IPOの引受数が多く、株式や投資信託の取引でdポイントも貯まるSMBC日興証券。「IPOに当選しやすい」「貯まったdポイントで株が買える」と評判です。しかし、過去に金融商品取引法違反の不祥事を起こしており、「手数料が高い」などの口コミも存在するため、口座開設を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の8つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のSBI証券や楽天証券などのネット証券とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。手数料の安さや取扱数の多さに加えて、クレカ積立が可能かも紹介しているので、ネット証券選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。
すべての検証は
マイベストが行っています
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目次
良い
気になる
SMBC日興証券はIPOの当選確率を上げたい人に向いています。IPOの引受数は比較した13社のなかでは高水準で、IPOの当選確率を上げられるIPO優遇特典も魅力。IPO応募する場合には複数の口座を用意することも多いため、SMBC日興証券はIPO応募のサブ口座として使うのもよいでしょう。
ネット取引専用のダイレクトコースであれば担当者がつかないものの店舗で投資相談ができる点もメリットです。SBI証券や楽天証券などは基本的に投資相談のサービスを提供しておらず、野村證券や大和証券のネット取引専用コースでは店舗での相談に対応していません。ネット取引がメインで対面の相談もしたい人に向いているでしょう。
株式や投資信託の取引でdポイントを直接貯められる点もメリット。日興フロッギーを使えば対象記事を読むだけでもポイントを貯められます。また、ダイレクトコースなら信用取引の取引手数料が無料で、買方金利も平均より割安です。信用取引でコストを抑えたい人にも向いています。
国内株は東証・名証で取引できるが、大手ネット証券に比べると取引手数料が割高な水準です。比較したネット証券では13社中6社が100万円までの国内株取引を無料にしていたのに対し、SMBC日興証券では100万円の取引で880円の手数料がかかります。米国株の取引手数料は上限22米ドルと割安ですが、為替手数料は1米ドルあたり0.5銭と高めであるため、米国株取引でのコストを抑えたい人にも不向きです。
投資信託で積立投資はできるものの、クレカ積立(クレジットカード積立)ができません。投資先に種類の漏れはないものの、有名ネット証券と比べると取り扱いは少なめです。積立で自動引き落としを使える銀行もネット銀行以外なので、便利かつお得に投信積立をしたい人には向いていません。クレカ積立などでお得に投資したいならSBI証券や楽天証券を検討しましょう。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
実際にSMBC日興証券と比較検証を行ったサービスの中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
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マネックス証券
投資信託の取り扱いが豊富。クレカ積立の還元率も高い
SMBC日興証券は、野村証券、大和証券と並ぶ老舗の証券会社で、現在はSMBCグループ(三井住友フィナンシャルグループ)の一員です。支店の担当者に相談しながら売買できる総合コースと、オンライン専用のダイレクトコースの2つから選べます。
記事から株が買える投資サービスである日興フロッギーを提供しているのも特徴のひとつ。100円からでも株式を購入でき、dポイントで投資も可能であるため、投資初心者でも投資をはじめやすい特徴があります。
今回はSMBC日興証券を含むネット証券全13サービスを実際に利用して、検証を行いました。ここからは、検証を通して分かったメリット・デメリットを詳しく解説していきます。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
SMBC日興証券のメリットは以下の4つ。IPOに複数の口座から応募したい人におすすめです。
SMBC日興証券のIPO引受数は、2022年に47件、2023年に52件と、比較したなかでは高水準でした。IPO引受数はSBI証券には及ばないものの、業界平均である2022年の38件、2023年の40件を大きく上回っています。
