社会に出てから4年ほど経験を積み、多くの人が転職を考え始める26歳。成長のためにもほかの会社に挑戦してみたいと考えながらも、今からでは遅いのではと考える人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、26歳からの転職は遅いのかについて解説します。26歳から転職するメリットやデメリットのほか、成功させる方法なども紹介するので参考にしてみてください。
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26歳は、転職におすすめなタイミングといえます。転職するのに決して遅いということはありません。
26歳になると第二新卒という扱いにはならないものの、まだまだまだ若いためポテンシャル評価を受けることができます。その一方で、第二新卒よりも経験がある26歳は教育コストが少なくてすみ、入社後すぐに活躍してくれる人材が欲しい企業にとっては、ぜひ採用したい年齢といっても過言ではありません。
実際にdodaがまとめた転職成功者の年代別割合を見ると、最も多いのは25〜29歳で40 .6%を占めています(参考:doda)。ポテンシャルをアピールして新ジャンルに挑戦するか、これまでの経験を活かせる同業種に転職するか。どちらも狙えるのが26歳の強みです。
より有利な転職活動を行うためには、26歳ならではの強みやメリットを知っておくことが大切です。以下に、26歳で転職する具体的なメリットを解説します。
26歳になると、自身の適性を理解した転職が可能です。実際に4年ほど働くと、いろいろな失敗や成功などの経験を積んできたはず。その過程で自身の強みや苦手なことがわかっているので、向いている仕事が見つかりやすくなるでしょう。
まだ社会人経験が少ない20代前半では、自身の適性を把握するのは困難。しかし、責任のある仕事を任せられることが増える26歳は、成功や失敗の経験をもとに自己分析もしやすくなります。
ただし、経験をきちんと振り返らないと、いつまでも適性を把握できず転職を繰り返す可能性もあるので注意してください。
まだ若い26歳は、実績がなくても未経験や異業種へチャレンジできます。26歳は社会人としてのマナーや基礎知識もあり、30〜50代に比べて柔軟性があるので、採用市場で人気があります。
マイナビの調査によると、社会人4年目以上の未経験者の採用にあたって企業が重視するのは、熱意・ポテンシャルと入社意欲の高さ(参照:マイナビ)。仕事に対する理解度よりもこれらが重視され、将来的に成長してくれそうな26歳を採用したい企業が多いことがわかります。
ただし、年齢を重ねるほど未経験や異業種に転職する難易度が上がるので、チャレンジしたい人は早いほうがよいでしょう。
26歳は公務員への転職も視野に入れられます。
公務員試験では年齢上限が定められており、30歳前後に設定されているのが一般的です。たとえば、東京都の1類B採用試験は22〜29歳まで、大阪府の社会人経験のある行政職は26〜34歳までとなっています。
26歳は新卒と違って社会人としての経験があるので、面接時にこれまでの経験をアピールできます。また、30代になると受験可能な公務員試験の数も減るので、26歳は公務員へチャレンジしやすい年齢です。ただし、勤務地や公務員の種類によって年齢上限は異なるので、採用条件は事前に確認しましょう。
26歳で転職する際には、メリットと合わせてデメリットも理解しておくことが大切。ここからは、26歳で転職するデメリットを解説します。
26歳で3回目以上の転職をする場合は、マイナスイメージが強くなります。
大卒で26歳の場合、3回目の転職では1社あたり2年程度しか働いていない計算になり、またすぐ辞めるのではないかと疑われるので注意が必要です。企業側も採用に多くの費用がかかっているので、仕事をすぐに辞めてしまいそうな人は採用したくありません。
厚生労働省の「雇用の構造に関する実態調査(2022年)」によると、25~29歳で2回転職している人は23.9%、3回転職している人は17.8%、4回転職している人は5.9%、3〜6回転職している人の合計は26.7%です。
この数字から見ても、26歳で転職回数が3回以上になると、マイナスイメージが強くなってくると思われます。ただし、採用企業が納得できる退職理由を用意すれば、マイナスイメージを与えずに転職できる可能性もあります。以下の記事も参考に、面接準備を行いましょう。
26歳の転職は、転職先によっては年収が下がる可能性があります。同業種への転職は実績や経歴があれば年収アップも期待できますが、未経験や異業種への転職は教育コストがかかる分、年収が下がりやすいでしょう。
26歳を対象としたものではありませんが、経済産業省の調査によると、スタートアップへ転職した人のなかで、年収が下がったと回答した人は52%(参照:経済産業省)。ただし、転職に後悔している人は101人に1人しかおらず、やりがいや成長できる環境に満足している声が多数見られました。
