インターネットを利用するときに気になりやすいのが、Wi-Fiの電波強度。電波が弱くて通信速度が遅い、通信自体が安定しないときはどうしたらいいのか、具体的な手順を知りたい人も多いのではないでしょうか。
今回はWi-Fiの電波強度を上げるための方法を、一時的な不具合・簡単な対処法では直らない場合のケース別に分けて解説します。Wi-Fi利用時の速度や安定性に不満がある人は、ぜひ参考にしてみてください。

大手家電量販店出身で、7,000人以上に携帯電話の販売や通信サービスの契約を担当。主要な通信会社の料金プランや販売機種をすべて把握し、その豊富な知識で店舗販売ランキングにおいて個人表彰もされている。 その後マイベストに入社、携帯電話や光ファイバー回線キャリア・インターネットプロバイダーなどの通信会社を専門に担当しており、格安SIMやホームルーターを実際に回線契約し各社の料金プランや通信速度の比較を行うとともに、モバイルだけでなく10社以上の戸建て・マンション向けの光回線の通信速度・速度制限も調査している。 また通信サービスだけでなく、ファイナンシャルプランナーの視点含めて固定費などの支出の見直しのガイドもしている。
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Wi-Fiの電波強度を上げるには、ルーターの再起動やファームウェアアップデートなどを試してみてください。以下で、Wi-Fiの電波が弱い・遅いと感じたときの改善方法を解説します。
ちなみに以下で紹介する方法は一時的な不具合への対処法なので、試しても直らない場合は次の「それでもWi-Fiの電波強度が上がらない場合の対処法」を参照してみてください。
ルーターの再起動は、ルーターを使い続けることで生じるWi-Fiの不具合を改善するための有効な方法です。ルーターを連続して利用していると、熱暴走などが原因で一時的な不具合が起きてしまう可能性も。
ルーターの再起動をするには、回線集端末装置とLANポートに直接接続している場合によって手順が異なります。
契約時に通信事業者から貸し出される回線終端装置に接続しているなら、ルーター・回線終端装置の順にコンセントを抜き5分ほど放置しましょう。そのあと回線終端装置のコンセントを差し込んで少し待ち、ランプが正常に転倒したらルーターのコンセントを差してみてください。
壁のLANポートに直接ルーターが繋がっている場合は、ルーターのコンセントを抜いて10〜20秒放置してコンセントを差し直しましょう。
ちなみに使用しているルーターの機種によっては、PCやスマホの設定ツールを利用して再起動が可能な場合もあります。ただし電源オフ後にすぐ再起動することから放熱しにくく、熱暴走の改善がされないケースもあるので、なるべく上記の方法で再起動を行いましょう。
ルーターのファームウェアアップデートを行うと、Wi-Fiの電波状況の不具合を改善ができる場合もあります。ファームウェアとは、ルーターを動作させるソフトウェアのこと。ファームウェアは定期的に新しいバージョンが提供されていて、アップデートをすればセキュリティ・性能の安定性の向上などが見込めます。
ファームウェアのアップデート方法はルーターのメーカー・機種によって異なりますが、基本的な流れはほとんど変わりません。
例えばBUFFALOの場合はルーターの設定画面を表示し、接続しているPCに最新のファームウェアをダウンロードして解凍します。
そのあとで、設定画面の「詳細設定」から「管理」「ファームウェア更新」と進みましょう。「ローカルファイル指定」にチェックを入れて「ファイルの選択(参照…)」を選択し、ファームウェアファイルを選んで「更新実行」をクリックします。
設定画面の表示方法はメーカーによって異なるため、各メーカーの公式サイトやルーターの取扱説明書を参照してみてください。ファームウェアのダウンロードファイルのURLも同様です。
ちなみに上記は手動更新の場合で、機種によっては自動更新を行えるものもあります。自動更新ができる場合は、管理画面から常に最新版に更新するように設定しておくとよいでしょう。
ルーターの位置を変更すると、Wi-Fiの電波が端末に効率よく届くようになる場合があります。Wi-Fiの電波は家電・家具・壁などの遮蔽物があると届きにくくなることが理由です。
