洋楽ジャズのおすすめ人気ランキング【2025年】

無名の新人だったビル・エヴァンスが吹き込んだ記念すべき初リーダー作に収録。のちの人気曲となる「ワルツ・フォー・デビイ」のソロ・パフォーマンスを含む全12曲は、ジャズ・ピアノに新しい兆しが見えてきたことを伝えています。リリカルでロマンティックなエヴァンスの本質を見事に表出させた演奏が輝いています。

モダン・ジャズ期におけるジャズ・テナーの巨匠、ジョン・コルトレーンの楽曲。ジャズ界のカリスマがブルーノートに残した唯一のリーダー作に収録されています。6人のメンバー全員による緊張感溢れる演奏は、まさにハード・バップ屈指の名演です。

モダン・ジャズを代表する1958年の名盤に収録。ブルージーでソウルフルなサウンドは史上最も真骨頂とされるハード・バップの録音として名を馳せています。当初はセルフ・タイトルだったこのアルバムは、ティモンズの忘れられないオープニング・トラックが人気を博したため、後にMoanin'と改名されました。

1926年5月米国イリノイ州アルトン生まれのマイルス・デイヴィス。モダン・ジャズの歴史を築いたイノヴェーター、トランペット奏者で、カリスマ性をもちジャズの帝王と呼ばれました。「So What」は1959年に発表された楽曲です。

2004年2月にリリースされ、世界中の多くのチャートとともにビルボードで第1位を獲得した『Feels Like Home』に収録。最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞した1曲です。ノラ・ジョーンズの洗練されたボーカル・ジャズが楽しめるでしょう。

デビュー・アルバム以来楽15年ぶりにピアノ弾き語りのスタイルに回帰した『Day Breaks』に収録。2014年にノラ自らがホームと呼んでいるレーベル、Blue Noteの75周年を祝うイベントでの共演経験をきっかけに制作されました。日本限定盤のDVDにはミュージックビデオが収録されています。

キング・オブ・スウィングと呼ばれたクラリネット奏者のベニー・グッドマンの楽曲です。12歳からプロとして活動を始め、30年代に自らバンドを率いてスウィング・エイジのスターとして活躍。空前のスウィング・ブームの立役者として、ジャズを全米に広めた功績はよく知られています。

米国アラバマ州モンゴメリー生まれのナット・キング・コール。39年にオスカー・ムーア、ウェスリー・プリンスと最初のピアノ・トリオを結成し、「スイート・ロレイン」のヴォーカル盤が評判となりました。「Autumn Leaves」はアルバム「The Nat King Cole Story」の収録曲です。

ノースカロライナ州ハムレット生まれのジャズ・サックス奏者ジョン・コルトレーンの楽曲。ミュージカルのヒット曲をモード・ジャズの名曲に変貌させています。ソプラノ・サックスによるタイトル曲は、モダン・ジャズの代名詞的演奏です。

『Sunday At The Village Vanguard』と同じ夜に録音された『Waltz For Debby』に収録。ドラムの繊細で即興的な伴奏と風変わりで奇妙に静かなスウィングが静かなピアノの音色とマッチしています。かつてない高度な三位一体の演奏をしめし、ジャズのピアノ・トリオ演奏を革新しました。

ベースをエディ・ゴメス、ドラムをマーティ・モレルが担当しています。1949～1969年までのジャズの名盤を年代順に紹介する「マスターズ・オブ・ジャズ～ザ・ヒストリー・シリーズ」の全300タイトルからベスト50タイトルをセレクトしたCDにも収録。ジャズのピアノ・トリオ演奏を楽しみたい人におすすめです。

「私の心が宿る世界は、私の心の中にある」という考えがインスピレーションとなったアルバムのなかの1曲です。新世代ジャズ黄金期の象徴として、特別な存在感を放ち続けるカマシ・ワシントンが作曲と編曲を担当。2枚組のうち『Heaven』盤のほうに収録されています。

ドイツユニバーサルが贈るユニークなコンピレーション・シリーズ『JazzClub』にも収録。驚異的なテクニックとスピードを持つオスカー・ピーターソンは偉大なピアノ奏者として名を残しました。コントラバスをサム・ジョーンズ、ドラムをボビー・ダーハムが担当しています。

デイブ・ブルーベックは、1920年米国カリフォルニア州コンコードの生まれのジャズ・ピアニストです。現代音楽家のダリウス・ミヨーに師事した学究派。テイク・ファイヴは、変拍子ジャズの代表曲として知られています。

海をテーマにした壮大な叙情詩『処女航海』です。ハービー・ハンコックは、1960年代を彩る数々の傑作をブルーノートに収録。ストーリー性を持つ楽曲は、斬新かつスタイリッシュで、マイルス・デイヴィスのリズム・セクションを中心としたクインテットが、このドラマティックなサウンドを演出しています。

超絶技巧の名ピアニスト、オスカー・ピーターソンを代表する人気アルバムに収録されています。ファンのリクエストに答え、人気スタンダードやボサ・ノヴァを取り上げたヴァーヴ最終作。パワフルで軽やかでスピーディな演奏は聴いていると心が弾んでくるので、ジャズ入門としてもおすすめです。

