「生ごみが思った以上にパリパリになる」と評判の生ごみ処理機、loofen 生ごみ乾燥機 SLW01。「夜に使っているが、音は気にならない」と高評価の口コミがみられる一方で、「魚の骨などを入れるとかなりにおう」といった気になる声もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の生ごみ処理機とも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、生ごみ処理機選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
loofen 生ごみ乾燥機 SLW01は、静音性に優れているものの、ニオイが発生しやすいのは気になります。実際に白飯・野菜や果物・生サバといった生ごみを入れたところ、「魚の骨などを入れるとかなりにおう」との口コミどおり時間とともに魚臭が広がりました。比較した同じ乾燥式の商品のなかでも、処理中のニオイはかなり強いといえます。
処理後も魚の生臭さが強く残りました。実際にニオイをチェックした臭気判定士の石川英一さんからは「バナナと白飯は固まっているが、生臭い」との指摘も。「強力な乾燥機能を搭載」を謳っていますが、乾燥具合もやや物足りません。部屋にニオイが充満するのを防ぐため、換気扇を回し続ける必要があります。
使用前の下処理に手間がかかるのもネック。比較した商品内には生ごみの水気を切るだけでOKのものもあったなか、本品は魚介類などニオイの強いごみは一度水洗いして、水を切ってからでなければ処理できません。稼動中に生ごみの追加は可能ですが、処理時間が延長されてしまうのも惜しいポイントです。
一方で、処理後の後片付けは簡単でした。バスケットにかけたネットの中に生ごみを入れるため、処理後はネットごと捨てられます。バスケットには汚れが付着しにくく、水洗いや食洗機で手入れできるのも利点です。稼動音はほとんど気にならなかったため、夜間に使用しても睡眠の妨げになりにくいでしょう。
後処理のしやすさ・稼動音の静かさに加えてシンプルなデザインも魅力ですが、ニオイ対策が必要なのは懸念点です。ECサイトでの販売価格も60,000円台と、比較した乾燥式の商品のなかでも高価でした(※2025年2月時点)。ニオイが広がりにくく使いやすい生ごみ処理機を求める人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
<おすすめの人>
<おすすめできない人>
実際にloofen 生ごみ乾燥機 SLW01と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイの生ごみ処理機と、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
loofen 生ごみ乾燥機 SLW01に気になる点がある人は、ぜひ参考にしてみてください。
島産業
使いやすさはトップクラス!コスパを重視するならこの一台
loofen 生ごみ乾燥機 SLW01は、電気代の節約・ニオイ対策にこだわり、特許を取得した独自システム「熱風空気循環乾燥方式」による強力な乾燥機能を搭載しているのが特徴です。従来の生ごみ処理機では非対応だった貝殻や甲殻類のから・ビニールや紙くずまでまとめて処理でき、「ラクして生ごみ77%減!」と謳っています。
庫内の温度管理を行う、電力調整AIも内蔵。庫内のごみの量にあわせてパワーを調整するため、ワンタッチでのスタートや稼働中の追加投入が可能です。生ごみの臭気成分をキャッチする活性炭フィルターも採用しています。
本体サイズは幅269×奥行287×高さ342mm・重量は約6.0kgです。1回あたりの推奨投入量は150〜300g・1日の最大処理容量1kgと大きく、3〜4人家族の生ごみを処理するのに適しています。乾燥後のごみは、家庭菜園などの肥料として活用できますよ。なお、詳しい商品情報は以下のとおりです。
キッチンになじむシンプルな見た目も魅力です。デザイン性の高さが評価され、世界三大デザイン賞の1つであるレッドドット・デザイン賞を受賞。累計出荷台数は全世界で120万台を記録しています。(参照:loofen公式サイト)
カラーは、ホワイト・パープル・ピンク・グリーン・スモーキーグレー(日本限定)の5色から選択可能です。
なお、生ごみ処理機は住んでいる地域によって導入時に補助金が支給される可能性があります。公式サイトでは地域ごとの補助金の有無や助成金額の確認できるので、購入前に調べてみてくださいね。
今回は、loofen 生ごみ乾燥機 SLW01を含む人気の生ごみ処理機を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気の生ごみ処理機を比較検証したところ、loofen 生ごみ乾燥機 SLW01には3つの気になる点がありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
生ごみの処理中にはニオイを強く感じます。検証では、白飯・野菜と果物・生さばをを入れて稼動。処理中のニオイを実際に臭気判定士の石川英一さんにチェックしてもらったところ、スタートから30分後には「かすかに魚臭い」との指摘が。
排気が少ないためニオイの広がりはゆっくりですが、「魚の骨などを入れるとかなりにおう」との口コミどおり、時間とともに魚臭は強まりました。
比較した同じ乾燥式の商品のなかでも処理中のニオイは強めだったため、部屋が臭くならないよう換気扇をまわすことをおすすめします。
処理後にも生ごみのニオイはしっかりめに残ります。実際に処理したところ、バナナの皮や白飯は水分が飛んで固まっていましたが、魚は乾燥しきれず。比較したほかの商品にはニオイをほとんど気にならないものもあったなか、魚の生臭さを強く感じました。
処理中はもちろん、処理後もしばらくは換気扇を回して、ニオイが部屋に広がらないようにしましょう。
投入前の下処理に手間がかかるのもネックです。比較した商品内には生ごみの水気を切るだけでよいものもありましたが、本品は魚介類などニオイの強いごみは一度水洗いして、水を切ってから入れなければなりません。
