手数料の安さ・アプリの使いやすさなどがインターネット上で評判の、GMOクリック証券。一方で「IPOがほぼ皆無」「投資信託と外国株のラインナップが薄い」といった口コミを見かけることもあるため、口座開設を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の8つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のSBI証券や楽天証券などのネット証券とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ネット証券選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。
すべての検証は
マイベストが行っています
本記事に掲載されている各社のデータは2024年1月9日時点のものです。最新の情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。
目次
良い
気になる
GMOクリック証券は、FXやCFDなどの専門的な取引をしたい人におすすめです。株式はもちろん、FX・CFD・バイナリーオプションなど上級者向けの商品にも対応。比較した他社はCFDの種類が指数CFDのみ・暗号資産CFDなど限られるなか、GMOクリック証券は株式CFD・バラエティCFD・商品CFD・株価指数CFDに対応していました。がっつり運用したい人も、満足のいくラインナップといえるでしょう。
国内株式の手数料が安いのも魅力。「1日定額プラン」の場合、1日の約定金額合計が100万円までであれば取引手数料が無料です。これはDMM 株・SBIネオトレード証券と同条件であり、ネット証券のなかでトップクラスの手数料の低さといえます。取扱市場は東証に対応。国内の有名企業で取引したい人にとって、メリットが大きいサービスです。
GMOあおぞらネット銀行と連携することで、金利優遇が受けられる・即日出金ができるといった特典も。さらに、GMOグループの株式を保有することで、株主優待による手数料キャッシュバックも狙えます。比較によると、株主優待で取引自体がお得になるサービスを展開している証券会社はわずかでした。株主になりながらお得に取引したい人は要チェックです。
一方、他社に比べて投資信託の取扱数が少ない・外国株の取扱いがないといったデメリットも。ポイントが貯まるサービスもなく、ポイントアップによるお得感を売りにしている他社に比べると物足りなさを感じるかもしれません。クレカ積立ができないため、新NISAの毎月の積立でカードのポイントを貯めることも不可能。単元未満株も売却しかできず、少額から投資を始めたい初心者には不向きです。
外国株を取引したい人・投資初心者の人には、SBI証券がおすすめ。9か国の銘柄を取引可能なうえ、単位未満株を扱っているため数百円から気軽に投資に取り組めますよ。銀行との連携を考えるなら、楽天証券を検討するのもよいでしょう。楽天グループサービスを利用することで、還元ポイントアップが狙えます。どちらもクレカ積立に対応しているため、新NISAを検討している人にもぴったりです。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
実際にGMOクリック証券と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイネット証券と、国内株式の手数料の安さ・国内株式の取扱市場の多さ・投資信託の取扱数の多さ・クレカ積立可能・信用取引の手数料の安さ・米国株式の手数料の安さ・外国株式の取扱市場の多さ・IPOの件数の多さそれぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
マネックス証券
投資信託の取り扱いが豊富。クレカ積立の還元率も高い
今回はGMOクリック証券を含む、ネット証券全13商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
GMOクリック証券を使うメリットは主に3つ。専門性の高い取引に幅広く対応しており、がっつり取引したい上級者にとって魅力的なサービスといえます。
GMOクリック証券では、国内株だけでなく投資信託・FX・外為OP・取引所FX(くりっく365)・CFD・株価指数バイナリーオプション・債券とバラエティ豊かな投資商品を取引することが可能です。
