月や星の観測に役立つ「天体望遠鏡」。宇宙や星を身近に感じられる機器で、子どもから大人まで楽しめます。天体望遠鏡はビクセンやスコープテックなどさまざまなメーカーから発売されており、反射式や屈折式などかたちも異なるため、どれを選べばよいか悩みますよね。
今回は、各メーカーの最新商品や売れ筋上位から人気の天体望遠鏡16商品を集め、5個のポイントで比較して徹底検証。おすすめの天体望遠鏡をランキング形式でご紹介します。
マイベストが定義するベストな天体望遠鏡は「子どもでも簡単に扱えて、月をはじめとする有名な星が非常に美しく観察できる商品」。徹底検証してわかった天体望遠鏡の本当の選び方も解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。
兵庫県神戸市在住。北神戸田園スポーツ公園を活動拠点として「天体観望会」や「モデルロケット教室」などファミリー向けに星空・宇宙・ロケットなどに興味がもてるイベントの企画運営・講師を行っている。また「おうちでソラを楽しもう」をコンセプトにしたサイト「宙ガールドットコム」の運営を行い、自宅での星の楽しみ方を伝えている。星空案内人のスキルアップコミュニティも運営しているほか、オンライン・オフラインでの星空ガイド・講師の経験多数。星空準案内人。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
組み立てやすい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「説明書を読まなくても組み立てられるほど簡単で、出し入れも非常に楽な商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
天体導入がしやすい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「小学校中学年の子どもでもスムーズに扱えて、困ることなく天体を導入できる商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
天体が見えやすい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「美しい月の写真よりも美しく見える商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
場所を移動させやすい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「体の小さな子どもでも楽に持ち運べる商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
収納時にコンパクトな商品としてユーザーがとても満足できる基準を「荷物の多いキャンプでも手軽に持っていける商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
すべての検証は
マイベストが行っています
監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。
新商品の発売情報をリサーチした結果、ランキングに追加すべき商品はありませんでした。
新たに以下の商品の検証を行い、ランキングをアップデートしました。
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ビクセン|CELESTRON 天体望遠鏡 StarSense Explorer LT 80AZ
新たに以下の商品の検証を行い、ランキングをアップデートしました。
天体望遠鏡の魅力は、とても遠い距離にある星や月を観察できること。どこか遠い話に感じていた宇宙が急に身近なものに思えたり、図鑑や教科書で見るよりも天体をきれいに観察できたりして感動しますよ。
実際に天体望遠鏡を使ってみたところ、一般的に星が見えづらいとされる照明が多い場所でも月がとてもきれいに見えました。また、天体望遠鏡は組み立てや操作が難しそうですが、入門モデルであれば子どもでも扱えるので親子で一緒に楽しめます。サイズもコンパクトなものが多いので、家のベランダや庭で手軽に天体観測ができますよ。
親子で楽しめるのが天体望遠鏡の魅力で、子どもがほしがることも多い商品。しかし、知識や手先の器用さなどが未成熟な就学前や小学校低学年の子どもが、1人で扱うにはハードルが高いでしょう。
小学校の授業ではじめて天体について学ぶのは4年生。天体望遠鏡を使うなら、授業で学び天体に興味を持ち始める10歳前後からスタートするのがおすすめですよ。
天体望遠鏡は長年、形や構造が変わっていないため中古品を購入することも可能です。費用を抑えるために中古品を買うのも1つの手ですが、なかには初心者にはわかりにくい不備がある可能性があります。
不備で多いのが、レンズのカビや光軸ズレ。これらの不備があると天体の見え方に影響が出ますが、はじめて天体望遠鏡を使う人は新品のきれいなものとの比較ができないので不備に気づけず、よく見えない状態のまま使い続けてしまう可能性があります。
天体をきれいに見るためにも、はじめて天体望遠鏡を買うなら新品を選びましょう。
費用を抑えたい人は工作キットもおすすめです。5,000円台のキットで天体望遠鏡の仕組みを勉強しながら工作できるのが魅力。子どもに天体に興味を持ってもらう入り口や、夏休みの自由研究に使用するのもおすすですよ。
一方で、シンプルな作りであるため本格的に天体観測を行いたい人には、操作性や機能面はやや物足りないといえます。土星や木星などの肉眼では小さくしか見えない星を観測したい人は、操作性や機能性が高い本格的な天体望遠鏡を選びましょう。
天体望遠鏡を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。
天体望遠鏡で気になるのが、天体がきれいに見えるかどうか。今回10台以上の天体望遠鏡で実際に月の観測を行いましたが、このランキングに載っている商品は、細かな差はあれど月のきれいさに大きな違いはありませんでした。
検証したなかで特にきれいだったVixenの「ポルタII A80Mf」は、クレーターとそこから伸びる線がはっきりと見えるほど高い解像感でした。また、月のエッジには不自然な色づきや解像感の差がなくクリアに見えました。
一方で、やや評価が低かったケンコー・トキナーの「SKY WALKER SW-50A」は、月のエッジにわずかに不自然な色づきや解像感の差が見られましたが、普通に観測する分にはほとんど気になりません。「ポルタII A80Mf」同様にクレーターと線がはっきりと見えるほど高い解像感でした。
