迫力のある星の姿がとらえられると評判の、ビクセン スペースアイ700。簡易ウェッジを搭載しており、天体を追いかけやすいよう工夫されています。しかしインターネット上では「天体が見にくい」「初心者には使いにくい」などの気になる口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、ビクセン スペースアイ700を含む天体望遠鏡12商品を実際に使ってみて、使いやすさ・子どもとの使いやすさ・天体の見やすさ・持ち運びのしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」を心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
22,000円
おすすめスコア
組み立てやすさ
天体導入のしやすさ
天体の見えやすさ
場所移動のしやすさ
収納時のコンパクトさ
光学形式 | 屈折式 |
---|---|
架台タイプ | 経緯台 |
倍率 | 35倍、 117倍 |
ファインダー | 光学式ファインダー |
微動ハンドルあり | |
スマホ撮影可能 |
良い
気になる
ビクセン スペースアイ700は、パーツの数が少なくて組み立てやすいのが魅力です。モニターからは、「説明書がなくてもセットできる」といった声があがりました。ネジ止めする部分も多すぎず、子どもでも問題なく組み立てられそうです。三脚は安定感があり、子どもが軽くぶつかっても倒れる心配は少ないでしょう。
実際に月を観察してみると、かなり解像感が高くクレーターや細かな模様もはっきりと見えました。図鑑に載っている写真に近い見え方で、肉眼で確認できる色と比べても違和感はありません。
重量は約3.9kgと重すぎないうえに専用ケースもついており、アウトドアで役立つ天体望遠鏡をお探しの人にも向いています。
一方で、微動ハンドルやファインダーの使いやすさについては意見が分かれました。操作自体は難しくないものの、慣れるまではやや扱いにくく感じるかもしれません。また「三脚や鏡筒を固定するレバーが固い」などの声もあったので、子どもがはじめて使うときは大人がサポートしてあげてくださいね。
顕微鏡や双眼鏡などを製造している光学機器メーカー、ビクセン。今回はご紹介するのは、アクロマートレンズを採用した望遠鏡のスペースアイ700です。
アクロマートレンズとは、屈折率の異なる2種類の凹レンズと凸レンズを組み合わせた複合レンズのこと。このレンズは色収差を除去しやすいのが特徴で、天体の見やすさにこだわって作られています。
鏡筒のタイプは、昔ながらの屈折式です。屈折式は視界全体が安定していてコントラストがよく、あらゆる天体観測に向いているとされています。
搭載している対物レンズの有効径は、70mmです。一般的に、月を観察するには50mmの有効径でも十分といわれており、70mmの対物レンズであれば土星や木星を見ることもできるでしょう。ただし、惑星のディテールが見たいときは、高倍率の接眼レンズを使う必要があります。
架台は縦と横の2方向に動かせる経緯台タイプで、微動ハンドルを使えばより細かな調節ができるのも便利です。
経緯台タイプは、一晩中同じ星を観察するのには向いていないとされていますが、この架台は簡易ウェッジを内蔵しており、天体を追いかける赤道儀としても役立ちます。
スマホで天体を撮影したいときは、別売りのアダプタを使うのがおすすめ。
また、1年間のメーカー保証がついているのもうれしいポイントです。正しく使っていたにも関わらず不具合が起きた場合は、ビクセン製品販売店か公式サイトから修理を依頼してみてくださいね。
今回は、ビクセン スペースアイ700を含む天体望遠鏡全12商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:使いやすさ
検証②:子どもとの使いやすさ
検証③:天体の見やすさ
検証④:持ち運びのしやすさ
まずは、使いやすさの検証です。
天体観測に興味がある初心者5人に協力してもらい、実際に組み立てます。そしてファインダーを調節しながら、遠くの建造物を観察。セットのしやすさ・細かな操作のしやすさ・安定性に注目して総合的に評価しました。
パーツの数が少なく、モニターからは「説明書を見なくても組み立てられる」と良好な評価を獲得。ファインダーはネジで向きを変える必要がありますが、複雑さは気になりません。三脚は安定感があり、「重くて揺れる心配が少ない」「風が吹いてもブレる感覚はない」との声もありました。
