フィルム一眼カメラのようなクラシカルなデザインも評判のミラーレス一眼カメラ、FUJIFILM(富士フイルム)X-T5。「オートフォーカスが優秀でピントをあわせやすい」と評判です。しかし、「ダイヤル操作に手間がかかる」「グリップはもっと深いほうが持ちやすかった」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のソニー α7 IIIやα6400などのミラーレス一眼カメラとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ミラーレス一眼カメラ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
FUJIFILM X-T5は、自然な発色にこだわりがあり、ダイヤル操作を好む上級者におすすめです。実際に撮影した写真をチェックしたモニターからも「リアルな質感が美しい」と好評。暗所での細部の仕上がりは、フルサイズセンサーを搭載したソニーのα7 IIIにはおよばないものの本格的な仕上がりです。
とくにオートフォーカス(AF)の性能は口コミどおり非常に優秀。実際に走っている人を連写した際にも的確にピントを合わせ、連写速度(AF追従)も約15枚/秒と速さが光ります。被写体の検出は、人間の顔や瞳はもちろん動物・鳥・車なども認識可能。運動会やペットなどの撮影にも活躍しそうです。
今回の比較では機種による手ブレ補正の性能に大差はなかったものの、ボディ内手ブレ補正機能搭載による強力な手ぶれ補正もできました。さらに交換レンズの種類もソニーEマウントの豊富さにはおよばないものの、純正以外にもシグマやタムロンからも対応するレンズが増えてきており、今後の展開も期待できます。
一方で、実際にモニターがカメラを使用してみたところ、口コミどおりダイヤル操作に苦戦しました。メニュー項目に専門用語が多いこともあり、「初心者には不向き」との声も。しかし、持ちやすさやダイヤル自体の操作性には問題はなく、ダイヤル操作に慣れた中~上級者なら直感的な操作もできるでしょう。
カメラの知識がない初心者とっては使いづらさもある商品ですが、クラシカルなデザインや美しい発色はカメラ愛好家にもぴったり。カメラに慣れてきたときの次の1台として、購入を検討してみてくださいね。
実際にFUJIFILM X-T5と比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
FUJIFILM X-T5よりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
そもそもミラーレス一眼カメラとは、高画質ながら従来のデジタル一眼レフカメラに比べて軽くて扱いやすいデジタルカメラのこと。スマホ感覚でタッチ操作できるモデルもあり、カメラの知識がない初心者でも気軽にきれいに撮れますよ。
今回ご紹介するのは、多くのカメラや写真フィルムを取り扱ってきたFUJIFILMのX-T5。80年以上培ってきた色再現技術による、フィルムシミュレーション機能を搭載。被写体にあわせて色調の異なる全19種類のモードを選択できます。
Xシリーズは、2014年にFUJIFILMの創業80周年記念モデルとして発表されました。シャッタースピードや露出補正などをダイヤルを使って調節する、アナログ感覚ある操作が特徴。長年カメラを楽しむ愛好家からも人気のあるシリーズです。
なお、詳細は以下のとおりです。
また、SDカードが2枚挿せるデュアルスロットの搭載により、多くの写真の保存が可能となりました。美しいデザインだけでなく機能面も充実した、カメラに慣れている人にもおすすめのモデルといえるでしょう。
今回は、FUJIFILM X-T5を含むミラーレス一眼カメラ全19商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証の内容は以下のとおりです。
まずは、画質のよさ・描写性能の検証です。
ミラーレス一眼カメラを実際に使用して写真を撮影し、一眼カメラに興味があるモニター6人が写真の画質をチェック。さらに解像度チャートなどを撮影し、発色やオートホワイトバランスの正確さから描写性能を評価しました。
今回の検証ではイメージセンサーのサイズが大きいほど、高画質になる傾向がありました。センサーサイズはAPS-Cとフルサイズの画質にはおよばないものの、スマホと明らかに違う仕上がりは十分に満足できそうです。
ボケ感は付属しているレンズの性能のほか、カメラのセンサーサイズに依存する部分があり、APS-Cではボケ感がでやすい傾向に。本商品でも「ボケ感が強すぎる」との声が複数あがっていることからも、扱いづらさを感じることもありそうです。
<発色のよさ・ボケ感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
一方で、暗所の撮影では時計の盤面などの細かな部分がややぼやけてしまったのは惜しいところです。比較したなかでもフルサイズセンサーを搭載したソニーのα7 IIIは、さらに細かな時計の秒針まではっきりと撮影。高画質を追求するならフルサイズがおすすめですよ。
次は、オートフォーカスの優秀さの検証です。
走って近づく人物をオートフォーカス(AF)を用いて連写。撮影した写真を等倍拡大し、算出した合焦率(ピントの合っている割合)などをもとに評価しました。
