
異業種への転職は難しい?未経験でも転職成功のポイントを紹介
本記事ではなぜ異業種への転職は難しいといわれているのかを解説するとともに、未経験でも転職しやすい異業種や転職を成功に導くポイントを紹介します。異業種への転職が難しい理由を正しく理解し、成功のポイントを把握したうえで転職活動を始めたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

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異業種への転職が難しいといわれる理由
異業種への転職が難しいのは、実務経験とスキルの不足や年齢的な問題などが挙げられます。以下で、異業種への転職が難しい理由を詳しく確認しましょう。
中途採用は即戦力が求められる

例えばIT業界からIT業界のように経験のある業種へ応募するのではなく、IT業界からサービス業界など経験したことがない業種では、仕事を一から覚える必要があります。転職する本人と企業側の双方に負担が増えてしまうため、最初から経験や知識がある人材のほうが転職市場では有利です。
ただし、IT業界・飲食業界・福祉業界など慢性的に人手不足の状態が続いている業界では、未経験でも採用されやすい傾向があります。転職しやすい異業種についてはあとで詳しく解説するので、参考にしてみてください。
これまでの経験やスキルが役立たない

異業種への転職はアピールできる要素が少なく、採用するメリットを企業に感じてもらいにくいでしょう。とくに即戦力が求められる転職では、応募する業種に関する専門知識や実績が豊富な人のほうが選考で有利です。
例えばIT業界でシステムエンジニアとして働いている人が、サービス業界の営業職への転職でプログラミングのスキルをアピールしても、自身の価値を企業に理解してもらえるとはいえません。
ただし、異業種でもサービス業界の営業職から医療業界の営業職など、同職種への転職なら持っている知識やスキルを役立てられる可能性もあります。業種が変わっても職種で共通して役立つノウハウが備わっていれば、まったくの未経験より比較的早く即戦力として活躍しやすいでしょう。
年齢を重ねるとポテンシャル採用をされにくい

20代より30代、30代より40代と年齢を重ねるほど、これからの成長よりも業界や職種での経験が重視されます。とくに30代以降の転職は、今後管理職になるためのリーダーシップやマネジメント力などをチェックされることも少なくありません。
若手のうちなら今後の成長や長く働いてくれることを見込んでポテンシャル採用される可能性があるため、異業種への転職を検討しているなら早めの行動がおすすめです。
未経験から転職しやすい異業種の特徴を解説
未経験から転職しやすい異業種は、IT・Web業、宿泊・飲食・サービス業、医療・福祉・介護業、小売業などです。人材不足が続いており成長中の業種は、未経験からでも転職しやすい傾向にあります。それぞれの業界の特徴をチェックしてみましょう。
IT・Web:需要が高まっており求人数が多い

IT・Web業界は新しい技術が登場したり、求められるスキルが変化したりする可能性が高いため、将来性が高い人材や熱意のある人材は採用されやすいでしょう。若手が歓迎される傾向のある業種ですが、30代以降の転職でもITやwebの知識をアピールできれば採用される可能性は十分にあります。
エンジニア職など専門知識が必要な職種では一定の知識や経験が求められるケースもあるため、求人情報の応募条件をよく確認しましょう。
宿泊・飲食・サービス:人の入れ替わりが激しい傾向にある

厚生労働省の「令和4年上半期雇用動向調査結果の概況」によると、2022年上半期に宿泊・飲食サービス業界で働き始めた人の数は99万人と、各業界のなかでも最も多い結果が出ています。このことからも転職しやすい業界であることがわかるでしょう。
ただし働き始めた人が多い一方で、離職者が72万8,600人と別の仕事に転職した人も非常に多いとの結果が出ています。転職後にすぐ離職することがないように、顧客の声を直接受け止められる環境で働きたいなどの明確な目標を持って転職することが大切です。
医療・福祉・介護:少子高齢化による需要と働き手不足

先ほど紹介した厚生労働省の調査によると、2022年上半期の医療・福祉業界の入職者数は77万8,000人と、宿泊・飲食サービス業の99万人に次いで2番目に多く、人材の需要が高いことがわかる結果になりました。
医療・福祉・介護業界は未経験でも入職自体は可能な求人が多いですが、介護福祉士のように資格を持っていることが有利になる業務や、看護師などの国家資格がなければできない業務もあります。キャリアアップを目指すなら、働きながら勉強する姿勢が重要です。
小売:人材不足が顕著な傾向にある

先ほど紹介した厚生労働省の調査によると、仕事があるものの働き手がいない求人の数は卸売業・小売業が24万2,000人と最も多く、業界全体で人材を求めている傾向があるとわかりました。
小売業界にはデパート・ドラッグストア・スーパーなどに加えて、実店舗を持たないネット通販の会社も含まれるため、転職先の選択肢も広がるでしょう。
ただし未経験で入職できても、最初からマネジメント・物流業務・販売促進などの専門分野を目指すのは難易度が高いのが現状です。キャアリアアップを考えるなら、入職後に経験を深めてレベルアップすることが求められるといえるでしょう。
未経験でも転職しやすい異業種の職種を紹介
営業職・事務職・販売職などのどの業種にも必要とされる職種は、求人数が多く未経験からでも転職しやすいのが特徴です。以下では、それぞれの職種の特徴や具体例を解説します。
営業職:多くの業界で募集がある

