前モデルよりもコンパクトになって登場した電子書籍リーダー、Amazon Kindle 第11世代。「思った以上に軽い」「過去モデルよりも動作が快適」と評判です。しかし、「電池がすぐに減る」との口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の電子書籍リーダーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、電子書籍リーダー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
Amazon Kindle 第11世代は電子書籍リーダーを使ってみたい人におすすめ。Kindleシリーズのエントリーモデルですが、辞書機能や調べた単語をまとめる単語帳・本のリスト化機能など、読書に役立つ基本性能はそろっていました。ノート機能やページめくりボタンがついた上位モデルほど多機能ではありませんが、読書だけできればよいなら不足はないでしょう。
次のページに変わるまでも速く、小説を読んでいるときは平均0.06秒で次ページへ移りました。比較した商品の平均時間である0.43秒(※執筆時点)よりスピーディで、「過去モデルよりも動作が快適」との口コミがあるのにも頷けます。
漫画の場合はページをめくるのに0.82秒ほどかかりましたが、ラグが気になるレベルではありません。ディスプレイは6インチで、文庫本と同じ程度の大きさ。重量は155gと同時に比較した6インチの電子書籍リーダーのなかでもトップクラスに軽く、「思った以上に軽い」との口コミどおりだとわかりました。
バッテリーの持ちがよい点も魅力。フル充電の状態から6時間経過しても、残量が74%もありました。比較したKindle Oasisのバッテリーは半分以下になったことを思うと、「電池がすぐに減る」との口コミは払拭したといえます。
惜しかったのは、防水仕様ではないところ。水没による故障を避けるためにも、浴室には持ち込まないようにしましょう。入浴中に読書をしたい人や読書以外の+αの機能もほしい人は、ほかの商品を検討してみてくださいね。
実際にKindle 第11世代と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイ電子書籍リーダーと、各検証の項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
Kindle 第11世代の購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
Amazon
遅延を感じず快適に読みたい人に。明るいディスプレイも魅力
2007年に誕生した電子書籍リーダー、Kindle。通称「無印」とも呼ばれる本商品はシリーズのエントリーモデルです。今回ご紹介するのは2022年秋に発売した第11世代です。
第10世代と比較すると小型・軽量化され、持ちやすさがアップ。解像度も約3倍にアップしており画面がより見やすくなりました。充電ポートがmicro USBからUSB-Cに変更されたのもうれしいですね。
電子書籍リーダーは電子インクという特殊技術を用いており、ブルーライトが発生しないのが特徴。スマホやタブレットで読書するよりも目が疲れにくいといえます。アプリやSNSの通知が来ないので読書に没頭できる点も、電子書籍リーダーを使うメリットでしょう。
執筆当時、Kindleシリーズでは5つのモデルを展開していました。それぞれの仕様をまとめたので、どのモデルを買うか迷っている人はぜひチェックしてみてください。
なお、子どもに読書の楽しみを教えたい人は、子ども向けの本が読み放題の「Amazon Kids+」を1年無料で利用できるキッズモデルを選びましょう。
<Kindle> ※本コンテンツで紹介
<Kindle Paperwhite>
<Kindle Paperwhite シグニチャーエディション>
<Kindle Oasis>
<Kindle Scribe>
今回はAmazon Kindle 第11世代を含む電子書籍リーダー全13商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
Amazon Kindle 第11世代を実際に試した結果、5つものよい点があるとわかりました。購入を考えている人はぜひ最後までチェックしてくださいね!