とくにFXは、米ドル/円のスプレッドが0.2銭と狭め。比較したなかには1.0銭かかるところもあることを思うと優れた結果といえるでしょう。デモトレードもでき、実際の取引環境を無料で使いないがらFX取引の練習ができます。FX初心者は要チェックです。
スワップポイントは楽天証券・松井証券に一歩遅れるものの、政策金利差を上回り十分なレベル。最小取引単位が1,000通貨と少額から取引が可能なので、レバレッジを活用すれば数千〜数万円からの取引が可能となります。資産運用初心者も、取引の経験を積みやすいでしょう。
CFDでは、株式CFD・バラエティCFD・商品CFD・株価指数CFDと、債券CFD以外に対応しています。株式CFDなら、少ない元手でAmazon株のような米国株も取引できますよ。なお、他社のCFD種類数を見てみると、SBI証券・auカブコム証券は指数CFDのみ、楽天証券はバラエティCFD・商品CFD・株価指数CFDに対応、マネックス証券は暗号資産CFDのみ、松井は非対応と差がありました。そのなかで、GMOクリック証券はCFDの種類数がトップ。専門的な取引に興味があるなら、ぜひ検討してみてください。
比較したSBI証券・楽天証券・マネックス証券・auカブコム証券・松井証券を見てみると、FX・債券・先物/オプションまでは、有名商品であればどこも取り扱いがありました。一方で、CFD・eワラント・金/銀/プラチナあたりでは取扱数に差が出ています。GMOクリック証券は上級者向けのFXやCFDにも対応しており、トレーダーとしてがっつり運用したい人も一考の価値ありです。
GMOクリック証券でFXやCFDを始めると、トレードアイランドというトレーダーのコミュニティサービスに参加できます。
コミュニティに所属することで、取引モチベーションの維持や情報交換ができるため、取引が上手い人のまねをしたり、取引スキルの向上を狙ったりもできますよ。
GMOクリック証券では、国内株について「1日定額プラン」を選べば、1日の約定金額合計が100万円まで取引手数料が無料となります。「1約定ごとプラン」では1注文の約定代金に応じて50〜930円という手数料がかかりますが、大きな金額の取引でも手数料が1,000円を超えないのはメリットといえるでしょう。
また、27歳以下のユーザーについては選んだプランにかかわらず「27歳以下現物取引手数料無料」サービスを適用。未成年口座も対象となり、エントリー扶養・28歳の誕生日前日までが対象となります。
なお、他社と比較してみると、SBI証券と楽天証券の2社は取引額100万円以上でも取引手数料を無料としていました。GMOクリック証券はこの水準には及ばないものの、DMM 株・SBIネオトレード証券とは同条件で高評価に。取引手数料は、ネット証券のなかでトップクラスの低さといえます。
GMOクリック証券で取引できる国内株は東証に上場している銘柄のみ。他社と比べると少ないように見えますが、ほとんどの企業が東証に集まっているためあまり心配することはありません。
GMOクリック証券では、GMOインターネットグループ各社の株主優待として売買手数料相当額をキャッシュバックするという魅力的なキャンペーンを実施しています。
具体的には、GMOフィナンシャルホールディングス(7177)、GMOインターネットグループ(9499)、GMOアドパートナーズ(4784)、GMOグローバルサイン・ホールディングス(3788)、GMOペパボ(3633)のいずれかの株式を保有していることが条件。対象となるのは、現物取引、信用取引、投資信託、FXネオ取引、くりっく365取引、先物・オプション取引で発生した手数料です。条件は保有する株式ごとに異なりますが、キャッシュバック金額は合算して利用可能。株主になりつつ、お得に取引したい人はぜひチェックしてみてください。
なお、比較したなかで、株主優待で取引自体がお得になるような特典を提供している証券会社はわずかでした。たとえば、SBI証券・楽天証券・松井証券では似た特典は存在しません。マネックス証券では、現金キャッシュバックではなく手数料に応じたポイント付与率の上昇を特典として設定。auカブコム証券では、KDDI株の保有数・期間に応じて国内株の取引手数料・信用取引手数料を最大15%割引するというキャンペーンを実施しています。
