生ごみを加熱処理して量とニオイを軽減できる生ごみ処理機は「生ごみ乾燥機」とも呼ばれており、あまり気分がのらない生ごみ処分の負担を減らせる便利なアイテムです。一方で「そもそも買う必要があるの?」「生ごみ処理機っていらないんじゃない?」という疑問や、パナソニックや島産業などいろいろなメーカーがあり、どれが自分にぴったりなのか分からず、悩んでしまいますよね。
今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気の生ごみ処理機8商品を集め、5個のポイントで比較して徹底検証。おすすめの生ごみ処理機をランキング形式でご紹介します。
マイベストが定義するベストな生ごみ処理機は「ニオイが少なくて稼動音が小さい、手入れが簡単な生ごみ処理機」。徹底検証してわかった生ごみ処理機の本当の選び方も解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。
におい・かおり環境アドバイザーとして10年以上のキャリアをもつ臭気判定士・においのスペシャリスト。1996年に国家資格の臭気判定士免許を取得し、「臭気対策アドバイザー」の資格も所持している。におい対策の会社2社でキャリアを積み、2010年にフリーの臭気判定士として独立。 自身の経験を活かして、テレビ・雑誌などの各メディアにも度々登場し、「におい」についての知識を広めている。「パナソニック ボディシェバーER-GK40」効果試験、「ファブリーズ」消臭効果等の技術指導を行うなど、大手企業の消臭効果試験にも携わっている。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
処理後のニオイが抑えられた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「生ゴミの処理後のカスからほとんどニオイがしない商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
処理中のニオイが抑えられた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「生ゴミの処理中にほとんどニオイがしない商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
使いやすさに優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「使用前に生ゴミの下処理が不要で手を汚さずに入れられて、かつ使用後の生ゴミの重さが減っていて、手を汚さずに捨てられる商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
お手入れのしやすい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「全体をしっかり洗浄できて、生ゴミのカスをすべて取り除ける商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
稼動音が少ない商品としてユーザーがとても満足できる基準を「音がほとんど聞こえない商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
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監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。
新商品の発売情報をリサーチした結果、ランキングに追加すべき商品はありませんでした。
生ごみ処理機は生ごみに熱風を当てて乾燥させることで、生ごみのニオイと量を減らすアイテムです。
なんといっても最大のメリットは、生ごみ特有のニオイや、それにともなう害虫の発生を防げること。特にコバエがわきやすい夏場はその効果を十分発揮できるでしょう。
また生ごみの量を減らせるのも重要なポイント。加熱処理の過程で生ごみに含まれる水分がしっかり蒸発するため、捨てるときにかさばりません。
商品によってはなかなかいいお値段のものもありますが、すぐに諦める必要はありません。自治体によっては生ごみ処理機の購入にあたって助成金が出る場合があります。お住まいの自治体や機種によって条件が異なるので、購入前に調べるとよいでしょう。
生ごみ処理機を購入するときに使える助成金の目的は、家庭の生ごみ排出量を減らすことです。家庭から出る可燃ごみの内訳を見ると、なんとその約3割が生ごみ。生ごみの量を減らせる生ごみ処理機は、この排出量を抑えるのに一役買っているため助成金制度が設けられています。