「過去モデルより動作が快適」との口コミどおり、次のページに変わるまでの速さが目を惹きました。動画編集ソフトでページが変わるまでの時間を確認すると、小説は平均0.06秒で次のページに。比較した商品の平均0.43秒(※執筆時点)よりもかなりスピーディです。
漫画を読んだ際のスピードは平均0.82秒とやや落ちたものの、タイムラグが気になるほどではありません。ページが移るまで待たなくて済むので、紙の本に近い感覚で読めるでしょう。
謳い文句どおりの軽さも魅力です。ディスプレイは6インチと文庫本とほぼ同じサイズで、重さはわずか155g。同時に比較した6インチの電子書籍リーダーのなかでもトップレベルで軽く、手が疲れにくいといえます。
なお、KindleシリーズのほかのモデルはPaperwhiteが205g・Oasisが188g・Scribeが436gであり、本商品が最も軽量です。とにかく軽いものがほしい人にぴったりの1台ですよ。
バッテリーの持ちのよさも見逃せません。バッテリーが100%の状態から明るさを最大にして6時間放置したところ、残量はなんと74%でした。同時に比較したKindle Oasisのバッテリーは41%まで減っていたのに対し、十分なスタミナがあるといえます。
1日数時間の読書であれば、1~2日は充電せずに過ごせるでしょう。バッテリー残量を気にせず本に集中できるのはうれしいですね。
シリーズのなかではリーズナブルなモデルですが、読書に役立つ基本機能がそろっています。辞書機能があるため、読書中に知らない単語が出てきても本を閉じる必要がありません。すぐに疑問を解決できるので、引き続き本の世界に没頭できます。
お気に入りの本をリスト化できる機能も搭載。何度も読みたい本を入れておけば再読時にすぐに見つけられるでしょう。検証結果の詳細は以下のとおりです。
<検証結果一覧>
ページを見やすくする工夫も満載。背景と文字の色を反転するダークモードが搭載されており、暗い場所での読書も快適です。また、光の反射を抑えるディスプレイのおかげで、日差しの下でも本を読みやすいでしょう。
解像度はKindleシリーズのほかのモデルと同様に300ppi。漫画の細かいコマまで精細に表現できるといえます。なお、ディスプレイと枠との間にわずかな段差があるため、スワイプする際に少し気になるかもしれません。
<検証結果一覧>
総じて高評価といえるものの、気になった点も1つありました。購入に踏み切る前に、自分に合う商品なのか確認しましょう。
気になったのは防水仕様ではないところ。濡れると故障する可能性があるため、浴室に持ち込むのは避けましょう。
ノート機能や書き込み機能なども非搭載。PDFの取り込みや取り込んだデータを管理するファイルマネージャーが用意されているものの、読書以外の機能が充実しているとはいえません。詳細な結果は以下にまとめています。
<検証結果一覧>
2024/10/17 発売
対応ストア | Kindle |
---|---|
画面サイズ | 6.0インチ |
ページめくり速度(小説) | 0.06秒 |
ページめくり速度(漫画) | 0.82秒 |
防水機能 | |
書き込み機能 |
本体容量 | 16GB |
---|---|
6時間後のバッテリー残量(実測値) | 74% |
解像度 | 300ppi |
ネットワーク接続 | Wi-Fiモデル |
PDF閲覧機能 | |
辞書機能 | |
タッチペン付属 | |
ライト搭載 | |
幅 | 10.9cm |
奥行 | 15.8cm |
厚さ | 0.80cm |
本体重量(実測値) | 155g |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
7,472円
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ポイント:0円相当
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(785件)
バッテリー性能も優秀。明るさをMAXにした状態で6時間放置しても、まだ83%も残っていました。1日数時間使う程度なら、1週間ほど充電しなくてよいでしょう。
ディスプレイの色温度も調整できるので、昼間はホワイト・夜間はアンバーなど時間や気分に応じた読み方ができます。はじめの1台を探している人は、あわせて検討してみてください。
防水機能を備えているほか、画面の色温度も調整可能。小説を読み終わるまでの目安時間も表示されます。エントリーモデルと比較すると価格は上がりますが、読書に集中したい人は検討の余地があるでしょう。
傷・汚れをつけたくない人は、純正カバーを一緒に購入しましょう。カバーにはマグネットがついており、開けると自動で立ちあがり閉めるとスリープモードに入る仕様です。ワンアクションで読書を再開できて便利ですよ。
電子書籍リーダーの検証で上位を獲得した商品をご紹介します。AmazonのKindle 第11世代以外にも、ぜひ以下のおすすめ商品も検討してみてくださいね。
対応ストア | 楽天ブックス |
---|---|
画面サイズ | 6.0インチ |
ページめくり速度(小説) | 0.13秒 |
ページめくり速度(漫画) | 0.94秒 |
防水機能 | |
書き込み機能 |
本体容量 | 16GB |
---|---|
6時間後のバッテリー残量(実測値) | 83% |
解像度 | 300ppi |
ネットワーク接続 | Wi-Fiモデル |
PDF閲覧機能 | |
辞書機能 | |
タッチペン付属 | |
ライト搭載 | |
幅 | 11.2cm |
奥行 | 15.9cm |
厚さ | 0.85cm |
本体重量(実測値) | 172g |
対応ストア | Kindle |
---|---|
画面サイズ | 6.8インチ |
ページめくり速度(小説) | 0.07秒 |
ページめくり速度(漫画) | 0.10秒 |
防水機能 | |
書き込み機能 |
本体容量 | 16GB |
---|---|
6時間後のバッテリー残量(実測値) | 76% |
解像度 | 300ppi |
ネットワーク接続 | Wi-Fiモデル |
PDF閲覧機能 | |
辞書機能 | |
タッチペン付属 | |
ライト搭載 | |
幅 | 12.5cm |
奥行 | 17.4cm |
厚さ | 0.81cm |
本体重量(実測値) | 205g |
Kindle Paperwhite 第11世代を徹底レビュー!実際に使ってわかったメリット・デメリットは?
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