太平洋戦争映画のおすすめ人気ランキング【2025年】

大島渚監督が第2次世界大戦中のジャワの日本軍捕虜収容所を舞台に、極限状況に置かれた人間たちの相克を描いた異色のヒューマンドラマです。日本軍人と西洋人捕虜との関係が興味深く描写。国内外の異色スターたちが共演、坂本龍一の音楽も高い評価を獲得しました。

昭和史研究の第一人者・半藤一利の傑作ノンフィクション「日本のいちばん長い日 決定版」を原田眞人監督が映画化。1945年8月15日に玉音放送で戦争降伏が国民に知らされるまでに何があったのか、歴史の舞台裏を描きます。出演は阿南惟幾役の役所広司、昭和天皇役の本木雅弘をはじめ、松坂桃李・堤真一・山崎努です。

百田尚樹の同名ベストセラー小説を「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴監督が映画化。祖母の葬儀の日、主人公と祖父に血のつながりがなく、実の祖父は太平洋戦争で活躍し帰らぬ人となった零戦パイロットの宮部久蔵でした。宮部の戦友を訪ね、生還することにのみ執着した男がなぜ特攻を選んだのか、祖父の思いを探ります。

クリント・イーストウッド監督が日本視点から激戦を活写した、硫黄島2部作の第2弾。2006年硫黄島の地中から発見された数百通もの手紙は、61年前にこの島で戦った男たちが家族に宛てて書き残したものでした。届くことのなかった手紙から、彼らは何を託したかったのかを描いた物語です。

第40回日本アカデミー賞でも最優秀アニメーション作品賞を受賞。第2次世界大戦下の広島・呉を舞台に、大切なものを失いながらも前向きに生きようとするヒロイン・すずと、彼女を取り巻く人々の日常を生き生きと描いています。能年玲奈から改名したのんが主人公すず役でアニメ映画の声優に初挑戦した作品です。

日本海軍史上最も強いと謳われた戦艦大和、その最期と乗組員たちの壮絶な運命を描いた戦争大作です。戦後60年記念作品として公開、監督・脚本は「新幹線大爆破」の佐藤純彌。反町隆史・中村獅童・渡哲也ら豪華キャストが共演しています。

クリント・イーストウッド監督が、太平洋戦争最大の激戦だったといわれる硫黄島の戦いを日米双方の視点から描いた映画史上初の2部作。本作はその第1弾で、アメリカ側の視点による作品です。硫黄島の擂鉢山に星条旗を打ち立てた6人の兵士の写真の真実と、戦場から生き残り米本土に帰還した3人のその後の人生を描きます。

作者・中沢啓治本人の被爆体験を元にした同名漫画をアニメ化。太平洋戦争末期、広島で暮らしていた少年ゲンは、原爆が投下され家族を目の前で失ってしまうが、焦土と化した広島で母とともに強く生きていきます。当時の人々の貧しさや不幸を美化することなく描き、戦争の悲惨さ、原爆の恐ろしさを強烈に表現した作品です。

戦艦大和の建造をめぐるさまざまな謀略を描いた、三田紀房による同名マンガを実写映画化。昭和8年に日本帝国海軍上層部が期待を寄せる巨大戦艦、大和の建造計画に海軍少将の山本五十六が待ったをかけます。戦艦大和の建造を阻止するため、天才数学者と軍部が頭脳戦を展開するストーリーです。

「生きること」「希望」を壮大なスケールで描いたアクションアドベンチャーです。ダイナミックな活劇と重厚な人間ドラマ、障害を乗り越え成就する純愛など、想像を超えたストーリー展開に引き込まれます。歴史上闇に葬られた海戦のビジュアルにも驚くことでしょう。

人が人を殺す戦争の恐ろしさと愚かしさを寺島しのぶ主演で描く衝撃作です。監督は「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」のベテラン、若松孝二。戦争に翻弄される1組の夫婦の姿を、怒りを込めた過激な筆致で描き、強烈な印象を残します。

瀬戸内海に浮かぶ小豆島を舞台に、女性教師と12人の子どもたちの交流を抒情的に綴った作品。日本が第二次世界大戦に突き進んだ歴史のうねりに、否応なく飲みこまれていく女性教師と生徒たちの苦難と悲劇をとおして、戦争の悲壮さを描いています。壺井栄の同名ベストセラー小説を原作に、日本中を感動の涙で包み込んだ名作。

原子核爆弾の研究に携わる修、建物疎開で家を失った世津、戦地から一時帰郷した裕之、久しぶりの再開に喜ぶ3人の若者。ひとときの幸せな時間を過ごす3人でしたが、運命の8月6日が訪れてしまいます。この作品は、時代に翻弄されながら全力で駆け抜けた若者達の、等身大の姿を描いた青春戦争ドラマです。

