三脚に取りつけることで、緻密な構図の写真が撮りやすくなるギア雲台。風景や天体撮影のクオリティが上がる便利なアイテムです。しかし、マンフロットのギアつきジュニア雲台410や、LeofotoのG4+NP-60など、多くのモデルがあるので悩みますよね。
そこで今回は、ギア雲台のおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介します。ギア雲台とはどんな使い方をするもので、どんなメリット・デメリットがあるのか詳しく解説。撮影の目的に合うものを選ぶポイントを押さえ、自分にぴったりのギア雲台を見つけてください。
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ギア雲台とは、内部にギアを搭載した雲台のこと。目盛りがついたダイアルで角度や傾きを操作します。3way雲台と同じように、上下・左右・回転の3方向に動かして構図決めが可能です。各方向に独立したロックレバー(ノブ)があるため、1方向だけ固定を解除して調整しなおす使い方もできます。
ギア雲台は、目盛りを見ながら1mm単位で構図を微調整できる点がメリット。望遠レンズを使用した風景や天体撮影、スタジオでの集合写真や物撮りなど、構図に緻密さが求められるシーンで活躍します。
デメリットは、動く被写体を追うような撮影が苦手なこと。1kg以上の重さがある大型モデルが多く、持ち運びにくいのも難点です。機能面を見ると風景や天体の撮影向きですが、山の中など撮影場所までの道のりがハードなときは、できる限り持ちやすいケースに入れるなど工夫するとよいでしょう。
ギア雲台の使い方は、最初に構図を決めてから向きや傾きを調整していく流れが基本です。以下に大まかな流れをまとめたので参考にしてください。
ただし、製品によっては粗動ができないものもあるので注意が必要です。大まかに構図を合わせる際、ざっくりと動かせずギアで地道に操作しなければいけないため時間がかかります。できるだけ手早く撮影の準備を済ませたい人は、粗動可能かどうかも確認することが大切です。
ギア雲台を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。
雲台を選ぶとき、耐荷重はあくまで目安として考えましょう。決められた測定方法がなく、メーカー独自の方法で出した数値のため、想像していた使用感と異なる場合があります。カメラがおじぎしない数値なのか、スムーズな操作が可能な数値なのかメーカーによって基準は様々です。
ECサイトなどネットで購入する場合、実際に使った人の口コミをチェックしてみてください。商品名で検索し、レビュー記事を探すのもよいでしょう。ギア雲台は本体そのものが1kg以上と重いモデルもあるので、三脚側の耐荷重を確認しておくことも大切です。
使いやすさを重視するなら、水準器が見やすい位置にあるモデルがおすすめです。水準器は水平出しに必要な機能で、構図を決める際に水平がしっかり保たれているか確認するときに重宝します。
水準器の位置はモデルによって様々ですが、上側と横側など2か所についているものがよいでしょう。クランプ部分など上側にしかないモデルは、カメラを載せると水準器が隠れる可能性があります。横側にもついているモデルなら、カメラを載せても確認できるので便利です。
カメラのボディ内水準器は水平を示す範囲が広く、ズレが発生する場合があるので注意してください。水準器では、液体の中に入っている泡が中心にくるように雲台を調整することで、水平が正確に保たれた写真の撮影が可能です。
ギア雲台をはじめて使うなら、イタリア発のカメラメーカーであるマンフロットのモデルがおすすめです。手頃な価格のものから機能性が高い本格派まで種類が豊富です。なお、独自規格のクイックシューを採用していて、ほかのメーカーのモデルと互換性がないことは覚えておきましょう。
リーズナブルに手に入れたい人には、XPROギア雲台がうってつけ。Leofotoやアルカスイスなど5〜40万円前後の高額なモデルが多いなか、3万円台と安い価格で購入可能です(2023年5月時点)。
本体の重量がわずか約0.75kgと、ギア雲台のなかでは軽量で持ち運びやすい点も魅力のひとつ。屋外での撮影にも向いています。ほかのモデルに比べてコンパクトなぶん耐荷重はやや小さいので、コンデジや小型のミラーレスでの撮影を楽しむ人におすすめです。
ダイヤル部分についている、クイックムーブメントレバーを握ると粗動になるところもポイント。操作が簡単で初心者が扱いやすい点もメリットです。ただし、上位モデルに比べると動きが粗く、撮影時に気になる場合があるので注意しましょう。
APS-Cの一眼レフで撮影したい人は、ギアつきジュニア雲台 410に注目しましょう。XPROギア雲台より耐荷重が大きいため、載せても快適に操作できるカメラの幅が広がります。4万円台と価格も抑えめです(2023年5月時点)。
軽めの望遠レンズや大口径の広角レンズも載せられるため、天体撮影をしたい人にも適しています。約1.2kgとやや重めですが、頑丈なアルミ製でハードに使えるのが強みです。アウトドアシーンでの撮影など、機材自体の耐久性が求められる現場でも重宝するでしょう。
スタジオ撮影や物撮りに使いたい人は、ギアつきプロ雲台 405がぴったり。ギアつきジュニア雲台 410の上位モデルに位置する製品で、価格は8万円台です(2023年5月時点)。
フルサイズの一眼レフや、中判カメラも装着可能。写真のクオリティを重視する本格的な撮影で活躍します。固定力が高いので、カメラの先端を下げて撮影する物撮りにもうってつけです。