それぞれ細かな差はあったものの、はじめて天体望遠鏡を使う人にはほとんど粗が気にならないほど、どれもきれいに見えるでしょう。
今回ランキングには未掲載であるワンランク上の価格帯であるVixenの「ED80Sf」でも天体の見えやすさの検証を行いました。検証の結果、曇りが一切なくクリアでランキングの商品よりもきれいに月が見えました。
天体観測に慣れてきて、見え方に物足りなさを感じてきた人は、ワンランク上の価格帯の望遠鏡に買い替えるのもよいでしょう。
天体望遠鏡は大きく分けて3つのパーツから構成されており、それぞれ鏡筒・架台・三脚と呼ばれます。鏡筒は光を集める目の役割を担っており、天体の見えやすさに関わるパーツです。架台は首の役割を担っており、鏡筒を見たい方向へ動かすパーツ。最後に、三脚は脚の役割を担っており、鏡筒・架台を支えるために必要です。
それぞれ役割は異なりますが、初心者が注目すべきなのは架台と鏡筒。操作が難しそうに見えても、架台に注目して選べば子どもや初心者でも扱える簡単なものが選べますよ。
ただし、説明書を読まずにすぐ使えるほど簡単とはいえず、経験・力が必要となることも。子どもに天体望遠鏡を買ってあげるなら、使えるようになるまでしっかりと大人がサポートしましょう。
鏡筒を見たい方向へ動かす架台は、使いやすさに関わる重要なパーツ。大きく分けて経緯台と赤道儀の2種類がありますが、おすすめは初心者でも扱いやすい経緯台です。
経緯台は縦・横の2軸で動くタイプで、構造がわかりやすく組み立て・操作が簡単。同じ星を長時間観察する場合には、移動する天体に合わせて微調整が必要なものの、子どもでも扱えるほど使い方はシンプルです。初心者ならまずは経緯台を選びましょう。
一方、赤道儀はパーツが多く複雑な構造をしているため組み立て・準備が複雑で、天の極(北極星の方向)を見つけないと正しく使えません。加えて、観測地の緯度の知識が必要になる場合もあり、はじめて天体望遠鏡を使う人や子どもには難しいでしょう。
はじめて天体望遠鏡を買う人は、赤道儀はまず使いこなせないので、扱いやすい経緯台を選びましょう。
赤道儀は初心者には扱いづらい架台ですが、セッティングさえ完了させてしまえば時間で移動する天体を自動で追尾できるため、天体写真を撮りたい人や同じ星を長時間観察したい人に適しています。
経緯台は微動対応のものを選びましょう。はるか遠くにある星を観察するには、架台の向きを非常に細かく変える必要があります。微動対応であれば、ミリ単位の向きの調整も簡単ですよ。
一方で、微動に対応していないものは、手で鏡筒の向きを変える必要があります。ミリ単位の微調整ができないため、観測したい天体を探したり、追跡したりするのが困難です。
微動調整するために操作する微動ハンドルがフレキシブルなものだと、より操作しやすいでしょう。フレキシブルハンドルはグネグネと曲がるため、手の位置が固定されません。望遠鏡をのぞきながらでもハンドルを握れます。
また、通常のハンドルに比べて長さがあるため、腕が短い子どもでも操作しやすいでしょう。
また、手で鏡筒の向きが変えられ、手を離した位置で鏡筒が止まる「フリーストップ式」に対応していると、さらに簡単に鏡筒の向きの調整ができますよ。
天体望遠鏡の目の役割を担う鏡筒。天体観測の準備やお手入れに関わるため、特徴を知ったうえで選びましょう。
鏡筒の種類は屈折式・反射式・カタディオプトリック(反射屈折)式の3つ。初心者には、扱いやすい屈折式がおすすめです。
屈折式は、使いたいときにすぐ使える手軽さが魅力。観測までの準備が不要で、組み立てればすぐに観測ができます。また、お手入れもほとんど不要で、使用後は表面についたほこりや汚れを落とすだけでOK。天体のきれいさは反射式にやや劣るものの、初心者には十分なレベルです。
反射式は太く短い樽のような見た目のもので、天体望遠鏡に慣れた人向きです。屈折式に比べて天体がきれいに見える傾向がありますが、観測前には外気に慣らす必要があり、使いたいタイミングに合わせて調整する必要があります。また、構造上鏡筒の内部が汚れやすいため定期的なメンテナンスも必要です。
カタディオプトリック式は、屈折式と反射式を組み合わせたような構造。コンパクトかつ高倍率で、天体もよく見えます。しかし、衝撃に弱く反射式と同様に外気に慣らす必要があるため、天体望遠鏡に慣れた人向きといえるでしょう。
天体をどのように観察したいかどうかに関わる、口径にも注目しましょう。
口径とは、鏡筒のレンズ(反射式の場合は主鏡)の大きさのこと。口径が大きいと光を集める性能が上がり、天体をより明るくきれいに観察できます。
しかし、口径が大きければ大きいほどよいわけではありません。口径が大きくなるとその分、本体も大きくなり持ち運びや収納が困難に。また、口径が大きいほど高価な傾向があるため、購入のハードルも高くなります。
口径の目安は、月を観測したいなら60mm以上、より遠くにある土星や木星を観測したいなら80mm以上のものがおすすめ。口径は観測したいものに合わせて選びましょう。
天体の見え方にかかわる要素として、倍率もあります。倍率は、肉眼で見る大きさに比べてどの程度大きく見えるかを示す値です。
月全体を見るなら50倍前後、月のクレーター・木星・土星を見たいなら100倍程度を目安に、対応している倍率をチェックしましょう。
なお、倍率はアイピース(接眼レンズ)と呼ばれるパーツを取り替えれば変更できるものの、倍率を上げすぎるとかえって見にくくなる場合も。口径の大きさの2倍が適正倍率(きれいに見える最大の倍率)であり、適正倍率以上での観測はおすすめできません。口径が60mmなら120倍、口径が80mmなら160倍が最高倍率となります。
ファインダーとは、望遠鏡をのぞく前に観測したい天体を探すためのパーツです。天体望遠鏡は星が大きく見えるよう作られており、非常に狭い範囲しか見えません。星空に向けてもどこが見えているかわからないため、観測前に広い範囲が見えるファインダーで観測したい天体を探す必要があります。
ファインダーには、のぞき穴(素通し)ファインダーと光学式(小型望遠鏡)ファインダーの2種類ありますが、初心者におすすめなのはのぞき穴ファインダー。鏡筒の側面にある2か所ののぞき穴に、観測したいものが入るように合わせるだけで使えます。難しい操作がないので、子どもでも使いやすいでしょう。
光学式ファインダーは、鏡筒の側面に取りつける小さい望遠鏡で、取りつけたあとに天体望遠鏡の見える範囲とファインダーの見える範囲を合わせる作業が必要です。調整が必要で扱いにくいものの、肉眼では見にくい暗い星なども探しやすいというメリットがあるため、5〜6等星の暗い恒星や星雲も観測したい人は光学式を選びましょう。
光学式ファインダーは、組み立て・取り付け・見える範囲の調整をする手間があり、不慣れな人や子どもにとっては難しく感じるでしょう。