主幹事数が多い点も見逃せません。主幹事はIPOの一連の流れを取り仕切っており、IPOの公開株を引き受ける株数も多くなるとされています。主幹事数は2022年に24件、2023年に19件と、業界の大手であるSBI証券、野村證券、大和証券と比べても遜色のない結果でした。
IPO優遇特典を受けられるのもSMBC日興証券ならではのメリットでしょう。ダイレクトコースに登録すれば、利用状況に応じてステージが上がり当選確率も上昇するステージ別抽選が実施されるのも特徴です。最も高いプラチナステージでは最大で25票の抽選権を獲得できます。なお、SMBC日興証券では引受数の15%がオンライン取引で抽選され、そのうち5%が優遇対象者です。
IPO引受数が多く、主幹事数もトップクラスにあるため、IPOへの応募を重視する利用者に向いています。抽選確率を上げられる優遇特典もあるため、複数の証券口座からIPOに応募を検討している人にもおすすめです。
SMBC日興証券のダイレクトコースは信用取引での取引手数料が無料です。金額や期間に制約はありません。信用取引の手数料を無料にしているネット証券は、比較した13社のなかでも5社しかなく、SMBC日興証券はそのうちの1社です。
信用取引の買方金利も相場に比べて低い水準にあります。貸株料は1.10%と相場並みですが、買方金利は相場平均が2.78%であるのに対してSMBC日興証券は2.50%と低水準です。
短期間で信用取引を行いたい人は、SMBC日興証券のダイレクトコースが向いています。短期取引なら金利や貸株料の影響は少ないため、取引手数料が無料のSMBC日興証券だと手数料全体を安く抑えられるでしょう。頻繁に売買しても手数料をあまり気にする必要がありません。
SMBC日興証券は、株式取引や投資信託の積み立てなどでdポイントが直接貯まるメリットがあります。ほかのネット証券でもポイントは貯まりますが、共通ポイントが直接貯められる点が魅力です。dポイントは少額で株式投資できるキンカブでも使えます。
dポイントは国内株式・REIT・キンカブの取引で獲得が可能です。例えば、国内株式・REITなどの手数料200円ごとに1ptが基本ですが、ステージが上がるとポイント付与率は最大で5倍。キンカブでは売り取引や100万円以上の買い取引で約定金額500円ごとに1ptもらえます。
投信つみたてプランの取引でもdポイントの獲得が可能です。1万円以上の積み立てであれば、積立額1万円ごとに3pt、毎月最大で300ptまでもらえます。
SMBC日興証券では、日興フロッギー+docomoと連携したサービスとして、対象記事の閲覧ごとにdポイント3ptの獲得が可能です。投資の知識を深めながらポイントも貯まるので、日興フロッギーをよく使う人に向いているでしょう。
dポイントのほかにも、日興ファンドラップを利用している人はVポイントも貯められます。保有残高に応じてVポイントが0.01〜0.10%付与。たまったVポイントは三井住友カードのスマホアプリ「Vポイント」で店舗やネット通販での買い物などに利用できます。
iDeCoや提携サービスである「TEHO+docomo」の利用でもポイントが貯まります。iDeCoでは毎月の掛金5,000円ごとに1pt貯まるため、税制優遇を受けつつお得に投資したい人は検討してみましょう。
SMBC日興証券の魅力のひとつが、ネット取引専用となるダイレクトコースの利用者でも店舗で投資の相談ができる点です。総合コースとは異なり専任の担当者がつかないものの、店舗で相談できる点は投資初心者には魅力的でしょう。
SBI証券や楽天証券などの大手ネット証券でも、投資の相談ができるサービスは基本的に提供されていません。対面での投資相談を希望する場合は別途IFAなどの口座開設が必要です。投資相談のサービス利用には手数料がかかり、コストが割高な傾向があります。
一方、野村證券や大和証券などの総合証券でもネット専用取引コースはありますが、店舗での相談に対応していません。ネット取引専用でありながらも店舗で投資相談ができるSMBC日興証券のダイレクトコースは、相談しつつ投資をしたい人におすすめです。
SMBC日興証券は取引手数料が高めな点がデメリットです。投資信託のクレカ積立に対応していない点にも注意しましょう。
国内株は東京証券取引所と名古屋証券取引所での取引に対応していますが、取引手数料が割高です。大手の野村證券や大和証券に比べれば手数料が安いものの、ダイレクトコースを選択したとしても、ネット証券の手数料の安さにはおよびません。
比較したネット証券では13社中6社が取引額100万円までの国内株取引を無料にしていました。SBI証券や楽天証券では、取引額100万円以上といった大口の取引でも手数料が無料です。一方、SMBC日興証券で取引額100万円の取引を行うと、880円の手数料が発生します。