続いて、手ブレ補正機能の検証です。
手ブレ補正機能をオンにして、ブレやすい無理のある姿勢で撮影。撮影した画像を等倍拡大し、細かなブレをチェックしました。
一方で、今回の比較では機種により手ブレ補正の性能に差はあったものの、大きな差とはいえませんでした。初心者にとっては手ブレ補正の機能よりもブレにくい姿勢で撮影することが大切。三脚を利用するのもおすすめですよ。
続いて、使いやすさ・持ち運びやすさの検証です。
一眼カメラに興味があるモニター6人が、さまざまなモードを使用しながら写真を自由に撮影。操作やメニューのわかりやすさなどをチェックします。さらに、ミラーレス一眼カメラの本体サイズ・重量をもとに持ち運びやすさを評価しました。
一方でダイヤルやボタン自体の操作はスムーズだったこともあり、「操作に慣れたら楽しそう」との声もあがっています。口コミで危惧されていた持ちづらさについても、フィット感のよい大きなグリップで、短時間なら片手での操作もできそうです。
<操作・メニューのわかりやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
<持ちやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
今回の比較ではセンサーサイズが大きく高画質なものほど、本体サイズも大きめで重くなりやすい傾向に。ソニーのα7 IIIなどのフルサイズのものは650g以上あり、そちらに比べると軽量設計といえるでしょう。
最後に、交換レンズの豊富さの検証です。カメラメーカーの純正レンズの種類に加え、純正以外のレンズの種類の豊富さもチェックしました。
その結果、とくに純正レンズの種類が非常に豊富で高評価を獲得。超望遠単焦点レンズのみなかったものの、そのほかは広角から超望遠まであらゆるレンズがそろえられています。さらに、有名レンズメーカーであるシグマやタムロンの対応する製品が増えてきていますよ。
しかし、比較したソニーEマウントのレンズの種類にはまだおよんでいないのが現状。また、APS-Cのミラーレス一眼からフルサイズよりもさらに高画質なモデルへのステップアップも可能ですが、本体・レンズともにかなり高価なことを覚悟する必要があります。
2022/11/25 発売
重量(バッテリー込み) | 557g |
---|---|
有効画素数 | 4020万画素 |
連写速度(AF追従) | 15枚/秒 |
センサーサイズ | APS-C |
良い
気になる
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー(EVF) |
---|---|
本体サイズ | 129.5×91×63.8mm |
レンズマウント | FUJIFILM Xマウント |
ISO感度 | ISO125〜12800(拡張:ISO64,80,100,25600,51200) |
連写速度(AF固定) | 15枚/秒 |
AF検出範囲 | |
シャッタースピード | 電子:1/180000秒~15分/電子先幕・メカニカル:1/8000秒~15分 |
背面モニター | チルトモニター |
モニターサイズ | 3.0型 |
ファインダー視野率 | 100% |
ファインダー倍率 | 0.80倍 |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:590枚/液晶モニター使用時:580枚 |
タッチパネル | |
USB充電・給電 | USB充電・給電可能 |
Wi-Fi・Bluetooth機能 | Wi-Fi・Bluetooth両対応 |
記録メディア | SDカード |
記録メディアスロット | デュアルスロット |
防塵防滴仕様 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
268,290円
(最安)
販売価格:270,751円
ポイント:2,461円相当
送料無料
268,290円
(最安)
販売価格:270,751円
ポイント:2,461円相当
送料無料
268,293円
(+3円)
販売価格:270,754円
ポイント:2,461円相当
送料無料
270,751円
(+2,461円)
販売価格:270,751円
ポイント:0円相当
送料別
(20件)
278,446円
(+10,156円)
販売価格:281,000円
ポイント:2,554円相当
送料無料
291,130円
(+22,840円)
販売価格:293,800円
ポイント:2,670円相当
送料無料
291,130円
(+22,840円)
販売価格:293,800円
ポイント:2,670円相当
送料無料
293,800円
(+25,510円)
販売価格:293,800円
ポイント:0円相当
送料無料
(1,079件)
293,800円
(+25,510円)
販売価格:293,800円
ポイント:0円相当
送料無料
(42,483件)
293,800円
(+25,510円)
販売価格:293,800円
ポイント:0円相当
送料無料
(581件)
298,000円
(+29,710円)
販売価格:298,000円
ポイント:0円相当
送料無料
(8,457件)
307,143円
(+38,853円)
販売価格:309,960円