粗動がスムーズでノブも握りやすいなど操作性も優秀。約1.6kgと重く持ち運びにあまり向かないため、スタジオなど屋内での撮影に使うとよいでしょう。
アルカスイスは国外のカメラ・雲台メーカーです。アルカスイス互換と呼ばれる規格のおおもとですが、純正品はfixという新しい規格に切り替わりつつあります。ほかのメーカーが販売するアルカスイス互換のプレートは使えない可能性があるので注意しましょう。
素早く構図を決めたい人は、P0+Hybridを要チェック。ボールヘッドを使った自由雲台とギア雲台を組み合わせたハイブリッドモデルで、素早く位置決めできる点が魅力。価格は17〜18万円前後です(2023年5月時点)。
自由雲台でざっくりと構図を決めたあと、上部のギア雲台で微調整できます。重さは約620g(0.62kg)と軽く本体もスリムなので、屋外の撮影にも無理なく持って行けるでしょう。
構図の水平にこだわりたい人は、D4をチョイスしましょう。3way雲台にギアを搭載したモデルで、上下・左右・回転の3方向の微動と粗動が可能。価格帯は20万円以上と、カメラ用雲台のなかで非常に高価です(2023年5月時点)。
角度の正確さを重視する人も注目。三脚の中央に装着したカメラが配置されるつくりなので、ギアを操作した際の光軸のズレが少なく、正確な角度の写真が撮れます。風景や天体撮影はもちろん、建築撮影などより繊細な調整が必要なシーンにもうってつけです。
ハイレベルな調整の精度を求める人は、C1 キューブをチェックしましょう。独自設計されたキューブ状の珍しいデザインと、斧状のギアを搭載しています。価格は30万円前後と、アルカスイスの別モデルやほかのメーカーのギア雲台と比べても高価です(2023年5月時点)。
360度のパン回転の調整も可能なため、パノラマ撮影にチャレンジしたい人にもおすすめ。ギアが斧状なので、調整するときに光軸や被写体までの距離がほとんど変わらず、精度の高い位置決めができます。
価格の安さを重視するなら、中韓メーカーもチェックしましょう。マンフロットのギアつきジュニア雲台 410に似ているモデルがほしい人は、BENROのGD3WHがぴったり。9,000円ほど安く販売されています(2023年5月時点)。アルカスイス互換のプレートが付属しているところもポイントです。
アルカスイスD4と類似するのは、SWFOTO GH-PROやLeofotoのG4+NP-60。粗動も可能で、大まかに構図合わせをしたあと2か所についたダイアルで微調整できるため、スムーズに撮影に臨めます。9〜15万円前後とアルカスイスD4より安く、費用を抑えられる点も魅力です(2023年5月時点)。
ハイブリッドタイプが気になる人は、LeofotoのLH-40GRをチョイス。アルカスイスのP0 Hybridのように、自由雲台の上にギア雲台がついているモデルで、8万円ほど安く購入できます(2023年5月時点)。ギア雲台ながら、スピーディかつ自由自在にカメラを動かせる点が強みです。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | |||||||
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幅 | 奥行 | 高さ | 重量 | 雲台タイプ | 取付部分 | 最大耐荷重 | |||||
1 | ワイドトレード Leofoto|G2 ギア雲台|G2+NP-60 | ![]() | 直行方向±10度の傾き調整に対応した小型雲台 | ベース径:60mm | ベース径:60mm | 62mm | 360g | ギア雲台 | クイックシュー | 20kg | |
2 | ワイドトレード Leofoto|G3 |G3 | ![]() | 直上から真俯瞰まで、広範囲な角度調整に対応 | ベース径:50mm | ベース径:50mm | 96mm | 450g | ギア雲台 | クイックシュー | 12kg | |
3 | Videndum Media Solutions Manfrotto|ギア付きジュニア雲台|410 | ![]() | 高い耐久性と滑らかなギア動作を併せ持ったアルミ製ギア雲台 | 不明 | 不明 | 不明 | 1220g | ギア雲台 | クイックシュー | 5kg | |
4 | Benro GD3WH|GD3WH | ![]() | 手軽に3方向制御可能。手ブレしたくない撮影にもおすすめ | 不明 | 不明 | 110mm | 740g | ギア雲台、3WAY雲台 | クイックシュー | 6kg | |
5 | Videndum Media Solutions Manfrotto|ギア付きプロ雲台|405 | ![]() | 中判や35mm判にも対応する軽量で強固なボディ | 240mm | 180mm | 175mm | 1600g | ギア雲台 | クイックシュー | 7.5kg | |
6 | サイトロンジャパン SUNWAYFOTO GH-PRO II|SF0294 | ![]() | 軽量・堅牢で、独立調整ができるアルミ製雲台 | 124mm | 84mm | 140mm | 671g | ギア雲台 | クイックシュー | 4kg | |
7 | SWFOTO SWFOTO GH-PRO | ![]() | 前方・左右の3方向独立調整ができる | 116mm | 86mm | 108mm | 786g | ギア雲台 | クイックシュー | 5kg | |
