量 | 素材 | 仕切り数 | 指穴あり | |||||
1 | ターレンスジャパン アルミパレット | ![]() | 混色スペースが広めの26マスパレット | ボックスパレット | 収納時:205mm/展開時:205mm | 収納時:85mm/展開時:174mm | 収納時:19.5mm/展開時:12mm | 120g | アルミニウム | 26 | ||
2 | ミューズ ペーパーパレット | ![]() | 紙製なのに仕切り付き!環境にやさしい素材を使用 | 不明 | 305mm | 150mm | 5mm | 不明 | 紙、ビニール | 不明 | ||
3 | ホルベイン画材 ホルベイン|水彩パレットNo.40 13仕切り | ![]() | 豊富な仕切りと折りたたみ式で使いやすい | デザインパレット | 252mm | 224mm | 不明 | 153g | アルミ製、焼付塗装 | 13 | ||
4 | ワイズコーポレーション 水彩パレット | ![]() | コンパクトに収納できる。水彩用パレット | ボックスパレット | 収納時:250mm/展開時:250mm | 収納時:114mm/展開時:222mm | 収納時:20mm/展開時:15mm | 不明 | アルミニウム、アクリル | 26 | ||
5 | モリベクリエーション パレット プラズマ加工 15色用 | ![]() | 右手でも左手でも使える。プラズマ加工で色の調整がしやすい | ボックスパレット | 収納時:260mm/展開時:260mm | 収納時:120mm/展開時:230mm | 収納時:18mm/展開時:11mm | 180g | ポリエステル | 15 | ||
6 | ホルベイン画材 ホルベイン|水彩パレット|No.200 | ![]() | 35仕切。たくさんの色スペースが魅力 | ボックスパレット | 352mm | 306mm | 不明 | 不明 | アルミ、焼付塗装 | 35 | ||
7 | サクラクレパス パレット アクリル 水彩絵の具 | ![]() | 仕切りと混色皿が1枚に。プラスチック製で扱いやすい | デザインパレット | 305mm | 168mm | 12mm | 不明 | アクリル、ポリプロピレン | 16 | ||
8 | ぺんてる ぺんてるパレット|XZSP1-3 | ![]() | キャップ外しで固いキャップが簡単に開けられる | ボックスパレット | 300mm | 131mm | 19mm | 161g | PS | 15 | ||
9 | ぺんてる うめばちパレット|XZSP2-1 | ![]() | かわいい梅鉢型。割れにくく安定感のあるパレット | 不明 | 204mm | 197.1mm | 23.9mm | 140.61g | プラスチック(ポリプロピレン) | 7 | ||
10 | 名村大成堂 ナムラ シールドパレット | ![]() | 水彩&アクリル対応。高い密閉性で乾燥しにくい | ボックスパレット | 210mm | 106mm | 25mm | 130g | ABS、アクリル、プラスチック | 16 |
絵の具を置いてもはじきにくいようにプラズマ加工が施されており、馴染みやすく色の調整がしやすいでしょう。角丸構造で洗いやすく、広い混色スペースに転がらない筆置きなど、うれしいポイントがたくさんあります。右手でも左手でも持ちやすい仕様で、配色シールつきなので子ども用の水彩画パレットにもぴったりですよ。
幅 | 収納時:260mm/展開時:260mm |
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奥行 | 収納時:120mm/展開時:230mm |
高さ | 収納時:18mm/展開時:11mm |
重量 | 180g |
指穴あり |
水彩画だけの特殊なパレットの使い方として、チューブから出した透明水彩絵の具を一度完全に乾かして使用する方法があります。透明水彩の絵の具は一度乾いても、水で溶くと再び使用可能。この性質を利用すれば、混色しやすさや絵の具の無駄遣いを防ぐことなどを目的として、自分の創作に合わせたパレットを作れます。
独自のパレットを作るには、まずパレットの小さく区切られたスペースに自分の使いたい色を出しましょう。このとき、絵の具を盛りすぎないように注意してください。必要な絵の具をパレットに出したら、開いたまま数日間から一週間ほど平らなテーブルの上などで乾かします。完全に乾いたら水彩画に使うオリジナルパレットの完成です。
なお、ほかの絵の具を使うときのように、その都度使う色だけを出して洗う方法でも水彩画は描けます。一度作ったパレットを使い続けるだけでなく、作品ごとに作り替えるのもひとつの方法なので、自分の好みに合わせて使い方を決めましょう。
水に溶ける性質から、乾かして作った透明水彩のパレットは基本的に毎回洗う必要はありません。ほかの絵の具は乾くとパレットにくっついて取れなくなることもありますが、透明水彩絵の具は乾いたあとでもきれいに落とせます。繰り返し使用できる透明水彩の特性を利用して、効率的に作品を仕上げましょう。
透明水彩なら、単色スペースを洗いたくない場合にも、混色スペースだけ簡単にリセット可能です。不要になった混色スペースの絵の具は、水にぬらした柔らかい布やキッチンペーパーで絵具を拭き取ってから、乾いた布などでしっかりと水分を取り除きましょう。また、長く使用して絵の具が染みついたときは、消しゴムでこするときれいに落とせます。
ただし、パレットを作って使用している場合でも、年に一度ほどリセットするのがおすすめです。チューブから出した絵の具は、湿度や温度などの環境変化によって劣化することもあり、何年も出したままの絵の具を使用すると品質が低下する恐れがあります。美しい作品を制作するためにも、ときどき絵の具の見直しをしましょう。
水彩画に使えるアイテムを以下のコンテンツで紹介しています。使いやすい道具があれば、上達が期待できます。水彩画をはじめる人にぴったりの道具ばかりなので、ぜひチェックしてください。
1位: ターレンスジャパン|アルミパレット
2位: ミューズ|ペーパーパレット
3位: ホルベイン画材|ホルベイン|水彩パレットNo.40 13仕切り
4位: ワイズコーポレーション|水彩パレット
5位: モリベクリエーション |パレット プラズマ加工 15色用
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