SMBC日興証券は国内株取引の手数料が高いため、コストを抑えて取引したい人には不向きです。国内株取引で手数料を安くしたいのであれば、SBI証券や楽天証券などのネット証券を検討するとよいでしょう。
国内株・先進国株・バランス・債券・REIT・ブルベア系など、主な種類をカバーしているものの、有名ネット証券と比べると取り扱い本数が少なめです。
SBI証券・楽天証券・マネックス証券・松井証券・auカブコム証券など有名なネット証券は1,500本以上の投資信託を扱っているのに対し、SMBC日興証券のダイレクトコースの取扱本数は912本。2,000本以上あるSBI証券や楽天証券と比べると、取扱本数は半分以下です。
投資信託の取扱本数は大手総合証券の野村證券や大和証券と比べると同水準以上で、投資先にも漏れはないため、分散投資するうえで問題はありません。しかし、取扱本数は比較した13社の平均1,081本も下回っているため、幅広い投資信託で運用したい人には不向きです。
より多様な投資信託を購入したい人は、投資信託のラインアップが2,000本以上あるSBI証券や楽天証券のほうがおすすめです。
投資信託の積立投資は可能ですが、クレカ積立に対応していません。クレカ積立は入金の手間なく投資信託の購入ができ、ポイントも貯まるサービスのこと。
比較したなかでクレカ積立に対応していたネット証券はSBI証券、楽天証券・マネックス証券など13社中5社のみでした。新NISAのつみたて投資枠でもクレカ積立ができる証券会社もあるなかで、クレカ積立ができない点はかなりネックと言えるでしょう。
SMBC日興証券での投信積立でもポイントは貯まります。投信つみたてプランの取引で積立額に応じてdポイントが加算され、毎月最大300ポイントの獲得が可能です。積立額が1万円未満だと3ポイント、1万円以上だと1万円ごとに3ポイントが付与されます。
投信つみたてプランでは、積立額を指定の口座から自動引落しするサービスも利用が可能です。しかし、自動引落しに対応している金融機関はメガバンクや地方銀行が中心で、ネット銀行には対応していません。
SMBC日興証券はクレカ積立で投資信託に投資したい人、ネット銀行をメインに利用する人に不向きです。クレカ積立でポイントをためたいのであれば、SBI証券、楽天証券などのネット証券を検討するとよいでしょう。ネット銀行をメインで使う人も、ネット銀行とスムーズに連携できるネット証券がおすすめです。
米国株の取引手数料は比較的割安ですが、為替手数料が高いデメリットがあります。
取引手数料はSBI証券や楽天証券などと同じ水準で、約定代金の0.495%かかり、上限が22米ドルです。取引手数料が0.495%だったのは13社中6社。比較したネット証券のなかでは、米国株の取引手数料が割安な水準でした。
しかし、為替手数料は1米ドルあたり0.5銭で、比較した証券会社と比べて高めの設定です。SBI証券や楽天証券、松井証券では、為替手数料は無料に設定されており、円貨決済の場合は25銭でした。
米国株の取引では、取引手数料と為替手数料の両方がかかります。SMBC日興証券は米国株の取引手数料が割安であるものの、為替手数料が割高であるため米国株取引でのコストを抑えたい人には不向きです。
米国株取引でコストを安くしたいのであれば、取引手数料も為替手数料も安いSBI証券や楽天証券などを検討するとよいでしょう。
SMBC日興証券では米国株だけでなく、中国株まで取引できます。auカブコム証券・松井証券は米国株のみなので、米国株以外にも興味がある人にはメリットといえますよ。
新NISA口座の開設可能 | |
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クレジットカード積立可能 | |
iDeCoの開設可能 |
良い
気になる
国内株式の取引手数料(5万円以下) | 137円(約定ごとコース・税込) |
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国内株式の取引手数料(10万円以下) | 137円(約定ごとコース・税込) |
国内株式の取引手数料(20万円以下) | 198円(約定ごとコース・税込) |
国内株式の取引手数料(50万円以下) | 440円(約定ごとコース・税込) |
国内株式の取引手数料(100万円以下) | 880円(約定ごとコース・税込) |
国内株式の取引手数料(300万円以下) | 2,200円(約定ごとコース・税込) |
国内株式の取引手数料(500万円以下) | 3,300円(約定ごとコース・税込) |
国内株式の取引手数料(1,000万円以下) | 4,950円(約定ごとコース・税込) |
取引できる国内株式市場 | 東証プライム、東証スタンダード、東証グロース、名証プレミア、名証メイン、名証ネクスト |