主演・フランキー堺で映画化された1958年の同名作品を中居正広を主演にリメイク。終戦後家族との平穏な日々も束の間、豊松のもとに軍警察が現れ、従軍中の戦犯として逮捕されてしまい、無実を主張するものの非情な判決が下されてしまいます。1958年版ドラマでは描かれなかった夫婦の物語が追加された内容です。

終戦間近の昭和20年8月10日、900億円ものマッカーサーの財宝を秘密裏に移送し隠匿するという重大な任務を命じられた真柴少佐。その財宝は、敗戦を悟った軍上層部が祖国復興を託した軍資金でした。勤労動員として呼集された20人の少女達と軍の密命を守り抜いた将校達の壮絶なドラマを描いた作品です。

ヤクザ上がりの二等兵とインテリ上等兵の活躍を描いた戦争活劇シリーズ第1弾。「座頭市」「悪名」と並ぶ、勝新太郎の代表作です。理不尽な軍隊生活をしたたかに生き抜く凸凹コンビを、勝新と田村高廣が好演しています。

戦争の悲惨さを描く大岡昇平の同名小説を、「鉄男 TETSUO」の塚本晋也監督が映画化した作品です。第二次世界大戦末期のフィリピン戦線において、部隊を追放された兵士を主人公に、極限状況に追い込まれた人間たちの姿を描いています。塚本晋也監督が自ら主演も務めて、熱演を披露した作品です。

国内最大の激戦となった沖縄戦の全貌を圧倒的な迫力で映像化した戦争大作。太平洋戦争で日本が経験した唯一の国内戦として多数の犠牲者を生んだ悲劇の沖縄決戦を、岡本喜八監督が壮大なスケールで描いています。戦争映画「8.15」のシリーズ第5弾です。

特攻の母と慕われた実在の人物・鳥濱トメの話をもとに、石原慎太郎が企画・脚本を手掛けた戦争ドラマ。大義名分の裏に隠された若者たちの真の姿が胸を締めつけます。若き特攻隊員たちの心を受け止めた「特攻の母」の視点から描く、知られざる戦争の一面です。

陸軍航空隊のパイロット、レイフとダニーは固い友情の絆で結ばれていました。レイフは美しい看護師イヴリンと出会い恋に落ちますが、志願して英国へと旅立ちます。イヴリンはレイフを待ち続け、ダニーはそんな彼女の心の支えに、そして、運命の日がやってくるのです。

型破りな曹長率いる少年愚連隊と中国・八路軍の激戦を描いた戦争アクションです。「独立愚連隊」の岡本喜八監督が、三船敏郎を主演に迎えた反戦色の濃い1作。砲弾の嵐の中、「聖者の行進」を演奏しながら少年兵たちが死んでいくクライマックスは圧巻です。

大戦終結の鍵を握った極秘作戦の真実を描いた作品です。迫力の戦闘シーンや極限の人間ドラマに胸が熱くなるでしょう。ニコラス・ケイジ主演を務め、ポール・ウォーカーの実弟コディ・ ウォーカーが本作で本格デビューしました。

太平洋戦争末期のサイパン島でたった47人の兵を率いて4万5000人のアメリカ軍に立ち向かい、アメリカ兵からフォックスと呼ばれた陸軍大尉の大場栄。その史実を題材にした実録小説を原作に、最後まで生き抜いた日本兵たちの物語を竹野内豊主演で描きます。「OUT」の平山秀幸監督がメガホンをとった作品です。

戦中戦後の世相とその只中で生きる男をユーモラスに描いていく人情喜劇です。野村芳太郎監督、渥美清主演で贈るブラックユーモア満載の映画。描かれる状況は笑えないものなのにどうしても笑ってしまう演出と、渥美清の見せる演技がすばらしいです。

ベテラン脚本家・荒井晴彦が18年ぶりにメガホンをとった監督作。谷崎潤一郎賞を受賞した高井有一による同名小説が原作です。戦時下を生きる男女の許されない恋を、二階堂ふみと長谷川博己の主演で描いています。

スティーブン・スピルバーグ監督がイギリスの作家J・G・バラードの半自伝的小説を実写映画化。日本占領下の中国を舞台に、捕虜収容所で生きるイギリス人少年の成長を描いた戦争ドラマです。本作が映画デビューを果たしたC・ベイルの初々しい姿に加え、伊武雅刀やガッツ石松など日本人キャストの活躍にも注目。

赤い三角屋根の小さな家で女中として働いていたタキ。ある日現れた青年に若奥様の心が傾いていく様子を、タキは複雑な思いで見つめ続けます。60数年後、晩年のタキがつづった自叙伝を手にした親類の健史が、秘められた真実にたどり着く物語です。