営業職自体が未経験でも、ヒアリング能力や傾聴力などこれまでの仕事で培ってきたスキルを活かせるシーンも少なくありません。顧客の話をしっかり聞いて適切な商品やサービスを提案したり、信頼関係を築いて「この人から商品を購入したい」と思ってもらえたりする可能性があるからです。
営業職には自動車・住宅・食品などのものを売る営業や、保険・広告・通信などサービスを提供する営業があります。幅広い業種のなかから、自分の興味がある業界の求人を選んで応募することが可能です。
営業職で身につけたコミュニケーションスキルや交渉スキルなどは、今後のキャリアを築くうえでも役立てられます。再び転職したくなった場合にも、営業職で培ったスキルや実績は大きなアピール材料になるでしょう。
事務職:未経験で応募できる求人が多い

事務職の仕事は専門知識が必要ないものもあり簡単な作業が多いため、未経験でも比較的仕事に適応しやすいでしょう。書類作成・データ入力・電話対応・来客対応などの経験を効果的にアピールすれば、転職を成功させる可能性が高まります。
事務職にもさまざまな種類がありますが、一般事務ならワード・エクセル・パワーポイントなどの最低限のパソコンスキルがあれば十分です。営業事務・経理事務・法務事務などの職種は、自分がこれまでに培ってきたそれぞれの分野での知識や経験をアピールすることで採用されやすくなるでしょう。
事務職は定時で帰りやすく、ライフワークバランスを取りやすい点でも人気が高い職種です。今後の働き方を見直したい人は、事務職への転職を検討してみてもいいでしょう。
販売職:人材不足の現場が多く採用されやすい

販売職の求人は、食品・化粧品・自動車の販売員など様々なジャンルがあるのが特徴です。研修制度が整っている、マニュアルが完備されている販売職を選べば、未経験からでも丁寧に販売職の働き方を学べます。
ただし未経験で採用されても商品やサービスを理解する努力は求められるため、仕事に丁寧に取り組む気持ちを忘れないようにしましょう。また販売職は土日祝日に出勤しなければならない職場が多く、これまで土日休みだった場合は生活リズムが崩れて体調不良になる可能性があります。
異業種への転職を成功させる4つのポイント
異業種への転職を成功させるには、転職の目的を明確にしてアピールポイントを洗い出し、年収が下がるなどのデメリットも理解しておくことが大切です。転職サイトや転職エージェントを活用するなど、異業種への転職を成功させるポイントを詳しく見ていきましょう。
異業種への転職の目的を明確にする

現職に不満がある、なんとなく憧れている仕事をしてみたいなどの曖昧な状態では、転職してから後悔する可能性があります。異業種への転職では採用担当者から転職理由や志望動機をチェックされることも多いため、前向きで明確な理由を用意して伝えれば好印象を与えやすいでしょう。
例えばIT業界でシステム開発をしていた場合は「企業のサービス向上に携わっていたものの、今後はサービス業でより顧客と直接関わっていきたいと思ったから」などの理由があります。現職をとおして何を学び、それをふまえてなぜ異業種へ転職したくなったのかがきちんと伝わる内容を考えましょう。
残業が少なく家庭と両立しやすい仕事がしたい、今よりも高い収入がほしい、パワハラのない良好な人間関係の職場で働きたいなど、転職理由は自分が最も重視するポイントを明確にすると考えやすくなります。
アピールできるスキルや経験を探す

例えば営業スキル・パソコン操作スキル・マネジメントスキルなど、異業種でも通用するスキルを持っていないか考えてみましょう。ひとつの業種や職種に縛られず、さまざまな業務に役立つスキルをポータブルスキルと呼びます。異業種への転職では、ポータブルスキルをアピールすることが大切です。
ただしポータブルスキルを持っていても、その仕事に不要なスキルであればアピールが無駄になってしまいます。応募したい求人の内容をよく確認し、どのようなスキルが求められているかをしっかり考えて、採用する価値があると思われるスキルを洗い出すことが大切です。
年収や待遇が下がる覚悟をしておく

例えば個人の成績・役職・勤続年数が給与に反映される企業に転職した場合、未経験からの転職では月収や賞与の金額が低くなりやすいでしょう。これまで利用できていた、人間ドックの費用や家賃の補助などの福利厚生がなくなるケースがあることも理解しておくことが大切です。
ただし、一度年収や待遇が悪くなったとしても入社後にスキルと経験を重ねることで、改善される可能性は十分にあります。将来的に年収アップの可能性があるか、現職よりいい待遇を目指せるかを事前に業種全体の傾向や企業の近年の業績などから確認しておきましょう。
転職サイトや転職エージェントを効果的に活用する

異業種への転職には、転職サイトや転職エージェントの効果的に活用することがおすすめです。
転職サイトでは未経験でも応募可能な仕事を絞り込んで検索できるだけでなく、幅広い業種の求人をまとめて確認できます。転職エージェントではキャリアアドバイザーが求人を探したり、面接対策をしてくれたりするなどの手厚いサポートを受けられるのがメリットです。
以下の記事では、おすすめの転職サイトと転職エージェントを公開求人数やサイトの使いやすさなどから比較検証しました。未経験の異業種への転職に役立つ転職サイトや転職エージェントを探している人は、ぜひ参考にしてみてください。
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