生ごみ処理機のデメリットは電気代の高さ。実際に計測したところ、1回の稼動あたり平均約42.8円かかることがわかりました。仮に毎日使うとすると、月あたり約1,284円の電気代がかかる計算に。購入を検討する際は、どれくらい電気代がかかってくるかをチェックしましょう。
メンテナンスにも注意が必要です。多くの生ごみ処理機には脱臭用の活性炭フィルターがついています。表面の細かい穴にニオイ粒子を吸着させることで脱臭を図る活性炭の性質上、定期的に新しいものに入れ替えることが必要に。ランニングコストが発生することも念頭に置いておきましょう。
また機種によっては複雑な生ごみの下処理が必要な場合も。多くの機種で生ごみの水切りが必要ですが、そのほかにも繊維質の食材を小さくカットしたり、ニオイが強い魚介類は事前に水で洗ったりする機種もあります。
「生ごみを処分するもの」と聞くとまずコンポストが思いつくのではないでしょうか?コンポストとは生ごみを溜めて堆肥化できる容器のことです。このコンポストと生ごみ処理機には大きく分けて3つの違いがあります。
まずは使用目的。生ごみ処理機は生ごみを捨てやすくするために用いるのに対し、コンポストは堆肥を作ることが目的です。ただ生ごみ処理機のなかには処理後のごみを堆肥として使えるものもあるので、一概に生ごみ処理機が堆肥を作れないわけではありません。
置き場所も大きな違いです。生ごみ処理機は家電なので基本的に屋内に置いて使用しますが、コンポストは生ごみを溜める容器なので、基本的に屋外に置いて使用します。
ここまでの説明でおわかりだと思いますが、3つ目の違いは電気使用の有無です。生ごみ処理機は電気を使いますが、コンポストは生ごみを溜める容器なので電気を使いません。
しかし、生ごみ処理機のなかでもバイオ式は例外です。これは生ごみの堆肥化が目的で、電気も使いませんが、堆肥化を促進するために菌がついた専用のチップを生ごみに混ぜこみます。
生ごみ処理機は快適なキッチン環境を維持したい人におすすめ。一方でコンポストは生ごみを堆肥化して使いたい人にぴったりです。特に屋外に家庭菜園がある人はコンポストを使うとよいでしょう。
生ごみ処理機を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「4つのポイント」をご紹介します。
生ごみのニオイ問題から解放されるには、処理後のごみがしっかり乾燥されていなければなりません。なぜなら、あのいやなニオイは生ごみ内にある水分が雑菌の繁殖を促し、腐敗が進むことで発生するからです。つまり生ごみから水分をしっかり取り除けばニオイは出にくくなります。
臭気判定士の石川英一さん監修のもと、処理後のニオイを検証したところ、処理後のごみがしっかり乾燥されているものはニオイが発生しにくい結果になりました。
特に島産業の「パリパリキュー PPC-11」は処理後のニオイはもちろん、処理中のニオイまでしっかり抑えられていましたよ。
生ごみ処理機の処理方式は大きく分けて乾燥式と粉砕式の2種類。なかでもおすすめは乾燥式です。
乾燥式は処理後もネットを外して捨てるだけなのでとても簡単です。一方の粉砕式は細かく砕かれたごみが油分で固まってしまう部分があるため、一筋縄ではいきません。
ごみを捨てたあとの汚れの少なさも乾燥式が一歩リード。粉砕式は生ごみを砕くときにどうしても細かいごみが容器の側面に付着してしまいます。乾燥式も油汚れが焼きついていましたが、粉砕式に比べると掃除の手間は少ないです。
乾燥式の良いところは、なんといってもごみに触れずに捨てられる点にあります。
乾燥式の場合、生ごみは付属のネットに入れてからセットし、捨てるときはネットごと外してそのままポイ。たった2ステップでおしまいです。
一方の粉砕式は生ごみを入れるときはネットをセットする必要がないためラクですが、処理後の後始末はそうもいきません。容器を処理機から取り出して、ひっくり返して、さらにブラシで残りのごみをかき出して、そのうえ必要なら水洗いまで…。気が遠くなるほどのステップを踏んでやっと終わります。
ただでさえ気持ちのいいものではない生ごみ処分。乾燥式なら簡単かつスピーディーに処分できるため、ストレスを減らせます。
使い終わったあとのお手入れのしやすさも乾燥式に軍配が上がる結果に。
そもそも乾燥式はネットの中に生ごみを入れて処理するため、容器の側面にごみが付着することがほとんどありません。魚や肉を入れると油が浸み出して焦げつく場合があるものの、スポンジで軽くこすれば簡単に取れます。
