loofen 生ごみ乾燥機 SLW01は、静音性に優れているものの、ニオイが発生しやすいのは気になります。実際に白飯・野菜や果物・生サバといった生ごみを入れたところ、「魚の骨などを入れるとかなりにおう」との口コミどおり時間とともに魚臭が広がりました。比較した同じ乾燥式の商品のなかでも、処理中のニオイはかなり強いといえます。処理後も魚の生臭さが強く残りました。実際にニオイをチェックした臭気判定士の石川英一さんからは「バナナと白飯は固まっているが、生臭い」との指摘も。「強力な乾燥機能を搭載」を謳っていますが、乾燥具合もやや物足りません。部屋にニオイが充満するのを防ぐため、換気扇を回し続ける必要があります。使用前の下処理に手間がかかるのもネック。比較した商品内には生ごみの水気を切るだけでOKのものもあったなか、本品は魚介類などニオイの強いごみは一度水洗いして、水を切ってからでなければ処理できません。稼動中に生ごみの追加は可能ですが、処理時間が延長されてしまうのも惜しいポイントです。一方で、処理後の後片付けは簡単でした。バスケットにかけたネットの中に生ごみを入れるため、処理後はネットごと捨てられます。バスケットには汚れが付着しにくく、水洗いや食洗機で手入れできるのも利点です。稼動音はほとんど気にならなかったため、夜間に使用しても睡眠の妨げになりにくいでしょう。後処理のしやすさ・稼動音の静かさに加えてシンプルなデザインも魅力ですが、ニオイ対策が必要なのは懸念点です。ECサイトでの販売価格も60,000円台と、比較した乾燥式の商品のなかでも高価でした(※2025年2月時点)。ニオイが広がりにくく使いやすい生ごみ処理機を求める人は、ほかの商品もチェックしてみてください。<おすすめの人>夜間でも音を気にせず使いたい人手入れが簡単なものがよい人<おすすめできない人>ニオイが部屋に充満するのを防ぎたい人手軽に使えるものがよい人コストをあまりかけたくない人
パリパリキューブ 生ごみ減量乾燥機 パリパリキューブライト アルファ
島産業 パリパリキューブライト アルファ PCL-33は、はじめて生ごみ処理機を使う人・コスパ重視の人におすすめです。生ごみの下処理は水切りだけと簡単で、専用バスケットを三角コーナーとして使えば、そのまま処理を行えます。比較した商品内には処理後にごみをかき出す必要があるものが見られたなか、本品はバスケットのまま手を汚さずサッと捨てられました。実際に白米・生さば・果物と野菜の皮を入れると、処理中にニオイ漏れしにくかった点もメリット。臭気判定士が使用開始から30分おきにニオイを確認したところ、感じたのはわずかな玉ねぎ臭のみでした。比較した素材のニオイがダイレクトに伝わる商品と並ぶと、「嫌なニオイが出ない」との口コミどおり異臭が周囲に漏れにくいといえます。しかし、処理後のニオイ残りは上位商品に一歩及ばず。乾燥後のごみに対し、臭気判定士は「魚の油のニオイが残っている」と指摘しました。比較した商品の約半数が、ニオイがほぼなかったことを思うと、処理後の異臭が気になる可能性が高いといえます。使用後に魚の油が広範囲についていた点も気がかり。内部にごみはつきにくいものの、洗うのに少々時間がかかり、「お手入れは簡単」との謳い文句に大きくは頷けません。魚を処分する際は入れる量に気をつけましょう。一方「音がうるさい」との口コミ反し稼動音は小さめ。50cm離れた地点での騒音値は、比較した全商品の平均44.91dB(※執筆時点)を下回る平均43.6dBを記録しました。執筆時の価格は税込30,360円(公式サイト参照)と手頃。比較した商品内には60,000円前後のものが多かったことを考えると、総合的に高評価だった本品はコスパに優れているといえます。使い勝手がよくはじめての人でも扱いやすいので、ぜひ検討してみてください。
パリパリキュー PPC-11は、生ゴミを触らずにそのまま処理して捨てたい人におすすめです。使用方法は非常に簡単で、下処理はネットに入った生ゴミの水気を切るだけ。比較した商品にはゴミを小さくカットしたり分別したりする商品もあったのに対し、普段生ゴミを捨てる要領で行えます。また、熱風による処理を行う乾燥式なのもポイント。ネットに入れたまま処理するため容器に細かなゴミが付着しづらく、処理後も直接ゴミを触らずに捨てられます。比較した粉砕式の商品はゴミが容器につきやすく、掻き出し・水洗いなどの手間がかかるため、使い勝手重視なら本商品のような乾燥式がよいですよ。肝心のニオイの漏れにくさも優秀です。実際にタマネギや生サバなどを含めた生ゴミを処理機にかけても、処理中・処理後ともにニオイはほぼありませんでした。比較したなかには魚の生臭さが残るものもあるなか、臭気判定士の石川さんからも「ニオイはほとんどわからない程度」と好評。「ニオイが気にならない」との口コミどおり、ゴミの日までの数日間も保管しやすいでしょう。稼動音は図書館の館内レベルと、こちらも口コミどおりの静けさ。夜に使いたい人も、音を気にせず稼動できるのがよいですね。ニオイの少なさ・使いやすさともに大きな欠点はないため、生ごみ処理機選びに悩んでいる人はぜひ購入を検討してください。
