働いていると、同世代の人がどのくらい稼いでいるかが気になることがあるはず。社会人として数年間の経験を積み、仕事にも慣れてきた26歳は、どのくらい稼いでいるのでしょうか。
そこで今回は、26歳の平均年収を解説します。性別や業種による収入の違いや、年収アップのためにできることも紹介するので、ぜひ最後までチェックしてください。
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26歳の平均年収は、約370万円前後だと考えられます。
国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」の結果によると、25〜29歳の平均年収は約371万円。この数字は20代後半という広範囲の平均年収ですが、26歳の人が稼いでいる金額も、平均すればこれに準じると考えていいでしょう。
一方、dodaの調査によると、2022年9月~2023年8月にdodaサービスに登録したビジネスパーソンの平均年収も26歳で370万円となっています(参照:doda)。転職に意欲的な層は、より平均年収が高いといえそうです。
なお、上記はいずれも参考値であり、年収は人によって差があることは忘れないでくださいね。
同年代の人がどのくらい稼いでいるのか気になるのであれば、平均年収だけでなく中央値もチェックしましょう。
平均値とは異なり、対象者を年収順に並べたときの真ん中の数値を指すのが中央値です。極端に年収が高い人がいたとしても、その影響を受けない中央値を見れば、どれくらい稼いでいる人が多いかがわかるので、収入を比較する際の参考になります。
26歳の年収の中央値は、dodaの調査によると350万円です(参照:doda)。少数の高年収者の影響を受ける平均値(370万円)よりも安くなっており、26歳の実際の年収は平均年収を下回る人のほうが多い実態がわかります。
平均年収とともに、手取り額も確認すると生活設計を立てやすいでしょう。
平均年収は、通常額面金額で表されます。実際に使える金額を知るには、税金や社会保険料などを差し引いた手取り額を確認しなければなりません。家族構成などによっても異なりますが、ざっくりとした目安として引かれる額は収入の約20%、つまり手取り年収は額面金額の約80%と考えるといいでしょう。
dodaの調査による26歳の平均年収は370万円だったので、税金や社会保険料で大体74万円引かれます。その結果、26歳の手取り年収は約296万円、月収に換算すると約24.7万円と計算できます。ただし、月の手取りは賞与のあり・なしなどによっても異なるので、あくまでもひとつの参考にしてください。
26歳の収入は男女で異なり、男性のほうが女性より賃金が高い傾向が見られます。
厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、25〜29歳の平均賃金は男性が約25.9万円、女性が約24万円となっています。まだそれほど大きな開きはないものの、男性の方が高くなっており、この後年齢を重ねるごとに賃金差は拡大していく傾向が見られます。
なお、より細かい年齢別の平均年収を確認できるdodaの調査によると、26歳の男性の年収は395万円、女性は361万円と30万円以上の差があります(参照:doda)。
26歳で収入が最も高い業種としては、インフラ系や専門性の高い技術系が挙げられます。
同じ厚生労働省のデータによると、25〜29歳で賃金が高いのは28万円の電気・ガス・熱供給・水道業と学術研究、専門・技術サービス業です。一方、年収が低い職業は22.4万円の複合サービス事業や22.5万円の宿泊業・飲食サービス業となっています。
業種によって平均賃金が異なるので、収入アップを目指すのであればより賃金の高い業種をターゲットに転職するのもひとつの方法です。
同じ26歳であれば、大企業に勤めている人のほうが中小企業で働く人よりも年収が高くなる傾向にあります。
大企業は中小企業よりも基本給が高く設定されており、ボーナスの支給率も高いのが一般的。さらに残業代がきちんと支払われるなど労務管理が適正に行われているため、働いた分に見合った金額が支払われます。
厚生労働省のデータでは、25〜29歳の大企業勤務者の賃金は約26.6万円、中企業は約24.5万円、小企業は約23.8万円です。中小企業に勤務しており年収に不満を感じている場合は、大企業への転職にチャレンジしてみるのもいいでしょう。
ただし、大企業でもそこまで年収が高くならない業種もあるので注意が必要です。求人条件をしっかり確認してください。
同じ年齢の人を比べた場合、高レベルの教育を受けていればその分収入が上がる傾向にあります。
その理由は、高年収が得られる職業ほど高度な専門性や資格が求められ、高学歴の人が就くことが多いため。実際、厚生労働省のデータによると25〜29歳の賃金は高卒が約22.8万円、専門卒が約24.4万円、高専・短大卒が約24.3万円、大卒が約26.5万円、大学院卒は約28.7万円です。
高卒と大学院卒で約6万円の賃金差があり、学歴による収入の違いは大きいといえます。賞与などを加味した年収差はさらに大きくなるでしょう。ただし、学歴が低くても年収を上げることは可能なので、以下で紹介する年収アップ方法を実践しましょう。
今の職場で年収アップを目指すなら、昇進や昇格をねらいましょう。
実績を出して役職に就けば、年収が上がります。上司と面談する機会がなどに昇進を目指す意思があることを伝え、時期ややるべきことなどの目標を具体的に立てましょう。仕事に真剣に向き合って結果を出すことで、評価も年収も上がりやすくなります。
昇進の条件や昇進後の給与などが明確に決められていない会社の場合は、あらかじめ上司と話して約束しておくのがおすすめです。
本業ですぐに収入が上がらないのであれば、副業をするのがおすすめです。
平日の終業後や休日など時間が取れるときに副業を行えば、効率的に年収を上げられるでしょう。副業の方法には、アルバイトやクラウドソーシングなどが挙げられ、スキルを身につけつつ実績を増やせるというメリットもあります。
ただし、会社によっては副業が禁止されていることもあるので、必ず就業規則を確認してくださいね。
現在の職場で年収アップする見込みがなければ、はやめに転職しましょう。
新卒入社して3年が経過した26歳は、今の会社で年収アップできるかどうかを判断できる時期です。頑張って仕事をしても年収が上がらない人が周りにあふれているのであれば、環境を変える必要があります。基本給が高い、ボーナスが支給されるなど条件のいい会社に転職することで、今の能力のままでも年収アップが可能です。
また、26歳なら、未経験分野への挑戦でも十分チャンスがあります。気になる職種があればチャレンジしてみましょう。以下の記事では、おすすめの転職サイトやエージェントを紹介しているのでチェックしてみてくださいね。
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