イオンのクレジットカードを所持すれば、無料で発行できるイオンのETCカード。申し込みを検討する際は、メリットやデメリット・申し込み方法などを知りたい人も多いのではないでしょうか。維持費がかかるかどうかも、気になるポイントですよね。
そこで今回は、イオンのETCカードは年会費無料で利用できるのかを解説します。メリットや発行方法もわかりやすく解説するので、ぜひ参考にしてください。

大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。
はじめに、イオンのETCカードの概要を解説します。以下の解説を読んで、まずは種類や特徴をしっかり理解しましょう。
イオンカード1枚につきETC専用カード1枚を発行できるので、イオンカードのETCカードを作りたい人は、まずはイオンカードを作成する必要があります。
ETCカードの利用料金はクレジットカード利用料として、ほかの利用分と一緒に請求されます。利用明細も他の利用分とあわせて発行されるので、家計管理もしやすいでしょう。
ETC専用カードのほかに、ETC自動付帯のイオンカードも存在します。このタイプなら、はじめからクレジットカードにETC機能が付帯しているので、追加で申し込む必要がありません。
さらに、高速道路をお得に使える特典があるのも自動付帯タイプの魅力です。たとえば、イオンE-NEXCO pass カード・イオンNEXCO中日本カード・イオンNEXCO西日本カード(いずれもWAON一体型)は、それぞれのサービスエリアでの買い物でWAON POINTが2倍に。各エリアの高速道路や、SA・PAを日常的に利用する人におすすめです。
また、首都高速道路を利用する機会の多い人には、毎週日曜日の首都高通行料が20%オフになるイオン首都高カードがお得です。関西にお住まいの人には、日曜日に阪神高速道路を走行すると通行料金が5%割引になる、イオンTHRU WAYカードもあります。
高速道路を頻繁に走行する人は、ぜひETC自動付帯のイオンカードを検討してみてください。
イオンのETCカードは、年会費や発行手数料は一切不要。維持費ゼロで利用できます。余計な出費を必要としない点は、イオンのETCカードの大きな特徴といえるでしょう。
また、イオンカードでは生計を共にする18歳以上の家族を対象に、3枚まで「家族カード」が発行できます。家族カードでもETCカードの申し込みでができ、手数料は無料です。破損や磁気不良によるカードの再発行にも、手数料はかかりません。
イオンのETCカードには、多くのメリットが存在します。お得にポイントを貯めたい人や、急にETCカードが必要となった人には特におすすめです。以下で解説するメリットを読んで、ぜひ参考にしてください。
イオンのETCカードを利用するメリットは、WAON POINTがお得に貯まることです。
WAON POINTは、200円(税込)の利用につき1ポイントが貯まるイオンのポイントサービス。溜まったポイントは1ポイントを1円としてイオンの店舗などで利用できます。ETCの利用でも、WAONPOINTをお得に貯めることができるので、普段からイオンをよく利用する人にはおすすめです。
特に注目したいのが、月~金曜日までのETC利用で通常の2倍、土日は通常の3倍のポイントを獲得できるイオンNEXCO西日本カードや、毎月20日・30日のETC走行で WAON POINTが基本の2倍もらえるイオンNEXCO中日本カード。高速道路を頻繁に運転する人は、積極的に活用するとよいでしょう。
追加カードを最短翌日に発行できるのも、イオンのETCカードのメリットです。
イオンのクレジットカードを既に所持しており、ETCカードのみを追加で申し込む場合は、最短で申し込みの翌日にカードが発送されます。急ぎでETCカードが必要となった場合には、おすすめのカードだといえるでしょう。
ただし、翌日にカードが発送されるのは、土・日・祝日を除く平日14時までに申し込みが完了された場合。予定がある場合は、余裕をもって早めに申し込みましょう。
イオンのETCカードには、ETCゲート車両損傷お見舞金制度が付帯しています。
ETCゲート車両損傷お見舞金制度とは、ETCゲート通過時に開閉バーに衝突し車両が損傷した場合に、年1回5万円分の見舞金が支払われる制度のこと。修理費用の負担が抑えられるため、車両保険に加入していない場合は特に心強いといえるでしょう。
ただし、ETCゲートに接触した場合は自身の車の修理代金のほか、ETCゲートの修理費用を請求されるケースも。ETCゲート車両損傷お見舞金制度を頼りに、保険未加入の状態で事故を起こすと、支払う費用が高額となるおそれもあるため注意しましょう。
ここまで解説したように、イオンのETCカードにはさまざまなメリットが存在しますが、デメリットもあります。ポイント還元率や選べる国際ブランドに着目し解説していくので、ぜひ参考にしてください。
イオンのETCカードは、基本のポイント還元率が高くないことがデメリットとして挙げられます。
ETC利用料に対するポイントは200円(税込)につき1ポイント、還元率は0.5%。クレジットカードに付帯するETCカードのなかには、還元率が1%以上のものも存在するため、これらと比較すると低い還元率といえるでしょう。
ただし、先に解説したイオンNEXCO西日本カード・イオンNEXCO中日本カードなど、効率よくポイントを貯められるカードもあるので、該当エリアでの走行が多い人は要注目です。
種類によって選べない国際ブランドがあることは、イオンのETCカードのデメリットです。
イオンのETCカードは、イオンカードに紐づいて発行されますが、カードの種類によっては、国際ブランドが自由に選べない場合があるため注意しましょう。たとえば、デザインで人気のトイ・ストーリーやミッキーマウスのデザインになるとJCBしか対応していません。
ただし、それ以外のカードでは、VISA・Mastercard・JCBのいずれかが選べるので、それほど気にしすぎなくてもよいでしょう。
イオンのETCカードは、クレジットカードと同時に申し込む場合とETCカードのみを申し込む場合で手順が異なります。以下に、それぞれの申し込み方法を解説します。
クレジットカードと同時に申し込む場合の手順は簡単。申し込み画面にて、ETCカード希望欄にチェックを付ければ、インターネットの手続きだけで完結します。
まずは公式サイトのカード一覧から、希望するクレジットカードの種類を選択し、「お申込みフォーム」から必要事項を入力しましょう。この際、ETCカードの希望欄を忘れずに選択する必要があります。
必要事項を入力し、申し込みを完了させたら、審査結果を待つのみ。審査結果は、登録したメールアドレス宛に通知されます。審査を通過できたら、2週間程度でカードが送付されるので、到着を待ちましょう。
既にイオンのクレジットカードを所持しており、ETCカードのみを追加で申し込む場合は、テレホンアンサー(自動音声応答サービス)、または暮らしのマネーサイトより手続きを行います。
テレホンアンサーで申し込む場合は、手元にクレジットカードを用意したうえで、専用ダイアルに架電し、音声案内に従い手続きを完了させましょう。
一方、ETC専用カードのみを申し込む場合は、暮らしのマネーサイトにログインして手続きすることで簡単に発行できます。
また、イオンカードを所持していれば、一部のイオン店舗内に設置されているイオンカード募集カウンターでの即時発行も可能です。急いでいる場合には、おすすめの方法といえるでしょう。
年会費が無料のETCカードは、イオンカード以外にも多くの種類が存在します。それぞれ特徴やメリットが異なるため、申し込みを検討する際は複数のなかから比較することが重要です。
以下の記事では、年会費無料のETCカードのおすすめをランキング形式で紹介しています。ポイント還元率にも着目してわかりやすくまとめているため、ぜひ参考にしてください。
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