初心者から上級者まで幅広く楽しめると評判の、ビクセン ポルタII A80Mf。月面や火星も観察できると謳われており、ビクセンのベストセラー商品の1つとして知られています。しかしインターネット上では「月を見るとまぶしすぎる」「風が吹くと視界がブレやすい」という気になる口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ビクセン ポルタII A80Mfを含む天体望遠鏡12商品を実際に使ってみて、使いやすさ・子どもとの使いやすさ・天体の見やすさ・持ち運びのしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
ビクセン ポルタII A80Mfは、天体の見やすさを重視したい人におすすめです。実際に使ってみると、月がすぐそこにあるかのようなリアルさが実感できました。解像感がとても高く、月の細かな模様やクレーターもはっきりと見えます。
フリーストップと微動ハンドルが便利で、直感的に操作できるのもよい点です。三脚はどっしりしており、子どもが多少ぶつかっても倒れる可能性は少ないでしょう。ただ、パーツが重いうえにネジ止めする部分も多いため、子どもには難しい印象です。
一方で、約9kgとかなり重いのは惜しいところ。大人でも持ち上げにくいほどの重量なので、セットするときに注意が必要です。また微動ハンドルの位置が遠く、子どもでは手が届かないかもしれません。慣れるまでは、大人がサポートしてあげたほうがよいでしょう。
しかし、ある程度の握力がある中学生以上であれば問題なく組み立てもできるため、ぜひこの機会に購入してみてくださいね。
実際にビクセン ポルタII A80Mfと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
ビクセン ポルタII A80Mfよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
双眼鏡や顕微鏡などを幅広く扱っている光学機器メーカー、ビクセン。
今回は、「ハンドルが多くて操作が難しいイメージを覆す」というコンセプトのもと開発された天体望遠鏡をご紹介します。
最大の特徴は、手を離した位置で静かに止まる、フリーストップ式の鏡筒を採用していること。水平方向360°・垂直方向90°に自在に動かすことができ、直感的に扱いやすいよう工夫されています。
手で鏡筒の位置をコントロールするのもよいですが、細かな調整がしたいときは2本の微動ハンドルを活用しましょう。全周微動のため範囲が限定されにくく、スムーズに向きが変えられると謳われています。
鏡筒の取り付け部分はアリミゾ式で、架台と三脚を付け替えられるのも便利です。
重さ約5kg・外径160mmまでの鏡筒であれば、ほかのものに交換することが可能。すでに別の鏡筒をお持ちの人は組み合わせを変えて使ってみるのもよいでしょう。
搭載している対物レンズの有効径は、80mmです。月を見る場合は50mmの有効径でも十分といわれており、80mmは土星や木星の観察にも向いています。
付属している接眼レンズは、46倍に拡大できるPL20mm・144倍に拡大できるPL6.3mmの2つ。見たい対象物に合わせて使い分けてみてください。ちなみにPL(プローセル)とは、ビクセンの接眼レンズシリーズの1つで、4枚のレンズで構成されています。
本体・鏡筒・付属品を含めた値段は、執筆時点では税込60,500円(公式サイト参照)でした。説明書に沿って正しく使っていたにも関わらず不具合が起きた場合は、購入から5年以内であれば無償で修理してもらえます。
スマホで月面の撮影がしたいなら、別売りのスマートフォン用カメラアダプターを購入しましょう。公式サイトでのアダプターの値段は、執筆時点では税込10,175円でした。
今回は、ビクセン ポルタII A80Mfを含む天体望遠鏡12商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:使いやすさ
検証②:子どもとの使いやすさ
検証③:天体の見やすさ
検証④:持ち運びのしやすさ
まずは、使いやすさの検証です。
天体観測に興味がある初心者5人を集め、実際に組み立ててもらいました。そのあと、ファインダーを調節しながら遠くの建造物を観察。セットのしやすさ・細かな操作のしやすさ・安定性の3つの観点で評価しました。
パーツは多めですが、「どこに取り付けるかわかりやすい」という声があがっています。「説明書が丁寧なのもうれしい」などの意見もあり、大人であればスムーズに組み立てられそうです。
フリーストップと微動ハンドルがあるため、「細かな調節がしやすい」「操作性は問題ない」とコメントしたモニターも多くいました。
三脚については、「どっしりしており倒れたりする心配は少ない」と安定感を評価する声が寄せられています。