難しい作業をせず簡単に天体観測したい人や子どもには、のぞき穴ファインダーがおすすめです。
天体望遠鏡で星を見たときの感動は、やはりシェアしたくなるもの。天体望遠鏡にスマホやカメラを取りつければ、天体望遠鏡越しの天体を撮影できますよ。
スマホで撮影するなら、天体望遠鏡用のスマホホルダーを使いましょう。ホルダーがあれば望遠鏡の接眼部分にスマホのカメラをピッタリ合わせられるので、安定して天体の撮影ができます。
ホルダーがないと風で天体望遠鏡が揺れる上に、手の揺れが天体望遠鏡に伝わってしまい、きれいに撮るのは非常に困難です。
初心者向きの天体望遠鏡には、スマホホルダーが同梱されている場合がほとんど。同梱されていない場合は、メーカーの純正品または汎用性のある天体望遠鏡用スマホホルダーを用意しましょう。
なお、デジタル一眼で撮影する場合にはアダプターが必要です。
各メーカーが用意している別売りの純正アダプターを使うか、アクセサリーメーカーや別メーカーが販売する非純正アダプターを自分で用意する必要があるため、前もって確認しておきましょう。
商品 | 画像 | おすすめ スコア | 最安価格 | 人気順 | ポイント | おすすめスコア | 詳細情報 | ||||||||||||||||||||||
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組み立てやすさ | 天体導入のしやすさ | 天体の見えやすさ | 場所移動のしやすさ | 収納時のコンパクトさ | 光学形式 | 架台タイプ | 口径 | 焦点距離 | 倍率 | 分解能 | 極限等級 | 集光力 | ファインダー | 微動ハンドルあり | フリーストップ式 | 自動追尾機能 | 自動導入機能 | カメラとの接続可能 | スマホ撮影可能 | スマホホルダー付き | 付属接眼レンズ | 重量 | |||||||
1 | スコープテック アトラス60 天体望遠鏡セット | ![]() | 4.70 | 誰でも扱いやすく組み立て簡単!見え方も美しい優等生 | 4.94 | 4.65 | 4.78 | 4.17 | 4.57 | 屈折式 | 経緯台 | 60mm | 800mm | 40倍、 64倍、 133倍 | 1.93秒 | 10.7等星 | 73.5倍 | のぞき穴ファインダー | K20mm、F12.5mm、Or6mm | 約4.5kg | |||||||||
2 | 池田レンズ工業 リゲル60 スマホ撮影セット|RIGEL-60 | ![]() | 4.65 | シンプルな構造で準備・操作は簡単。初心者でも扱いやすい | 5.00 | 4.44 | 4.64 | 4.79 | 3.40 | 屈折式 | 経緯台 | 60mm | 700mm | 35倍、 117倍 | 1.93秒 | 10.7等星 | 73.5倍 | のぞき穴ファインダー | K20mm、 F6mm | 約3.0kg | |||||||||
3 | ビクセン スペースアイ700 | ![]() | 4.47 | 9位 | 架台・三脚の組み立てが不要。ケース付属で持ち運びやすい | 4.66 | 4.32 | 4.78 | 4.00 | 3.40 | 屈折式 | 経緯台 | 70mm | 700mm | 35倍、 117倍 | 1.66秒 | 11.0等星 | 100倍 | 光学式ファインダー | K20mm、 K6mm | 約3.9kg | ||||||||
3 | ケンコー・トキナー SKY WALKER|SW-60A | ![]() | 4.47 | 8位 | 小さな子どもへのプレゼントに!組み立て簡単で月が見やすい | 5.00 | 4.07 | 4.64 | 4.68 | 4.00 | 屈折式 | 経緯台 | 60mm | 700mm | 35倍、87.5倍 | 1.93秒 | 10.7等星 | 73.4倍 | のぞき穴ファインダー | 20mm、8mm | 約1.7kg | ||||||||
5 | ビクセン Vixen|モバイルポルタ|A70Lf | ![]() | 4.41 | 7位 | 鏡筒は重めだが向きの微調整は簡単。天体はとてもよく見える | 4.36 | 4.27 | 5.00 | 3.88 | 4.52 | 屈折式 | 経緯台 | 70mm | 900mm | 45倍、143倍 | 1.66秒 | 11.0等星 | 100倍 | 光学式ファインダー | PL20mm、 PL6.3mm | 約4.9kg | ||||||||
6 | ビクセン ポルタII A80Mf | ![]() | 4.37 | 14位 | 約9.0kgと重くパーツも多めだが、天体はトップクラスに美しい | 4.50 | 4.29 | 5.00 | 3.41 | 4.34 | 屈折式 | 経緯台 | 80mm | 910mm | 46倍、 144倍 | 1.45秒 | 11.3等星 | 131倍 | 光学式ファインダー | PL20mm、PL6.3mm | 約9.0kg | ||||||||
7 | スコープテック ラプトル50 天体望遠鏡セット | ![]() | 4.36 | 12位 | 鏡筒の向きの微調整はできないが、軽量で移動が簡単 | 4.18 | 4.22 | 4.64 | 4.81 | 4.57 | 屈折式 | 経緯台 | 50mm | 600mm | 30倍、 75倍 | 2.32秒 | 10.3等星 | 51倍 | のぞき穴ファインダー | K20mm、 F8mm | 約1.5kg | ||||||||
7 | 池田レンズ工業 レグルス60|SV-66 | ![]() | 4.36 | 3位 | 架台は微動非対応だが、組み立てやすく天体もきれいに見える | 4.50 | 4.02 | 4.64 | 4.94 | 4.65 | 屈折式 | 経緯台 | 60mm | 600mm | 30倍、48倍、100倍 | 1.93秒 | 10.7等星 | 73.5倍 | のぞき穴ファインダー | K20mm、K12.5mm、F6mm | 約1.6kg | ||||||||
9 | サイトロンジャパン ACUTER OPTICS VOYAGER MAK70 FAST | ![]() | 4.35 | 11位 | 組み立て簡単でコンパクトに収納。天体観測を手軽に楽しめる | 4.57 | 4.12 | 4.50 | 4.50 | 4.70 | 反射屈折式 | 経緯台 | 70mm | 1080mm | 54倍、108倍 | 不明 | 不明 | 6倍 | 光学ファインダー | 10mm、20mm | 約3.06kg | ||||||||