一方、粉砕式はその名のとおり加熱した生ごみを粉々に砕くため、どうしても容器の側面に細かいごみが付着しがち。ブラシだけでは完全にかき出せないため、水洗いしたあとに乾燥させる必要があります。
毎日使うことを考えるとわずかな汚れの落ちにくさでも気になってきますよね。その点、乾燥式はお手入れの手間が少ないのでおすすめです。
生ごみ処理機を使ううえでどうしても発生してしまう生ごみの下処理。ほとんどの機種で下処理が必要なので、できるだけ簡単なものを選びたいところです。
今回の検証によると、合計4種類の下処理方法がありました。最も簡単なものは生ごみの水切りだけで終わるため、従来の生ごみ廃棄とほとんど変わりません。一方最も手間がかかるものは水切りしたうえで魚介類を洗ってニオイとぬめりを事前に除去する必要があり、なかなか骨が折れる印象でした。
毎日使うのであればできるだけ簡単な下処理で終わるものを選びましょう。特に生ごみの水切りだけで使える島産業のラインナップがおすすめです。
生ごみ処理機は稼動時間が長いため、寝る前にセットして就寝中に稼動させると効率よく時間が使えます。
検証したところ、平均稼動音が44dB以下の商品なら隣の部屋で寝ていてもほとんど気になりませんでした。一方、平均稼動音が48dBを超えると、寝ているときに少し気になる結果に。
とはいえ今回の検証では最も音が大きい商品でも50dBに達していないため、全体的に比較的静かな印象でした。
より快適な睡眠をとりたい方は44dBをひとつの基準にしましょう。
商品 | 画像 | おすすめ スコア | 最安価格 | 人気順 | ポイント | おすすめスコア | 詳細情報 | |||||||||||||||||||
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処理後のニオイ | 処理中のニオイ | 使いやすさ | お手入れのしやすさ | 稼動音の大きさ | 幅 | 奥行 | 高さ | 重量 | 下処理方式 | 処理方式 | 1回あたりの最大処理量 | 最大容量 | お急ぎモード | 処理時間 | 運転音 | 消費電力 | 電気代(実測値) | 電気代(公称値) | タイマー機能 | |||||||
1 | 島産業 パリパリキューブ|パリパリキュー|PPC-11-PG | ![]() | 4.68 | 1位 | 迷ったらこれ!ニオイが少なく使い勝手もおすすめの一台 | 5.00 | 4.50 | 4.50 | 4.75 | 4.55 | 230mm | 270mm | 270mm | 約4.1kg | 水切り | 乾燥式 | パリパリモード:約1.0kg、ソフトモード:約0.7kg | 約1.0kg | ソフトモード:約4時間10分~5時間20分/パリパリモード:約7時間30分~約10時間40分 | パリパリモード:43.6dB/ソフトモード:41.6dB | 300W | パリパリモード:約17円/回、ソフトモード:約12円/回 | パリパリモード:約28~45円、ソフトモード:約16~23円 | |||
2 | 島産業 パリパリキューブ|生ごみ減量乾燥機 パリパリキューブライト アルファ|PCL-33 | ![]() | 4.30 | 3位 | 使いやすさはトップクラス!コスパを重視するならこの一台 | 4.00 | 4.50 | 4.50 | 4.30 | 4.55 | 211mm | 215mm | 280mm | 約2.1kg | 水切り | 乾燥式 | 節電モード:約0.2kg、通常モード:約0.7kg | 約0.7kg | 節電モード:約4時間20分~5時間40分/通常モード:約9時間 | 標準モード:43.6dB/節電モード:43.9dB | 150W | 通常モード:約17円/回 、節電モード:約15円/回 | 通常モード:約22~26円、節電モード:約12~15円 | |||
3 | QUADS QUADS|スマート生ゴミ処理機 GYUTTO(ギュット)|QS361WH | ![]() | 4.28 | 処理後のニオイ処理は十分。粉砕式で選ぶならコレ! | 5.00 | 4.20 | 3.80 | 3.75 | 3.97 | 約275mm | 約320mm | 約350mm | 約8.7kg | 水切り+生ごみ分別 | 粉砕式 | 約1.5kg | 約1.5kg | 約4.5~8時間 | 48.5dB | 500W | 約21円/回 | |||||
4 | モダニティ FoodCycler|FC-1001 | ![]() | 4.15 | 7位 | 静かで就寝中に使いやすい。処理中のニオイが惜しいところ | 4.50 | 4.40 | 3.50 | 4.10 | 4.63 | 280mm | 320mm | 360mm | 約10.0kg | 水切り+生ごみカット | 粉砕式 | 約1.5kg | 約1.5kg | 約3~6時間 | 43.0dB | 500W | 約13円/回 | 不明 | |||