8 | FOTOBETTER ギア雲台 4way | ![]() | 4方向調整可能な機能性・利便性を兼ね備えたモデル | 不明 | 不明 | 111mm | 645g | ギア雲台 | カメラ直付け | 10kg | |
9 | SWFOTO GH-PRO+ ギア雲台 |GH-PRO+ | ![]() | 撮影の自由度を引き立てる独立調整ギア雲台 | 115mm | 113mm | 120mm | 867g | ギア雲台 | クイックシュー | 不明 | |
10 | SWFOTO GH-PROII | ![]() | 独立したギア制御と調整分離を備えたコンパクト雲台 | 140mm | 84mm | 125mm | 671g | ギア雲台 | クイックシュー | 4kg |
耐久性と軽量さを兼ね備えており、2箇所のダイヤルによる精密調整が可能です。2つの方向に対して範囲±10度のギア調整が可能で、建築写真撮影などにおいてカメラを直線に保てます。アルカスイス互換取り付け式ギアレベラーを備えており、幅広い機材に取り付け可能です。
幅 | ベース径:60mm |
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奥行 | ベース径:60mm |
高さ | 62mm |
重量 | 360g |
雲台タイプ | ギア雲台 |
取付部分 | クイックシュー |
最大耐荷重 | 20kg |
3方向の動きと滑らかなギア動作を持つ、高い耐久性を備えたアルミ製ギア雲台です。精密な調整を可能にするイクロメーターノブやスマートロックシステムを装備し、撮影中も素早く角度を調整できます。クイックリリースカメラプレートシステムは、デジタル・フィルムの一眼レフカメラや中判カメラに対応可能です。
幅 | 不明 |
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奥行 | 不明 |
高さ | 不明 |
重量 | 1220g |
雲台タイプ | ギア雲台 |
取付部分 | クイックシュー |
最大耐荷重 | 5kg |
7.5kgまでの耐荷重を持ちつつ、アルミニウムボディにより軽量であり、耐久性と携帯性を両立。高速で軸を変更できるロックシステムと、フレーミング組成物を正確に与える水準器も特長です。大きな人間工学的ノブにより、360度の回転と前後のスムーズなギアコントロールができます。
幅 | 240mm |
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奥行 | 180mm |
高さ | 175mm |
重量 | 1600g |
雲台タイプ | ギア雲台 |
取付部分 | クイックシュー |
最大耐荷重 | 7.5kg |
金属製の堅牢なボディと、細かな調整が可能な銅製ギアにより、操作感と安定性を兼ね備えています。アルカスイス標準ポートとクイックリリースプレートの取り付けが可能で、さまざまな雲台クランプで利用可能です。軽量・薄型設計で、雲台重心への影響が少ないため、カメラの安定性を確保できます。
幅 | 85.5mm |
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奥行 | 85mm |
高さ | 31mm |
重量 | 203g |
雲台タイプ | 微動雲台、ギア雲台 |
取付部分 | カメラ直付け |
最大耐荷重 | 6kg |
自在なアングルに対応する事ができる自由雲台と、精密な調整が可能なギア雲台の特性を兼ね備えたモデル。ギア雲台のアクションを取り込んだクランプベースを搭載し、NP-60プレートが付属します。重量は630gと軽量で、耐荷重は20kgと重めのデバイスも支える堅牢さ併せ持つのが特長です。
幅 | ベース径:57mm |
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奥行 | ベース径:57mm |
高さ | 128mm |
重量 | 740g |
雲台タイプ | ギア雲台、自由雲台 |
取付部分 | クイックシュー |
最大耐荷重 | 20kg |
直感的な操作が可能で、360度のパン動作と+90~−30度のチルト動作がスムーズにできます。横方向のレベリング用ハンドルも備え、使用しない際は折りたたんで持ち運びが可能です。バブル水準器を備えており、フレーミングも精密にできます。
幅 | ベース側直径:74mm |
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奥行 | ベース側直径:74mm |
高さ | 不明 |
重量 | 3000g |
雲台タイプ | ギア雲台 |
取付部分 | クイックシュー |
最大耐荷重 | 10kg |
ギア雲台はじっくり構図を決めたい人に向いている雲台です。動きのある被写体を撮るときは、スピーディな構図変えが得意な自由雲台など、ほかのタイプを検討しましょう。
1位: ワイドトレード |Leofoto|G2 ギア雲台|G2+NP-60
2位: ワイドトレード|Leofoto|G3 |G3
3位: Videndum Media Solutions|Manfrotto|ギア付きジュニア雲台|410
4位: Benro|GD3WH|GD3WH
5位: Videndum Media Solutions|Manfrotto|ギア付きプロ雲台|405
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