上記を踏まえると、GMOクリック証券の株主優待は魅力が大きいといえるでしょう。無理に狙う必要はないものの、余裕があるようなら意識してみてください。
GMOクリック証券のデメリットは主に3つあります。投資信託の取扱数が少なく、クレカ積立にも非対応。お得に取引したい初心者には、やや使いづらいかもしれません。
GMOクリック証券のデメリットとして、投資信託の取扱数が少ない点があげられます。投資信託の取扱数は132本・インデックス型投信の取扱数が60本となっており、それぞれ比較した他社の平均1,081本・207本を下回りました。
単元未満株(ミニ株)についても、買い付けができず売却のみと限られています。売却が可能なのは、保有株が株式分割・併合などで株数に端数(1〜99株)が出たときのみ。事実上、単位未満株を取引するのは難しいといえるでしょう。
なお、比較した全13社のデータを見てみると、SBI証券・楽天証券は投資信託を2,000本以上扱っていました。マネックス証券・松井証券・au株コム証券の3社は1,500〜2,000本、野村証券・大和証券・SMBC証券・岡三証券の4社は500〜1,500本で、それ以下だったのがGMOクリック証券を含む4社です。単元未満株に対応していないのは、GMOクリック証券・SBIネオトレード証券の2社のみでした。
上記を踏まえるとGMOクリック証券は投資信託・単位未満株ともに他社より制限が大きく、初心者向けの商品を探している人・少額から投資を始めたい人にはあまり向いていないと考えられます。
IPOの引受件数も少なめ。抽選方式は1人一票制かつネット配分100%なので、抽選は平等に行われますが基本的に自社グループの上場時に取り扱うケースがほとんどです。IPOへの応募機会がそもそも少ないといえます。
株式の取引手数料・投資信託の保有残高などの投資により、ポイントが貯まるサービスがないのもネック。比較した大手有名ネット証券(SBI証券・楽天証券・マネックス証券・auカブコム証券・松井証券)や、総合証券であるSMBC日興証券では、投資することでポイントが溜まるシステムが導入されていました。GMOクリック証券は、ポイントを貯めてお得に運用したい人には向いていません。
話題のクレカ積立にも非対応。クレカ積立は毎月の支払いによりカードのポイントが貯まるため、新NISAのつみたて投資枠を活用する際に大きなメリットとなるものです。比較した13社中、クレカ積立に対応していたのはSBI証券・楽天証券・マネックス証券・auカブコム証券・PayPay証券の5社。GMOクリック証券は含まれておらず、お得に投資したい人・話題のクレカ積立をしたい人には不向きなサービスといえます。
口コミでは「外国株のラインナップが薄い」と指摘されていましたが、外国株が基本的に取引できないのもネックです。CFDを利用することで一部の外国株を扱うことは可能ですが、差金決済での取引になるため複雑に。シンプルに外国株を売買したい人・外国株を保有しておきたいだけの人には、あまり向いていません。
なお、外国株の取引ができないのは、比較した13社中GMOクリック証券を含む13社中2社のみでした。SBI証券では、米国・中国(香港市場)など9か国の銘柄を取引可能。楽天証券は6か国、マネックス証券は2か国、松井証券・auカブコム証券では米国株式の取引に対応しています。
大半の証券会社が海外の投資チャンスを顧客に提供していることを考えると、GMOクリック証券のラインナップを物足りなく感じることもあるでしょう。
新NISA口座の開設可能 | |
---|---|
クレジットカード積立可能 | |
iDeCoの開設可能 |
価格については、2025年07月18日時点の公式サイトを参照した標準価格が記載されています。
米国株式の手数料
信用取引の手数料
良い
気になる
取引できる国内株式市場 | 東証プライム、東証スタンダード、東証グロース |
---|---|
信用取引の取引手数料(50万円以下) | 0円(1日定額コース) |
信用取引の取引手数料(100万円以下) | 0円(1日定額コース) |
信用取引の取引手数料(300万円以下) | 264円(約定ごとコース) |
信用取引の取引手数料(500万円以下) | 264円(約定ごとコース) |
信用取引の取引手数料(1,000万円以下) | 264円(約定ごとコース) |
