サドルとフレームをつなぎ、サドルの高さを調整するシートポスト。ロードバイクでは軽量化を求めて交換されることの多いパーツです。しかし、カーボン・アルミといった素材や太さが異なり、オフセット幅・長さにも選択肢があるため、どれを選べばいいか迷う人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、シートポストのおすすめ人気ランキングと、その選び方をご紹介。サスペンションシートポストの情報や、固着を防ぐ方法もお伝えします。ぜひ本コンテンツを参考に、使い心地のいいシートポストと出合ってくださいね。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
シートポスト(シートピラー)を交換するメリットは、車体の軽量化が可能な点です。シートポストの素材や長さを変えることで150〜200gほどの軽量化につながることもあります。車体上部にあるシートポストが軽ければ重心が低くなり、ダンシングと呼ばれる立ち漕ぎ時に車体をより振りやすくなるのも利点です。
加えて、振動吸収性の高い素材を選ぶことで、乗り心地が向上する可能性もあります。ただし、振動吸収性にはシートポスト以外にタイヤやホイールの影響が大きいため、シートポストとあわせて別パーツも見直すのがおすすめです。
見た目に変化を与えられるのもポイント。あえてロゴを見せたり色を変えたりして、車体の雰囲気をチェンジしてみましょう。高価なパーツやおしゃれなパーツに交換すると、新しいパーツで走ってみたいというモチベーションが出てきます。ぜひシートポストを交換して、気持ちを新たにサイクリングへ出かけましょう!
シートポストを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「6つのポイント」をご紹介します。
シートポストの太さは、シートチューブの内径に合うものを選びましょう。シートチューブとはシートポストを挿す穴で、径が合わないものは装着できません。主流の太さはロードバイクやクロスバイクは27.2mm、ママチャリでは25.4mmですが、モデルによって異なるため購入前に必ずチェックしましょう。
シートチューブの内径は、メーカーの仕様書を見て確認するのがベターです。ノギスやメジャーを用いて計測できますが、ミリ単位の計測は困難なことも。メーカー公式サイトで仕様書を確認するほうが、手間がかからず正確です。仕様書が見つからない場合は、シートチューブの内径を自分で測りましょう。
径が合わないときには、シートポストシムで隙間を埋めることも可能です。ただし、シムを使う際にもサイズ計測はつきもの。外径と内径をきっちり調べるか測り、シムが使用できるかを確認しましょう。
シートポストにはチタン製もありますが、カーボン製・アルミ製が主流です。カーボンとアルミの特徴やおすすめのシーンを紹介するので、求める性能や予算に応じて選びましょう。
自転車を軽量化したい人は、カーボンを選択しましょう。一般的なアルミと比較して100g程度軽くできます。ヒルクライムをよく行う人にもカーボンがおすすめ。軽量化したからといって劇的に早く登れるようにはなりませんが、軽い分ダンシングがしやすくなるのがうれしいポイントです。
ただし、カーボンは強い力がかかると破損しやすい点がデメリット。シートポストを固定する際は、ネジを締める力加減に注意が必要です。不用意に力が入らないよう、トルクレンチなど専用工具の使用をおすすめします。
シートの高さを頻繁に調整するなら、アルミが狙い目です。アルミはカーボンよりも剛性が高く、締めつけにも強い特徴を持っています。カーボンのように厳密な締めつけトルク値を考えずに済むため、街乗りとサイクリングでシートの高さを変える人にもおすすめの素材です。
カーボンより安価なのも、アルミの魅力。安いものなら1,000円程度から手に入り、一般的な商品は3,000円ほどで見つけられます。カーボン製の相場は1~2万円なので、リーズナブル志向の人は、アルミを選びましょう。
理想のポジションに合うオフセット幅を探しましょう。オフセットとは、ヤグラ(サドル固定部)がシートポスト中心からどれだけ後退しているかを示すもの。大きいほどサドルを後ろにつけられるため、ゆったりとした姿勢で乗りやすくなりますよ。
スピードを重視し前乗りするなら、ゼロオフセットをチェック。サドルを自然と前方にセッティングできますよ。ハンドルとの距離が縮まるため、小柄な人にもゼロオフセットが向く場合があります。ハンドルが少し遠いと感じている小柄な人は、注目してください。
なお、今のポジションに不満がない人は、今使っているシートポストと同じオフセットのものが無難です。サドルの固定位置をギリギリまで調整してもポジションが合わない場合のみ、オフセットの変更を検討するとよいでしょう。
特に問題がなくシートポストの長さを変えないなら、使用中のものと同じ長さを選びましょう。長さが合わないトラブルを防げます。シートポストはフレーム内部に入っているべき長さ(ミニマムインサート)が決まっており、短すぎるとフレームやシートポストが壊れることも。必ずMIN・MAXの表示を守りましょう。
使用中のシートポストの長さや出しろを参考に、長さが足りなくならないように注意してください。商品によって異なりますが、ミニマムインサートは10cm前後の商品が多いため、フレームから出したい長さ+10cmで計算する方法もありますよ。
一方、軽量化目的での交換なら、不要な部分をカットするのがおすすめ。アルミ製ならパイプカッターで、カーボン製ならカーボン用のこぎりで切断できます。必要な道具を持っていない場合や自分でカットする自信がない場合は、対応してくれる自転車店に頼りましょう。工賃は店によって異なりますが、1,000〜2,000円前後で依頼できます。
段差やオフロードでの衝撃に悩んでいるなら、サスペンションつきシートポストをチェック。サスペンションシートポストには、バネや金属のしなりを利用した緩衝装置がついています。重心を移動しバイクをコントロールする抜重がうまくできない人、段差のある道やオフロードを長く走行する人は試してみましょう。
ただし、通常のシートポストより重量があり、200g程度重いことも。また、衝撃によるお尻の痛みの緩和は期待できるものの、圧迫やスレによる痛みには効果がありません。ペダリング時にサドルが上下するため、踏み込む力が逃げて走りにくさを感じる場合もあります。デメリットをふまえたうえで導入を検討しましょう。