パナソニック 家庭用生ごみ処理機 MS-N53XDは、迷ったらまず購入を検討してほしい商品です。脱臭方式は金属触媒を採用。比較したなかには処理中に生臭さが広がる商品もあったなか、生ごみのニオイはほとんど感じませんでした。排気のニオイを実際に嗅いだ臭気鑑定士からも、口コミに反して「不快にならないニオイ」と好評です。処理後のごみのニオイも気にならず。魚の脂臭は残っていたものの、バナナの皮やたまねぎなど野菜類のニオイはしっかり軽減できていました。撹拌機能で粉々にできるため、メーカーの謳い文句どおり大幅な減量も可能です。何度も継ぎ足して処理でき、ごみ捨て回数が減るでしょう。消費電力はやや高いものの、そのぶんパワフルで処理時間が短いのが魅力です。比較した商品のなかには処理時間が5時間以上かかるものもあるなか、2時間以下で済みます。動作音は58dBとやや大きめですが、タイマー機能を使うなど稼働時間を工夫すればそこまで気にならないでしょう。最大容量が1日で8kgと大きいぶん、口コミのとおりサイズも大きめ。比較したなかにはキッチンカウンター上に置けるほどコンパクトな商品もありましたが、本商品はキッチンやシンクの横に設置するとごみ箱のように使えて便利です。事前に設置スペースを確保しておいてくださいね。値段は、執筆時点で税込117,200円(公式サイト参照)。気軽に買える価格ではないものの、助成金の対象となる可能性があります。短時間で処理できるうえ、消臭力も非常に優秀。手間なく使えて生ごみ臭の不快さを軽減できるので、ぜひ購入を検討してはいかがでしょう。
島産業 パリパリキュー PPC-11-BKは、コンパクトで使い勝手のよい生ごみ処理機をお探しの人におすすめです。比較した一部商品は生ごみを細かくしなければならなかったのに対し、本商品は下処理不要。三角コーナーとして使ったバスケットをそのまま本体にセットでき、フライドチキンの骨・つまようじなど多少の異物もまとめて処理できます。口コミどおり、ボタン表示はシンプルでわかりやすく、直感的な操作が可能です。本体はキッチンカウンターやシンクに置けるほどコンパクト。そのぶん最大容量が約1kgと、一度に処理できる量は多くありませんが、少人数世帯や生ごみがそこまで出ない家庭には十分でしょう。実際に食材を入れて処理すると、処理中に若干の魚臭を感じたもののニオイは抑えられていました。比較した商品には魚の生臭いニオイが漂ったものもあったなか、実際に嗅いだ臭気鑑定士の石川さんは「稼働中の生臭さがない」とコメント。どうしてもニオイが気になる場合には、稼働中だけ換気扇を回すとよいでしょう。乾燥後のゴミのニオイも確認したところ、たまねぎ・バナナの皮のニオイはしっかり除去できました。「乾燥力が物足りない」との口コミに反し、野菜類はパリパリに処理できたため、乾燥力は十分です。生魚は油分が取り切れず、干物のようなニオイが残ったものの、比較した商品はいずれも同様の傾向がありました。値段は、執筆時点で税込49,500円(公式サイト参照)。比較した商品には10万円前後のものもあるなか、手が出しやすい価格帯です。処理時間は4時間以上とやや長めながら、生ごみの下処理不要で手軽に使えるのは魅力的ですね。置き場に困らないコンパクトな生ごみ処理機を探している人は、ぜひ手に取ってみてください。
DENZEN 家庭用生ごみ処理機 ナクスルは、生ごみをこまめに処理したい人におすすめです。バイオ剤を混ぜ合わせ、微生物が分解することで生ごみが消えていく仕組みのため、生ごみを入れるだけで作業は完了。比較したなかには処理に10時間近くかかる商品もあったなか、「処理が1秒で終わる」という謳い文句どおり気軽に使えました。骨や貝殻といった硬い食材だけ事前の分別が必要ですが、処理後のごみを取り除く手間はなく、何度でも継ぎ足して使用できます。「音が気になる」という口コミに反し、実測すると騒音レベルはわずか38dB。比較した商品には50dBを超えるものが多くあったなか、トップクラスに静かさでした。静音設計との謳い文句にも納得です。処理中の排気からはニオイをほとんど感じず、出てきたのは湿気のみ。3層のハイブリット脱臭システムを採用しているためか脱臭力が高く、こまめにごみを処理してもキッチンにニオイが広がる心配はありません。実際にニオイを確認した臭気鑑定士も「臭気はない」と太鼓判。換気扇を回す必要もないでしょう。処理後にフタを開けると、バイオ剤特有のアンモニアと脂肪酸のようなニオイを感じます。しかし、野菜類や魚の強い生ごみ臭はしっかり取り除けました。比較した商品のほとんどが魚のニオイ残りに苦戦していたたため、処理後の残留物が生ごみ臭くないのは大きなメリットといえます。ただし、「キッチンに置けない」という口コミのとおり、サイズには注意が必要です。比較した商品にはキッチンカウンターに置けるコンパクトなものもあったなか、幅38.5×奥行き43.0×高さ58.0cmとかなり大きめ。室外設置にも対応していますが、事前にしっかり設置場所を確保しましょう。値段は、執筆時点で税込139,700円(公式サイト参照)。気軽に買える金額とはいえませんが、助成金の対象となる可能性があるうえ、消費電力も60Wと低くランニングコストを抑えやすいですよ。堆肥として再利用もできるので、生ごみが出たたびに手軽に処理できるものをお探しであれば、ぜひチェックしてみてくださいね。