10 | サイトロンジャパン MAKSY GO 60 | ![]() | 4.28 | 13位 | 卓上サイズのコンパクト望遠鏡。準備は簡単で天体もよく見える | 4.61 | 3.69 | 5.00 | 5.00 | 4.83 | カタディオプトリック式(マクストフ・カセグレン式) | ドブソニアン | 60mm | 750mm | 37.5倍、75倍 | 1.93秒 | 10.7等星 | 73.5倍 | 光学式ファインダー | 10mm、20mm | 約1.3kg |
光学形式 | 屈折式 |
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架台タイプ | 経緯台 |
倍率 | 40倍、 64倍、 133倍 |
ファインダー | のぞき穴ファインダー |
微動ハンドルあり | |
スマホ撮影可能 |
良い
気になる
天体望遠鏡・双眼鏡の製造を行う国内メーカー、スコープテックの「アトラス60 天体望遠鏡セット」。子どもが自ら操作できて長く使えることをコンセプトとした天体望遠鏡です。
三脚や架台は組み立ての必要がなく、全体的に使いやすい印象でした。取りつけが必要な鏡筒・微動ハンドルも、大人なら説明書がなくとも組み立てられるほどシンプルな設計で、子ども1人で組み立てられるでしょう。
架台はフリーストップ式ではないものの微動に対応した経緯台。微動ハンドルはフレキシブルで、手が短い子どもでも操作しやすい印象でした。ファインダーはのぞき穴で扱いやすいほか、三脚・架台は重めですが精度よく作られており、正確な調整ができました。
天体の見えやすさの検証では、月のクレーターやそこから伸びるラインまではっきり確認できるほど鮮明でした。月のエッジには不自然な色づきや解像度の低下は感じられず、くっきりとした見え方といえます。コントラストも高く、月の細かい模様までよく見えて好印象でした。
事前準備も不要で手軽に組み立てられるため、大人はもちろん子どもでも簡単に扱えます。今から天体観測をはじめたいすべての人におすすめの商品です。
分解能 | 1.93秒 |
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極限等級 | 10.7等星 |
集光力 | 73.5倍 |
自動追尾機能 | |
自動導入機能 | |
カメラとの接続可能 | |
スマホホルダー付き | |
付属接眼レンズ | K20mm、F12.5mm、Or6mm |
スコープテック アトラス60 天体望遠鏡セットをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
光学形式 | 屈折式 |
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架台タイプ | 経緯台 |
倍率 | 35倍、 117倍 |
ファインダー | のぞき穴ファインダー |
微動ハンドルあり | |
スマホ撮影可能 |
良い
気になる
ルーペや虫眼鏡の製造を行う国内メーカー、池田レンズ工業の「リゲル60 スマホ撮影セット」。メーカー保証が3年間と長く、初心者でも扱いやすいと謳われている商品です。
三脚・架台は組み立ての必要はなく、箱から出してすぐに使用できます。架台には微動ハンドルがついているため、取りつけが必要なのは鏡筒部分のみ。説明書を読まなくても組み立てられるほどシンプルな構造で、大人だけでなく子どもも非常に使いやすい設計と感じました。
架台はフリーストップ式ではないものの、微動に対応している経緯台であるため鏡筒の向きを細かく調整できます。ファインダーはのぞき穴で調整が不要であるため、子どもや初心者でも扱いやすいでしょう。三脚の安定性も高く、足が当たったり、強めの風が吹いたりしても倒れることはほとんどないでしょう。
天体の見えやすさの検証で月を観察した際には、解像感が高く見えて好印象でした。月のエッジに不自然な色づきが見られる場合もありましたが、ほとんど気にならないでしょう。コントラストは高く、メリハリのある見え方といえます。
本体重量は約3.0kgと軽量で、大人はもちろん子どもでも負担なく持ち出せるでしょう。観測場所を変えるために持ち上げても負担は感じませんでした。一方で、三脚は収納時でも104.5cmと1m以上の長さがあり収納場所を選ぶ必要があるでしょう。
分解能 | 1.93秒 |
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極限等級 | 10.7等星 |
集光力 | 73.5倍 |
自動追尾機能 | |
自動導入機能 | |
カメラとの接続可能 | |
スマホホルダー付き | |
付属接眼レンズ | K20mm、 F6mm |
池田レンズ工業 リゲル60をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
光学形式 | 屈折式 |
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架台タイプ | 経緯台 |
倍率 | 35倍、 117倍 |
ファインダー | 光学式ファインダー |
微動ハンドルあり | |
スマホ撮影可能 |
良い
気になる
架台や三脚は組み立て不要で準備が簡単。鏡筒やファインダーはネジを取り外さなくても取りつけられるので、大人はもちろん子どもでも苦労せずに準備ができるでしょう。
ファインダーは光学式を採用。ネジで向きを調整する必要があり、はじめて使う際は難しく感じる人もいるでしょう。架台はフリーストップ式で微動にも対応している経緯台であるため、鏡筒の向きを柔軟に細かく調整できました。安定感のある三脚は高さ調整の幅が広く、無理のない姿勢で観察できます。
天体の見えやすさの検証では、コペルニクスと呼ばれるクレーターとそこから伸びる線まではっきり確認。エッジには不自然な色づきはなく、解像感の高い月が観測できました。天体望遠鏡で月を見慣れている人でも、その美しさに感動できるでしょう。
本体は約3.9kgと軽量でケースも付属するため、持ち運びやすい印象です。収納時は三脚は90cmまでみじかくなるものの、三脚と鏡筒を並べると幅が27cmもあり、置く場所によってはスペースをとってしまう可能性があります。
分解能 | 1.66秒 |
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極限等級 | 11.0等星 |
集光力 | 100倍 |
自動追尾機能 | |
自動導入機能 | |
カメラとの接続可能 | |
スマホホルダー付き | |
付属接眼レンズ | K20mm、 K6mm |
ビクセン スペースアイ700をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
光学形式 | 屈折式 |