ただし足先が細い作りなので、砂場などは避け、コンクリートなどフラットな場所に立てましょう。
続いて、子どもとの使いやすさの検証です。
子どもは文章を読みながら組み立てるのが苦手と想定し、説明書を見ずにセットしてみました。そして、わからないときのみ説明書をチェックします。組み立てやすさ・細かな操作のしやすさ・安定性に注目して評価しました。
パーツが重く、ネジ止めする部分も多い点が気になるところ。モニターからは「小学生の子どもだけで組み立てるのは難しそう」という意見が寄せられています。
1人で組み立てるなら、ある程度握力がある中学生以上を目安としたほうがよさそうです。
操作が直感的にできるのは魅力ですが、微動ハンドルの位置が遠いのもいまひとつ。「覗きながらコントロールする場合は、子どもだと微動ハンドルに手が届かない」といった声もありました。慣れるまでは大人のサポートが必要でしょう。
一方で、三脚が安定しているのはよい点です。モニターからは「子どもが多少ぶつかっても問題ないレベル」という声が寄せられています。
次に、天体の見やすさの検証です。
月を観察し、解像感・コントラスト・色収差のなさをチェックしました。なお、観測条件は以下のとおりです。
天体の見やすさは、今回検証した商品のなかではトップレベルです。
解像感がとても高く、細かな模様やクレーターもはっきりと確認できます。月がすぐそこにあるかのようなリアルさが感じられ、フチの色づきも一切気になりませんでした。
最後に、持ち運びのしやすさの検証です。
鏡筒と三脚を合わせた重さを確認し、楽に持ち運べるかどうかを評価しました。
本体の重量は約9kgです。今回試したなかには約1.5kgとかなり軽量なものもあったので、持ち運びには向いていません。
キャンプなどで使う場合は、車のそばに三脚を立てるなど運ぶ手間をできるだけ省いたほうがよいでしょう。
光学形式 | 屈折式 |
---|---|
架台タイプ | 経緯台 |
倍率 | 46倍、 144倍 |
ファインダー | 光学式ファインダー |
微動ハンドルあり | |
スマホ撮影可能 |
良い
気になる
分解能 | 1.45秒 |
---|---|
極限等級 | 11.3等星 |
集光力 | 131倍 |
自動追尾機能 | |
自動導入機能 | |
カメラとの接続可能 | |
スマホホルダー付き | |
付属接眼レンズ | PL20mm、PL6.3mm |
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最後に、軽くて楽に持ち運びやすいほかの商品をご紹介します。
スコープテックのラプトル50 天体望遠鏡セットは、重量が約1.5kgで、中身が入っていないランドセルに近い軽さでした。組み立て手順がとてもシンプルなので、子どもでもスムーズにセットできそうです。説明書は振り仮名つきで書かれており、プレゼントとしてもぴったりでしょう。
池田レンズ工業のリゲル60は、鏡筒と三脚を合わせた重さが約2.99kgでした。ファインダーの調整が必要なく、微動ハンドルを使えば鏡筒の向きを簡単にコントロール可能です。月を観察してみると解像感が高くメリハリがあり、天体の見やすさを重視したい人にも向いています。
光学形式 | 屈折式 |
---|---|
架台タイプ | 経緯台 |
倍率 | 30倍、 75倍 |
ファインダー | のぞき穴ファインダー |
微動ハンドルあり | |
スマホ撮影可能 |
良い
気になる
分解能 | 2.32秒 |
---|---|
極限等級 | 10.3等星 |
集光力 | 51倍 |
自動追尾機能 | |
自動導入機能 | |
カメラとの接続可能 | |
スマホホルダー付き | |
付属接眼レンズ | K20mm、 F8mm |
スコープテック ラプトル50 天体望遠鏡セットをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
光学形式 | 屈折式 |
---|---|
架台タイプ | 経緯台 |
倍率 | 35倍、 117倍 |
ファインダー | のぞき穴ファインダー |
微動ハンドルあり | |
スマホ撮影可能 |
良い
気になる
分解能 | 1.93秒 |
---|---|
極限等級 | 10.7等星 |
集光力 | 73.5倍 |
自動追尾機能 | |
自動導入機能 | |
カメラとの接続可能 | |
スマホホルダー付き | |
付属接眼レンズ | K20mm、 F6mm |
池田レンズ工業 リゲル60をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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