サイトロンジャパン MAKSY GO 60をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

鏡筒は屈折式・反射式・反射屈折式の3種類があり、この望遠鏡に搭載されているのは反射屈折式。いくつかの種類がある反射屈折式のなかで、マクストフ・カセグレン式と呼ばれるものを採用しています。

マクストフ・カセグレン式はすべての鏡やレンズが球面なので、短い鏡筒でありながら長焦点の観察ができるのが特徴です。

主鏡の直径は60mm。レンズの直径が大きいほど光を集める性能が高いため、より明るく観察しやすいといわれており、60mmであればおおむね問題なく月が見られるでしょう。

付属しているアイピース（接眼レンズ）は、37.5倍と75倍の2つです。月の全体像を見るなら50倍前後が目安とされているので、観察したい天体にあわせて使い分けてみてください。

鏡筒を支える架台には、三脚がないシンプルな仕組みのドブソニアン式架台が使われています。場所を取らずに設置でき、狭い庭やベランダで天体観測をしたいときにもよいでしょう。

見たい天体を探すときは、ファインダーを使ってください。ファインダーとは、鏡筒の上にある小さな望遠鏡のような形状をしたもののことです。この商品についているのは正立ファインダーで、物体の上下が反転しない直立像が捉えられるため、観測対象が導入しやすいと謳われています。

スマホアダプターが付属しており、天体写真が気軽に撮影できるのもよい点。鏡筒のカバーを開けると中の構造がチェックできるため、小さなお子さんの自由研究にも向いています。

鏡筒と架台をあわせた重量は約1.3kg。カラーはブルーとレッドの2種類から選べます。