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架台タイプ | 経緯台 |
倍率 | 35倍、87.5倍 |
ファインダー | のぞき穴ファインダー |
微動ハンドルあり | |
スマホ撮影可能 |
良い
気になる
三脚・架台の組み立てやファインダーの取りつけが不要で、子どもも大人も簡単に組み立て可能。鏡筒を架台に載せるときも扱うネジが少なく、大人なら説明書を読まなくても設置できそうなシンプル設計が魅力です。
のぞき穴ファインダー付きで、難しい操作なしで天体を導入できます。架台は微動に非対応でハンドルもないものの、フリーストップ式を採用。見たい位置で手を放せば自動で止まります。三脚の高さ調整はできませんが、架台や三脚は安定しておりブレにくいことも魅力です。
解像感は良好で、より上位の商品には及ばないものの天体の見えやすさも申し分ありません。注視すると紫っぽく見え、色収差やくもりが見られますが、月を見るのに支障はありません。
本体重量は約1.7kgと軽めで、子ども1人でも場所移動がしやすいでしょう。ただし収納時の三脚の高さは105cmで、コンパクトには収納しにくいといえます。とはいえ、組み立ての簡単さ・観察のしやすさに優れ、2万円台と買うハードルもそこまで高くはない1台。まずはこの1台から宇宙への興味を広げてみてはいかがでしょうか。
分解能 | 1.93秒 |
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極限等級 | 10.7等星 |
集光力 | 73.4倍 |
自動追尾機能 | |
自動導入機能 | |
カメラとの接続可能 | |
スマホホルダー付き | |
付属接眼レンズ | 20mm、8mm |
ケンコー SKY WALKER SW-60Aの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
光学形式 | 屈折式 |
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架台タイプ | 経緯台 |
倍率 | 45倍、143倍 |
ファインダー | 光学式ファインダー |
微動ハンドルあり | |
スマホ撮影可能 |
良い
気になる
天体望遠鏡や双眼鏡で有名な国内メーカー、ビクセンの「モバイルポルタ A70Lf」。コンパクトさと使いやすさの両立を目指した設計の天体望遠鏡です。
三脚と架台は分離されており、箱から出して使う場合は組み立てが必要です。ファインダーや微動ハンドルなど取りつけが必要なパーツも多く、組み立ては少し複雑。重めの鏡筒を架台へ取り付ける際は、片手で鏡筒を持ちながらネジ止めする必要があります。慣れればそこまで難しくは感じないものの、子どもが扱うには難しいといえるでしょう。
架台は微動ハンドルに加えフリーストップ式も採用した経緯台で扱いやすい一方、ファインダーはネジで調整が必要な光学式を採用。はじめての望遠鏡を探している人にはあまりおすすめできません。三脚の安定性は高く、手が本体に触れてもほぼブレず安定して観測できました。
天体の見えやすさはとても良好です。解像感・コントラストはともに高いうえ、曇りがなくクリアに月が見えるので不満はまずないでしょう。月のエッジに不自然な色づきや解像感の差はほぼ見られず、天体の見えやすさにおいてトップクラスでした。
本体重量は約4.9kgと重め。子ども1人では運ぶのが難しいため、天体望遠鏡を移動させるときは大人がサポートしましょう。収納時は鏡筒の長さが86cm、三脚と鏡筒を横に並べた幅が20cmとコンパクトで収納場所には困らないといえます。
分解能 | 1.66秒 |
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極限等級 | 11.0等星 |
集光力 | 100倍 |
自動追尾機能 | |
自動導入機能 | |
カメラとの接続可能 | |
スマホホルダー付き | |
付属接眼レンズ | PL20mm、 PL6.3mm |
ビクセン モバイルポルタ A70Lfをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
光学形式 | 屈折式 |
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架台タイプ | 経緯台 |
倍率 | 46倍、 144倍 |
ファインダー | 光学式ファインダー |
微動ハンドルあり | |
スマホ撮影可能 |
良い
気になる
三脚と架台は分離されて収納されており、箱から出して使う場合は組み立てが必要です。ファインダーや微動ハンドルなどパーツは多いものの、組み立てにネジを外す必要はないため、大人ならスムーズに組み立てられます。一方で、鏡筒が単体で2kg以上あるため、子ども1人で架台に取りつけるのはやや難しいでしょう。
架台は微動に対応しているほか、フリーストップ式を採用した経緯台で操作は簡単。一方、鏡筒の接眼部から微動ハンドルが遠く、子どもには扱いにくい恐れがあります。ファインダーは2つのネジで調整する光学式のため、慣れるまでは天体を探すのがやや難しいでしょう。
天体の見えやすさの検証では、コペルニクスと呼ばれるクレーターとそこから伸びる線がはっきりと見えるほど高い解像感でした。また、月のエッジには不自然な色づきや解像感の差がないうえに、曇りが一切なくクリアに見えました。細かな模様まで観測でき、月がすぐそこにあるかのようなリアルさを感じるでしょう。
本体重量は約9.0kgと重く、大人でも軽々とは持ち上げられませんでした。観測場所を変える際は、大人が持って移動しましょう。収納時は三脚よりも鏡筒のほうが短く、長さは86cm。1mもないため収納場所には困らないでしょう。
分解能 | 1.45秒 |
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極限等級 | 11.3等星 |
集光力 | 131倍 |
自動追尾機能 | |
自動導入機能 | |
カメラとの接続可能 | |
スマホホルダー付き | |
付属接眼レンズ | PL20mm、PL6.3mm |
ビクセン ポルタII A80Mfをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
光学形式 | 屈折式 |
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架台タイプ | 経緯台 |
倍率 | 30倍、 75倍 |
ファインダー | のぞき穴ファインダー |
微動ハンドルあり | |
スマホ撮影可能 |
良い
気になる