1940年代後半から50年代半ばの10年間を横断して選曲された名唱11曲のひとつ。若々しい声で聴けるのが魅力の名盤です。コーラスを従えた『ララバイ・オブ・バードランド』は圧倒的な力量を示しています。

スモーキー・ヴォイスの女性シンガー、ノラ・ジョーンズのデビューアルバムにも収録されたデビュー曲です。アルバムは2003年の第45回グラミー賞で、主要4部門を含むノミネートされた8部門すべてを受賞しています。大ヒットを記録し、代表曲になった1曲です。

ナット・キング・コールの愛娘で伝説のシンガーソングライター、ナタリー・コールの大ヒットアルバム『Umforgettable』のタイトル曲。この1曲は父のナットとの対話形式のデュエットソングです。アルバムは全世界で1,400万枚以上のセールスを記録し、グラミー賞で7部門を受賞しています。

70年代以降のヴォーカル・アルバムの中でも評価の高い『Who Is This Bitch, Anyway?』の収録曲。ゆったり流れるバンドサウンド、マリーナ・ショウのとろけるようなメロウな歌唱が特徴です。ジャズ・R＆B・ポップスとさまざまなジャンルを歌いこなす彼女の歌声をぜひ聴いてみてください。

ナット・キング・コールだけでなく、サム・クックや竹内まりやなど、多くの歌手がカバーしている楽曲です。ナット・キング・コールのカバーバージョンはリマスター版も発表されています。

アメリカで20世紀を代表するオーケストラ・リーダーのピアニストがおくるモダン・ジャズの名曲です。デュークが生涯に残した楽曲は2,000曲以上とも言われています。

サッチモの愛称で世界中に親しまれたエンターテイナー、ルイ・アームストロング。『What a Wonderful World』は1970年に発表された感動的な楽曲です。映画『グッド・モーニング, ベトナム』にも起用されました。

ジャズ史上不滅の名盤『Take Five』の続編として制作された1曲。アルバムは全編がボサノバのリズムに乗った1964年当時の状況を反映しており、ポール・デスモンドの最高傑作とも言われています。ジム・ホールとの柔らかい音の掛け合いが心地いいですよ。

アコースティック・エレクトリックどちらのジャズにも秀でたピアニスト&アレンジャー、ハービー・ハンコック。こちらは全11曲を収録したオリジナルアルバムの楽曲です。

アルト・サックス、フルート、バス・クラリネットを演奏するマルチ・リード奏者のエリック・ドルフィー。伝統的なジャズを土台にフリー・ジャズにも接近した60年代を代表する改革派です。「Left Alone」はアルバム「Far Cry」に収録されています。

『St. Thomas』は、ジャズサックス奏者・ソニー・ロリンズの楽曲。カリプソのリズムを取り入れた名曲で、モダン・ジャズの金字塔とも言われています。パンチの効いた力強いサックスの音が特徴的で、モダン・ジャズを聞きたい人におすすめです。

ボブ・ディランが作詞作曲をした楽曲で、本作でキース・ジャレット・トリオがカバーした「My Back Pages」。「Somewhere Before」の1曲目に収録されています。9曲収録されており、初期の傑作ともいえるアルバムです。

ロックやファンクの要素を大きく取り入れた、エレクトリック・マイルスの金字塔にして20世紀音楽の黙示録と言うべきベスト・セラーに収録された1曲です。呪術的なポリリズム、躍動的なベース・ライン、そしてマイルスのスリリングこのうえないトランペットが魅力。そのすべてが永久に新しい、グラミー賞受賞作品ですよ。

ビリーの愛唄曲集であるアルバムに収録。カウント・ベイシーの主要メンバーが4人集まったカンサス風と、JATPでツアーを共にした仲間との快唄集になっています。ビリー自身がリラックス・ムードあふれる表情で楽しそうに歌う姿が目に浮かびそうな仕上がりです。

マイケル・トロッター・Jr.とターニャ・ブラウント・トロッターの夫妻デュオ、The War And Treaty。2020年には第62回グラミー賞のステージに立ち、シンディ・ローパーなどのアイコンと共演し、新たなファンを獲得しました。『A Sunday Kind of Love』は2023年の楽曲です。

フュージョン界きってのスーパースターであるジョージ・ベンソンと、ブラック・ミュージック・シーンの首領クインシー・ジョーンズとの出逢いが生んだアルバムに収録されています。さまざまなミュージシャンとの共演もポイント。80年代の幕開けを宣言するような作品のタイトル曲です。

ファンキーでソウルフルなジャズが特徴のキャノンボール・アダレイの楽曲です。弟ナットが書いた『ワーク・ソング』、ボビー・ティモンズの『ダット・デア』というファンキー・ジャズの2大ヒット曲を収録した人気盤に収録。1960年2月1日ニューヨーク、1960年3月29日シカゴで録音されています。