信用取引の取引手数料(50万円以下) | 0円(税込) |
信用取引の取引手数料(100万円以下) | 0円(税込) |
信用取引の取引手数料(300万円以下) | 0円(税込) |
信用取引の取引手数料(500万円以下) | 0円(税込) |
信用取引の取引手数料(1,000万円以下) | 0円(税込) |
金利 | 制度信用:2.50%、一般信用:3.00% |
貸株料 | 制度信用:1.15%、一般信用:1.40% |
信用取引の種類 | 制度信用、一般信用 |
米国株式の国内手数料 | 【ダイレクトコース】取引金額×0.495% (上限取引手数料:22ドル) |
米国株式の為替手数料 | 10万ドル未満の取引:50銭/ドル |
米国株式の取扱銘柄数 | 2,075銘柄 |
米国株式の現地手数料諸費用 | 0.20% |
IPO銘柄の引受数 | 2024年:52件、2023年:52件 |
投資信託の本数 | 1,030本 |
インデックス型投資信託の本数 | 151本 |
その他の取引 | FX |
国内株式現物取引によるポイント還元 | 委託手数料200円ごとに1ポイント、オンライントレード(日興イージートレード)または「日興フロッギー+docomo」経由で売買約定金額500円ごとに1ポイント |
投資信託取引によるポイント還元 | 投信つみたてプランの活用で3〜300p |
ポイント投資できる商品 | 株式 |
取引ツール(PC) | 日興イージートレード |
取引ツール(スマホ) | SMBC日興証券アプリ |
注文チャネル | iPhoneアプリ、Androidアプリ、スマートフォンサイト、web、電話、店頭窓口 |
口座開設・維持費無料 | |
サポート体制 | コールセンター、ロボアドバイザー、AIチャット、LINE、メール、画面共有サービス、店頭窓口 |
コールセンター受付時間 | 平日:8:00~18:00 |
店頭投資相談 | |
自動入金サービスあり | |
自動入金サービス利用銀行口座 | ゆうちょ銀行 |
即時入金サービスあり | |
即時入金サービス利用銀行口座 | みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、PayPay銀行、ゆうちょ銀行 |
SMBC日興証券は国内株の取引手数料が高めであるためコストを抑えて取引したい人には不向きです。クレカ積立にも対応していないため、手間なくお得に投信積立をしたい人にも向いていません。
取引手数料を抑えて、クレカ積立もしたい人には、SBI証券や楽天証券がおすすめです。
国内株や外国株をローコストに取引したいのであればSBI証券が向いています。
SMBC日興証券の特徴のひとつが取引コストの低さです。2023年10月からスタートしたゼロ革命により、国内株式の取引手数料は取引額に関係なく無料になりました。東京や福岡、札幌、名古屋と日本国内すべての株式市場にも対応しており、気になる銘柄の取引が可能です。
米国株の取引手数料が安い点もメリット。米国株式の取引手数料は上限が22米ドルで、楽天証券やマネックス証券、auカブコム証券、松井証券と同等の水準です。外国株は米国株を含めて9か国の銘柄も取引できます。
クレジットカードで投信を積立購入するクレカ積立も可能です。三井住友NLカードやOliveフレキシブルペイを利用すれば、スムーズかつお得に投資信託の積立ができます。還元率は一般カードなら0.5%、ゴールドカードなら1.0%、プラチナカードなら5.0%です。ハイクラスカードの還元率では他社を圧倒しています。
投資信託の取扱数も比較したネット証券のなかではトップクラスであるため、希望の投資信託を購入できないことは少ないでしょう。IPOの件数もほかの証券会社と比べて多く、落選した場合でも救済措置がある点もメリット。IPO投資を検討している人にもおすすめです。
投資信託の積み立てをお得に行いたいなら、楽天証券がおすすめです。クレカ積立に対応しており、投資信託を手軽に積み立てできます。比較した全13社のなかでも、クレカ積立に対応しているのは楽天証券を含むわずか5社だけでした。
楽天証券のクレカ積立では楽天ポイントが還元される点もメリット。通常のクレジットカードだと還元率は0.5%ですが、楽天ゴールドカードなら0.75%、楽天プレミアムカードなら1.0%です。投信の積立だけでなく、対象ファンドの保有でもポイントがもらえます。
楽天証券もSPUの対象で、楽天市場での買い物でもらえるポイントが最大で16.5倍まで上がる点も特徴です。カード、銀行、証券の3つを連携することで、還元率は最大2.5倍にまで上がります。