金利 | 制度信用:2.75%、一般信用:2.00% |
貸株料 | 制度信用:1.10%、一般信用:0.80% |
信用取引の種類 | 制度信用、一般信用 |
米国株式の取扱銘柄数 | |
米国株式の現地手数料諸費用 | |
IPO銘柄の引受数 | 2024年:0件、2023年:0件 |
投資信託の本数 | 124本 |
インデックス型投資信託の本数 | 57本 |
その他の取引 | FX、先物取引、オプション取引、取引所FX、取引所CFD、バイナリーオプション |
国内株式現物取引によるポイント還元 | |
投資信託取引によるポイント還元 | |
ポイント投資できる商品 | |
取引ツール(PC) | スーパーはっちゅう君等 |
取引ツール(スマホ) | GMOクリック株 |
注文チャネル | iPhoneアプリ、Androidアプリ、スマートフォンサイト、web、電話 |
口座開設・維持費無料 | |
サポート体制 | コールセンター、メール |
コールセンター受付時間 | 月~金 8:00~17:00(年末年始、祝祭日を除く)」 |
店頭投資相談 | |
自動入金サービスあり | |
自動入金サービス利用銀行口座 | GMOあおぞらネット銀行 |
即時入金サービスあり | |
即時入金サービス利用銀行口座 | GMOあおぞらネット銀行、住信SBIネット銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、楽天銀行、PayPay銀行、ゆうちょ銀行、セブン銀行、スルガ銀行 |
GMOクリック証券のメリット・デメリットがわかったことで、自分に合うか悩んでいる人も多いはず。GMOクリック証券のデメリットをカバーできるほかのおすすめネット証券をご紹介するので、あわせて検討してみてください。
SBI証券は、投資初心者にも親しみやすい特徴を備えています。特筆すべきは、単元未満株の取り扱いが可能な点。通常100株単位である株の取引が1株から可能となり、初心者も数百円から気軽に投資を始めることができます。手数料ゼロ革命を謳い、2023年の9月末より国内株式売買手数料がすべて無料となっているのも魅力です。
株や投資信託の取引でポイントを還元する制度もメリット。井住友NLカードとOliveフレキシブルペイで投資信託のクレカ積立が可能で、一般カードなら0.5%、ゴールドカードなら1.0%、プラチナカードなら5.0%の還元率と、ハイクラスカードであれば他社を圧倒するレベルの還元率を誇ります。
さらに、投資信託の取扱数は2,589本と比較したネット証券のなかでトップレベル。種類も、国内株から債券・REIT・ブルベア系ファンドまで多岐にわたります。ほぼすべての投資信託の購入手数料が無料な点も要チェックです。
アメリカや中国(香港市場)、韓国、ロシアをはじめとする9か国の銘柄を取引可能なので、外国株に興味がある人にもぴったり。国内株は、東京、福岡、札幌、名古屋など国内すべての株式市場に対応しています。
IPOの取り扱い数も多く、そのうえ落選時の救済措置として「IPOチャレンジポイント」を採用。当選しなかった回数に応じて加算され、次回以降のIPO抽選に使用することで当選確率が上がるシステムです。FXやCFD以外の取引においては、他社をしのぐサービスを提供しているといえるでしょう。
楽天証券は、楽天カードを利用した定期積立投資に対応しています。還元率は一般カードでは0.5%、ゴールドカードでは0.75%、プレミアムカードでは1.0%と高くありません。しかし、ほかの楽天グループサービスを活用することで、楽天市場での利用金額に対する還元率が最大16.5%まで上昇するSPU(スーパーポイントアッププログラム)があるのが特徴です。
そもそもクレジットカードを使った積立投資が可能な証券会社は、比較した13社中SBI証券・楽天証券・マネックス証券・auカブコム証券・PayPay証券の5社のみ。そのなかで銀行との連携サービスがあるのは、楽天証券、SBI証券、auカブコム証券のみです。証券会社と銀行の連携では、金利が優遇される・入出金の手数料無料回数が増えるなどの特典があります。とくに楽天証券は、楽天市場での買い物までお得になる点が他社との大きな違いです。
