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【20代の資産運用完全マニュアル】初心者向け基礎知識・注意点も解説

【20代の資産運用完全マニュアル】初心者向け基礎知識・注意点も解説

結婚や出産、マイホームの購入など、将来のライフイベントを意識し始める20代。効率よくお金を増やすために大切なのが資産運用です。しかし、20代で始めるのはまだ早いと考えている人や、資産運用は難しいと思っている人は多いはず。


そこで今回は、20代のうちから資産運用をスタートするメリットや、成功へのポイントをわかりやすく解説します。初心者でも取り組みやすい資産運用の種類やコツも紹介しますので、自分に合った方法を見つけて資産運用を始めてくださいね。

2024年04月12日更新
大島凱斗
ガイド
元銀行員/マイベスト クレジットカード・ローン・証券・保険担当
大島凱斗

大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。

大島凱斗のプロフィール
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目次

資産運用は20代からスタートするのがおすすめ

資産運用は20代からスタートするのがおすすめ

将来のためにお金を蓄えるなら、資産運用はできる限り若いうちにスタートするのがおすすめです。


マイホームの購入費用や子どもの教育費など、人生の節目では多くの資金が必要。将来の出費に備えるために、貯蓄だけでは安心できない時代になってきていることが、20代からの資産運用をおすすめする理由のひとつです。


現在、普通預金の金利は0.001%程度、定期預金の金利は0.002〜0.003%程度。銀行にただ貯金しておくだけでお金が増える時代ではなく、インフレが進めば物価の上昇に伴って財産が目減りする可能性さえあります


また、資産運用をするうえで、元手は多いに越したことはありません。自由に使えるお金が比較的多い20代のうちから積極的に資産運用に取り組めば、効率よく資産を増やせるでしょう。実際に20代の約2割が、株式や投資信託などの金融商品に投資しています。

資産運用を20代からスタートするメリットとは?

資産運用を20代から始めるメリットについて、具体的に解説します。

利息が利息を生む複利運用の恩恵を受けられる

利息が利息を生む複利運用の恩恵を受けられる
20代から資産運用を始めると、複利運用の恩恵を長期間にわたって受けられるというメリットがあります。

利息の計算方法には単利と複利の2種類があり、投資した元本に対してだけ利息がつくのが単利と呼ばれるもの。一方、預金から得られた利息を元本に組み入れて利息がつくのが福利です。計算式にすると以下のようになり、複利で運用すれば、雪だるま式に資産が増えていく可能性があります


  • 単利=元本×金利
  • 複利=(元本+利息)×金利

複利による効果は運用期間が長期間になるほど大きくなり、最終的な資産額も増えていきます。毎月の投資額が少額であっても、長い運用期間を確保できれば、大きな利益を得られるでしょう。


たとえば、毎月3万円を積み立てて、年利3%で10年間複利運用した場合の最終的な積立金額は4,192,243円。一方、毎月1万円を積み立てて、年利3%で30年間複利運用した場合、最終的な積立金額は5,827,369円です。どちらも積み立てた元本自体は360万円ですが、結果には大きな差が生じることがわかります。

時間を味方につけて、じっくり資産を増やしていけるのは、若いうちから資産運用を始める大きなメリットだといえるでしょう。

長期運用によって投資リスクを減らせる

長期運用によって投資リスクを減らせる
長期間運用を続けることで、投資のリスクを軽減できることも、20代から資産運用を始めるメリットです。

一般に、短期運用はハイリスク・ハイリターンになりがち。たとえば株式投資の場合、できる限り安いタイミングで買い、値上がりしたタイミングで売るなど、うまくタイミングを掴めば、短期間で大きな利益を得られるでしょう。その反面で、取引タイミングを誤れば、大きな損失を出すリスクがつきまといます。


一方、長期投資はローリスク・ローリターンとなる傾向があります。というのも、多くの金融商品では、一時的に価格が上昇または下落したとしても、その後数ヶ月から数年かけて元の価格に戻るケースが頻繁に見られるからです。短期運用と比べて、大きな失敗をしにくいのが長期運用の魅力です。

失敗してもリカバリーしやすい

失敗してもリカバリーしやすい
20代から始めれば、万一運用に失敗したとしてもリカバリーしやすいでしょう。失敗を恐れずチャレンジできるのも、早くから資産運用を始める大きな強みです。

本業で昇進・昇給を狙う、副業を始めるなど、若いうちならさまざまな方法で損失をカバーできる可能性があります。

年齢を重ねてから資産運用に失敗すると、リカバリーするのは大変。取り返しのつかない失敗を避けるためにも、20代から経験を積んで、自分にあった資産運用方法を見つけることは先々への財産になるでしょう。