楽天銀行との連携で、金利が上がったりATM手数料の無料回数が増えたりする特典を得られる点もメリット。SBI証券やauカブコム証券でも同様の特典がありますが、楽天市場などECサービスでの買い物までお得になるのは楽天証券だけです。
楽天証券は投資信託の取り扱いも豊富で、2500銘柄以上を提供しています。外国株も6か国に対応し、国内株の取引手数料も無料です。IPOの件数も多く、新規上場企業への投資もできます。
楽天証券はクレカ積立にも対応し、周辺サービスとの連携も充実しているので、お得に投資信託を積立したい人におすすめです。
SMBC日興証券の口座開設は、ネットや郵送で手続きが可能です。
ネットで手続きを行い、スマホで顔認証する「スマホでかんたん顔認証」の方法なら最短即日で取引ができます。手続きの手順は以下のとおりです。
別の金融機関でNISA口座をすでに開設していない場合、新たな証券口座開設と同時に新NISA口座の開設も可能です。同時に開設すると、別途NISA専用の書類を提出する必要がなく、手続きの手間を省けます。
別の金融機関で開設したNISA口座をSMBC日興証券に移す場合には、NISA口座の金融機関を変更する手続きが必要です。別の金融機関で変更に必要な書類を入手してから、SMBC日興証券で新NISA口座開設を申請しましょう。
なお、新NISA口座の開設にかかる期間は最低でも2〜3週間程度。新NISA口座を開設する申請を出したあと、税務署で審査が行われ、審査完了後にNISA口座が開設されます。税務署の審査には2〜3週間ほどかかると覚えておきましょう。
SMBC日興証券ではiDeCo(個人型確定拠出年金)の口座開設も可能です。
iDeCoの口座開設では証券総合口座の開設時に比べて、より多くの書類が必要になります。必要な書類は基礎年金番号、掛金を引き落とす口座情報、本人確認書類です。会社員や共済組合員の人は事業主の証明書も用意してください。
SMBC日興証券で総合証券口座とiDeCo口座を開設する手続きは以下のとおりです。
iDeCoの口座開設には1〜2か月程度の時間がかかる点には注意してください。手続きにはiDeCoの管理組織である国民年金基金連合会による審査が含まれ、審査期間は1〜2か月程度です。iDeCoを始めたいのであれば早めに申し込みましょう。
SMBC日興証券の利用を検討しているものの、わからないことがある人も少なくないでしょう。ここからは、SMBC日興証券のよくあるQ&Aを紹介します。
SMBC日興証券は三井住友銀行の完全子会社です。
SMBC日興証券と三井住友銀行の口座を連携させるバンク&トレードを活用すると、資金の移動が簡単・スピーディにできるメリットがあります。三井住友銀行の口座から即時入金が可能で、すぐに取引を始めることが可能です。
残高の管理も便利になります。証券口座と銀行口座の残高一覧、残高の推移などを1つの画面で確認が可能です。
連携するとSMBC日興証券で手数料が優遇される点もメリット。例えば、総合コースを利用する場合、通常は信用取引で委託手数料がかかりますが、連携すると支店取引に対して手数料が75%割引になります。
両者は取引できる商品が異なります。日興フロッギーはキンカブ(単元未満株)取引に特化したサービスです。一方、日興イージートレードはキンカブ以外にも株式、信用取引、個人向け国債など幅広い商品を取引できます。
キンカブは日興イージートレード、日興フロッギーの両方で取引できますが、手数料体系や売買単位に違いはありません。しかし、日興フロッギーは学びながら株を購入できたり、閲覧した記事からそのまま株を買えたりするなど、投資にいたるプロセスが異なります。
日興フロッギーは記事を読むだけでdポイントが貯まる点も特徴です。dポイントはダイレクトコースで投資をした際にも貯められます。
ダイレクトコースと総合コースは、専任の担当者がつくかどうかが異なります。
ダイレクトコースでは、パソコンやスマホでオンライントレードを行い、取引は自分するのが基本です。一方、総合コースはオンライントレードにくわえて、支店での取引もできます。なお、オンライントレードのツールである日興イージートレードは、ダイレクトコースでも総合コースでも使用が可能です。
基本的にはコストの面から見るとダイレクトコースが適しています。手数料などのコストを抑えつつ、自分自身の意思で取引ができるため、はじめての人やコストを重視する人にとっては最適な選択です。
取引にあたって自信がない方や、プロに相談することで更なる投資の知見を得たいという人は、総合コースを検討するとよいでしょう。サポート体制が整っており、専門の担当者に相談しながら投資活動も可能です。
パソコン向けのパワートレーダーやスマホ向けのSMBC日興証券アプリでオンライン取引が可能です。ツールを利用することで、いつでもどこでも自由に取引したり、投資情報を確認したりできます。