5 | ウィナーズ recolte|生ごみ処理機|RDP-1 | ![]() | 4.04 | 5位 | 処理後のニオイはばっちり脱臭。お手入れに手間がかかる | 5.00 | 3.80 | 3.70 | 3.00 | 4.02 | 280mm | 365mm | 305mm | 約7.5kg | 水切り、生ごみカット | 粉砕式 | 約1.5kg | 約1.5kg | 約0.3kg:約6時間/約1.5kg:約10時間 | 47.9dB | 500W | 約11円/回 | 不明 | |||
6 | loofen loofen| 生ゴミ乾燥機|SLW01 | ![]() | 3.85 | 2位 | 静音性はトップクラス。生ごみの下処理がやや複雑 | 3.50 | 4.30 | 3.70 | 4.50 | 4.92 | 269mm | 287mm | 342mm | 約6.0kg | 水切り+魚介類を洗浄 | 乾燥式 | 約0.3kg | 約1.0kg | 約8時間 | 40.7dB | 130W | 約27円/回 | 2.4円/h | |||
7 | パーフェクトレード NAGUALEP 家庭用生ごみ処理機|NA-2 | ![]() | 3.62 | 6位 | 処理後のゴミ捨ては簡単だが、脱臭力はいまいち | 3.50 | 3.50 | 3.70 | 4.30 | 4.55 | 250mm | 400mm | 250mm | 約8.5kg | 水切り+生ごみ分別 | 粉砕式 | 約1.0kg | 約1.0kg | 約2〜4時間 | 48.4dB | 150W | 約32円/回 | 350円/月 | |||
8 | パナソニック 家庭用生ごみ処理機|MS-N53XD | ![]() | 3.55 | 4位 | たっぷり容量で処理時間も短いが、脱臭力はもう一歩 | 4.00 | 3.20 | 3.50 | 3.34 | 3.97 | 268mm | 365mm | 550mm | 約12.0kg | 不明 | 粉砕式 | 約2.0kg | 約8.0kg | 標準モードの場合:約0.4kg:約1時間40分/約0.7kg:約2時間15分/約1kg:約3時間/約2kg:約5時間40分) ソフト乾燥モード(約0.4kg:約2時間10分/約0.7g:約3時間30分/約1kg:約4時間30分/約2kg:約8時間30分) | 標準モード:48.4dB/ソフト乾燥モード:48.4dB | 800W | 通常モード:約32円/回、ソフト乾燥モード:約20円/回 | 約23円/回(ゴミ量約400gの場合) |
下処理方式 | 水切り |
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処理方式 | 乾燥式 |
運転音 | パリパリモード:43.6dB/ソフトモード:41.6dB |
良い
気になる
「パリパリキューブ パリパリキュー PPC-11-PG」は、ニオイを抑えたうえで使い勝手にもこだわりたい人におすすめです。今回の検証ではすべての項目でトップクラスの評価を獲得。どの生ごみ処理機を買うか迷ったらまず検討したい商品です。
ニオイは処理中も処理後もほとんどなく、キッチンに置いても問題ありません。また生ごみをセットするときは水を切るだけ。こまごまとした下処理を行う必要がないのも魅力的です。
処理後のごみを捨てるときもネットごと入れられるので手をほとんど汚さずに処分完了。生ごみを捨てるときの不快感はほぼ感じません。
就寝前に三角コーナーからネットごとセットすれば、ほとんどニオイを出さずに翌朝には処理完了。手軽さと脱臭能力、どちらも文句なしのおすすめの一台です。
最大容量 | 約1.0kg |
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お急ぎモード | |
処理時間 | ソフトモード:約4時間10分~5時間20分/パリパリモード:約7時間30分~約10時間40分 |
消費電力 | 300W |
電気代(実測値) | パリパリモード:約17円/回、ソフトモード:約12円/回 |
電気代(公称値) | パリパリモード:約28~45円、ソフトモード:約16~23円 |
タイマー機能 |
シマ株式会社 パリパリキュー PPC-11の評判・口コミは?実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー!
