新卒の初任給に近い、月収19万円。手元に残るお金はどのくらいになるのか、手取りをどのように振り分けて生活すれば良いのか気になっている人は多いでしょう。
そこで今回は、月収19万円の手取り額や家賃や貯金の生活モデルなどを徹底解説します。手取り額をアップする方法も紹介しますので、家計を見直したい人は参考にしてくださいね。
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月収19万円の手取りは約15〜16万円です。手取りとは、月給から税金や社会保険料を引いた金額のこと。会社から支給されるのは月給ではなく手取りの金額です。
一般的に手取りは総支給額の70〜80%程度といわれています。ただし住んでいる地域や家族構成によって住民税・健康保険などの料率が異なるため、注意が必要です。
たとえば上記の条件に基づいてシミュレーションした結果は、以下の通りです。
【シミュレーション結果】
このケースでは、手取り額は総支給額の約83%となります。
月収19万円は、20代以降すべての年齢層で平均より低い金額です。
具体的な年齢別の平均月収は以下のとおりです。
厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」を参照
男女別で見ても20歳以上の平均月収は20万円を超えているため、月収19万円は平均より低い金額といえます。
家賃・貯金・生活費など月収19万円の生活費モデルとあわせて、効果的な節約術を紹介します。
月収19万円の場合、手取り額15〜16万円の約30%にあたる4.5〜4.8万円が家賃の目安です。
家賃は手取り額の30%以内に抑えることで生活に少し余裕が出て、貯金や娯楽費に回せる可能性があるからです。
会社から家賃補助や住宅手当が支給されている場合は、30%以上の割合になってもさほど問題ありません。
家賃は毎月かかる固定費なので、ボーナスを除いた月収をベースに決めた方がよいでしょう。
月収19万円の場合、手取り額15〜16万円の10%にあたる1.5〜1.6万円を貯金に回せれば、年間18〜19万円貯金できます。
一般的には、一人暮らしの場合は手取り額の10〜20%程度が貯金額の理想といわれています。
しかし、手取り額15〜16万円の生活はあまり余裕がないため、10%程度が適切でしょう。年間18〜19万円の貯金は少ないと感じるかもしれませんが、少しずつでも貯金をしておけると心に余裕が持てます。
確実に貯金したいなら、給料が振り込まれると同時に自動的に積み立てる設定にしておくのもおすすめです。
月収19万円の場合、手取り額15〜16万円の20%にあたる3万円程度が食費の目安です。
食費には自炊・ランチ・外食などが含まれますが、1回の食事代が高くつきがちな外食はなるべく控えたいところ。
普段お金の使うシーンで、クレジットカードやキャッシュレス決済などを取り入れることで節約するのもひとつの方法です。使い方によっては現金で決済するよりもお得になります。
以下の記事でおすすめのクレジットカードとキャッシュレス決済アプリを紹介しているので、賢く使って節約したい人は参考にしてみてください。
月収19万円の場合、手取り額15〜16万円の10%にあたる1.5〜1.6万円程度が水道光熱費・通信費の目安です。
電気・水道・ガスなどを含む水道光熱費は手取りの5%程度、携帯料金・プロバイダ料金などを含む通信費も手取りの5%程度が目安といわれています。
節約したい人は携帯料金に注目するのがおすすめ。大手キャリアから格安SIMに切り替えるだけで毎月数千円以上の節約に期待できるでしょう。
以下の記事では人気の格安SIMをランキング形式で比較しているので、携帯料金を抑えて節約したい人はぜひ参考にしてください。
月収19万円の場合、手取り額15〜16万円の20%にあたる3〜3.2万円が娯楽費の目安です。
娯楽費の内訳は幅広く、飲み会やデートなどの交際費、本や習い事などの教養費、洋服や化粧品代なども含まれます。
人によってお金をかけたいものは異なりますが、出費がかさみやすい部分でもあるため、家計を上手に回すためには娯楽費のコントロールが重要。
月収19万円はあまり余裕がなく、油断すると収支がマイナスになりやすいので注意が必要です。
月収19万円の生活はあまり余裕がないと感じている人も多いでしょう。手取り額をアップさせる4つの方法を紹介します。
資格手当がある会社であれば、資格取得が直接的に収入アップにつながります。
資格手当がない場合でも昇給するために資格が必要になることもあるので、勤務先の就業規則をチェックしてみましょう。
もしすぐに収入アップにつながらなかったとしても、資格取得はそれ自体がキャリアアップにつながり、人材としての市場価値が高まります。より収入の高い上位職やほかの職種に就ける可能性も広がるためおすすめです。
今の職場で昇進・昇格を目指すことでも収入アップを狙えます。多くの会社で職務手当や役職手当が設けられているため、直接的な給料アップが見込めるでしょう。
昇進・昇格以外にも、事務職から営業職にキャリアチェンジするといった選択肢もあります。同じ会社でも職種によって給料が異なるので、異動を検討してみるのもひとつの方法です。
今の職場で収入を増やすのが難しい場合は、副業もおすすめです。
2022年7月に厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を改定したこともあり、副業を認める企業は年々増加傾向。近年ではクラウドソーシングのような副業を支援するサービスも増えているため、趣味の延長や空いた時間を使って気軽に副業を始められる環境が整っています。
ただしなかには副業が禁止されている企業もあるので、会社の就業規則はしっかり確認しましょう。
今の職場で給料が増える見込みがないなら、思い切って転職するのもひとつの方法です。
年齢や現在の職種などにもよりますが、月収19万円は20代以上のすべての年齢層で平均年収を下回るため、転職で収入が増える可能性は高いといえます。
未経験で転職できる仕事も多く、人手不足を理由に給料の水準が上がっている業界もあります。
安易に今の仕事を辞めることはおすすめしませんが、実際に求人を見てみたり、転職エージェントのキャリアアドバイザーと話してみたりすることで思わぬ収入アップの道が見つかることも珍しくありません。
以下の記事では人気の転職サイト・転職エージェントをランキング形式で徹底比較しています。月収19万円から収入を増やし、生活に余裕を持ちたいと考えている人は気軽に情報収集からはじめてみるのもよいでしょう。
マイベストは有料職業紹介事業の許認可を受けています。(13-ユ-315911)
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