パワートレーダーは画面上で簡単かつスピーディに注文ができるツールです。複数銘柄の値動きを把握したり、豊富な投資情報の確認もできます。月額3,300円かかりますが、初回であれば無料のトライアル期間も利用が可能です。ツールは公式サイトからダウンロードして利用しましょう。
SMBC日興証券アプリは株取引にくわえて、口座残高や取引履歴の閲覧、マーケット情報のチェックも可能です。アプリは無料で使えます。公式サイトの案内に従ってApp storeやGoogle Playからダウンロードすれば、すぐに取引を始められます。
スマホやタブレット、PCなどのブラウザからでもオンライン取引が可能です。開設した口座のIDとパスワードを用いてログインすると、日興イージートレードの各種機能を利用できます。
証券口座への入金は、銀行振込、提携ATM、インターネット決済サービスなどの方法でできます。三井住友銀行の口座があれば、即時の入出金も可能です。
銀行振込であれば指定された専用の口座に振り込むことで円貨で入金できます。外貨で取引したい場合には、外貨で振り込むことも可能です。
日興カードを発行すれば、提携ATMで入金もできます。例えば、三井住友銀行や三菱UFJ銀行などのATMが利用可能です。なお、金融機関によっては利用できない時間帯があります。
日興イージートレードの画面で、登録した金融機関の口座から振り込むインターネット決済サービスも利用が可能。対応している金融機関は三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、PayPay銀行、ゆうちょ銀行です。
証券口座から出金する場合は、銀行振込や提携ATMで行いましょう。銀行振込の場合、取引店に連絡したり日興イージートレードを利用して、指定の金額を事前登録した口座に振込んで出金できます。日興カードを持っていれば提携ATMからの出金も可能です。
SMBC日興証券では、オンライン取引ができる日興イージートレードを用いて株式や投資信託の取引が可能です。操作は直感的で、はじめての人でもスムーズに取引を進められます。
株式を購入する場合、まずは銘柄を選びましょう。その後、株数や売買方法を選択し、注文の有効期限と取引口座を選んで注文を進めてください。一連の操作は取引画面から順に行えます。
投資信託を購入する場合は、まず希望のファンドを選択して、ファンドの主要な情報を確認し、投資信託の重要情報が記載された目論見書をチェックしましょう。確認が終わったら、注文内容の最終確認をして「注文をする」をクリックすると取引が完了します。
SMBC日興証券で注文・出金する際には取引パスワードを入力する必要がありますが、取引パスワードを忘れた場合には再設定が可能です。
再設定するには、日興イージートレードにログインして取引パスワード再設定の申し込みを行いましょう。「各種お手続きメニュー」、「口座情報」、「パスワード・セキュリティ設定」、「取引パスワード」の順に選択し「再設定ボタン」をクリックします。
次に、生年月日や電話番号、メールアドレスを入力し、任意の再設定用番号を決めて入力し、申し込み内容を確認し、「申込(メール送信)」ボタンをクリックしましょう。
登録したメールアドレスにメールが届くので、メールに記載のURLをクリックしてください。再設定用番号と新しい取引パスワードを入力し、「再設定」ボタンを押すと完了します。
SMBC日興証券では、口座を新規開設すると特典がもらえたり、特定の商品の取引手数料を一部キャッシュバックしたりするキャンペーンを実施しています。
キャンペーンのなかには申し込みに条件があるものもありますが、口座開設キャンペーンなどは証券取引をはじめて行う人でも手軽に利用できるでしょう。
キャンペーンは期間限定で行われることが多く、内容も時期によって異なります。最新の情報はSMBC日興証券の公式サイトで確認してください。キャンペーンを活用することで、SMBC日興証券をよりお得に利用できます。
SMBC日興証券への問い合わせは、チャット、電話、メールでできます。スマホ専用の日興スマートメニューを利用すると、いつでも簡単に問い合わせが可能です。
チャットでは案内ロボやオペレーターが回答します。案内ロボであれば24時間いつでも利用が可能です。オペレーターの場合には、平日の8:00~18:00に受け付けています。
電話による問い合わせも可能です。ただし、受付電話番号は問い合わせ内容により異なります。事前に公式サイトをチェックして適切な番号にダイヤルするとよいでしょう。
メールで問い合わせする場合には、専用サイトのフォームに入力します。SMBC日興証券の利用者は、日興イージートレードにログインしてから問い合わせフォームに入力しましょう。
最後に、SMBC日興証券の詳細情報をまとめました。口座開設を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
