3way雲台のおすすめ人気ランキング【2025年】

構図にこだわって、固定力を重視するならコマ締め方式がベターです。ハンドルを締めたときに、雲台の内部にあるコマという金属パーツが動くことで方向を固定できます。外側の部品が動かないため、固定するときや、ゆるめたときに構図がズレにくいところがポイントです。

固定力が高いぶん、30,000円以上の高価な雲台で採用されている傾向があります。調整の精度が高い3way雲台がほしい人は、ハスキーの3Dヘッドやベルボンの3Way雲台PHD-61Qなどをチェックしましょう。

固定力はそこそこに購入費用を抑えたい人には、割り締め方式がうってつけです。一般的な3way雲台で採用されている固定方法のため、商品のバリエーションも豊富。20,000円以下の商品も多く販売されています。

ハンドルを締めつけると外部のパーツが動き、雲台本体の形を変えながら固定する構造なので、構図が少しズレることもあるのが懸念点。コマ締め方式に比べると、固定力や精度がやや低い点には注意しましょう。

割り締め方式とコマ締め方式の見分け方は、ハンドルと雲台の繋ぎ目の有無です。割り締め方式のモデルは繋ぎ目に割れ目があり、コマ締め方式のモデルには割れ目がありません。商品説明欄に記載がない場合も多いので、商品画像をよく確認しましょう。

三脚撮影だけでなく、手持ち撮影もする予定があるならクイックシューがうってつけ。カメラ側に取りつけた専用プレートを雲台にはめ込むので、素早い着脱が可能です。風景写真・物撮りなど、被写体に合わせて機材を切り替えたいときに役立ちます。

複数のカメラを使う場合は、アルカスイス互換のクイックシューがおすすめです。フランスメーカーのアルカスイスのクイックシュー形状に合うよう他社がつくったもので、アルカスイス互換の商品であれば高い互換性があります。使う三脚やカメラに合わせてプレートをつけ変える手間が省けるので便利です。

ただし、3way雲台は海外ではあまりメジャーではないため、国内メーカーは独自規格を採用している商品が多い傾向があります。目的に合う雲台が見つからない場合は、直づけの雲台にアルカスイス互換のクイックシューとベースプレートを取りつける方法を試しましょう。

カメラをしっかり固定させて撮影する場合は、直づけがマッチ。雲台についているネジをカメラの三脚穴に直接取りつける仕組みです。カメラを雲台にしっかりと固定できるため、構図決めの際に安定します。ちょっとしたズレが大きな影響を与えるような、風景や建築物の撮影時にぴったりです。

デメリットは、ネジを閉めたりゆるめたり、取りつける際に手間がかかること。カメラを頻繁に着脱する撮影では使いづらい可能性があります。着脱のしやすさも重視したい人は、カメラネジが独立して回転するつくりかどうか確認してください。

海外メーカーの3way雲台が気になる人は、イタリアの老舗三脚・撮影機材ブランドのマンフロットがおすすめです。3way雲台のラインナップが豊富で、1ハンドルの扱いやすいモデルからプロ仕様の高性能モデルまで取り扱っています。価格帯は10,000〜35,000円程度です（2023年4月現在）。

コンパクトなものがほしい人は、X-PRO 3Way雲台がうってつけ。格納式のハンドルを採用しているため、使うときに伸ばして持ち運ぶときはコンパクトに収納できます。アルミニウム製のボディは堅牢性が高いので、アウトドアシーンの撮影にもぴったりです。

スリックは雲台をはじめて使う人にうってつけです。国内の三脚メーカーで、使いやすいつくりの雲台がそろっています。5,000〜50,000円台と価格帯も幅広く、撮影レベルや予算に合わせて選択が可能です（2023年4月現在）。

気軽に使えるものがほしい人は、エイブル 300 ST雲台をチェック。つくりがシンプルで操作が簡単なうえ、価格も約5,000円とリーズナブルです。1ハンドルでコンパクトなため、旅行先などに持って行きやすいものがほしい人にも向いています。

低コストで高性能な3way雲台を手に入れたい人には、ベルボンがぴったりです。国内の老舗三脚メーカーのひとつで、ミラーレスや小型一眼レフに向けた10,000円台のモデルも展開しています（2023年4月現在）。

3Way雲台 PH-G40D Nは、性能と価格のバランスがよい点が魅力。クイックシュー・水準器・握りやすい丸形グリップなどを搭載していながら、価格は10,000円以下と手頃です。性能によりこだわりたい人は、シュープレートに緩み防止機構などを採用した20,000円以上のモデルを選びましょう。

固定力を重視する人は、ハスキーを要チェックです。米国発祥のブランドですが、部品はすべて日本製で組み立ても国内で行っています。価格帯は30,000円程度です（2023年4月現在）。

特に固定力の高さを求める人には、3D雲台 太ネジ HT-3100がおすすめ。推奨積載荷重は10kgと、非常に重い機材にも耐えられる頑丈なつくりが強みです。大きく重い望遠レンズを使うプロ写真家や鉄道ファンからも注目を集めています。

ほぼすべてのパーツを交換部品として購入できるところもうれしいポイントです。一部のパーツが壊れたときなど、雲台自体を買い直しせずにパーツ交換で対処できます。長さの違うハンドルにつけ替えるなど、使いやすいようにカスタマイズも可能です。