神奈川県に本社を構える光学機器メーカー、スコープテックの「ラプトル50 天体望遠鏡セット」。ECサイトでも高い人気を誇り、世界天文年セレクションを受賞した商品です。
三脚は3本の脚がバラバラになっており、架台・三脚開き止めに取りつける必要があります。6か所もネジで固定する必要があるため、外に持ち出す前に明るい家や車の中で組み立てるのがよいでしょう。三脚を組み立てたあとは、鏡筒を載せるだけで組み立て完了です。パーツをたくさんつける必要がないため、ネジをしっかり固定したあとであれば大人だけでなく子どもにとっても組み立てやすい印象でした。
ファインダーは調整不要なのぞき穴で、子どもでも難なく扱えるでしょう。一方で、架台は微動に対応していないため、微調整は少し面倒に感じる場合も。安定感は十分あり、体が軽くぶつかっても倒れることはないでしょう。
天体の見えやすさは良好で、不満を感じることはないといえます。解像感は高く、月のクレーターもよく見えました。よく目を凝らすと月のエッジに緑色の不自然な色づきが見えたものの、一般的な観測ではまず気にならないでしょう。
本体重量は約1.5kgと軽量で、中身の入っていないランドセルに近い重さで持ち運びは簡単です。子ども1人でも難なく場所の移動ができるでしょう。収納時は長さが98cmで、横幅が16cmとコンパクト。棚やクローゼットの隙間に収納できます。
分解能 | 2.32秒 |
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極限等級 | 10.3等星 |
集光力 | 51倍 |
自動追尾機能 | |
自動導入機能 | |
カメラとの接続可能 | |
スマホホルダー付き | |
付属接眼レンズ | K20mm、 F8mm |
スコープテック ラプトル50 天体望遠鏡セットをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
光学形式 | 屈折式 |
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架台タイプ | 経緯台 |
倍率 | 30倍、48倍、100倍 |
ファインダー | のぞき穴ファインダー |
微動ハンドルあり | |
スマホ撮影可能 |
良い
気になる
分解能 | 1.93秒 |
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極限等級 | 10.7等星 |
集光力 | 73.5倍 |
自動追尾機能 | |
自動導入機能 | |
カメラとの接続可能 | |
スマホホルダー付き | |
付属接眼レンズ | K20mm、K12.5mm、F6mm |
光学形式 | 反射屈折式 |
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架台タイプ | 経緯台 |
倍率 | 54倍、108倍 |
ファインダー | 光学ファインダー |
微動ハンドルあり | |
スマホ撮影可能 |
良い
気になる
鏡筒の重量は1.12kgと特別重いわけではなく、本体重量も約3.06kgとそれほど重くありません。子どもや初心者でも1人で取りつけられるでしょう。収納時は鏡筒28.5cm・三脚63cmとコンパクトなので、キャンプや場所を変えての天体観測にも向いています。
天体の見えやすさも高評価。実際に月を観測すると、クレーターまではっきりと見えました。やや紫白色の色収差やフチのぼけが生じたものの、ほとんど気にならないでしょう。
天体導入には、光学ファインダーの位置調整が必要であるため、初心者だと最初は手間取ることも。一方で、架台は微動に対応しているほか、フリーストップ式を採用した経緯台で操作は簡単です。架台や三脚は安定しており、ブレが1秒以内に収まるため、見にくさはほとんど感じないでしょう。
初心者でも簡単に組み立てて使えるので、天体観測をこれから始めたい人におすすめの1台です。
分解能 | 不明 |
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極限等級 | 不明 |
集光力 | 6倍 |
自動追尾機能 | |
自動導入機能 | |
カメラとの接続可能 | |
スマホホルダー付き | |
付属接眼レンズ | 10mm、20mm |
光学形式 | カタディオプトリック式(マクストフ・カセグレン式) |
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架台タイプ | ドブソニアン |
倍率 | 37.5倍、75倍 |
ファインダー | 光学式ファインダー |
微動ハンドルあり | |
スマホ撮影可能 |
良い
気になる
ファインダーは3つのネジで調整する光学式で、スムーズに調整するには慣れが必要です。非常に軽い力で望遠鏡の向きを変えられますが、微動対応ではないため向きの微調整はやや難しく感じました。
卓上サイズのコンパクトな望遠鏡で、重さも約1.3kgと軽量。子どもでも簡単に持ち運べます。箱に仕舞う際は接眼部分とファインダーを外すだけで箱に入るので、毎回鏡筒を架台から取り外す必要もありません。次回使うときも箱から出すだけですぐに使えるでしょう。
分解能 | 1.93秒 |
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極限等級 | 10.7等星 |
集光力 | 73.5倍 |
自動追尾機能 | |
自動導入機能 | |
カメラとの接続可能 | |
スマホホルダー付き | |
付属接眼レンズ | 10mm、20mm |
サイトロンジャパン MAKSY GO 60をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
光学形式 | 屈折式 |
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架台タイプ | 経緯台 |
倍率 | 6倍(ファインダー)、36倍、90倍 |
ファインダー | 光学ファインダー |
微動ハンドルあり | |
スマホ撮影可能 |
良い
気になる
ケンコー・トキナーの「スカイエクスプローラー SE-AZ5mini+SE70Aセット」は、組み立て・設置が簡単で天体がきれいに見えるものがほしい人におすすめです。鏡筒は屈折式で、観測前の準備は不要。ネジを取り外す箇所が少なく、組み立ては簡単です。しかし、鏡筒だけでも約1.37kgあるため、小学生の子どもが1人で組み立てるのは少し大変かもしれません。
実際に月を観察すると、解像感が良好でクレーターやラインも美しく見えました。ピントは端まではっきり合っており、月のエッジの色収差もほとんどありません。