新NISA口座の開設可能 | |
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クレジットカード積立可能 | |
iDeCoの開設可能 |
良い
気になる
国内株式の取引手数料(5万円以下) | 137円(約定ごとコース・税込) |
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国内株式の取引手数料(10万円以下) | 137円(約定ごとコース・税込) |
国内株式の取引手数料(20万円以下) | 198円(約定ごとコース・税込) |
国内株式の取引手数料(50万円以下) | 440円(約定ごとコース・税込) |
国内株式の取引手数料(100万円以下) | 880円(約定ごとコース・税込) |
国内株式の取引手数料(300万円以下) | 2,200円(約定ごとコース・税込) |
国内株式の取引手数料(500万円以下) | 3,300円(約定ごとコース・税込) |
国内株式の取引手数料(1,000万円以下) | 4,950円(約定ごとコース・税込) |
取引できる国内株式市場 | 東証プライム、東証スタンダード、東証グロース、名証プレミア、名証メイン、名証ネクスト |
信用取引の取引手数料(50万円以下) | 0円(税込) |
信用取引の取引手数料(100万円以下) | 0円(税込) |
信用取引の取引手数料(300万円以下) | 0円(税込) |
信用取引の取引手数料(500万円以下) | 0円(税込) |
信用取引の取引手数料(1,000万円以下) | 0円(税込) |
金利 | 制度信用:2.50%、一般信用:3.00% |
貸株料 | 制度信用:1.15%、一般信用:1.40% |
信用取引の種類 | 制度信用、一般信用 |
米国株式の国内手数料 | 【ダイレクトコース】取引金額×0.495% (上限取引手数料:22ドル) |
米国株式の為替手数料 | 10万ドル未満の取引:50銭/ドル |
米国株式の取扱銘柄数 | 2,075銘柄 |
米国株式の現地手数料諸費用 | 0.20% |
IPO銘柄の引受数 | 2024年:52件、2023年:52件 |
投資信託の本数 | 1,030本 |
インデックス型投資信託の本数 | 151本 |
その他の取引 | FX |
国内株式現物取引によるポイント還元 | 委託手数料200円ごとに1ポイント、オンライントレード(日興イージートレード)または「日興フロッギー+docomo」経由で売買約定金額500円ごとに1ポイント |
投資信託取引によるポイント還元 | 投信つみたてプランの活用で3〜300p |
ポイント投資できる商品 | 株式 |
取引ツール(PC) | 日興イージートレード |
取引ツール(スマホ) | SMBC日興証券アプリ |
注文チャネル | iPhoneアプリ、Androidアプリ、スマートフォンサイト、web、電話、店頭窓口 |
口座開設・維持費無料 | |
サポート体制 | コールセンター、ロボアドバイザー、AIチャット、LINE、メール、画面共有サービス、店頭窓口 |
コールセンター受付時間 | 平日:8:00~18:00 |
店頭投資相談 | |
自動入金サービスあり | |
自動入金サービス利用銀行口座 | ゆうちょ銀行 |
即時入金サービスあり | |
即時入金サービス利用銀行口座 | みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、PayPay銀行、ゆうちょ銀行 |
SMBC日興証券の口コミ・評判は本当?実際に調査して手数料やメリットを徹底解説!
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取扱商品の数や手数料の安さなどが魅力のSBI証券。Vポイント投資の利用を検討しているものの、Vポイント投資でどんなことができるのか教えてほしい、始め方が知りたいなど、さまざまな疑問を感じている人も多いはずです。本記事では、SBI証券のVポイント投資とは何かを徹底的に解説します。Vポイント投資の...
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使い勝手がよく、ポイントも活用できることで人気の楽天証券。楽天証券ポイントコースと楽天ポイントコースの2種類から好きなほうを選べますが、それぞれの内容についてよくわからないと感じている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、楽天証券で選べる2つのポイントコースの違いを詳しく解説します。どの...