さらに、持っている投資信託の保有残高・株式の取引手数料合計額に対してもポイントが加算されます。投資信託の取扱い数が2,500銘柄以上と豊富で、外国株も6カ国に対応。国内株の取引手数料が無料なうえ、新規公開株(IPO)も多く保有していいます。話題のクレカ積立に挑戦してみたい人・周辺サービスと連携してお得に資産を運用したい人に、ぜひ試してほしいサービスです。
SBI証券・楽天証券は新NISAの成長投資枠・つみたて投資枠の口座としてもスペックが高く、初心者が投資を始めるのにぴったりのネット証券といえます。この2社で迷ったら両方開設するか、普段使っているサービスやポイントと相性の良い方で口座開設するのが良いでしょう。
GMOクリック証券の口座開設方法は、以下のとおりです。
<口座開設方法>
①公式サイトの口座開設フォームから申込み、本人確認書類記載の連絡先・住所など必要事項を入力
②本人確認書類・マイナンバーを提出
③口座開設完了通知が届いたら取引開始
スマホでスピード本人確認・ICカードリーダーで手続きをした人は、「開設完了のご案内」のメールが届いたらログインパスワードなどを設定してください。設定完了後、口座情報がメールで送られてきます。
GMOクリック証券で新NISAを始めようと考えている人は、まず証券取引口座を開設しましょう。通常はGMOクリック証券公式サイトから、すでにFX専用口座を持っている人はマイページから証券取引口座開設に進めます。
証券取引口座を開設したら、マイページの「口座開設状況」から「はじめてNISA口座を解説されるお客様(他社を含む)」を選択肢、申込みを進めてください。
NISA口座開設申込書が届いたら、提出書類(NISA口座開設申込書・マイナンバー・本人確認書類)を返信用封筒で送付。約2〜3週間で審査が完了し、NISA口座開設が完了となります。
GMOクリック証券で、iDeCoの口座開設はできません。公式サイトでも「取り扱い予定は未定」とされていたため、iDeCoを検討している人は要注意です。
最後に、GMOクリック証券に関するQ&Aをまとめました。疑問はここですっきり解決しておきましょう!
GMOクリック証券を活用しているなら、一緒にGMOあおぞらネット銀行の口座を開設するのがおすすめ。GMOあおぞらネット銀行の「証券コネクト口座」を利用できるようになり、GMOあおぞらネット銀行の普通預金金利が0.001%から0.11%に上昇します。また、証券コネクト口座の残高が自動的に買付余力に反映されるため、現物株式・投資信託・外国債券の買い付け時に、代金を銀行口座から直接自動振替ができるのもメリットです。
即日出金ができるのも魅力。証券コネクト口座や普通預金口座に対し、すべての商品の証券取引口座から即時に振り替えることが可能です。FXの売却益やスワップ益、株式の配当金等の取引益を即日ATMから引き出すことができて便利ですよ。これらのメリットを考えると、GMOクリック証券とGMOあおぞらネット銀行の口座は同時開設することを推奨します。
数秒から数分と短い感覚で売買を行う「スキャルピング」は、GMOクリック証券において明確に禁止されているわけではありません。
しかし、取引の形態やタイミングによっては、口座が凍結されるケースも存在します。カバー取引が難しい時間帯に集中的に取引を行う行為や、複数の人々が大量の取引を行い、レート操作とみなされそうな状況は要注意です。GMOクリック証券が定めた条件に該当した場合、取引が規制されるので覚えておきましょう。
なお、取引規制の具体的な審査基準については非公表です。悪質とみなされない限りは事前に注意喚起の連絡が届きます。
GMOクリック証券でFX取引を始める場合、開設する口座は2種類から選べます。株式・FX・CFDなどすべての商品を取引できる「証券取引口座」と、FX取引専用の「FX専用取引口座」から選択して申込んでください。
公式サイトでは、証券取引口座は最短2営業日後から、FX専用取引口座は最短翌日からの取引開始を謳っています。FX取引のみを早く行いたい人は、専用口座を選ぶとよいでしょう。
<口座開設方法(FX)>
①公式サイトの口座開設フォームから申込み、本人確認書類記載の連絡先・住所など必要事項を入力
②本人確認書類・マイナンバーを提出
③口座開設完了通知が届いたら取引開始(スマホでスピード本人確認・ICカードリーダーで手続きをした人は、ログインパスワードなどを設定)
CFDを始めたい場合、状況によって申込み手順が異なります。該当する項目をチェックしてみてください。
<口座開設方法(CFD)>