サドルとシートポストの固定方法には、ネジ1本締めと2本締めがあります。それぞれの固定方法がどのような人に向いているのかを解説するので、参考にしてください。カーボンサドルを使用している人は、カーボンレールについての注意点も要チェックです。
求める機能が得られるよう、サドルと固定するボルトの数に注目しましょう。軽量化したいならネジ1本締めをチョイス。2本締めと比べて、軽量化をはかれます。1本締めはシンプルな構造なので、簡単に作業できる点も魅力です。
一方、前後の傾きを微調整したい人には、2本締めがおすすめ。1本目で位置を決めたうえで2本目のボルトで細かい角度を調整でき、乗りやすさやお尻の痛み改善につながることもあります。なかには左右から1本で締められるものもあるので、軽さと調整しやすさの両方を求める人は要チェックです。
サドルをシートポストにつなげるサドルレールがカーボン製の場合、カーボンレールに対応しているものを購入しましょう。カーボンレールは楕円形状が多く、他素材用の真円形状のものでは合いません。
また、サドルを挟む部分が狭く鋭いものもカーボンレールには不向きなので避けましょう。合っていないものを無理に挟むと、レールの破断を引き起こす可能性があり危険です。
一部の商品データはAIで自動入力しており、現在のデータ正解率は平均約90%です。ご購入の際は必ず事前に各商品の公式サイトで内容をご確認ください。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | |||||
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適応シートポスト径 | 固定ボルトタイプ | 素材 | 直径 | 長さ | |||||
1 | キャプテンスタッグ CAPTAIN STAG|シートポスト|Y-2181 | ![]() | エポキシ樹脂を塗装。快適なアウトドアライフをサポート | 25.4mm | 不明 | 鉄 | 25.4mm | 300mm | |
2 | Cinelli ピラー シートポスト|RS4PLN27.2 | ![]() | アノダイズド処理。マットブラック仕上げ | 27.2mm、31.6mm | 2本締め | アルミ | 27.2mm、31.6mm | ||
3 | UPANBIKE B189自転車シートポスト | ![]() | 軽量かつ耐久性に優れたアルミニウム合金 | 25.4mmなど | 不明 | 6061 アルミニウム合金 | 25.4mmなど | 350mm | |
4 | KCNC ライトウイング|2BB4WK1XP7 | ![]() | 小径車を一気に軽量化。地面に当たったときのキズを防ぐ | 33.9mm | 2本締め | チタン、アルミニウム合金 | 33.9mm | 550mm | |
5 | ライトウェイプロダクツジャパン BBB|スカイスクレイパー|BSP-20 | ![]() | 豊富なサイズ展開。細かなセッティングが可能 | 25~34.9mm | 2本締め | アルミ合金 | 25~34.9mm | 400mm | |
6 | 武田産業 サスペンションシートポスト | ![]() | 6061アルミ製。衝撃緩和のサスペンション付き | 27.2mm | 1本締め | 6061アルミニウム | 27.2mm | 350mm | |
7 | 日東 シートポスト|S65 | ![]() | どんな自転車にも合わせやすいオーソドックスなデザイン | 27.2mm | 1本締め | アルミ合金 | 27.2mm | 250mm | |
8 | THOMSON エリートシートポスト|SP-E102-SL | ![]() | 7000シリーズアルミニウム採用で、優れた乗り心地を誇る | 27.2mm | 2本締め | アルミニウム | 27.2mm | 250mm | |
9 | UPANTECH シートポスト|50-127 | ![]() | ほとんどの自転車に合うので、自分用にカスタマイズ可能 | 25.4mm | 1本締め | アルミニウム | 25.4mm | 350mm | |
10 | UPANBIKE 自転車シートポスト | ![]() | 1人ひとりに合った快適な乗り心地を実現! | 28.6mm | 1本締め | 6061 T6 アルミニウム合金 | 28.6mm | 350mm |
ヤグラ部分にはアルミ製の9.5度の外側の歯車と、10度の内側の歯車を組み合わせることで0.5度ずつの細かい角度調整が可能なDiffLockシステムを採用しています。歯の組み合わせで調整するので、強度が高く角度の幅も広い点が特徴。オフセットは0mmのハイモデュラスカーボン製のLTD仕様です。
適応シートポスト径 | 27.2mm、31.6mm |
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固定ボルトタイプ | 不明 |
素材 | カーボン、アルミ、ステンレススチール |
直径 | 27.2mm、31.6mm |
長さ | 280mm、350mm |
シートポストの固着を防ぐためには、予防が大切です。取りつけ時にグリスを塗るだけでなく、定期的なメンテナンスで固着を防止しましょう。シートポストを抜き、古くなったグリスを拭き取ったら新しいグリスを塗ってください。なお、カーボンは滑りやすい素材のため、カーボン専用グリスの使用を推奨します。
お尻への衝撃対策にシートポストを交換したあとは、サドルもフィット感のいいものに替えてみましょう。サドルを軽量化すれば、より重心が下がるのもメリットですよ。
1位: キャプテンスタッグ|CAPTAIN STAG|シートポスト|Y-2181
2位: Cinelli|ピラー シートポスト|RS4PLN27.2
3位: UPANBIKE|B189自転車シートポスト
4位: KCNC|ライトウイング|2BB4WK1XP7
5位: ライトウェイプロダクツジャパン|BBB|スカイスクレイパー|BSP-20
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