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数ある証券会社のなかでも、人気の高いSBI証券。SBI証券で口座を開設して、株取引をはじめようとしている人も多いのではないでしょうか。しかしいざ株を購入しようと思っても、どのように操作してどれを選択すればいいのかわからず困ってしまいますよね。そこで今回は、SBI証券の株の買い方について初心者に...
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日本株・米国株などのさまざまな投資商品を扱い、手数料キャッシュバックといった取引をはじめやすい仕組みも整えているマネックス証券。しかし、口座を開設してマネックスポイントを貯めたものの、何に使えるのかわからずそのままにしている人も多いのではないでしょうか。本コンテンツでは、マネックスポイントの交...
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同時に口座を開設すると多くのメリットを受けられる、楽天証券と楽天銀行。メリットが多いものの、同時開設した場合のデメリットや、同時に利用するときの注意点が気になっている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、楽天証券と楽天銀行の口座を同時開設するデメリットや注意点について解説します。楽天証券...
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低コストで多彩な投資商品を提供している、マネックス証券。新規で口座を開設する人や、すでにマネックス証券で投資をしている人のなかには、ポイント進呈やキャッシュバックなどでお得になるキャンペーンを知りたい人も多いでしょう。本コンテンツでは、2025年6月現在、マネックス証券が実施しているキャンペー...
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手数料の安さや便利な取引ツールなどが魅力の楽天証券。キャンペーンを利用してお得に口座開設をしたいと考えているものの、おすすめのキャンペーンはどれなのか、いつキャンペーンが行われているのかなど、最新情報が気になっている人も少なくないはずです。本コンテンツでは、2025年5月最新の楽天証券の口座開...
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手数料の安さや便利な取引ツールなど、手厚いサービスで人気のSBI証券。新たに口座開設を検討している人や、すでにSBI証券で取引をしている人のなかには、お得なキャッシュバックやポイント進呈を受けられるキャンペーンを知りたい人も多いのではないでしょうか。本コンテンツでは、2025年5月現在、SBI...
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初心者でも株式投資を始めやすい楽天証券。楽天証券で株取引をしたいと思っているものの、株取引の始め方や株を買う方法がわからず、悩んでいる人も多いはずです。そこで今回は、楽天証券での株の買い方をわかりやすく解説します。実際に国内株式を注文する方法や、手軽に株を注文できるアプリ「iSPEED」の使い...
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証券口座に入金したらスピーディに反映されて、金融商品の取引などに使えるSBI証券。実際にSBI証券を使っているものの、入金する方法にどんなものがあるのか、どの金融機関を利用できるのかがわからずに困っている人も少なくないようです。そこで今回は、SBI証券の4つの入金方法についてわかりやすく解説し...
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業界屈指の格安手数料やお得なポイントサービスが魅力のSBI証券。クレジットカードでの積立を検討しているものの、クレカ積立で何ができるのかわからない、始め方を教えてほしいなど、さまざまな疑問が生じてしまい、一歩踏み出せずにいる人も少なくないでしょう。本記事では、SBI証券のクレカ積立の基本情報な...
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株式投資に役立つ情報を受け取れて、株の注文もできるSBI証券の株アプリ。どのような機能があるのか、利用するメリットを知りたいと思っている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、SBI証券の株アプリについてわかりやすく解説します。株アプリのおすすめの機能や、メリットとデメリット、実際に欲しい...
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米国株式のほぼすべてに投資ができる、楽天証券の楽天VTI。楽天VTIに興味があるものの、特徴やどんな人に向いているのかが分からず、一歩踏み出せない人も少なくないはずです。本記事では、楽天VTIの特徴や手数料・配当金などを徹底的に解説します。購入方法や購入時の注意点も詳しく紹介しているので、ぜひ...
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ネット証券のなかでもとくに人気が高い楽天証券とSBI証券。投資を始めるにあたり、自分に合う証券会社はどちらなのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。今回は楽天証券とSBI証券の特徴を比較しつつ、それぞれがどのような人におすすめかを解説します。楽天証券とSBI証券のどちらを開設すべきか知りた...
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楽天ポイントを利用した投資ができる、楽天証券の新NISAのつみたて投資枠。始めてみたいと思っても、口座開設手順が分からない人や投資信託選びに悩んでいる人は多いのではないでしょうか。今回は、楽天証券でのつみたて投資枠の始め方や、商品の買い方について詳しく解説します。口座の開設方法や、らくらく投資...
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