キャリアアップを目指している人は、年収よりもやりがいを選択するのもひとつの方法です。未経験や異業種へ転職したあとも年収を下げたくない人は、最低限の実績や成果がないと厳しいでしょう。
26歳の転職は、ライバルが多いので競争が激しいといえます。
dodaの調査による転職成功者数の割合を見ると、24歳以下で9.2%、30〜34歳で23.6%なのに対し、25〜29歳は40.6%とかなり多いことがわかります(参照:doda)。転職しやすい反面、競争が激しいともいえるので、1社に絞らず複数社に応募してチャンスを増やしたほうがよいでしょう。
社会人としての基礎知識やマナーが足りない人は、転職に失敗する可能性があるので気をつけてください。一方、経験や実績が豊富な26歳はライバルに勝てる可能性が高いので、積極的に応募してみましょう。
即戦力を求める企業からは、26歳という年齢は経験不足と判断されることがあります。
即戦力の主な判断基準は実務経験の長さ。経験年数が少ない20代は、即戦力として見てもらいにくいでしょう。専門的なスキルがある人や、評価できる実績や成果がある人以外は採用されない可能性が高いでしょう。
ただし、十分とは言えなくても現職の経験を活かせることをアピールすれば、採用してもらえる可能性もゼロではないので、チャレンジしてみるのもひとつの方法。自己アピールできるものが少ない人は、即戦力を求める企業ではなく、ポテンシャルや伸びしろを重視している会社への応募を検討してみてください。
26歳の転職を成功させるには、押さえておくべきポイントがあります。以下に、26歳で転職を成功させる方法を解説するので確認してください。
26歳の転職では、長期的なキャリアプランを考えておくことが大切です。キャリアプランを決めておくと、転職するべき企業が明確になります。
将来を考えず転職先を決めてしまうと、モチベーションが続かなかったり、採用されてもミスマッチで早期退職したりする可能性があるので注意。5〜10年後の像を描いてキャリアプランを考え、自分がどう活躍していたいのか、どのような働き方をしていたいのかを決めておくのが重要です。
面接時に将来のキャリアプランを聞かれることもあります。計画性がある人か、将来像が自社の方向性と一致しているか確認するため聞いてくるので、ちゃんと答えられるように準備しておきましょう。
結婚後のことを見据えて年収アップできる業界を狙ったり、女性は出産や育児なども考えて休暇の取りやすい企業を選んだりなど、ライフプランも視野に入れるのがおすすめです。
転職理由はネガティブにならないよう気をつけてください。
人間関係や労働環境に不満を持って転職した人は、ほかの職場でもすぐに辞めてしまいかねないので、企業としても採用したくありません。
ただし、面接時に嘘をついてはいけないので、転職理由はポジティブに伝えましょう。たとえば、前職ではチャレンジできない仕事があったので転職した、若いうちに未経験の仕事をたくさん経験しておきたくて転職した、などのような転職理由に変換するのがおすすめです。
より印象を上げるためには、職場の不満に対して改善を試みたことを伝えましょう。現職が人手不足だったので採用の強化や業務効率化ツールの導入を上司に提案したものの、拒否されてしまったので転職した、という理由であれば、行動したことに対してよい評価をしてもらえます。
また、転職後は長期的に働きたいということも伝えておくと、悪い印象も少なくなるでしょう。転職理由については、以下の記事も参考にしてください。
応募先の企業が求めているスキルや経験を理解し、自己アピールをすることで、採用される可能性が高まります。
採用担当者は、企業の目標達成や課題解決に適した人材を採用したいと思っているので、ポテンシャルや熱意を売りにするだけでは、ほかの応募者と差別化できず採用されません。
企業が求めている人材像や具体的なスキルは求人サイトでチェックできます。また、公式サイトを見れば、事業内容はもちろん、経営者のメッセージなどからビジョンや目標を知ることができます。
企業が求めるスキルや経験を予測したあとは、自身の経験や強みから当てはまりそうなものを見つけて面接時にアピールしましょう。
未経験や異業種へのチャレンジを検討しているものの、何から行動すればいいか迷っている人もいるのではないでしょうか。チャレンジを成功させたいと考えている26歳の人は、転職支援サービスを活用しましょう。
以下の記事では、mybestが20代向けの転職サイト・転職エージェントを徹底比較しています。おすすめランキングをわかりやすく解説しているうえ、転職や人事のプロ目線のアドバイスもあるので確認してみましょう。
マイベストは有料職業紹介事業の許認可を受けています。(13-ユ-315911)
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