ルーターは本体から全方向に向かって電波を飛ばすため、できるだけ家の中央かつ家電からなるべく遠い場所に設置するとよいでしょう。床から1〜2mほどの高さに設置すると、さらに電波干渉を受けにくくなります。
ちなみにルーターの移動が難しい場合は、後述するWi-Fi中継機の設置も検討してみるとよいでしょう。
ルーターの上部にアンテナが搭載されている機種の場合は、アンテナの向きを変えるとWi-Fiの電波強度が上昇する場合があります。アンテナには指向性があり、電波を届けたい場所に向けることで届きやすくなるからです。
電波を水平に届けたい場合は、アンテナを立てると前後左右に電波が飛びやすくなります。逆に上階や下階といった垂直方向に届けたいならアンテナを倒してみてください。
ちなみにアンテナ内蔵タイプのルーターはアンテナから360度に電波が発せられるため、向きを調整する必要はありません。
ルーターが使えるチャンネルを切り替えることでも、Wi-Fiの電波強度が弱い状況を改善できる可能性があります。電波に干渉している電子機器があったり、チャンネルが重複していたりすると電波強度が弱まる可能性があるからです。
Wi-Fiの通信規格は2.4GHz帯・5GHz帯の2種類があり、2.4GHz帯は電子レンジなどの家電も使用する周波数帯のため電波干渉が起きてしまうケースがあります。この場合は、家電の干渉がない5GHz帯に切り替えてみましょう。
また2.4GHz帯はIEEE802.11b(1〜14CH)・IEEE802.11g(1〜13CH)の規格があり、使用しているチャンネルが隣接していると電波干渉が起きるため5CHずつ離してチャンネルを割り当てるとベストです。ちなみに14CHだけは、チャンネルが隣り合っていても電波干渉を起こさずに使用できます。
ちなみにチャンネル変更の方法は、ルーターの管理画面から変更したいチャンネルの周波数帯を選んで変更しましょう。手順はメーカー・機種によって異なるため、詳細はメーカー公式サイトや取扱説明書を参照してみてください。
Wi-Fiの電波がデバイスに届きにくい場合には、アルミホイルでルーターを囲うと電波強度が上がる可能性があります。アルミホイルには電波を反射させて、反射させた方向に電波を飛ばす効果があるためです。
アルミホイルは、電波を届けたい方向と逆方向から覆うように設置しましょう。立てやすくするためにダンボールなどに巻くと置きやすくなります。ただしアルミホイルをアンテナに巻きつけたり、ルーター本体を包んだりすると電波強度が下がるため注意しましょう。
アルミホイルでルーターを囲う方法は、効果があるケースもあればそれほど改善しない場合もあります。電波強度が上がらない可能性も十分にあるため、あくまで電波状況が多少改善する可能性がある程度に捉えておきましょう。
ルーターへの接続台数が多い場合は、Wi-Fiに接続する端末を少なくすれば電波強度を上げることが可能です。同時に接続しているデバイスが多ければ、ルーターの処理速度が遅くなってデバイスごとの通信が遅延してしまいます。
ルーターに接続しているデバイスには、PC・スマホ・ゲーム機・プリンターなど様々です。接続数を確認して、不要なものやあまり使わないものは接続を解除してみましょう。
ちなみにルーターには推奨接続台数がありますが、その台数まで安定した速度が出るわけではありません。同時接続台数をなるべく減らすと、狙った機器に効率よく電波を届けることができます。
Wi-Fiが繋がりにくい原因には通信制限がかかっている可能性も考えられるため、制限が解除されるまで待つか、データの追加を検討するのも方法のひとつです。通信制限がかかると通信速度が一時的に遅くなり、快適にインターネットを利用しにくくなります。
例えば月の使用データ量が決まっているプランで通信量がオーバーしたり、一定期間内に大量のデータ通信を行ったりして制限されるケースが考えられるでしょう。回線事業者の公式サイトにログインして解除される日を確認したり、必要な分だけデータを追加購入したりしてみてください。
通信制限の有無や条件は利用している回線事業者によって異なるため、データ容量やデータ通信をどのくらい行うと通信制限に引っかかるのかを公式サイトなどで事前に確認しておくとよいでしょう。