ポイント:2,817円相当
送料別
312,295円
(+44,005円)
販売価格:315,160円
ポイント:2,865円相当
送料無料
369,837円
(+101,547円)
販売価格:373,230円
ポイント:3,393円相当
送料無料
373,450円
(+105,160円)
販売価格:373,450円
ポイント:0円相当
送料無料
(51件)
FUJIFILM X-T5の取扱店舗は、公式オンラインショップのほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトでも購入できます。しかし、人気商品のため品薄となっている(執筆時点)ことから、納品までに時間がかかることもあるでしょう。
値段は税込298,100円(執筆時点・公式オンラインショップ参照)です。また、フジノンレンズ「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」が付属したレンズキットも販売していますが、供給が追いつかず注文は一時停止中(執筆時点)。こまめに情報を確認しつつ販売再開を待ちましょう。
最後に、初心者でも気軽に撮影しやすい、操作性に優れた商品をご紹介します。
ソニーのα7 IIIは、オートモード搭載で初心者も扱いやすいのが魅力。プロも使用するフルサイズミラーレス一眼カメラということもあり、画質や機能は申し分ありません。レンズバリエーションも非常に豊富なのもうれしいポイントです。初心者から上級者まで満足できるでしょう。
持ち運びのしやすさも重視したいなら、ソニーのα6400もおすすめ。小型かつ403gと軽量なうえ、スマホ感覚で使えるタッチパネルなどの使いやすさも魅力です。交換レンズも初心者向きのものがとくに豊富。気軽にきれいな写真を撮りたい初心者にぴったりの商品です。
重量(バッテリー込み) | 650g |
---|---|
有効画素数 | 2420万画素 |
連写速度(AF追従) | 10枚/秒 |
センサーサイズ | 35mmフルサイズ |
良い
気になる
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー(EVF) |
---|---|
本体サイズ | 126.9×95.6×73.7mm |
レンズマウント | ソニー Eマウント |
ISO感度 | ISO100~51200(拡張:50~204800) |
連写速度(AF固定) | 10枚/秒 |
AF検出範囲 | EV-3〜20(ISO100、F2.0レンズ使用時) |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
背面モニター | チルトモニター |
モニターサイズ | 3.0型 |
ファインダー視野率 | 100% |
ファインダー倍率 | 0.78倍 |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:約610枚/液晶モニター使用時:約710枚 |
タッチパネル | |
USB充電・給電 | USB充電・給電可能 |
Wi-Fi・Bluetooth機能 | Wi-Fi・Bluetooth両対応 |
記録メディア | メモリースティックPROデュオ、メモリースティックPRO-HGデュオ、メモリースティック マイクロ、SDカード、SDHCカード、SDXCカード、microSDカード、microSDHCカード、microSDXCカード |
記録メディアスロット | デュアルスロット |
防塵防滴仕様 |
ソニー α7 III ILCE-7M3Kをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
重量(バッテリー込み) | 403g |
---|---|
有効画素数 | 2420万画素 |
連写速度(AF追従) | 11枚/秒 |
センサーサイズ | APS-C |
良い
気になる
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー(EVF) |
---|---|
本体サイズ | 120×66.9×59.7mm |
レンズマウント | ソニー Eマウント |
ISO感度 | ISO100〜32000(拡張:ISO102400) |
連写速度(AF固定) | 11枚/秒 |
AF検出範囲 | EV-2〜20(F2.0レンズ使用時) |
シャッタースピード | 1/4000〜30秒 |
背面モニター | チルトモニター |
モニターサイズ | 3.0型 |
ファインダー視野率 | 100% |
ファインダー倍率 | 1.07倍(35mm判換算:約0.70倍) |
撮影可能枚数 | ファインダー使用時:約360枚/液晶モニター使用時:約410枚 |
タッチパネル | |
USB充電・給電 | USB充電・給電可能 |
Wi-Fi・Bluetooth機能 | Wi-Fi対応 |
記録メディア | SDカード、 メモリースティック PRO デュオ |
記録メディアスロット | シングルスロット |
防塵防滴仕様 |
ソニー α6400 ダブルズームレンズキット ILCE-6400Yをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。