架台は微動に対応したフリーストップ式の経緯台で、観測時の角度の微調整は簡単に行えます。一方で、ファインダーは光学式で、組み立て時に細かな位置調整が必要。慣れるまでは天体を探すのがやや難しいでしょう。
本体重量は約4.9kgとやや重く、場所移動がしにくいのはネック。三脚の最低高が81cmと高めで、小さな子どもは扱いにくいかもしれません。一方で収納時には鏡筒や三脚は90cm未満に収まり、比較的コンパクト。キャンプにも持って行きやすいでしょう。
組み立てがスムーズで、月のクレーターまでくっきり。鏡筒を手で動かし離したところで止まる、フリーストップ式の架台を採用しているのも便利なポイントです。ぜひ試してみてくださいね。
分解能 | 1.7秒 |
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極限等級 | 11等星 |
集光力 | 100倍 |
自動追尾機能 | |
自動導入機能 | |
カメラとの接続可能 | |
スマホホルダー付き | |
付属接眼レンズ | 接眼レンズ25mm(36倍)、接眼レンズ10mm(90倍) |
光学形式 | 屈折式 |
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架台タイプ | 経緯台 |
倍率 | 18倍、28.8倍、90倍 |
ファインダー | 光学式ファインダー |
微動ハンドルあり | |
スマホ撮影可能 |
良い
気になる
「SKY WALKER SW-50A」は、日本の光学機器やアクセサリーのメーカー、ケンコー・トキナーから2023年6月末に発売された天体望遠鏡です。天体ガイドブックや星座早見盤が付属しています。
三脚はカメラ用のもので、架台やハンドルの取りつけは不要です。鏡筒を取りつける際にもネジを外す必要はないため、子どもでも簡単に組み立てられるでしょう。
架台もカメラ用のもので、フリーストップや微動には対応していません。鏡筒の角度を細かく調整するのは難しく感じました。ファインダーはネジで位置の調整が必要な光学式を採用。慣れるまでは天体を探すのに苦戦する可能性があります。
天体の見えやすさの検証では、月のクレーターがはっきりと見えるほど高い解像感がありました。月のエッジにはわずかに不自然な色づきや解像感の差が見られましたが、ほとんど気にならないでしょう。
本体は約1.1kgと今回検証したなかでもトップクラスに軽量で、子どもでも簡単に持ち運びができます。収納時の三脚は46cmまで短くなるため、置き場所に困ることはありません。
分解能 | 2.32秒 |
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極限等級 | 10.3等星 |
集光力 | 51倍 |
自動追尾機能 | |
自動導入機能 | |
カメラとの接続可能 | |
スマホホルダー付き | |
付属接眼レンズ | 4mm、12.5mm、20mm |
光学形式 | 屈折式 |
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架台タイプ | 経緯台 |
倍率 | 20倍、 40倍 |
ファインダー | 光学式ファインダー |
微動ハンドルあり | |
スマホ撮影可能 |
良い
気になる
三脚はカメラ用のもので、組み立てやパーツの取りつけは不要。鏡筒は短く軽いため、子どもでも簡単に組み立てられるでしょう。
架台はカメラ用で微動ハンドルがなく、天体を視界の中心に捉えるには慣れが必要です。ファインダーは調整が必要な光学式で、はじめて使う際は天体を探すのに苦戦する可能性があります。全体的に軽く作られているためか観測中に風で揺れる場面もあり、高い安定性は見られませんでした。
天体の見えやすさの検証では、解像感が高く月のクレーターがはっきりと見えました。月のエッジには不自然な色づきや解像度の低下は感じられず、くっきりとした月を観測できます。
本体は約1.9kgと非常に軽量で、同梱のリュックサックを使えば子どもでも背負って簡単に持ち運び可能。リュックサックに入れたまま収納もできるので、置き場所に困ることはないでしょう。
分解能 | 1.45秒 |
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極限等級 | 11.3等星 |
集光力 | 131倍 |
自動追尾機能 | |
自動導入機能 | |
カメラとの接続可能 | |
スマホホルダー付き | |
付属接眼レンズ | 20mm、 10mm |
光学形式 | 屈折式 |
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架台タイプ | 経緯台 |
倍率 | 16~200倍 |
ファインダー | 光学ファインダー |
微動ハンドルあり | |
スマホ撮影可能 |
良い
気になる
Amazonにて天体望遠鏡を販売する、Coretuの「天体望遠鏡」。付属のリュックサックにすべて収まるほどコンパクトな商品で、スマホ撮影用のホルダーが付属しています。
三脚はカメラ用のものを使用しており、組み立ての必要はありません。鏡筒は軽量で架台に取りつける際にネジを外す必要はないため、子どもでも簡単に準備ができるでしょう。
架台もカメラ用のものであるため、フリーストップや微動には対応していません。加えて、ファインダーは調整が必要な光学式を採用。鏡筒の向きの微調整や天体を探すのが難しく、スムーズに天体観測を始めるには慣れが必要でしょう。
天体の見えやすさの検証では、解像感が高くコペルニクスと呼ばれるクレーターまではっきりと見えました。月のエッジはやや紫がかっており解像度の低下も見られましたが、気になることはほとんどないでしょう。
本体は約1.5kgで、子ども1人でも簡単に場所の移動ができるほど軽量。また、付属のリュックサックに仕舞えるほどコンパクトなので、移動や収納も容易です。
分解能 | 1.66秒 |
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極限等級 | 11.0等星 |
集光力 | 100倍 |
自動追尾機能 | |
自動導入機能 | |
カメラとの接続可能 | |
スマホホルダー付き | |
付属接眼レンズ | K10mm、K25mm |
光学形式 | 屈折式 |
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架台タイプ | 経緯台 |
倍率 | 35倍 |
ファインダー | 光学ファインダー |
微動ハンドルあり | |
スマホ撮影可能 |
良い
気になる