GMOクリック証券と外貨exは、どちらもGMOインターネットグループ傘下のサービスです。
取り扱っている商品には違いがあり、GMOクリック証券は株式・投資信託・FX・外為OP・取引所FX(くりっく365)・CFD・株価指数バイナリーオプション・債券に対応。外貨ex(GMO外貨)では、FX・CFD・バイナリーオプションを扱っています。
長期的な視野やリスク分散を考え、より多角的に投資を行いたい人にはGMOクリック証券がおすすめです。
GMOクリック証券では、株取引に使用するツールとして「スーパーはっちゅう君(PC)
」「GMOクリック株(スマホアプリ)」が用意されています。スーパーはっちゅう君は公式サイトから、GMOクリック株はApp StoreかGoogle storeからダウンロードすればOK。どちらも無料で使用できます。
ほかに、FXやCFD専用の取引ツール・アプリもラインナップされています。自分の取引内容に応じてダウロードしてくださいね。
GMOクリック証券の証券取引口座を持っている人が入金するには、即時入金サービス・振込入金の2パターンあります。即時入金サービスはGMOクリック証券会員ページ内で手続きが進められ、手数料は無料。振込入金の場合は銀行窓口やATMに行く必要があり、手数料はユーザー負担となります。それぞれの流れは以下のとおりです。
<即時入金サービスでの入金の流れ>
①マイページの「入出金/振替」から利用する金融機関サービス名を選ぶ
②入金額を入力し、各金融機関のページでログインしてから手続きを進める
③入金額がリアルタイムで余力に反映される
<振込入金の流れ>
①銀行窓口・ATMなどに行き、ユーザーごとに用意された振込専用手続きから入金を行う
②GMOクリック証券が入金を確認後、余力に反映される
即時入金サービスで手続きを行ったのに余力に反映されない場合、利用した銀行の口座残高を確認してみましょう。残高が減っている場合、口座反映に時間がかかっている可能性が考えられます。急ぎの場合はコールセンターへの連絡も検討してみてください。残高が減っていない場合は、手続きが正しく完了していないと考えられます。再度入金手続きを行ってください。
証券取引口座を持っている人が出金する場合、証券取引口座へと振り返ることで資金を移動できます。GMOクリック証券会員ページ内のマイページ「入出金・振替」から手続きを進めてください。手数料はかかりません。
なお、証券コネクト口座(銀行連携)を使っていて、かつ信用取引口座を開設していない場合、コネクト自動出金が使えます。これは、証券取引口座の資金のうち、注文に必要な拘束金等を除いた金額を自動で証券コネクト口座へと振り替えるもの。振り替え手続きが必要ないうえ、優遇金利の適用を受けられるのがメリットです。
株式の現物買い注文の手順は、以下のとおりです。
<株式の現物買い注文手順>
①GMOクリック 株アプリで「注文」ボタンをタップ
②注文入力画面にて、口座区分・注文タイプ・現物など必要事項を入力
③取引暗証番号を入力
④注文内容を確認し、「注文確定」ボタンをタップ
投資信託の購入方法は、以下を参照してください。
<投資信託取引の流れ(証券取引口座を持っている場合)>
①会員ページにログインし、証券取引口座に入金手続きを行う
②会員ページ「投信」「検索(注文)」から、ファンドを選ぶ
③買い付け方法を選ぶ
取引暗証番号を忘れてしまったときは、会員ページから再設定の申込みができます。
10分間のみ有効な認証番号が登録メールアドレスに届くため、証券番号を控えてから再設定フォームを開いて設定しましょう。認証番号の有効期間が切れてしまったときは、最初から手続きをやり直してくださいね。
GMOクリック証券では、はじめてのFX口座開設と取引・FXネオの新規建て取引・CFD対象銘柄の新規建て取引などでキャッシュバックを行うキャンペーンを実施しています。
お得に資産運用に取り組むチャンスをぜひ活用してみてください。
GMOクリック証券では、電話・問い合わせフォームによる問い合わせを受け付けています。
電話で問い合わせる場合、内容によって対応時間が異なるため注意してください。事前に内容に合わせたサービス番号をチェックしておくと、音声案内途中でボタン操作を進められてスムーズですよ。
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