稼動中に生ごみの追加は可能ですが、扉を開けると運転時間がリセットされる仕組みのため、その分処理に時間がかかります。また、処理後の生ごみの重さは処理前の38%とあまり減らず。比較した10%程度まで減った商品に比べると、乾燥具合に物足りなさを感じました。
しかし、使用後の後処理を楽に済ませられるのは利点です。専用のバスケットつけたネットに生ごみを入れるため、使用後はネットを外してそのまま捨てられます。生ごみに直接触れなくてよいのはうれしいですね。
価格が高いのも気になります。比較した乾燥式の商品は20,000〜40,000円ほどで買えるものが多かったなか、ECサイトでの販売価格は60,000円台とかなり高価です(※2025年2月時点)。
シンプルなデザインでキッチンになじみやすいのは魅力ですが、デザインよりもコスト重視の人は手を出しづらいでしょう。
口コミには「サイズの大きさ」を指摘する声もみられましたが、本体サイズは幅269×奥行287×高さ342mmと数値的にはそこまで大きくありません。比較した大型のごみ箱ほどの大きさの商品と並べると、コンパクトにすら感じました。
loofen 生ごみ乾燥機 SLW01には気になる点があった反面、よい点もありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてください。
使用後の手入れは簡単でした。比較したなかでも粉砕式の商品は、加熱した生ごみを粉々に砕くため容器にこまかなごみが残りがちですが、ネットに生ごみを入れる乾燥式は容器にごみが付着しません。
容器の汚れも少なく、魚の油がやや付着した程度でした。容器は水洗いや食洗機の使用が可能なため、清潔な状態を保てます。
稼動音の静かさは、比較した全商品のなかでもトップクラスの評価を獲得(※2025年2月時点)。検証では稼動音が44dB以下であれば寝ているときに音が気になりにくい傾向があったのに対し、本体から50cm離れた場所の音量は平均40.7dBと抑えられていました。
生ごみ処理機は処理に時間がかかるため、就寝中に使いたい人や音に敏感な人に適しています。
下処理方式 | 水切り+魚介類を洗浄 |
---|---|
処理方式 | 乾燥式 |
運転音 | 40.7dB |
良い
気になる
最大容量 | 約1.0kg |
---|---|
お急ぎモード | |
処理時間 | 約8時間 |
消費電力 | 130W |
電気代(実測値) | 約27円/回 |
電気代(公称値) | 2.4円/h |
タイマー機能 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
69,914円
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販売価格:70,620円
ポイント:706円相当
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loofen 生ごみ乾燥機 SLW01は、公式通販サイトのほか、全国にあるヤマダ電機やビックカメラなど販売店舗でも購入できます。公式サイトでは販売店舗が一覧で紹介されているため、実物を見てから購入したい人はチェックしてみてください。
そのほかに、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトでも販売が確認できました。公式通販サイトでの販売価格は以下のとおりなので、価格や送料を見比べて検討するとよいでしょう。
<公式通販サイトでの販売価格>
2025年2月時点
最後に、下処理の手間やニオイが少ない他の商品をご紹介します。
ごみのニオイを減らしたい人には、パリパリキューブ パリパリキュー PPC-11-PGがおすすめです。実際に使用したところ、処理中・処理後ともにニオイはほとんど感じません。ニオイを気にせず、キッチンにも置けます。乾燥式でごみ捨ても簡単なため、生ごみ処理機選びで迷ったらぜひ候補に入れてみてください。
使いやすさ重視の人は、パリパリキューブ パリパリキューブライト アルファ PCL-33をチェック。使用前の下処理は、生ごみの水分を切るだけと簡単です。処理中のニオイもほぼ感じませんでした。ECサイトでの販売価格は20,000〜25,000円と比較した乾燥式のなかでは手頃(※2025年2月時点)なので、コストを抑えたい人にもぴったりです。
下処理方式 | 水切り |
---|---|
処理方式 | 乾燥式 |
運転音 | パリパリモード:43.6dB/ソフトモード:41.6dB |
良い
気になる
最大容量 | 約1.0kg |
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お急ぎモード | |
処理時間 | ソフトモード:約4時間10分~5時間20分/パリパリモード:約7時間30分~約10時間40分 |
消費電力 | 300W |
電気代(実測値) | パリパリモード:約17円/回、ソフトモード:約12円/回 |
電気代(公称値) | パリパリモード:約28~45円、ソフトモード:約16~23円 |
タイマー機能 |
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下処理方式 | 水切り |
---|---|
処理方式 | 乾燥式 |
運転音 | 標準モード:43.6dB/節電モード:43.9dB |
良い
気になる
最大容量 | 約0.7kg |
---|---|
お急ぎモード | |
処理時間 | 節電モード:約4時間20分~5時間40分/通常モード:約9時間 |
消費電力 | 150W |
電気代(実測値) | 通常モード:約17円/回 、節電モード:約15円/回 |
電気代(公称値) | 通常モード:約22~26円、節電モード:約12~15円 |
タイマー機能 |
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