下処理方式 | 水切り |
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処理方式 | 乾燥式 |
運転音 | 標準モード:43.6dB/節電モード:43.9dB |
良い
気になる
「パリパリキューブ 生ごみ減量乾燥機 パリパリキューブライト アルファ PCL-33」はコスパを重視したい人におすすめです。今回の検証で、「処理中のニオイ」と「使いやすさ」ではトップレベルの評価を獲得しました。
使用前の下処理は上位の「パリパリキューブ パリパリキュー PPC-11-PG」と同じく、生ごみの水を切るだけでOK。他社の商品と比べて島産業の生ごみ処理機は簡単に使えるところが魅力的です。
一方「処理中のニオイ」はトップレベルの評価を獲得しているものの、処理後のニオイは少し気になるところ。検証では魚の油のニオイがまだ残っていました。また「お手入れのしやすさ」も乾燥式のなかではいまいち。これも魚の油が広範囲に焦げついていたためです。食べ残しの魚を処分するときは入れる量に気をつけるとより快適に使えるでしょう。
とはいえ、おすすめ上位の商品に比べて約半額で購入できるところは魅力的。生ごみ処理機の導入コストを抑えたい人にはおすすめです。
最大容量 | 約0.7kg |
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お急ぎモード | |
処理時間 | 節電モード:約4時間20分~5時間40分/通常モード:約9時間 |
消費電力 | 150W |
電気代(実測値) | 通常モード:約17円/回 、節電モード:約15円/回 |
電気代(公称値) | 通常モード:約22~26円、節電モード:約12~15円 |
タイマー機能 |
島産業 パリパリキューブライト アルファ PCL-33をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
下処理方式 | 水切り+生ごみ分別 |
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処理方式 | 粉砕式 |
運転音 | 48.5dB |
良い
気になる
粉砕式の生ごみ処理機のなかで最も処理後のニオイの評価が高かった商品が「QUADS スマート生ゴミ処理機 GYUTTO(ギュット) QS361WH」。処理後のごみは堆肥として使えるので、家庭菜園をしている人や観葉植物を育てている人におすすめです。
一方で処理中はニオイがやや気になります。検証を始めた当初はニオイがあまりせずに稼動していましたが、粉砕が始まると徐々にニオイが強くなっていきました。粉砕するときに生ごみのニオイが際立つところは粉砕式の宿命です。そのなかでも本商品は健闘したほうでした。
島産業の2商品に比べて容量はたっぷり。稼動音は48dBを超えるので、朝家を出る前にセットするのが良いでしょう。また処理中にニオイが出るので、できるだけ換気しやすい場所に置くことをおすすめします。
最大容量 | 約1.5kg |
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お急ぎモード | |
処理時間 | 約4.5~8時間 |
消費電力 | 500W |
電気代(実測値) | 約21円/回 |
電気代(公称値) | |
タイマー機能 |
QUADS スマート生ゴミ処理機 GYUTTOの評判・口コミは?実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー!