天体導入のしやすさはいまひとつ。光学式ファインダーで準備時に位置の調節が必要なうえ、架台がフリーストップに対応していません。カメラ用の三脚で安定感がなく、微動にも対応していないため、指で軽く触れただけでも3秒以上揺れがおさまらず。覗きながらの細かな調節は難しいでしょう。
一方、組み立てはとても簡単で、三脚・架台の組み立てが必要ありません。鏡筒は屈折式で事前の準備も不要。子どもでも扱いやすいでしょう。
実際に月を見たところ、クレーターやラインが見え、解像感は十分。月の縁が白っぽく見える色収差や歪曲収差はあるものの、美しく観察できるレベルです。
安定感は課題なものの、コンパクトで低価格なのは特徴的。手軽に天体観測を始めたい人は候補になるかもしれません。
分解能 | 1.98秒 |
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極限等級 | 11.7等星 |
集光力 | 不明 |
自動追尾機能 | |
自動導入機能 | |
カメラとの接続可能 | |
スマホホルダー付き | |
付属接眼レンズ | 1.25インチ接眼レンズ(K20mm) |
光学形式 | 屈折式 |
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架台タイプ | 経緯台 |
倍率 | 36倍、 72倍、 90倍、 180倍 |
ファインダー | スマートフォンアプリ |
微動ハンドルあり | |
スマホ撮影可能 |
良い
気になる
ビクセンの「CELESTRON 天体望遠鏡 StarSense Explorer LT 80AZ」は、天体観測をゲーム感覚で楽しみたい人向き。専用アプリの「StarSense Explorer」をインストールしたスマホを装着すれば、スマホ画面を見ながら観測したい天体を簡単に探せます。
組み立てが簡単なのもメリット。三脚と架台は組み立て不要で、架台のハンドルも取りつけ済みです。組み立て時に取り外すネジは4か所と多くなく、手軽に扱えるでしょう。
スマホ連携を前提としたつくりであるため、天体導入はしにくい印象。三脚の高さ調整はできますが、架台はフリーストップ式ではありません。微動も垂直方向にしか対応していなく、水平方向の調整は少しずつ動かして行う必要があります。指で触れた際のブレは3秒以上収まらず、細かな調整は難しいといえるでしょう。
一方で、天体の見えやすさは優秀。解像感が高く色収差・歪曲収差が少ない点で優れており、月のクレーターやそこから伸びる線まではっきり見えるほど鮮明でした。
本体重量は約3.9kgと重すぎず、持ち運びにも困りません。収納時は鏡筒や三脚が100cm未満に収まるため、押し入れなど少し広い収納スペースがあれば問題なさそうです。
クセがある天体望遠鏡であるため初心者の1台目には向きませんが、少し変わったおもしろい天体望遠鏡がほしい人は検討してもよいでしょう。
分解能 | 1.45秒 |
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極限等級 | 11.3等星 |
集光力 | 131倍 |
自動追尾機能 | |
自動導入機能 | |
カメラとの接続可能 | |
スマホホルダー付き | |
付属接眼レンズ | 25mm、 10mm、 2倍バローレンズ |
マイベストではベストな天体望遠鏡を「子どもでも簡単に扱えて、月をはじめとする有名な星が非常に美しく観察できる商品」と定義。
ベストな商品を探すために、人気メーカーの最新商品やAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位の天体望遠鏡16商品を集め、以下の5個のポイントで徹底検証しました。
検証①:組み立てやすさ
検証②:天体導入のしやすさ
検証③:天体の見えやすさ
検証④:場所移動のしやすさ
検証⑤:収納時のコンパクトさ
今回検証した商品
組み立てやすい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「説明書を読まなくても組み立てられるほど簡単で、出し入れも非常に楽な商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
テスターが各商品をチェックし、以下のポイントごとに点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
天体導入がしやすい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「小学校中学年の子どもでもスムーズに扱えて、困ることなく天体を導入できる商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
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天体が見えやすい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「美しい月の写真よりも美しく見える商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
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場所を移動させやすい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「体の小さな子どもでも楽に持ち運べる商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
テスターが各商品をチェックし、以下のポイントごとに点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
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星に関する情報や知識があると、より天体観測を楽しめますよ。以下のコンテンツでは、星の位置や特徴などを簡単に確認できる星座アプリや星座早見盤をご紹介しています。気になる人は、ぜひチェックしてください。
1位: スコープテック|アトラス60 天体望遠鏡セット
2位: 池田レンズ工業|リゲル60 スマホ撮影セット|RIGEL-60
3位: ビクセン|スペースアイ700
3位: ケンコー・トキナー|SKY WALKER|SW-60A
5位: ビクセン|Vixen|モバイルポルタ|A70Lf
ランキングはこちらコンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
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