ここまで解説した対処法を試してもWi-Fiの電波強度が上がらない場合は、ルーターの買い替えやWi-Fi中継機の導入などがおすすめです。ここからは一時的な不具合ではなく、簡単な対処法では改善できないケースに対応する方法を解説します。
IPv6を利用していない人は、オプションサービスに申し込んでIPv6にすることで通信速度が向上する可能性があります。IPv6は従来の通信方式であるIPv4に比べて、通信速度が高速かつ安定しているからです。
IPv6が利用できるプロバイダは数多くあり、IPv6・IPv4 over IPv6・V6などのサービス名で提供されています。例えばSo-netでは、So-net光 プラス・So-net光 minicoをはじめとしたプランでv6プラスが利用可能です。
ちなみにIPv6の利用料は無料のケースが多いものの、有料の場合もあります。またIPv6に対応したルーターが必要になるため、使っているルーターが対応しているかを公式サイトで調べてみるとよいでしょう。プロバイダによっては、対応ルーターをレンタルできることもあります。
古いルーターを利用していて電波強度が物足りないと感じている場合は、買い替えを検討してみるとよいでしょう。最近のルーターには電波強度や安定性を高めるための機能が充実しているモデルが多くあります。
例えばBUFFALOのルーターに搭載されているバンドステアリングLiteは、端末との電波強度を判断して2.4GHz帯・5GHz帯の帯域切り替えを自動で行うことが可能です。
以下の記事では、Wi-Fiルーターを通信速度・接続範囲・同時接続時の安定性などから比較検証しておすすめ機種を紹介しています。電波強度を改善させたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
場所によってつながりやすい・にくいなど電波強度が違う場合は、Wi-Fi中継機を設置することで改善できる可能性も。Wi-Fi中継機とはWi-Fiの電波を強化できる機器で、電波の届きにくさを補ってくれます。
Wi-Fi中継機を設置して効果を最大限に発揮するには、電波を届かせたい場所を明確にしましょう。設置するポイントは、ルーターと届かせたい場所の中間地点が適切です。ルーターに近すぎると電波が拡張できる範囲が狭くなり、遠すぎるとルーターからの電波が弱くなる点は覚えておきましょう。
以下の記事では、Wi-Fi中継機をつながりやすさ・使いやすさから比較検証しておすすめのモデルを紹介しています。家が広くてWi-Fiの電波が届きにくい人や、PC・スマホを利用したい場所の電波強度が弱い人はぜひ導入を検討してみてください。
同時に複数の端末を接続する人には、メッシュWi-Fiの構築がおすすめです。メッシュWi-Fiとは親機・子機からなる複数のルーターを組み合わせて、網目状にWi-Fiネットワークを張り巡らせること。子機が親機から発せられた電波を増幅して、ルーター単体よりも広範囲に電波を届けられます。
例えば1階にルーターが置いてある場合、単体では隣の部屋や上階・下階などでは障害物に遮られて電波強度は低下するでしょう。一方メッシュWi-Fiでは子機を隣室や別の階に設置して、増幅された強度の高い電波を受信可能です。
以下の記事では、メッシュWi-Fi機能をもつルーターを通信速度・接続範囲・通信安定性などから比較検証しておすすめの機種を紹介しています。広範囲で安定した電波強度を確保したい人はぜひ参考にしてみてください。
電波強度を上げたい場合は、光回線の乗り換えを検討してみることもおすすめです。電波強度はWi-Fiルーターから端末までのリンク速度だけでなく、光回線の通信速度にも大きく左右されます。
リンク速度が問題ないにも関わらず通信速度が遅い場合は、光回線の見直しをすると速度が改善されるケースも。光回線は基本的にNTT東日本・西日本が提供しているフレッツ光回線を使用しているので回線品質は変わりませんが、プロバイダによって安定性が異なることが理由です。
以下の記事では、光回線の選び方に加えて戸建てタイプ・マンションタイプそれぞれのおすすめ光回線を紹介しています。通信速度に不満を感じている人や、光回線の乗り換えを検討している人はぜひ参考にしてみてください。
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