下処理方式 | 水切り+生ごみカット |
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処理方式 | 粉砕式 |
運転音 | 43.0dB |
良い
気になる
カナダで生まれ、2017年に日本に上陸した「FoodCycler FC-1001」。生ごみを入れる容器を食洗機で洗えると謳っているだけあり、今回の検証でもお手入れのしやすさで、粉砕式のなかでは高い評価を獲得しました。
稼動音の大きさについても今回検証した商品のなかでは高い評価を獲得。平均稼動音は43dBで、就寝中に稼動させても気になりません。
脱臭能力も処理中・処理後ともに堅調。ただ生ごみの粉砕が始まったときにやや魚のニオイが漏れてきました。とはいえニオイが強めに出ていた時間は約30分程度だったため、これも就寝中に稼動させれば気にならないでしょう。
SDGs先進国で生まれただけあって手堅い評価を得た本商品。ほかの商品と比較してやや高価格帯に属しますが、自治体によっては助成金の対象商品であるため、お住まいの自治体が対象か調べたうえで、性能重視で購入を検討してください。
最大容量 | 約1.5kg |
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お急ぎモード | |
処理時間 | 約3~6時間 |
消費電力 | 500W |
電気代(実測値) | 約13円/回 |
電気代(公称値) | 不明 |
タイマー機能 |
下処理方式 | 水切り、生ごみカット |
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処理方式 | 粉砕式 |
運転音 | 47.9dB |
良い
気になる
recolteの「生ごみ処理機 RDP-1」は、粉砕式の商品。検証したところ処理後のニオイはほとんど残らず、処理後のごみもしっかり水分が抜けていました。
付属品で掃除用ブラシが付いているのもうれしいところ。今回検証した粉砕式の商品のなかでは唯一、生ごみを粉砕したときに舞い上がった細かい粉を簡単に掃除できます。
一方で処理中のニオイは惜しい結果に。生ごみを入れた直後から1時間半前後まで魚のニオイが強く漏れていました。また処理後のごみの捨てやすさももう一歩。容器をひっくり返して少し振っただけでは取りきれないので、付属のブラシで丁寧に掃き出しましょう。
とはいえ一番気になる処理後の生ごみ臭は問題なし。しっかり処理されたごみは堆肥としても使えるので、家庭菜園をしている人や観葉植物を育てている人は検討の価値ありです。
最大容量 | 約1.5kg |
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お急ぎモード | |
処理時間 | 約0.3kg:約6時間/約1.5kg:約10時間 |
消費電力 | 500W |
電気代(実測値) | 約11円/回 |
電気代(公称値) | 不明 |
タイマー機能 |
下処理方式 | 水切り+魚介類を洗浄 |
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処理方式 | 乾燥式 |
運転音 | 40.7dB |
良い
気になる
2022年に日本に上陸し、蔦屋家電+ 大賞を獲得したことで一躍その名前を知られることになったloofenの「生ゴミ乾燥機 SLW01」。今回の検証では最も稼動音が小さく、就寝中の使用に向いています。
ただ生ごみの処理方法がやや面倒な点が惜しいところ。魚介類は一旦洗ってから処理機内に入れる必要があり、三角コーナーの生ごみをさっと簡単に処分することは難しいでしょう。
また稼動中に処理機の扉を開けると運転時間がリセットされてしまうのも難点です。生ごみを追加しながら使用できると謳っていますが、そのぶん処理時間が長くなってしまいます。
シンプルなデザインと高い静音性はキッチン使用に馴染みますが、機能性はもう一歩。今後のバージョンアップに期待です。
最大容量 | 約1.0kg |
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お急ぎモード | |
処理時間 | 約8時間 |
消費電力 | 130W |
電気代(実測値) | 約27円/回 |
電気代(公称値) | 2.4円/h |
タイマー機能 |
loofen 生ごみ乾燥機 SLW01の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
下処理方式 | 水切り+生ごみ分別 |
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処理方式 | 粉砕式 |
運転音 | 48.4dB |
良い
気になる
洗練されたデザインで異彩を放つ「NAGUALEP 家庭用生ごみ処理機 NA-2」。処理後のごみが容器内の2か所に固まるため、捨てるときに取りこぼしが発生しにくいところが魅力です。
しかし脱臭力はいまいちの結果に。処理中もさることながら、処理後のごみからも魚のニオイが強く感じられました。ニオイが室内に充満してしまうため、室内で使う場合は換気扇を回すだけでなく、窓を開けてしっかり換気しながら使う必要があります。
また本体の後ろ側についている排気口から水分が出てくる場合があり、使用するときは壁との間に隙間を設けたほうがいいでしょう。
最大容量 | 約1.0kg |
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お急ぎモード | |
処理時間 | 約2〜4時間 |
消費電力 | 150W |
電気代(実測値) | 約32円/回 |
電気代(公称値) | 350円/月 |
タイマー機能 |
下処理方式 | 不明 |
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処理方式 | 粉砕式 |
運転音 | 標準モード:48.4dB/ソフト乾燥モード:48.4dB |
良い
