使いやすく生ゴミ臭も気にならないと人気の、QUADS(クワッズ) スマート生ゴミ処理機 GYUTTO。「生ゴミの量を減らせる」「音も気にならない」と評判です。しかし、「ニオイが気になる」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など、人気の生ごみ処理機とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行っているので、購入を迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
QUADS スマート生ゴミ処理機 GYUTTOは、ニオイを気にせず廃棄したい人や家庭菜園のたい肥として再利用したい人におすすめです。実際に生サバやタマネギの皮などを使って検証したところ、使用後は生ゴミ臭がほぼ消え、比較した商品のなかでもトップクラスの高評価。臭気判定士の石川さんからも「近づいてもほとんど臭わない」と好評でした。比較したなかには生臭さが残ったものもあるなか、ゴミ出しの際の嫌なニオイを軽減できるでしょう。
処理中のニオイも、比較した粉砕式の商品のなかでは抑えられています。処理開始から90分後、粉砕が始まると魚臭さが出てしまいましたが、30分程度で気にならなくなりました。なかには処理開始から生臭さやタマネギ臭が漂うものもあったのに対し、そこまで使いづらさは感じない印象です。ゴミの量は200gから48gまで減少し、口コミのとおり生ゴミの量を大きく減らせますよ。
しかし骨のような硬いものには対応しておらず、使用の際に分ける必要があるのが難点。また細かいゴミが容器全体に付着するため、ブラシなどで掻き出して水洗い・乾燥を行う必要があります。粉砕式は構造上これらの手間がかかるため、楽に使いたいなら乾燥式をチェックしましょう。シマ株式会社のパリパリキューなら、ネットに入れて乾燥を行うため、処理後はネットのまま廃棄可能。容器にも汚れがつきにくく、お手入れも簡単です。
稼動音も48.5dBと、比較した商品の平均約44dB(※執筆時点)より若干大きめです。特別気になるほどではありませんが、隣の部屋にいると漏れてくるほどの稼動音。夜間より朝の使用がよいでしょう。
使い勝手で気になるところはありますが、ニオイを抑え、処理した生ゴミはたい肥としても使えます。1回あたりの最大処理量は1.5kgと多いため、家族が多い人も選択肢のひとつに入れてみてください。
生ごみ処理機とは、生ゴミを加熱・乾燥することで、ニオイと量を減らせるアイテム。コバエの発生やゴミのかさばりを防ぐのがメリットです。
今回は、日本の家電ブランド・QUADSから、スマート生ゴミ処理機 GYUTTOをご紹介します。1回あたり最大3L、家族6人分の生ゴミを処理できる、大容量の生ごみ処理機です。家庭の生ゴミを最大90%減らせ、処理後のゴミはたい肥としても利用できると謳われています。
操作面はスタイリッシュなタッチスクリーン式。カートリッジには、脱臭・除湿を行う活性炭カートリッジを搭載しています。
31円/kWhで算出
今回は、QUADS スマート生ゴミ処理機 GYUTTOを含む生ごみ処理機8商品を実際に用意して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、ご飯・野菜や果物の皮・生サバなどの生ゴミを処理したあと、ニオイがするかをチェックしました。
その結果、処理後の生ゴミはほぼ臭わず、比較したなかでもとくに優秀。見た目にもカラカラに乾き、臭気判定士の石川さんからも「少し煮干し粉のような香りがするが、近づいてもほとんど臭わない」と好評でした。
比較したなかには完全に乾かず、魚の生臭さが残った商品もありましたが、これならゴミの日までの嫌なニオイを抑えながら保管できるでしょう。
処理中のニオイもある程度は抑えられました。処理開始から60分後まではしっかり脱臭が進み、とくに気になるニオイは感じられません。90分後に粉砕が始まると魚臭さが出てきたものの、その後30分ほどで臭みは薄れました。
なかには、処理開始から魚臭さやタマネギのニオイがした商品もありましたが、こちらは一時的にニオイが出てきた程度。比較した粉砕式の商品のなかでは、ニオイを抑えられているといえます。
なおニオイをできるだけ抑えたいなら、乾燥式がおすすめです。とくに「パリパリキュー PPC-11-PG」は、処理開始から120分後までほとんどニオイなく稼働できたので、生ゴミ臭が気になる人にも使いやすいですよ。
ニオイ漏れは抑えられた一方、使いやすさは高評価に届きませんでした。生ゴミの水切りや、魚介類の水洗いが不要なのはよい点。生ゴミの重量も200gから48gまで減少し、口コミのとおりかなりかさを減らすことができます。
しかし骨などの硬いものや、キムチのようなニオイが強いものは入れられないため、ゴミの分別が必要。バスケットもハケもついておらず、生ゴミを廃棄する際に手が汚れてしまうのも気になります。