20代からの資産運用を成功させるコツ

20代が資産運用を成功させるコツについて、おさえておくべきポイントを紹介します。

無理のない金額を投資にまわす

無理のない金額を投資にまわす
資産運用は、自分にとって無理のない金額で始めるのが鉄則です。

資産運用には一定のリスクがあるため、大きな損失を出す可能性があります。万が一全額を失ったとしても生活に支障が出ない、余裕資金で始めましょう。投資には大きな金額が必要となるイメージがあるかもしれませんが、100円程度の少額から投資できる金融商品もあります。

一般に、病気で働けなくなったなどの緊急事態や冠婚葬祭などの予想外の出費に備えて、生活費の6か月程度の金額はいつでも引き出せるようにしておくと安心だとされています。貯金などでそれを確保したうえで、余剰資金を投資に回すとよいでしょう。

積立投資で長期運用する

積立投資で長期運用する
20代から資産運用をスタートするときは、時間をかけて一定額を積み立てていくことを意識するとよいでしょう。リスクを減らしつつ、利益を出せる可能性が高まります。

株式や投資信託など金融商品の価格は、日々刻々と変動。そのため、一度にまとめた金額を投資すると、投資直後に値下がりし、資産を大きく減らしてしまう可能性があります。安い時に買って高い時に売るのがベストですが、それは投資経験者でも簡単ではありません。

一定頻度で一定額をコツコツと積み立てる方法であれば、投資タイミングが分散されるので、自動的に高いときには少なく、安いときには多く購入することに。それによって、短期的な価格変動による損失の度合いを軽減できます。


さらに、運用期間が長期になるほど、複利効果による恩恵も受けやすくなるため、得られる利益も多くなるでしょう。毎月の投資額は少額であっても、積立投資で長期運用すれば、将来に向けた着実な資産形成が期待できますよ。

幅広い金融商品に分散投資する

幅広い金融商品に分散投資する
幅広い金融商品に分散投資することも、資産運用を成功させるために重要なポイントのひとつです。

投資のスタイルには、ひとつの金融商品に資金を投じる集中投資と、投資対象を複数に分ける分散投資の2つがあります。集中投資は、ひとつの商品の値動きに運用結果が左右されるため、大きなリターンが狙える反面、大きな損失を被るリスクも避けられません。

分散投資をしておけば、ひとつの商品で損失を出しても、異なる値動きをする他の商品で損失をカバーできるので、資産全体でリスクを軽減できます。


資産運用をはじめるときは、株式や債券だけではなく、不動産や金など、異なる値動きをする金融商品に幅広く投資することを意識するとよいでしょう。

20代の資産運用には投資信託がおすすめ

20代の資産運用には投資信託がおすすめ

20代が資産運用を始めるときは、投資信託を購入するのがおすすめです。


投資信託とは、投資家から集めたお金を専門家がまとめて運用し、得た利益を投資家に還元する商品のこと。銘柄選びから運用までをプロに任せられ、自力で運用する必要がないので初心者にも向いています。

株式や債券など幅広い投資先に分散して投資するので、自然とリスクを抑えられる点も魅力のひとつ。1口100円程度から投資できるものも多いため、20代が余裕資金でスタートするにはぴったりの商品です。

なお、投資信託は、商品によって投資対象や期待できるリターンが異なります。また、長い目で見れば、信託報酬や購入手数料など運用コストの大きさも重要です。以下の記事では、人気の投資信託38商品を、信託報酬の安さやリターンの大きさなどで比較しています。商品選びの参考にしてください。

投資信託以外の資産運用方法にも注目

投資信託以外に、20代が注目したい代表的な資産運用方法についてもご紹介します。

国債や地方債:安定性を重視するなら狙い目

国債や地方債:安定性を重視するなら狙い目

安定性を重視するなら、元本保証がある国債や地方債を購入するとよいでしょう。


国債や地方債は、国や地方自治体が資金を集めるために発行するもの。定期的に利子を受け取ることができ、満期まで保有すれば購入金額全額が戻ってくる仕組みになっています。途中解約をして、換金することも可能です。

大きな利益は期待できませんが、国や自治体がなくならない限りは元本が保証され、継続的にリターンが得られるという安定性がメリット。ただし、債券の時価は変動するため、満期を迎える前に売却した場合には、元本割れするリスクがあることは頭に入れておきましょう。