気になる
今回のラインナップのなかで唯一、活性炭フィルターではない方法で生ごみの脱臭を行う「家庭用生ごみ処理機 MS-N53XD」。今回の検証では200gの生ごみを投入しましたが、処理にかかる時間が最も短く、1時間半程度で処理できました。
しかし肝心の脱臭力はいまひとつ。特に処理中は触媒特有のニオイが強く発生するため、キッチンで使用する場合は換気扇を回したり窓を開けたりするなどの工夫をしたほうが良いでしょう。処理後のニオイも焦げ臭さが残っており、しっかり脱臭できているとはいえない結果でした。
今回の検証機のなかでは1回あたりの最大処理量が最も多く、約2kgの生ごみを入れられます。家族が多い人や食べ盛りのお子さんがいる人には検討の余地ありです。
最大容量 | 約8.0kg |
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お急ぎモード | |
処理時間 | 標準モードの場合:約0.4kg:約1時間40分/約0.7kg:約2時間15分/約1kg:約3時間/約2kg:約5時間40分) ソフト乾燥モード(約0.4kg:約2時間10分/約0.7g:約3時間30分/約1kg:約4時間30分/約2kg:約8時間30分) |
消費電力 | 800W |
電気代(実測値) | 通常モード:約32円/回、ソフト乾燥モード:約20円/回 |
電気代(公称値) | 約23円/回(ゴミ量約400gの場合) |
タイマー機能 |
パナソニック 家庭用生ごみ処理機 MS-N53XDをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
mybestではベストな生ごみ処理機を「ニオイが少なくて稼動音が小さい、手入れが簡単な生ごみ処理機」と定義。
ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位の生ごみ処理機8商品を集め、以下の5個のポイントで徹底検証しました。
検証①:処理後のニオイ
検証②:処理中のニオイ
検証③:使いやすさ
検証④:お手入れのしやすさ
検証⑤:稼動音の大きさ
今回検証した商品
処理後のニオイが抑えられた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「生ゴミの処理後のカスからほとんどニオイがしない商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
臭気判定士の石川英一さんが各商品をチェックし、以下のポイントに沿って点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
処理中のニオイが抑えられた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「生ゴミの処理中にほとんどニオイがしない商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
臭気判定士の石川英一さんが各商品をチェックし、以下のポイントに沿って点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
なお、今回の検証では以下の食材を入れ、処理開始から10分、30分、1時間、1時間30分、2時間のタイミングでニオイを判定しました。
使いやすさに優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「使用前に生ゴミの下処理が不要で手を汚さずに入れられて、かつ使用後の生ゴミの重さが減っていて、手を汚さずに捨てられる商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
テスターが各商品をチェックし、以下のポイントごとに点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
お手入れのしやすい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「全体をしっかり洗浄できて、生ゴミのカスをすべて取り除ける商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
テスターが各商品をチェックし、以下のポイントごとに点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
稼動音が少ない商品としてユーザーがとても満足できる基準を「音がほとんど聞こえない商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
防音室で生ごみ処理機を稼動させ、本体から50cm離れたところに騒音計を設置。スタートから1時間後までの平均稼動音を計測しました。40dBを上限に、稼動音が小さなものほどおすすめとしておすすめ度をスコア化しました。
自分にぴったりの1台は見つかりましたか?ここでは生ごみ処理機を長く快適に使うためのポイントをご紹介。
生ごみ処理機を使い続けていると活性炭フィルターがニオイを吸いきれなくなり、徐々に外に漏れやすくなります。せっかく生ごみ処理機を買ったのにもったいないですよね。
フィルター交換の目安は6か月。それ以前でもニオイが気になってきたらすぐに交換しましょう。
せっかく見つけたぴったりの1台。こまめにフィルターを交換して長く快適に使ってあげてくださいね。
1位: 島産業|パリパリキューブ|パリパリキュー|PPC-11-PG
2位: 島産業|パリパリキューブ|生ごみ減量乾燥機 パリパリキューブライト アルファ|PCL-33
3位: QUADS|QUADS|スマート生ゴミ処理機 GYUTTO(ギュット)|QS361WH
4位: モダニティ|FoodCycler|FC-1001
5位: ウィナーズ|recolte|生ごみ処理機|RDP-1
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