粉砕式はスクリューで粉砕する構造上、硬いものは取り除いたり小さくカットしたりする必要があるようです。また、容器から直接ゴミを掻き出す工程もかかります。
これらの手間を省きたいなら、乾燥式がおすすめです。とくにシマ株式会社の「パリパリキュー PPC-11-PG」や「パリパリキューブライト アルファ」は、ネットに入れて水切りするだけで下処理が完了しました。終わればネットのままゴミ箱に捨てられるので、かなり手間を減らせますよ。
粉砕式のため、お手入れのしやすさもあまりよくありませんでした。生ゴミを砕く際に、細かいゴミが容器の側面に付着するのがネック。とくに突起にゴミが引っかかり、落ちにくさを感じました。ゴミを掻き出したあとも水洗い・乾燥をしなければならないため、使用のたびにお手入れがおっくうに感じる可能性があります。
ゴミ捨てと同様、ネットに入れて処理する乾燥式なら、これらの手間はかかりません。検証の際も、粉砕式だと汚れが全体についたのに対し、乾燥式は油汚れがわずかに付着したのみ。下処理から後片付けまでシンプルに使いたい人は、乾燥式も検討してみましょう。
また、本体から50cm離れたところに騒音計を設置して音の大きさもチェックしました。
測定の結果、騒音値は48.5dB。全体平均の44.9dB(※執筆時点)よりは少々大きめなものの、美術館の館内ほどの静けさです(参考:環境省)。「音も気にならない」との口コミどおり、特別大きな音ではないでしょう。
ただし隣の部屋で寝ていると、若干稼動音が聞こえました。できるだけ静かな環境で寝たい人は、この点も覚えておきましょう。
下処理方式 | 水切り+生ごみ分別 |
---|---|
処理方式 | 粉砕式 |
運転音 | 48.5dB |
良い
気になる
最大容量 | 約1.5kg |
---|---|
お急ぎモード | |
処理時間 | 約4.5~8時間 |
消費電力 | 500W |
電気代(実測値) | 約21円/回 |
電気代(公称値) | |
タイマー機能 |
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ここからは、QUADS スマート生ゴミ処理機 GYUTTOとは違う魅力を持った、おすすめの商品をご紹介します。
シマ株式会社 パリパリキュー PPC-11-PGは、熱風で生ゴミの水分を蒸発させる乾燥式の商品です。下処理は、ネットに入った生ゴミを水切りするだけと簡単で、捨てる際もネットごとゴミ箱に捨てられます。
容器内のゴミの付着もほとんどなく、検証では魚の脂がわずかに残ったのみ。手が汚れにくく、手軽に使えるのが大きな魅力です。
ニオイは処理中・処理後ともにほぼなく、魚を入れても生臭さは気になりませんでした。稼働音も43.6dBと小さいので、夜間も使いやすいですよ。
シマ株式会社 パリパリキューブライト アルファも乾燥式で、使いやすさに優れているのが魅力です。こちらも下処理は生ゴミの水切りをするだけと簡単で、ネットに入れての処理のためゴミ捨ても簡単。処理後は魚の脂のニオイがやや残りましたが、処理中はほぼ臭わず快適に使えます。
価格は税込30,360円と比較したなかでも安く、コスパも良好です。
生ごみ処理機の検証で上位を獲得した商品をご紹介します。QUADSのスマート生ゴミ処理機 GYUTTO(ギュット)以外にも、ぜひ以下のおすすめ商品も検討してみてくださいね。
下処理方式 | 水切り |
---|---|
処理方式 | 乾燥式 |
運転音 | パリパリモード:43.6dB/ソフトモード:41.6dB |
良い
気になる
最大容量 | 約1.0kg |
---|---|
お急ぎモード | |
処理時間 | ソフトモード:約4時間10分~5時間20分/パリパリモード:約7時間30分~約10時間40分 |
消費電力 | 300W |
電気代(実測値) | パリパリモード:約17円/回、ソフトモード:約12円/回 |
電気代(公称値) | パリパリモード:約28~45円、ソフトモード:約16~23円 |
タイマー機能 |
シマ株式会社 パリパリキュー PPC-11の評判・口コミは?実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー!
下処理方式 | 水切り |
---|---|
処理方式 | 乾燥式 |
運転音 | 標準モード:43.6dB/節電モード:43.9dB |
良い
気になる
最大容量 | 約0.7kg |
---|---|
お急ぎモード | |
処理時間 | 節電モード:約4時間20分~5時間40分/通常モード:約9時間 |
消費電力 | 150W |
電気代(実測値) | 通常モード:約17円/回 、節電モード:約15円/回 |
電気代(公称値) | 通常モード:約22~26円、節電モード:約12~15円 |
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