リターンは少なくてもよいので、リスクを最小限に抑えたいという人にはおすすめです。

不動産クラウドファンディング:少額から不動産投資ができる

不動産クラウドファンディング:少額から不動産投資ができる

少額から不動産投資ができる不動産クラウドファンディングも、20代の資産運用方法としておすすめです。


不動産クラウドファンディングとは、複数の投資家で資金を出し合って不動産に投資し、得られた収益を分配する投資方法のこと。多くの場合、不動産投資には数百万円〜数千万円単位の初期費用が必要ですが、不動産クラウドファンディングでは1口1万円程度の少額からスタートできます。


実際に不動産を購入して投資するケースと比べて、リスクを抑えられるのがメリットといえるでしょう。また、物件管理の手間がかからない点もメリットです。


一方で元本は保証されていないため、運用次第では元本割れするリスクがある点には注意。また、クーリングオフ期間を過ぎると中途解約ができず、資金が拘束されてしまう点にも気をつけましょう。若干のリスクを許容しつつも、安定したリターンが欲しい人におすすめです。

以下の記事ではおすすめの不動産クラウドファンディングをランキング形式でご紹介しています。不動産クラウドファンディングを始めるときには参考にしてください。

株式投資:リスクを取って大きな利益にチャレンジしたい人に

株式投資:リスクを取って大きな利益にチャレンジしたい人に

20代のうちから大きなリターンを狙いたいなら、株式投資にチャレンジするとよいでしょう。


企業が発行する株式を購入し、売却・保有することによって利益を得るのが株式投資です。株価が上がったタイミングで売却すれば、大きな利益を得られるのに加え、長期的に保有すれば、配当金や株主優待など安定的なリターンを狙うこともできます。


ただし、リターンに比例してリスクが大きくなる点には注意。思い通りに株価が上がないどころか、元本割れして投資したお金が全額なくなってしまうこともありえます。

株式投資で得た知識は、他の金融商品に投資する際にも役立つはず。20代のうちに知識を身につけ、将来的にも効率的に資産運用したい人にも株式資はおすすめです。

20代の資産運用は新NISAやiDeCoを活用しよう

20代が資産運用をするときには新NISAやiDeCoなど、税金面で優遇を受けられる制度をうまく活用しましょう。ここではそれぞれの特徴やメリットを解説します。

少額からコツコツ積立するなら「つみたて投資枠」

少額からコツコツ積立するなら「つみたて投資枠」
少額から着実に資産運用を始めたいなら、長期の積立投資に特化した非課税制度の「つみたて投資枠」がおすすめです。

つみたて投資枠では、投資で得た利益が無期限で非課税になります。投資できる金額は年間120万円までに制限されますが、資産運用の初心者で、毎月少額でもコツコツと確実に資産運用したい人にぴったりな制度といえるでしょう。

投資対象は金融庁の厳しい基準をクリアした投資信託に限定されているので、初心者にも比較的安心して商品選びが行えます。以下の記事では、人気のつみたて投資枠の口座17選を紹介しているので、つみたて投資枠を始める際はぜひ確認してみてください。

優遇を受けながら自由に投資したいなら「成長投資枠」

優遇を受けながら自由に投資したいなら「成長投資枠」
優遇を受けながら自分のペースで資産運用をしたいなら、非課税制度「成長投資枠」を活用しましょう。

つみたて投資枠と同じく、投資で得た利益が無期限で非課税となる制度で、年間240万円の範囲内で購入した金融商品から得た利益に税金がかかりません。


つみたてNISAの投資対象は投資信託とETFに限られていますが、成長投資枠では株式や債券など、幅広い商品への投資が可能。毎月の積み立てだけではなく、一括投資もできるので、自由度の高い投資をしたい人にはおすすめといえます。


以下の記事では、成長投資枠を始めるときにおすすめの証券口座20選を比較しています。口座開設をする際には、ぜひチェックしてみてください。

老後資金を貯めるなら私的年金制度「iDeCo」

老後資金を貯めるなら私的年金制度「iDeCo」
老後資金を貯める目的で資産運用をしたいなら、節税メリットが大きい「iDeCo」がぴったりです。

iDeCoは、国民年金・厚生年金などの公的年金とは別に自分で積み立て、老後に給付を受けられる私的年金制度。運用する金融商品を自分で選び、毎月掛金を拠出します。

掛金が全額所得控除の対象となり、所得税や住民税が軽減されるのが大きなメリット。さらに運用益も課税対象外になるなど、税金面での優遇を受けられるのがiDeCoの大きな特徴となっています。

ただし、iDeCoは原則60歳まで資産の引き出しができない点には注意。老後資金に特化してお金を貯めたい人にはおすすめの制度ですが、途中で解約できる方がいい場合はNISAを活用するほうがよいでしょう。

以下の記事では、iDeCoを取り扱う金融機関27社と、iDeCoの商品44本をランキング形式で紹介しています。iDeCoを始める際には参考にしてください。
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