しかし、微動ハンドルの調節については賛否両論。「狙った星を簡単に導入できそう」「操作しやすく簡単」といったコメントが寄せられた一方で、「力が伝わりにくい」「上下左右の調節が難しい」と感じた人もいました。
次は、子どもとの使いやすさの検証です。
子どもは文字を読みながら組み立てるのが苦手と想定し、説明書を読まずにモニターがセットしました。組み立て方がわからなくなったときのみ説明書をチェックし、セットのしやすさ・細かな調節のしやすさ・安定性の3つに注目して評価します。
ネジ止めする部分が少なく、子どもでも組み立ては難しくなさそうな印象です。三脚については、「重心が下の方にあるので、子供が軽くぶつかっても倒れる心配が少ない」など安定性が評価されました。
一方で「三脚と鏡筒を固定するレバーが固い」「三脚が子どもにとっては重い」との声も。また操作自体はあまり複雑ではないものの、「ファインダーの調節がしにくい」「うまく使いこなせない」といった意見があがりました。慣れるまでは、大人がサポートしてあげたほうがよいでしょう。
続いて、天体の見やすさの検証です。
実際に月を観察し、解像感・コントラスト・色収差のなさを確かめました。なお、観察条件は以下のとおりです。
かなり解像感が高く、月のクレーターや細かな模様もはっきりと観察できます。天体のフチの色づきはほとんどなく、図鑑に載っている月の写真に近い見え方でした。コントラストも十分で、天体の見やすさにこだわりたい人にぴったりです。
最後は、持ち運びのしやすさを検証します。
鏡筒と三脚を合わせた重さを測定し、楽に持ち運べるかを確かめました。
鏡筒と三脚を合わせた重量は、約3.9kgです。今回検証した商品は4〜6kg程度のものが多かったので、比較的持ち運びやすいといえます。また専用ケースもついており、アウトドアにも役立つでしょう。
光学形式 | 屈折式 |
---|---|
架台タイプ | 経緯台 |
倍率 | 35倍、 117倍 |
ファインダー | 光学式ファインダー |
微動ハンドルあり | |
スマホ撮影可能 |
良い
気になる
分解能 | 1.66秒 |
---|---|
極限等級 | 11.0等星 |
集光力 | 100倍 |
自動追尾機能 | |
自動導入機能 | |
カメラとの接続可能 | |
スマホホルダー付き | |
付属接眼レンズ | K20mm、 K6mm |
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最後に、細かな調節がしやすいほかの商品をご紹介します。
池田レンズ工業のリゲル60は、ファインダーの調節が不要ですぐに使えるのが便利です。微動ハンドルもスムーズに動き、鏡筒の向きを簡単に変えられました。月のフチに色づきが出ることもありますが、コントラストが高くメリハリのある見え方が楽しめます。
使いやすさで選ぶなら、スコープテックのアトラス60 天体望遠鏡セットもおすすめ。組み立て・微調整は誰にとっても難しすぎず、子どもでも楽に扱えるでしょう。月の細かな模様もはっきりと観察でき、天体の見やすさも問題ありません。
光学形式 | 屈折式 |
---|---|
架台タイプ | 経緯台 |
倍率 | 35倍、 117倍 |
ファインダー | のぞき穴ファインダー |
微動ハンドルあり | |
スマホ撮影可能 |
良い
気になる
分解能 | 1.93秒 |
---|---|
極限等級 | 10.7等星 |
集光力 | 73.5倍 |
自動追尾機能 | |
自動導入機能 | |
カメラとの接続可能 | |
スマホホルダー付き | |
付属接眼レンズ | K20mm、 F6mm |
池田レンズ工業 リゲル60をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
光学形式 | 屈折式 |
---|---|
架台タイプ | 経緯台 |
倍率 | 40倍、 64倍、 133倍 |
ファインダー | のぞき穴ファインダー |
微動ハンドルあり | |
スマホ撮影可能 |
良い
気になる
分解能 | 1.93秒 |
---|---|
極限等級 | 10.7等星 |
集光力 | 73.5倍 |
自動追尾機能 | |
自動導入機能 | |
カメラとの接続可能 | |
スマホホルダー付き | |
付属接眼レンズ | K20mm、F12.5mm、Or6mm |
スコープテック アトラス60 天体望遠鏡セットをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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